呪術規定にのっとり、死刑が決まってしまった虎杖。
しかし、執行猶予の可能性が与えられました。
「今すぐ死ぬか、もしくは“両面宿儺”の指を20本全て探し出し体内に取り込んでから死ぬ。」というものです。
結局後者を選んだ虎杖は、ひとまず呪術高等専門学校へ通うことになります。
そのためにはまず、学長の許可を得ることが必要でした。
「なぜここに来たのか?」という問いにうまく答えることができない虎杖。
己を見つめ直して、その心理を突き詰めていくことになります。
目次
『呪術廻戦』前回第1話のあらすじと振り返り
高い身体能力を有しながらもオカルト研究部に所属している虎杖悠二。
ある時、頑固者だった祖父が亡くなってしまいます。
遺言として残された言葉は、「オマエは強いから人を助けろ。」「大勢に囲まれて死ね。」「俺みたいになるなよ。」でした。
祖父が亡くなったその晩、虎杖はある青年と出会います。
突然現れた伏黒という男は、「危険なものだから、呪物を渡せ。」と迫ってきます。
「世の中に起こっている不可解な行方不明や死亡事故などは呪いの仕業だ、信じなくともそれが事実。お前が持っている呪物は学校の呪いを跳ね除けるためのより強い呪いだ。危険だから手放せ。」と悠二に語るのでした。
しかし虎杖がもっていたのは外側の箱だけ、中身はオカルト研究部の先輩が持っていて今晩学校でお札をはがすつもりでした。
危険を察知した伏黒は急いで学校へ向かいます。
虎杖は学校の外でここで待ってろと釘を刺され、その場で立ち止まります。
学校の中にはすでに呪霊に溢れており、伏黒は自らの式神である「玉犬」を呼び出して応戦します。
「“祖父の死”と“目の前で起こりそうな死”になんの違いがあるのか?」と考えた虎杖。
「祖父の死は正しく死ねたと思う、けどこっちのは間違った死だ。」と決意を固めた虎杖は先輩たちを助けるために校舎に飛び込みます。
しかし、特急呪物である“両面宿儺の指”を食べてより強い力を得ようと、呪いは山のように湧いてきます。
「呪いは呪いでしか対抗できない。」と聞いた虎杖は、その力に対抗するためにその両面宿儺の指を食べてしまったのです。
一瞬にして襲ってきた呪いを退けた虎杖、しかしその体は、“両面宿儺”に乗っ取られてしまいます。
その両面宿儺を押さえ込んで虎杖は意識を取り戻しますが、その瞬間、伏黒は「お前を祓う。」と戦闘態勢を取るのでした。
【ネタバレ】『呪術廻戦』第2話あらすじ・感想
呪術界最強の男・五条悟登場!
伏黒からしてみれば、今が虎杖なのか“両面宿儺”なのかの判断がつきません。
それゆえに規定に基づいて虎杖を排除しようとしますが、そこに現れたのが五条悟という呪術を学ぶ学校の教師でした。
上からの指示で仕方なくやってきたという体の五条ですが、“両面宿儺の指”を食べてしまったという虎杖を見聞します。
そして、両面宿儺と変わってくれと笑います。
「10秒たったら変わってくれ。」と言い、五条と両面宿儺の戦闘が始まります。
「僕強いから。」と自信があったようで、実際に両面宿儺を軽くいなして対応します。
そして虎杖は10秒後に問題なく精神を入れ替えることができるようです。
呪術規定にのっとれば、虎杖は死刑対象だと伏黒は言いますが、私情としては殺したくないようです。
「何とかしてください。」という伏黒に五条は「任せなさい。」と答えます。
しかし蓋を開けてみれば、虎杖の死刑はどうあがいても決行されるようでした。
あか
選択肢
しかし、死刑は死刑でも執行猶予がついたのです。
五条の説明によれば、両面宿儺の指は全部で20本あるとのことです。
さらに言えば強力な呪物だから壊すこともできない。
しかし、虎杖が死ねば中にある両面宿儺も消えるのです。
だからこそ、五条は上に掛け合い、どうせ殺すなら全ての両面宿儺の指を取り込ませてから殺すべきだと提言したのです。
それの了承を得て、虎杖には2つの選択肢が与えられることになります。
今すぐ死ぬか、両面宿儺の指を全て見つけ出し、取り込んでから死ぬか。
あか
やっかいな呪い
虎杖はオカルト研究部の先輩たちの見舞いに向かいます。
自分を責める先輩に、「悪いのは俺だよ。」と声をかけて、虎杖は先輩に軽く別れを告げます。
五条の話によれば呪いの被害は多く、「普通に死ねたら御の字、死体が見つかればまだマシ。」というほどに、凄惨な現場も多いようです。
虎杖は祖父の骨を拾いながら遺言を思い返し、受け取った2本目の両面宿儺の指を飲み込みます。
一瞬強まった両面宿儺に飲まれそうになりますが、それでも虎杖は難なく自我を取り戻します。
千年に1度の器としての逸材に五条は笑い、虎杖は呪いは放っておけないと五条の提案に乗ることにします。
ある意味、祖父の遺言に言われているように虎杖は、「人を助けなければ。」と意識するようになったのです。
そして、待っていた伏黒と同じ呪術高等専門学校へ通う事になります。
あか
呪いの王
山の奥の深い場所にある学校へ向かう虎杖。
日本に2校しかない呪術専門教育機関で表向きには私立の宗教系学校とされています。
学長と面談することになった虎杖ですが、認められなければ入れてもらえない可能性があり、そうなると即死刑となることを知ります。
その瞬間、虎杖の頬が裂け、そこにもうひとつの口が現れて両面宿儺が話し始めます。
どうやら2本目の指の影響で、時々出てくるようになってしまったようです。
両面宿儺は五条に「体を乗っとったら真っ先に殺してやる。」と宣言しますが、五条は「光栄だね。」と愉快そうに笑うだけでした。
両面宿儺は千年以上前、呪術全盛の時代に多くの呪術師が彼に挑み敗れたと言います。
腕が4本ある鬼神、しかしその実は実在した人間なのです。
まごう事なき「呪いの王」だと言います。
あか
問答
学長のもとへ挨拶に向かった虎杖。
ぬいぐるみを作り続ける強面の学長に、「何しに来た?」と問われます。
「呪いを祓う術を身に付け、その先に何を求める?」と聞かれて、「宿儺の指を回収するんすよ、危ないんで。」と答える虎杖。
学長からはさらに「何故?」と問われます。
「事件事故病気、知らないところでたくさんの人間が死んでいるのに、呪いになると看過できないのは何故か?」と強く問われるのでした。
「そういう遺言だ。」と答えますが、「他人の指図で呪術を学ぶ気でいるのなら不合格だ。」とぬいぐるみとして作られた式神に殴られてしまいます。
学長の呪いが込められている人形は思い通りに動きます。
納得がいく答えが得られるまで攻撃を続けられてしまう虎杖。
「家族でさえ所詮は他人だ。」と言われ、憤りますがそれでも学長は納得しません。
「呪術師は常に死と隣り合わせの不快な仕事だ。もし自分が死んだときも、そうやって祖父のせいにするのか?」と問われてしまいます。
「死に際の心の有り様を想像するのは難しいが、今のままだと大好きな祖父を呪うことになるかもしれんぞ。」と言われ、虎杖は深く考えます。
呪術師に悔いのない死などない。
式神の攻撃を受けながらも思考を続けます。
「昔から運動も人並み以上にできたが、自分にしかできないと思ったことはなかった。」と言います。
続けて「でも両面宿儺を取り込むというのは自分にしかできない使命だ。それを無視して普通に生活したところで、ふと意識が途切れた瞬間に“あぁ今宿儺のせいで人が死んでるかもな、俺には関係ねぇ、俺のせいじゃねぇ”と自分に言い聞かせるのか?死に際のことはわからないが、生き様で後悔はしたくない!」
虎杖はそう答えるのでした。
その答えに納得した学長は、虎杖の入学を認めてくれたのでした。
あか
こたえ
いよいよ虎杖は学校に通うことになります。
虎杖の中の宿儺が指のありかを教えてくれるはずなので、虎杖はどのみち現場にいてレーダーの役割を果たさなければならないようです。
ちなみに寮の部屋の隣は伏黒だったようで、五条が良かれと思っての采配だったようです。
1年生は3人しかいないようで、明日はその3人目を迎えに行く予定と五条は言いました。
あか
3人目
新幹線の中、どうやら田舎から出てきた様子の少女は「スカウトされたらどうしよう?」と言いながら、東京への夢を抱いているようです。
おそらく、この少女がその3人目ということでしょう。
あか
エンディング
第1話にはなかったエンディングです。
ALIが歌い上げる「LOST IN PARADISE feat. AKLO」ですが、スタイリッシュでアニメのエンディングとは思えないようなクオリティの楽曲です。
映像もカッコイイ曲に合わせてキャラクター達が踊るスタイリッシュで斬新なものに仕上がっています。
あか
呪術廻戦第2話ネタバレ・感想まとめ
TVアニメ『#呪術廻戦』第2話「自分のために」をご覧頂きありがとうございました!
無事、入学を許された虎杖は、伏黒、五条とともに三人目の一年生を迎えに行くが…⁉
次回第3話「鉄骨娘」もお楽しみに! pic.twitter.com/WX7sFSkKoW— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) October 9, 2020
いよいよ3人目の1年生が出てくるようです!
毎回戦闘シーンの作画とカメラワークが神がかっていますので、次回の戦闘シーンにも期待がもてますね!
▼次回第3話も続けて読む▼