『呪怨:呪いの家』あらすじ・キャスト・感想!大ヒットホラーが初のドラマ化!実話とも絡む呪いの家とは

呪怨 呪いの家

出典:Netflix

2000年にVシネ作品として誕生した『呪怨』。

怖すぎる!と熱狂的な支持を得ていくことになるこのシリーズは、その後、劇場版、ハリウッドリメイク版などなどその世界観は拡がり続けました。

そんなJホラーの一大ブランド“呪怨”がNetflixオリジナル作品としてシリーズ初のドラマシリーズ『呪怨:呪いの家』として2020年7月3日から配信されます。

シリーズを支えてきたプロデューサーの一瀬隆重と高橋洋が脚本を担当し『きみの鳥は歌える』の三宅昌監督がディレクターを務めます。

主演に個性派の荒川良々黒島結菜が出演。

Vシネから数えて20年が経った2020年、呪怨は新たな展開を見せます。

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今回は事前にマスコミ試写でシリーズ全6話を見ることができました。そこで、『呪怨:呪いの家』本編、そして『呪怨』シリーズの基本的な情報やヒットの流れについても記していきます。もちろんネタバレはありません!

『呪怨:呪いの家』あらすじ【ネタバレなし】


呪いの家再び

物語は1988年から始まり、1994年、1995年と1997年と時代が移っていきます。

若手タレントのはるか(黒島結菜)がとあることをきっかけに怪奇現象に遭遇することになったことから呪いの連鎖が始まります。

テレビ番組でその体験談を語ったはるかは、同じ番組に出演していた心霊研究家の小田島(荒川良々)と共に真相に迫っていきます。

『呪怨:呪いの家』

出典:Netflix

そして事態の発端に“ある一軒家”の存在があることを知ります。

また、この家に忍び込み事件に巻き込まれた女子高生の聖美は、謎の影と遭遇してその後変容していき、周囲の人間を暗い方へ暗い方へと引きずり込んでいきます。

綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人や地下鉄サリン事件、さらには阪神淡路大震災など、各時代に実際に起きた事件・事故が盛り込まれていて時代性を感じさせます。

ニュース映像であったり、間接的な描写であったり、事件の盛り込み方は様々ですが、毎回、常に挿入されていて、ドラマ全編に常に不穏な空気が漂わせます。

これらの演出で、『呪怨:呪いの家』の物語が“現実との地続き”であることを感じさせ、ホラードラマとしても独特の陰惨さを醸し出しています。

とくに東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件、いわゆる宮崎勤事件は物語の本筋と大きく絡ませてあり、柄本時生が班員“M”として登場、小田島と呪いの家を繋げる重要な役どころを担っています。

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荒川良々黒島結菜倉科カナなど豪華キャストが揃いましたが、実質的な主人公はサブタイトル通り、ドラマシリーズを通じての惨劇のきっかけとなっている“呪いの家”そのものと言っていいでしょう。
『呪怨:呪いの家』

出典:Netflix

『呪怨:呪いの家』キャスト

荒川良々 / 役:小田島泰男

呪怨 呪いの家

出典:Netflix

  • 心霊研究家として、日本各地の怪談・奇談、恐怖体験談を集めている
  • 自身なぜ、ここまで“怖い話”にこだわるのかはわからないほど
  • はるかの恐怖体験からある“一軒家”に関わることに

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いつも飄々とした雰囲気を醸し出す荒川良々ですが、今回は100%シリアスモードで恐怖の源に迫ります。

黒島結菜 / 役:本庄はるか

『呪怨:呪いの家』

出典:Netflix

  • 若手タレント時代に怪しい足音を聞くという体験
  • 小田島と共に呪いの家に関わっていくことに

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演じるのは『十二人の死にたい子どもたち』『カツベン!』など話題作が続き『呪怨‐終わりの始まり‐』『呪怨‐ザ・ファイナル‐』にも出演していた黒島結菜です。1980年代若手タレント期から1990年代の大人になっていくファッションや髪型の再現度にも注目です。

里々佳 / 役:河合聖美

『呪怨:呪いの家』

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  • 呪いの家がある地区に転校してきた女子高生
  • ここで事件に巻き込まれ、その後闇に憑りつかれたように人生を転落していく

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演じるのはモデル・女優の里々佳。中にはかなりハードなシーンもありますが体当たりの演技を見せてくれます。

倉科カナ / 役:有安君江

『呪怨:呪いの家』

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  • シリーズ中盤から登場する、ネグレクトの傾向がみられる聖美の家を訪ねる児童相談所の職員
  • 聖美とその息子に関わるこから“呪いの家”に関わっていくことに

芯の強いキャラクターがはまる倉科カナがシリーズの中盤から参加し小田島と共に呪いの家について調査していきます。

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ほかにも仙道敦子長村航希土村芳柄本時生などが印象に残るキャラクターで登場しています。
『呪怨:呪いの家』

出典:Netflix

『呪怨:呪いの家』感想

ドラマだからこそ描けるより深い『呪怨』の世界

これまでの『呪怨』シリーズは物語の時間軸を入れ替えて描く手法を取ってきました。

また劇中で起きる事象の”背景を意図的に説明しない不条理さ”もまたシリーズの特色でした。

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ただ、この手法についてはあまりにも登場人物たちと事象との因果関係が見えなく、個人的には物語に乗りきれない部分があったのも事実です。

しかし、今回のドラマ『呪怨:呪いの家』は全6話という時間的なボリュームを得たことで家とそれにかかわる人々の繋がりが明確になり物語に深みが増したと言えます。

『呪怨:呪いの家』

出典:Netflix

複数の物語が交錯する形式は変わりませんが、今回は過剰に時間軸をずらしたりするようなテクニカルな演出は最後まで控え目になり、今まで以上に“じっくりと物語を語る”ことに重点が置かれている印象です。

結果として、ただのインパクト重視のホラー映画ではなく重厚なサスペンスに仕上がったなというのが感想です。

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もちろん“らしさ”も健在で、シリーズ終盤一気に『呪怨』ワールドが拡がります。

2020年で20周年となる『呪怨』。

『呪怨:呪いの家』

出典:Netflix

Netflixオリジナルドラマ『呪怨:呪いの家』は今までの『呪怨』シリーズのファンはもちろん堪能できる作品ですし、ここから新たに『呪怨』に触れる人にも最適な一作と言えるでしょう。

『呪怨』シリーズのヒットの軌跡・歴史解説

2000年にVシネの中の一本として清水崇監督によって『呪怨』は誕生しました。


『呪怨』の物語の始まりはとある一軒家

佐伯家という一家が暮らしていましたが、そこで夫が妻の伽椰子を惨殺する事件が発生し、息子の俊雄も姿を消します。

それ以来、この一軒家に関わった人々の前には白い俊雄が現れ、伽椰子の呪い・怨念に襲われることになります。

『呪怨』

出典:IMDB

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当時Jホラーは、ブームを牽引していた『リング』の様に恐怖の存在が“出るようで出ない”演出が主でした。

この流れを見ていた清水崇監督は1998年の『リング』以降のJホラーの逆張りを展開、“笑いが出るほど”恐怖の存在を出すという演出に徹します。

結果として『呪怨』の伽椰子は『リング』の貞子と並ぶ世界に通じる“Jホラーのアイコン”となりました。

怖すぎる!という評判を受けてすぐに続編『呪怨2』が同じくVシネで発表されます。

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脚本(脚本監修)は『リング』シリーズや『呪怨:呪いの家』の脚本も手掛けているなどJホラーのキーパーソン高橋洋です。

Vシネマ版の内容をアップデートする形で2003年に『呪怨 劇場版』が、同年には映画独自の展開を見せる続編『呪怨 劇場版2』が公開され大ヒットを記録しました。

2004年にはサム・ライミプロデュースのもと、清水崇監督がそのまま監督に続投して、日本を舞台にしたハリウッドリメイク版『THE JUON/呪怨』が公開。


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アメリカでは2,000館以上の映画館で公開されて、週末興行ランキング2週連続1位の大ヒットを記録します。

その後、アメリカでは清水監督が続投したリメイク版第2作『呪怨 パンデミック』が2006年に公開されこちらも大ヒット。


以降、日本では未公開ですが2009年には『THE GRUDGE 3』が、そして2020年にも『THE GRUDGE』が製作されています。

日本では2009年にシリーズ10周年記念作品として『呪怨 白い老女』『呪怨 黒い少女』というスピンオフ的作品が公開されました。

2014と15年にはシリーズ完結を描く『呪怨‐終わりの始まり‐』『呪怨‐ザ・ファイナル‐』が連続公開。

(C)2015「呪怨 ザ・ファイナル」製作委員会

さらに2016年には『リング』シリーズの貞子と対決するという番外編『貞子VS伽椰子』が公開されて、スマッシュヒットを記録しました。


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これらシリーズの知識を入れておけば『呪怨:呪いの家』をより楽しむことができるでしょう。

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『呪怨:呪いの家』あらすじ・キャスト・感想:まとめ

以上、ここまで『呪怨:呪いの家』をレビューしてきました。

2020年7月3日配信開始なのでそれまでに『呪怨』シリーズの振り返りをしてみてはいかがでしょうか。

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