『Iターン』第9話あらすじ・ネタバレ感想!ついに光雄が岩切組長を裏切りパクられる!?

ドラマ『Iターン』第9話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Iターン』公式ページ

話数を重ねるごとに増すピリピリ感が堪らないドラマ『Iターン』第9話。

青葉銀行の広告キックバック金が岩切組に流れることになり、竜崎社長(田中圭)の逆鱗に触れてしまいました。

スナック来夢来都の麗香ママ(黒木瞳)を巻き込んだ“竜崎の逆襲”が始まろうとしています。

非道な竜崎の罠にかかり、光雄(ムロツヨシ)が大変なことに…。

サラリーマンとは何か?親と子とは何か?深く考えさせられる回です。

▼動画の無料視聴はこちら▼

『Iターン』第9話あらすじ


ドラマ『Iターン』第9話あらすじ

岩切(古田新太)の強引な手段で、青葉銀行の広告を全て受注することになった狛江(ムロツヨシ)は、支店のノルマ達成には近づいたが、喜ぶことができずにいた。

地獄の二重生活に加え、竜崎(田中圭)に命じられた岩切組へのスパイ活動によって精神的にボロボロになってしまい、ついに岩切組の重要な情報を竜崎に密告…!?

竜崎の罠にハマり、桜井(毎熊克哉)は竜崎組に拉致され、さらに岩切にもピンチが…。
出典:『Iターン』公式ページ

【ネタバレ】『Iターン』第9話の感想

阿修羅支店が青葉銀行の広告を受注、岩切組が中国人と取引へ。

営業の柳(渡辺大知)が「青葉銀行の広告とれた」と嬉しそうにやってきます。

光雄は山奥で起きた“支店長への脅し”を思い出し、心穏やかでない複雑な心中…それでも「よかったじゃないかぁ」と柳を労うのでした。

青葉銀行の瀬戸川支店長(手塚とおる)の元へ向かった光雄と柳は、瀬戸川に無言で全広告の発注を大量に渡されます。

一切喋らず首を動かして出ていくよう促した瀬戸川が、退出しようとした光雄に「今のところは言いなりになっておくけどね。銀行だって表の顔だけじゃないよ。」とヤバそうなことを言うと、シッシッと追い払われました。

<他に選択肢はなかった、裏稼業に首を突っ込んだのは、家族や会社を守るためなんですから…>

ジッとカメラ目線で自分を納得させるように語り、映し出された家族写真の光雄は、今が嘘みたいに穏やかな笑みを浮かべています。

まるでもう戻れないと念押しするかのような切ない演出です。

晴れない想いを抱えたまま岩切組に向かうと、正装のスーツを着た岩切と伊丹義三(森羅万象)たちが落ち着かない感じです。

光雄が何かあるのか?と聞くと「中国人と大事な取引がある」と告げられます。

組に残って朝まで留守を任されたのは桜井勇一(毎熊克哉)と光雄の2人…組長たちを乗せた車が慌ただしく去っていくと、光雄によからぬ考えが浮かんでしまいます。

この後、疲弊しきった光雄が“ヤバい行動”をしてしまいます!

エス光雄(ムロツヨシ)、竜崎(田中圭)に取引のことを伝えてしまう!?

<僕はもう楽になりただけなんです…>

力なくこちらに語りかけてきた光雄は、桜井の目を盗んで竜崎社長(田中圭)へ電話をかけてしまいます。

「取引きは、今夜行われます。」

電話を受けた竜崎はまた何かわかったら連絡しろ、と言って通話を切りました。

桜井と一緒に折鶴の内職をするも光雄は身が入らず、本格的な“エス行為”を行ってしまったという形容しがたい感情にさいなまれていました。

そんなだらけた感じでも、黒電話がけたたましい音をさせて鳴り響くと、光雄は反射的に「岩切組!」と極道っぽく受話器を取ります。

電話はスナック来夢来都の麗香ママ(黒木瞳)で「店で酔った客が暴れてるからすぐ来てほしい」という依頼でした。

しかも条件つきで、光雄だけじゃなく岩切組の人・桜井も一緒に来てほしいと言われます。

電話を切って準備を始めると、桜井が1匹の白い折鶴を胸ポケットに忍ばせます。

光雄が不思議そうに見ると「久しぶりに上手く折れたんで取っておこうかと思って」と言います。

笑っている桜井を見るのはこれが最後となってしまいます…。

衝撃の発砲事件が起きる!

急いでスナック来夢来都に向かう光雄と桜井、お店に着くと店内には誰もいません。

「おかしいな…」

2人が店の中に進んでいくと、マユゲが薄めの見たこともない男が1人現れます。

桜井に誰?と聞かれたその男は「どこの身内でもねぇ、俺はフリーランスだ」と答えます。

「もし動いたらドンッといくぞ!」

背後からさらにもう1人、竜崎組の超強面組員・神野晃(般若)が拳銃をこちらに向けながら登場します。

最後に麗香ママが現れます。

彼女も竜崎のグル、どうやら狙いは狛江と桜井のようです。

「修羅場に次ぐ修羅場ね。狛江くん、ここは修羅の街よ。大事なものを守るためには生き抜かないと。」

手を後ろに回せ!とロープを持ったマユゲ薄めの男から言われたその時、桜井はその男と光雄を突き飛ばし、神野に飛びかかって床で2人は揉み合いに、さらに薄マユの男も加勢して3人が激しく揉み合います。

バンッと発砲音がして、腹部から血がにじんだ薄眉の男がゴロンと転がり、悶え苦しみます。

「桜井ぃ~てめぇやりやがったなー!」と言う神野は、怒るでもない笑うでもない、口角が上がった般若のような顔で桜井を見ます。

桜井は自分が足止めするから「伯父貴は親父に!」と銃口を神野に向けながら叫びます。

ワナワナしながらも必死で店を飛び出た光雄は、すぐに岩切組長に連絡します。

緊迫感ある直接対決、岩切(古田新太)vs竜崎(田中圭)!

恐怖とパニックで頭を掻きむしる光雄のところへ、岩切組長たちが駆けつけてきます。

「桜井さんが…」を何度も連呼する光雄に、落ち着け!と言うと岩切はお店の方に向かって行きます。

竜崎の部下・黒田啓二(田本清嵐)が「何の用ですかぁ~?」と舐めた感じで詰め寄ってくると、岩切は1発ビンタを食らわせ「桜井どこや?」と問います。

頬を抑えながら「竜崎さんが中にいます」と黒田は岩切の貫録に秒で戦意喪失します。

岩切は「おどれは死ぬ気で生きる覚悟がないんや!」と足が震えて動かない光雄に一喝すると、光雄を連れて店の中へ入ります。

店内には足を組んで座っている竜崎と、神野が待ち構えていました。

岩切は入るなり「桜井のガラ渡せ!」と静かなトーンで竜崎に要求します。

「あのガキが何したか知ってんのか?ウチのもんを弾きやがった。」

薄マユの男は竜崎いわく“現在、意識不明の重体”だと言います。

岩切は神野の方を向いてお前がチャカを先に抜いたんだろと睨みますが、どこにそんな証拠があるんだ?と竜崎に返されます。

岩切が証人として連れて来た一部始終を目撃した光雄が事件のあらましを語りますが、竜崎が話を被せてきます。

「どんな経緯があろうとなぁ、お前んところの若い衆がウチのもん弾いたんだ。ケツは拭いてもらうぞ!」

「舐めてんのか!」

「カリカリすんな、中国人との取引がオシャカになったか?」

竜崎が知っていることに岩切は驚きます。

「お前が中国人とどんな取引をしたのか、警察にゲロしてこい!」

桜井の命を救うために竜崎から突きつけられた交換条件は“岩切の逮捕”でした。

岩切組長(古田新太)がパクられてしまう…

あまりにヒリヒリした駆け引きと現場の空気感に皮膚が恐怖でたるんでしまっている光雄がいました。

やっとのことで足を動かし店から出ようとすると、入り口に桜井の白い折鶴が落ちていて、申し訳なさそうに拾い上げます。

来夢来都を出ると、すぐ笑みを浮かべた刑事の城島が待機していました。

「お前が自首するっちゅう噂を聞いたもんでの。迎えに来てやったんじゃ!」

土下座して自首しないでほしいと懇願する西尾誠次(塚原大助)や組員たち。

腕を掴んで止めた光雄に「桜井はわしの子や、見殺しにできるかい!」と岩切はビンタします。

岩切は差し出した手に手錠をかけられ、連行されていきます。

満面の笑みを浮かべ意気揚々と歩きだす城島、その後ろで無念そうに親父と何度も泣き叫ぶ舎弟たちがスローで悲しく映し出されます。

光雄も「組長ーーー!」と割れんばかりの声で連行されていく後ろ姿に向かって叫びます。

無情にパトカーのサイレンの音だけが響いていました。

店内では竜崎が、現れた麗香ママに「アンタが岩切を裏切るなんてな」と意外そうに言います。

「何とでも言わんね。男だけが守るもの持ってると思ったら大間違いよ。」

強い眼光で竜崎を見るママがいました。

“これが社畜です。”光雄の言葉が悲しすぎる…

宣告社の阿修羅支店では、恒例の高峰部長(相島一之)とのテレビ会議が行われていました。

青葉銀行の受注功績を「私が発破かけたからだな」と語る部長、それでも柳は休み返上で頑張ったんだからボーナスに頑張りが繁栄されますよね?と目を輝かせます。

「ポンコツ支店を長い目で見守ってきてやったんだから、落ちこぼれがようやく人並みになったからって調子に乗るな!」

「サラリーマンはサラリーのために働いている!会社に対して残業代とかボーナスとか“言う権利”はある」

「言うのは勝手、会社の業績が悪くなったら君たちの居場所はなくなるよ。」

「本社の業績が悪いのは“お偉いさんたち”のせい…その責任を俺たち末端に押しつけて“トカゲの尻尾切り”ですか?」

「君は上司に似て目上の者を敬うという気持ちが足りないな。」

光雄は柳の頭を下げさせ、自分も頭を下げて「言って聞かせます」と謝罪しました。

「サラリーマンってどんな理不尽でも我慢しなきゃいけないんですね。」

という柳の言葉が光雄に沁みます。

<どうすることもできないんです。これが社畜です。すいません。>

光雄が悔しさを噛み締めるように言います。

組員・伊丹義三にエスなのがバレてる!?

倉庫のような場所で腫れるまで殴られて椅子に縛られている桜井が映ります。

ドラゴンファイナンスでは外国人ヤクザが来客として来ていました。

「外人の極道そんなに珍しいのか?」

神野にガンを飛ばしまくるその男、いったい何者でしょうか?

その男は竜崎に歩み寄ると「これでこの街は俺たち2人のものだ、兄弟」と話しかけますが、そのときチラッと見たものの表情ひとつ動かさない竜崎が印象的です。

「親を懲役行かして極道はれるかい!」

伊丹義三が「もう親父もおらんからお前なんかに用はないんじゃい!」と光雄の胸ぐらに掴みかかります。

組長のいない岩切組は破たん寸前、組員同士で喧嘩が始まってしまいます。

<組長はちゃんと桜井さんを守ろうとしました。でも僕は…最低です。ここにいる資格はありません。>

濁った目をした光雄が、カメラ目線で話してきます。

後日、組長の愛犬・昌三さんを散歩に連れて行こうとする光雄を伊丹が止めます。

「余計なことすな。親父がおらんのは誰のせいや、お前のことずっと見とったで。何で親父がお前を可愛がるか知らんが、わしは信用しとらん。」

伊丹はまるで“光雄のエス行為”に勘づいているかのような口ぶりです。

「ごめんなさい組長…」と光雄が何度も振り返りながら背中を丸め岩切組を後にします。

『Iターン』第9話まとめ

ラストカット、岩切組長が檻の中で熱心に新聞を読んでいました。

新聞に何か秘密があるのでは?と気になります。

極道とは少し違いますが、親子関係や仕事をして稼ぐということについて置き換えて考えさせられた内容です。

サラリーマンに人気の漫画原作というのが本当によく分かります。

桜井が無事に戻れますように…来週は全力で岩切組を応援します!

▼動画の無料視聴はこちら▼

▼次回第10話も続けて読む▼