『Iターン』第10話あらすじ・ネタバレ感想!光雄が広告マンの本領発揮!岩切組長を救うべく覚悟を決める

ドラマ『Iターン』第10話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Iターン』公式ページ

駄目リーマン&ダメ舎弟・狛江光雄(ムロツヨシ)。

彼はスパイ行為で裏切ってしまったせいで岩切組長(古田新太)が逮捕、良くしてくれた桜井勇一(毎熊克哉)を危険に晒してしまいました。

広告マンとしても組員としても中途半端な光雄が、目覚ましい活躍をします。

おじさんたちが湧いたという『Iターン』第10話、男の“覚悟”に胸アツ回です!

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『Iターン』第10話あらすじ


ドラマ『Iターン』第10話あらすじ

ついに竜崎(田中圭)のスパイとして岩切組を裏切ってしまった狛江(ムロツヨシ)。

竜崎組に拉致された桜井(毎熊克哉)の居場所は依然分からず、桜井の命を守るため、岩切は自首してしまう。

そんな中、岩切組にはガサ入れが入る。

一方、会社では高峰(相島一之)から阿修羅支店の今後に関する重要な決定が告げられ…。

すべてを失いかけた狛江は、麗香ママ(黒木瞳)の後押しもあり、男としての覚悟を決める。
出典:『Iターン』公式ページ

【ネタバレ】『Iターン』第10話の感想

悪夢を見なくなった光雄(ムロツヨシ)、現実の方が悪夢。

「毎日見ていた悪夢を見なくなるなんて、僕は病気になったんじゃ?」

そう言って医者に詰め寄る光雄(ムロツヨシ)、悪夢を見なくなった分だけ現実世界ですっごい悪いことが起きる気がするから何とかして欲しいと必死に懇願します。

目覚めると、実はこれも夢…テーブルの上には“竜崎組に拉致された桜井(毎熊克哉)の残した白い折鶴”が1羽ちょこんと乗っています。

<速報!【逮捕】北東会三代目岩切組 組長 岩切猛容疑者(58)>

テレビニュースのテロップが目に飛び込んでくると、岩切組の面々が険しい表情で「親父…」と声を絞り出します。

竜崎組に連れて行かれた桜井の居場所も掴めないまま、時間だけが無情に過ぎていきます。

「警察だ、動くな!」

刑事の城島(河原雅彦)が意気揚々と岩切組に乗り込んできて「ガサ入れだ!」と令状を組員の西尾(塚原大助)見せます。

暴れたら“公務執行妨害の現行犯”で引っ張ると脅しを受け、警察の「チャカ探し」を見守るしかありません。

「探しモンならねぇぞ!」

西尾は城島に怒鳴ります。

覚悟がない光雄(ムロツヨシ)は言われるがまま…

城島から竜崎社長(田中圭)の所へチャカ(拳銃)が見つからないと報告があると、竜崎は光雄に「エスを続けてチャカの隠し場所を探れ!」と命令します。

岩切が自首したことで、もうエス任務は完了したと思っていた光雄に「岩切組が無くなるまで続けろ!」と。

光雄が抵抗するとチクッたのがお前だってバラしてもいいのか?と脅され、有無を言わさない竜崎に言うことを聞き続けるしかありませんでした。

「どうして僕だけこんな酷い目に遭わされるんでしょうか?」

「お前には覚悟がねぇからさ。身内を売るぐらいなら死ぬっていう覚悟だ。そういう奴は、骨の髄までしゃぶられるんだ。」

確か、岩切組長(古田新太)にも光雄は同じこと言われていましたよね。

エス行為を続けるか、岩切の人たちに殺されるか…覚悟のない光雄は自分で決断せず、流されるがまま。

しかし彼は、これから思わず変貌を遂げ、極道広告マンとしての「覚悟」を見せてくれます!

城島(河原雅彦)の非道な振る舞いに岩切(古田新太)どうする!?

「いつまで粘っとるんじゃ!はよ吐けや!」

ガサで成果が上げられずイラついている城島が留置されている岩切の元へやって来ます。

桜井は?と聞く岩切に「チャカが先じゃ!お前が隠し場所吐いたら、あないな三下いつでも返したるわ!」と言葉を吐き捨てます。

「桜井の無事が分かったら、いつでも教えたる。」

そう言う岩切に城島はスマホを投げ入れます。

映し出されたのは縛り上げられ座らされた桜井、だいぶ殴られたようで顔中が傷だらけ、左目は腫れて見えなくなっているようです。

「おもろいんはこっからやで」と嘲りながら城島が予告します。

「殺すんならぬりぃことしねぇでさっさとやらんか!親父の邪魔になるくらいだったらな、死んだ方がましじゃあ!」

血を口からダラダラ流した桜井が、ボッコボコに殴られながらもメンチ切っている痛々しい覚悟した姿が見えます。

「はよ喋らんとコイツほんま死ぬで。」

「どっちがヤクザかわからんのぉ。」

岩切が言うと、ニンマリ笑みを浮かべる城島でした。

悲劇は続く…宣告社の阿修羅支店閉鎖決定。光雄(ムロツヨシ)の運命のカードは?

宣告社の阿修羅支店では、紅葉で飾られたアシュラくんを被って座っている光雄がいました。

そこへ、営業・柳(渡辺大知)と事務・美月(鈴木愛理)がやって来て、電気も点けずにいる光雄を疲れているんじゃ?と心配します。

「申し訳ない…高峰部長から連絡があって一ヶ月後の“阿修羅支店閉鎖”が決まった。」

意を決した光雄が宣言すると、タイミングよく新築よりも新しいがキャッチフレーズの“ビカビカリフォーム”という次のテナントの内装工事を請け負う会社が内見に来ます。

「なんで俺らだけ!」と憤る柳。

2人を守れなかったことを情けないと嘆く光雄に、美月は支店長は頑張っていたのは分かっているとフォローします。

「僕は45年間、いろんなことを諦めてきた。一流の大学を諦め、一流の企業を諦め…この会社の出世も諦めた。僕の人生諦めてばかりだ。」

その夜、スナック来夢来都では麗香ママ(黒木瞳)が「私を責めないの?」と聞かれると、光雄は自分にそんな資格はないと答えると、麗香ママはタロット占いをはじめました。

出たのは「THE CHARIOT(戦車)」のカード。正位置が意味するのは“行動力”。

「ウダウダ考えるより動いちゃえってこと!覚悟ってさ、もともとあるんじゃなくて自分で作るものよ。」

光雄がママの言葉を受け、動き出します。

加えて、戦車の逆位置は“暴走”と告げたママはイタズラに笑っていました。

覚悟したっぽい光雄、どう転ぶでしょうか。

チワワ昌三さんのファインプレーで桜井(毎熊克哉)の監禁場所特定!

光雄は岩切組に行くと「僕も何かしたいんです!」と揺るぎない覚悟で西尾に言います。

ガサでぐちゃぐちゃになったままの組内に入ると、伊丹(森羅万象)がチャカの準備をしていました。

「本来、自分がこんなこと言える立場にはないんですが単刀直入に言います。伯父貴には“堅気”に戻ってほしいです。」

竜崎組から“傘下に入れ”と言われたが断った…こんな舐めた真似までされて、自分たちはもう腹を括っていると語ります。

どうなるかは覚悟の上と言って、西尾は「今までお世話になりました」と深々と光雄に頭を下げてきます。

そこへ牛窪(菊池均也)が「桜井の居場所が分かった!」と走り込んできます。

正確な場所はまだ…しかし、おおよその見当がついていると言います。

「僕も行きます。このままじゃ堅気に戻れないです。」

伊丹に死ぬぞと言われても、揺るがない光雄がいました。

キャンッ!向かおうとする光雄に、チワワの昌三さんが鳴く声が聞こえて走り寄ってきます。

「もしかして一緒に行きたいんですか?」

ここで昌三さんを同伴したことが重要なんです!

西尾たちはチャリンコで、光雄はダッシュで街外れの倉庫に辿り着きます。

光雄の右ポケットをしきりにクンクンするチワワの昌三さん、そこに入れていた桜井の白い折鶴を嗅ぐと、一目散に駆け出していきます。

昌三さんのファインプレーで秒速で桜井が監禁されている場所を特定できました!

しかし、もう1つの課題は、岩切組長が自白するのをどう食い止めるか…でした。

逮捕後72時間は弁護士のみの接見しか不可な上に、その弁護士は竜崎の息がかかった人物で、岩切に伝える方法がないのです!

極道広告マン始動!岩切組長(古田新太)へ届け、難航する誤植メッセージ!

万策尽きたかと思われた矢先、柳から「丸越百貨店から明日朝刊の新聞広告修正が急遽入った」と電話があります。

「あの~留置所でも新聞は読めるんですか?」と西尾に聞くと、毎朝読めると教えてもらい、光雄はある妙案を思いつきます!

「桜井さんをお願いします!組長のことは、やれるだけのことはやってみます。僕も組長の舎弟なんで!」

極道広告マンの手腕発揮の場面がやって来ました!

さっそく、土沼印刷社長・土沼庄吉(笹野高史)の所へ向かい「誤植する!広告の文面を直して欲しいんだ。」と言います。

<僕はある作戦を思いつきました。組長は毎朝新聞を読むのが日課、きっと留置場でもそれは変わらないでしょう。ですから、新聞広告の欄にメッセージを仕込みます。あからさまな改変は新聞社の校閲に弾かれる可能性がある。校閲にバレずに、且つ組長にだけ分かる文面にしなければなりません。>

若い時はコピーライターの代わりを務めたこともあるという光雄、かなりハードルの高いミッションです。

書いてはグシャグシャに丸め投げ…苦悶の時間が続きます。

ふと、土沼社長がラジオにニュースを聴きはじめます。

<季節外れの花粉症が流行の兆しを見せています…>

この文言で閃き、光雄の赤鉛筆が躍るように走りはじめました!

極道広告マン光雄(ムロツヨシ)の「美しい」とすら感じる桜のメッセージに感動!

「こっちは片付きました。」

西尾が桜井を無事に救出したことを光雄に連絡してくれます。

電話を代わった桜井の声を聞いて、折鶴を握りしめながら泣く光雄がいました。

翌朝、留置場で朝刊を広げた岩切が、口角が上がりまくったホッとしたような嬉しそうな笑みをしています。

同じ朝刊を広げて見ている桜井は光雄の誤植を嬉しそうに指さして「さすが広告マンっすね」と笑います。

<季節外れの桜が無事入荷しました!1階 岩切生花店>

感謝を述べて頭を下げる桜井に「僕には頭を下げられる資格なんてない」と言います。

さて、忘れていました…広告マンとして誤植はもっての外!本社から高峰部長(相島一之)が飛んできます。

「上はもうカンカンだよ!君はねぇ~おしまい。ただのクビじゃないよ、懲戒解雇!」

光雄は気にも留めずに淡々と対応すると、岩切組長を迎えるために阿修羅警察署に向かいます。

岩切組全員集合!組長は全部お見通しだった!?

「これで済んだと思うなよ!」

刑事・城島にそう言われながら岩切が出てきました。

「親父!ご苦労様でした!」

膝から頭を下げる西尾、続いて「自分のために…ありがとうございます」と桜井が言うと、岩切組長は「おう」とだけ声をかけます。

泣きながら「組長~」と言う光雄の所へ歩み寄ってくると、あの朝刊でポンッと頭を軽く叩き「さすが、広告屋やな」と満足げに笑います。

裏切ったことを話そうとすると「何も言わんでええ」と話すのを遮ります。

「お前はわしの舎弟やないか。お互い助けおうてこその人間や。義理と人情が“任侠の道”よ。」

岩切組長は、光雄がエスであることをお見通しでした。

「さて、カチコミに行くぞ!」

全員揃った岩切組の組員たちの背中はどこか誇らしく、清々しく、眩しく見えました。

『Iターン』第10話まとめ

ラストカットは、竜崎社長(田中圭)がめちゃくちゃ重そうな社長机をガンッと鈍い音をさせて蹴り上げ転がしていました…。

彼の怒りが引くほどに伝わってくるワンシーン。

本当に普段の田中圭さんとは別人、怖カッコイイです!

ファンとしては、今回の昌三さんの大活躍が嬉しかったです。

カチコミに行くぞ~で終わったということは、来週の最終章はついに全面直接対決が描かれるのでしょうか!楽しみです!

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