『Iターン』第8話あらすじ・ネタバレ感想!光雄の“エス行為”がついに岩切組長にバレる?

ドラマ『Iターン』第8話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Iターン』公式ページ

フルスロットルで物語のテンポが加速していくドラマ『Iターン』第8話。

カニ漁船に売られ、山奥に堀った穴に埋められちゃう、命が危うい危機が次々に迫ってきます!

裏切り者はぶっ殺す…そう言って岩切組長(古田新太)が銃口を向けた驚きの人物とは?

恐怖体験しまくりの狛江光雄(ムロツヨシ)は、海や山奥から生きて帰れるのか。

痺れる名作マフィア映画のようなストーリーは見ごたえ抜群でした。

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『Iターン』第8話あらすじ


ドラマ『Iターン』第8話あらすじ

金を返せない狛江(ムロツヨシ)に苛立つ岩切(古田新太)は、狛江を中国マフィアに売ろうとする。

狛江は新規の仕事がとれ、借金を返せるとその場を逃れるが、竜崎(田中圭)の口利きで青葉銀行の支店長・瀬戸川(手塚とおる)から与えられた仕事は期待外れなものだった。

それを知った岩切はついに強硬手段に…!

しかも、岩切はスパイの存在に気が付いているようで…。

一方、会社からはリストラと支店閉鎖の話を持ち出され…。
出典:『Iターン』公式ページ

【ネタバレ】『Iターン』第8話の感想

光雄(ムロツヨシ)、スナック来夢来都で麗香ママ(黒木瞳)に盛られる

岩切組vs竜崎組の戦争がついに現実味を帯び、ピリつく組同士の間で光雄(ムロツヨシ)は絶賛板挟み中です。

岩切組の情報を竜崎組に流すエスとなった光雄でしたが、竜崎社長(田中圭)にハメられそうになった妻と光雄のピンチを救ってくれたのは岩切組長(古田新太)でした。

このまま恩人の岩切を裏切って、エスとして生きていく他ない現状に光雄は苦しみます。

スナック来夢来都で麗香ママ(黒木瞳)と光雄が、村下孝蔵「初恋」の2番をデュエットしています。

ママにサラリーマンと極道の兼業はどう?と聞かれると慣れてきたと答え、岩切組長は怖いけれどある意味人間的な感じがすると語ります。

極道が人間的なんてバカ言っちゃ駄目よというママの声がだんだん遠のき、飲んでいたお酒に薬を盛られた光雄は倒れます。

光雄に“DEATH”のタロットカードを投げ「いつになったら災難が終わるのかしら。」とママは不敵に微笑みます。

そこへ岩切組の桜井勇一(毎熊克哉)と西尾誠次(塚原大助)がやって来て抱えられ、どこかへ移送されます。

「どうせいつもの悪夢…どうせ夢だから。」と高をくくっていましたが、夢ではなく残酷な現実が待っていました。

光雄(ムロツヨシ)、死ぬほど過酷なカニ漁船に乗船危機!

起きた光雄が車の中から出るとそこは埠頭で、岩切組長が「夢じゃない、昨夜何をしていた?」と問い詰めてきます。

竜崎のエスをすることになってヤケになり、スナックで飲んだくれていた光雄は仕事をしていたと嘘をついてしまいます。

「岩切さん、ニーハオ!船乗るの、この人?」と中国人漁師っぽい男が話しかけてきました。

そして、酔いが醒めてパニックに陥った光雄をベタベタ触って身体検査してきます。

「岩切さん、この人の身体ブヨブヨ。歳も中年だし、船乗ったらすぐ死ぬよ。これ300万、高すぎるよ!」

半年はもつだろ?と岩切が言いますが、漁師は首を振ります。

「何ですか船に乗るって…僕仕事に戻らないと!」

だいたい状況が読めてきた光雄が必死に抵抗しますが、桜井は「もう戻る必要がないんですよ、伯父貴。」と言ってすすり泣きます。

「これは噂に聞くマグロ漁船?」

光雄が聞くと、マグロ漁船は大昔の話でド素人は稼げないと組長に言われホッとしたのも束の間「これはカニじゃ。ベーリング海峡にカニを獲りに行くんじゃ!」と告げられます。

今の流行りは“カニ漁”、向かうはアラスカと東シベリアの間の海峡で“低気圧の墓場”と言われている場所、気温はマイナス10℃で海に落ちたら3分で死ぬよと教えられ、一気に地獄に突き落とされた光雄は半狂乱になります。

「おどれにカネは作れん。体で返してもらわんと。サラリーマン根性が骨の髄まで沁み込んどる。所詮、会社の言うこと聞くだけの社畜や。」

「青葉銀行の仕事が取れたんです!」

船の甲板に引きずり込まれようという時、光雄は岩切に青葉の広告予算は大きいから今よりもキックバックがあると言って懇願します。

危機一髪、船に乗ることを免れました。

光雄(ムロツヨシ)、青葉銀行の仕事で起死回生なるか!?

陸にいることを許されても、光雄の試練は続きます。

阿修羅支店の売上げの伸び悩みを目の敵にされている高峰部長(相島一之)に責められます。

営業・柳直樹(渡辺大知)と事務・吉村美月(鈴木愛理)も、青葉銀行の契約を取るための作戦だった瀬戸川支店長(手塚とおる)との接触チャンスを光雄がすっぽかしたことに腹を立てています。

支店内の空気も最悪で、もう私は君をかばいきれないと言った高峰部長は、40歳以上を対象にに早期希望退職を募ることにしたからそれに申し出ろと促してきます。

期間内に申し出れば、2年間の給料と退職金が支払われるから悪い話じゃないと言います。これは実質のクビ宣告です。

「青葉銀行の仕事が取れました。これで一気に売上げが上がります。」

抑揚なく感情もない表情で光雄が告げます。

「宣告社さん、これからは順風満帆ですね、きっと。」

青葉銀行の受付の女性が、光雄と柳に晴れやかな顔で話しかけてきました。

意気込んで会いに行った2人でしたが、思っていたのとは違いました。

「ずっと決まった広告会社に頼んでるんだ。新規に発注はできないよ。」

約束した覚えはないという瀬戸川支店長から、お情け程度にもらった仕事は“無料で配布するポケットティッシュ広告”でした。

「明日までにデザイン案を最低10パターン出しなさい。お宅の会社の規模ならそのくらいの仕事がちょうどいいだろう?ん?」

嘲笑いながら追い返されてしまいます。

「青葉銀行から取れた仕事はキャンペーン用のティッシュだけです…。」

高峰部長に報告すると「終わったな。終わりだよ君は。」と言われ、一方的に電話を切られてしまいました。

スパイ活動も待ったなしで進行。刑事にも脅され、逃げ場無し!

光雄が喫茶店でテーブルゲームに没頭していると、刑事の城島(河原雅彦)が斜め後ろの席から声を掛けてきました。

「このまま引っ張ってもええんやぞ。岩切の取引の詳細を教えろ。」

こんなにボロボロでも、エスとしての活動も待ってはくれません。

  • 陳という中国人のチャイニーズマフィアと接触していた。
  • すごく凶暴な顔をしていて、ベーリング海峡の話をしていた。

真実と嘘ごちゃまぜの光雄の話は「ルートはベーリング海峡か…ロシアンマフィアも1枚噛んどるんかいのう。」と意外にも通じます。

「逃げよう思うなよ。いつでも見張っとるかいの。」

去り際の刑事にまで脅された光雄は「終わった…」と力なく呟きます。

喫茶店で一瞬見た悪夢では、光雄の家が2,800万円の中古物件として売り出され、妻は“人妻特急便”という性的なことをする仕事で働き始め、娘・遥はキャバ嬢をして学費を稼いでいました。

宣告社の阿修羅支店は、“性コク者・阿修羅支店”と名前が変わりファッションヘルスに。

柳はチャラすぎる風俗店員と化し、店内ではヒョウ柄のドレスを着た美月が卑猥なコース説明をしているという、エロいシチュエーションも混ざっていました。

舎弟・サラリーマン・エス活動…すべてにおいてうだつがあがらない光雄の未来が残酷な形で予言されたような悪夢です。

この後、光雄にはこの夢が軽かったと思えるくらいのチビる恐怖体験が待っていました。

光雄(ムロツヨシ)のエス活動が、岩切組長(古田新太)にバレてた!?

おぼつかない足取りで岩切組に来た光雄を、組長が迎えます。

「もう限界です…。」

光雄の顔つきで青葉銀行の仕事がポシャったことを悟った岩切組長は「おどれのケツくらい、おどれで拭け!」と重めのビンタを一発食らわします。

タイミング良く組に到着した車中には、縛られた瀬戸川支店長が乗せられています。

お前のせいでこうなった…こいつがどうなるか見とけと言われ、どこかの山奥に一緒に連れて行かれます。

牛窪克弥(菊池均也)が待っていたその場所には、人が入るくらいの2つの大きな穴が掘られていました。

「わしの舎弟に仕事やるって言うてシカトしたそうじゃのう?」

瀬戸川支店長に、舎弟を虚仮にするということは岩切の顔に泥を塗ったと同じことと話します。

おまけに竜崎の外道とつるみ、岩切は青葉銀行ロビーでバカにされたのを覚えていました。

確かに第5話で竜崎と一緒になって、瀬戸川は“帰れコール”をして岩切を嘲笑っていましたね。

「何が欲しいんだ?」と聞かれ「おとしまえだ!」と岩切は低い声で答えます。

瀬戸川は必死に「竜崎社長に頼まれて光雄に仕事を振った、約束は守った!」と主張しますが、グーで殴られます。

瀬戸川の発言で「何で竜崎がお前に仕事を振るんや?」と矛先は光雄に向きます。

岩切組へお金を返す方法がなくて、ベーリング海峡を避けたかったから竜崎社長に頼んだと言い訳をします。

「おい、わしが知らんとでも思うとんか?おどれ、スパイやろ?」

鋭い眼差しで睨まれます。万事休す、岩切組長はチャカを出してきました。

「裏切り者が!ぶち殺したる!」

岩切組長(古田新太)がチャカで裏切り者1人を撃ち殺す!?

チャカを向けられ「オヤジ!許してください!」と土下座をしたのは、光雄の後ろにいた西尾誠次でした。

「助けてくれ~!」

西尾がそう言ったと同時に岩切組長が引き金を引き、西尾は即死しました。

「よう覚えとけ。赤土1m、黒土2mちゅうてな。人間埋めるのには目安があるんや。」

それだけ掘れば土砂が流れても死体は出てこないというめちゃくちゃ怖い豆知識を、西尾の死体に土が掛けられていく様子を見ながら岩切が光雄に話して聞かせます。

「兄貴は極道が一番やっちゃいけないことをやっちまったんだ。裏切り者は死んで償うしかない。」

桜井と牛窪は淡々と西尾を埋めていきます。

嗚咽を漏らして泣く光雄の声と、土の被さる音だけが無情に現場に響きます。

瀬戸川は「なんでもしますから殺さないで!」と穴に落とされ泣き叫びます。

「ごっつい仕事を持って来い!」

命と引き換えにおとしまえをつけることになった瀬戸川は「青葉銀行の広告を全部回す」と約束します。

「竜崎の外道にこのことチクッたら生け捕りにしてぶち殺すぞ!」

ド迫力の鬼の形相で岩切が念押しします。

「よう覚えとけ。“適者生存”…わしらの社会はな、弱肉強食じゃない。強い者が勝つんじゃなくて、勝った者が強いんや!」

光雄が把握できていないのを見兼ねて、岩切が一喝します。

「だから社畜は甘いんや!もっと死ぬ気で人生いきたらんかい!」

混乱した頭で、光雄は必死に考えているようでした。

「赤い染料の殺人」トリックにハメられた光雄(古田新太)

「伯父貴、ご飯ですよ!」

桜井の呼ぶ声で目が覚めた光雄は、起きて岩切組の食卓に座ります。

隣を見た光雄は「えっ!えっ!」と飛び上がってビックリします。

それもそのはず、目が合うと「おはようございます、伯父貴。」と挨拶してきたのは、死んだはずの西尾でした。

「昨日の兄貴さすがっすね!ますます芝居うまくなったんじゃないっすか?」

光雄が驚いたのを見て桜井がニヤニヤしながら言います。

子供の頃、児童劇団入っていたとちょっと照れながら西尾が答えます。

“赤い染料の殺人”という、血のりを使ったマフィアの古典的な手口だそうです!

「素人相手なら結構効果あるんですよ。」と涼しい顔で朝食を頬張りながら西尾が教えてくれます。

そっか…と安心したように光雄はそっと西尾に触れます。

銀行員が言うこと聞かなかったらオヤジは撃っていたと思う、と桜井は付け足します。

「瀬戸川は何かまだ隠している…伯父貴はどう思います?」

西尾に顔を覗きこまれ、みんなの視線が光雄に集まります。

「僕にはよく分からないな…。」

光雄が本当に西尾が裏切っていたら?と聞くと「殺したでしょうね!親に弓引くような奴、おやじは容赦しませんよ。」と聞き、改めて縮み上がる思いがするのでした。

そんな光雄を眉間にシワをよせてジッと見ている、無口な丸メガネの伊丹義三(森羅万象)が意味深でした。

竜崎(田中圭)の外道ぶりがエグい!

竜崎組組員・神野晃(般若)から竜崎社長に「青葉銀行から資金が岩切組に流れてる」と報告されます。

岩切がこの金で派手な武器を購入したりしたら、面倒なことになります。

「死んでもいい兵隊を1人用意しとけ!」

竜崎がめちゃくちゃ物騒な命令をします。

竜崎が協力してもらいたいことがあると言って、すぐに電話をしたのは麗香ママのところでした。

男どもの戦争には興味がないからどっちにも加担しないと頑ななママを「駅前再開発区域に入っているママの店、立ち退きで無くなってもいいの?」的な脅し文句で説き伏せます。

「この店が、私にとってどれだけ大事が知っとうよね?」

「あの店をどうするかは、アンタ次第だ。」

竜崎の怪しい色つきサングラスからギロッと鋭い眼光が光ります。

ギュッと唇を噛む麗香ママの表情が印象的でした。

『Iターン』第8話まとめ

「適者生存。強い者が勝つんじゃなくて、勝った者が強い。」という岩切の言葉が重かったです。

組長の一語一句が、なんだかガツンと響いてくる回でした。

西尾が撃たれたときは「嘘でしょ!」と思わず声を出してしまい、驚きと感嘆のストーリー展開に全然気が抜けず前のめりで観てしまいました。

麗香ママの参戦で、どう戦況が変化していくのか…楽しみで仕方ありません。

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