『Iターン』第7話あらすじ・ネタバレ感想!竜崎(田中圭)が仕掛けた光雄(ムロツヨシ)夫婦への罠

ドラマ『Iターン』第7話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Iターン』公式ページ

まるで感情のジェットコースター、交錯する人間関係のヒリヒリが堪らないドラマ『Iターン』。

サラリーマンと極道とスパイ活動、激ヤバ生活を何も知らない妻が突然やって来た!?

仕事もお金も失った男は、最後の砦である家族も失ってしまうのか…

綱渡りの日々を送る狛江光雄(ムロツヨシ)の元へ、妻・敦子(渡辺真紀子)が予告なしに会いにきます。

彼女には会いに来た目的がありました。

この生活を知られたらおそらく離婚…光雄どうする?

少し救われたと思ったら、ガッツリと地獄に落とされる怒涛のラスト。ハラハラする展開から目が離せない!

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『Iターン』第7話あらすじ


ドラマ『Iターン』第7話あらすじ

岩切組と竜崎組の全面戦争が現実味を帯びる阿修羅市。

宣告社では、柳(渡辺大知)が青葉銀行とのアポをとることに成功する。

そんな中、狛江(ムロツヨシ)の妻・敦子(渡辺真起子)が突然東京からやってくる。

数日間滞在するというが、狛江は男とデートする敦子を目撃!

調べると、敦子は竜崎(田中圭)が経営するホストクラブに通っていることが判明!

動揺する狛江は、岩切(古田新太)らから怪しまれてしまい…。
出典:『Iターン』公式ページ

【ネタバレ】『Iターン』第7話の感想

光雄(ムロツヨシ)大ピンチ、妻・敦子(渡辺真紀子)がキター!

<あぁー僕はどうやってこの街でサバイブしていけばいいのでしょうか!?>

狛江光雄(ムロツヨシ)の心の叫びが聞こえてきます。

妻・敦子(渡辺真紀子)が妊娠中だった遠い昔、CAPTAIN SANTAのお揃いスウェットを着てラブラブ全開だった頃の幸せな夢を見ていました。

「私、結婚して幸せよ。」

敦子が言うと、光雄は「僕もだよ。」と優しく後ろから抱きしめます。

「起きろぉー!」

寝ぼけ眼でよく見ると、いるはずのない妻・敦子の姿が間違いなくそこにあります。

なんでここに?と聞くと、彼女は「そろそろ私の手料理が恋しくなったかなっと思って。」とキッチンへ立ちます。

娘・遥が塾の合宿中なので、朝早くから夫のために来たというのです。

今も昔も「お金節約しないと!」がしっかり者の妻・敦子の口癖です。

妻滞在は3~4日、光雄は彼女に借金地獄とありえない極道ライフという残酷な現状を悟られずに過ごせるのでしょうか?

柳直樹(渡辺大知)のファインプレー

<なぜ、ウチの妻は突然やって来たのでしょうか?二重生活に勘づいたのでしょうか?>

光雄が不安になっています。

これまでのヤバい出来事の数々が光雄の脳裏によぎり、バレたら最悪すぎると頭を抱えます。

悩みを打ち消すように営業の柳直樹(渡辺大知)から、青葉銀行のアポが取れた!と電話が入り、すぐに向かった光雄は粘り勝ちした部下を褒めます。

「仕事楽しいっす。頑張ったら頑張った分だけ結果って出るんですね。」

相変わらず寝癖がつきっぱなしの柳ですが、大失恋の痛手から少しずつ立ち直ろうとしています。

柳調べによると、瀬戸川支店長(手塚とおる)には幾つかのNG事項が存在すると言い、スポーツ全般の話とペットの話はNGトピックです。

追加情報として、彼の趣味は“フラワーアレンジメント”だそうです。

会ってすぐ自己紹介をして名刺交換をしようとした光雄でしたが、瀬戸川支店長は名刺を交換してはくれず塩対応です。

まるで汚いモノを触る様に親指と人差し指だけで差し出した名刺をつまみ、すぐにハンカチで拭きます。

10分という短いリミットを提示され、必死に話題を振りますがうまくいきません。

仲が良いと聞いていた宣告社・副社長との交遊を尋ねても「彼は私学、私は国立…私学の連中とは付き合いが無い。」と一掃されてしまいます。

まさに“取りつく島がない”状態で、不発のうちに無情にも10分が過ぎていきました。

妻・敦子(渡辺真紀子)が、泊まりの仕事をする光雄(ムロツヨシ)の不倫を疑う

光雄の部屋では、妻・敦子が見るスマホ画面に「mitsuki_shura」という事務・吉村美月(鈴木愛理)アカウントのSNSが表示されています。

阿修羅支店メンバーの3ショット、美月が真ん中で光雄の肩に親しげに手を置き笑顔で楽しそうに写っています。

“#支店長LOVE”とタグ付けされた投稿を何とも言えない表情で敦子が見つめ、完全に誤解している感じです。

岩切組では、岩切組長(古田新太)が愛らしいチワワの昌三さんを優しくブラッシングしながら、クリッカー音を軽快に舌で鳴らしています。

そこへやって来た本日当番の光雄は、無銭飲食の濡れ衣から助けてもらったお礼を改めて伝えます。

「おどれがしょっぴかれたら、この子の散歩に困るじゃろが。」

組長が部屋を出ていくと岩切組の電話が鳴り、光雄は慣れた手つきで受話器をとると「岩切組!」と的確に応対、舎弟業務も板についてきたようですw

続いて光雄のスマホが着信で震え、ついつい「岩切組!」と勢いよく出てしまうと、相手は敦子でした。

不審がる妻に「何時くらいに帰るの?」と聞かれると、今夜は仕事が立て込んでて帰れないと話した直後、昌三さんに舐められてくすぐったい光雄は電話口で楽しそうに笑ってしまいます。

「は?」敦子が怪訝な声を出すと、ワン!とタイミング悪く昌三さんが鳴いてしまいます。

一体どこにいるの?と聞く妻に、本当のことは言えません。

ただ「疑わしいことは何もしていない。」としか言えず、一方的に電話は切られてしまいます。

この電話内容が不味かった…敦子はこの後、大ハメを外してしまうのです。

妻・敦子(渡辺真紀子)が光雄(ムロツヨシ)に会いに来た経緯が判明!

敦子との電話の後、光雄のスマホがまた震えます。

「お前を裏切るようなことはしていない!」

出るなりそう早口で弁解した光雄でしたが、電話を掛けてきたのは敦子ではなく、竜崎社長(田中圭)でした。

「お前?誰に口きいてんだ?裏切ったら殺すぞ!」と念押しで脅されます。

竜崎社長の要件は“岩切は戦争の道具を揃えるはず、どこで誰と取引きするのか探れ!”というものでした。

竜崎社長は光雄を追い詰めるために、妻・敦子にドラゴンファイナンスから返済金のお知らせの手紙を送付していました。

彼女が突然阿修羅市に訪れ、光雄の元へ来たのは「借金」という事実を知り、美月のSNSを見て「不倫」を疑ったためでした。

敦子は「光雄は美月に貢いで借金を作った」と考えています。

竜崎社長(田中圭)のヤバすぎる罠にかかった敦子(渡辺真紀子)が、ホストに入れ込む!?

光雄は、白スーツの若い男と敦子を目撃します。

後を追うと、男に誘われてサメが大口を開けている入口が特徴的な「HOST CLUB SHARK BOYS」へ。

白スーツの男は、<なぜ神は 俺という男を こんなに愛するのか…>がキャッチフレーズのNo.1ホスト・玲二(染谷俊之)でした。

朝方、光雄が帰宅すると、玲二から敦子に「俺、敦子さんにキュンキュンしてる」という甘々台詞と「今夜お店で待ってるよ」というLINEが送られてきます。

光雄が試しに今日の夕食を誘っても、友達と会うと敦子に断られてしまいます。

<皆さん、妻が僕に嘘をついています。どうすればいいですか?>

狡猾な竜崎の罠にハメられたのは“敦子”でした。

阿修羅市に来てすぐドラゴンファイナンスに行った敦子は、竜崎に会います。お

金を貸してくれた上に夫の取引き相手、言葉巧みな竜崎の演技に騙され「いい人」と認識します。

信頼しきった竜崎社長に「日頃がんばっているんだし、お安くするので。」とホストクラブを勧められ、まんまと玲二と同伴してお店へ行ってしまったのです。

ピリつく岩切組、もう戦争待ったナシか!?

岩切組内では、今にも飛び出して行きそうな鬼気迫るピリピリした空気感が漂います。

「狛江どう思っとんねん?」

睨みをきかせて岩切組長が問うてきます。

意見を求められた光雄は、広告業界に例えて話します。

「竜崎の外道さんは大手ですので、対抗するには“マーケティングが必要”かと思われます。」

これを聞いた組長は、桜井勇一(毎熊克哉)に細かいマーケティングをするように指示します。

西尾には「おどれは道具を集めぇ!チャカなんかじゃ足りん!」とかなり危なめの武器調達を命じます。

ここでスパイ活動任務を思い出した光雄は、誰から?というのをそれとな~く訪ねて情報を得ます。

桜井が「竜崎がうちの組にエスを潜入させているかもしれない。」と懸念を語ります。

組長は「組を裏切るような奴は、わしがこの手で八つ裂きにしたる。」ともの凄く静かなトーンでめちゃくちゃ怖いことを言います。

その言葉に、光雄はうつろな目で完全に怯えきっているのが分かります。

胡散臭すぎるホストクラブSHARK BOYS

キックバック金を納めに来た土沼印刷社長・土沼庄吉(笹野高史)に「支店長、いまどき正面切って営業かけてもあきませんよ。営業は色恋と銭、どんな人間でもこれには弱いもんや。」とアドバイスを受けます。

光雄は、この街の情報通である土沼に“SHARK BOYS”のことを聞いてみます。

「関わらんほうがえぇ。あそこのホストは女をカタにはめてしゃぶり尽くす!」と忠告されます。

そのとき、光雄がふと入口を見ると、中の様子を伺っている人影が!

<皆さん、竜崎組に見張られてます!>

カメラ目線の光雄も覇気が無く、次第に恐ろしい事態に陥ってきました。

そこへ何も知らない美月と柳が笑顔で近づいてきます。

美月の同級生が青葉銀行の受付で“瀬戸川支店長のスケジュール”を探ってもらったところ、今夜フラワーアレンジメントの教室に参加するということが分かったと嬉しそうに話します。

瀬戸川支店長と仲良くなる大チャンスと張り切る柳から「駅前のカルチャーセンター前で今夜8時に集合!」と言われます。

ついに妻が竜崎(田中圭)の餌食に!光雄(ムロツヨシ)が渾身の土下座をする

今週分のチラシを竜崎社長に届けに行った光雄は、強面の面々の視線を浴びながら、竜崎に岩切組の情報を聞かれます。

  • 戦争の道具はチャイニーズマフィアから購入予定
  • 武器の種類は手榴弾、ロケットランチャーである

この2つを竜崎に伝えると、愉快そうに笑い「あの野郎、本気で始めるつもりだ!」とご満悦です。

「取引きの時間と場所を調べろ!」

そんなことまでは自分の立場では知り得ないと発言すると、玲二の話題を持ち出してきます。

「妻には手を出さないでください!」と頭を下げますが、なら情報を持ってこいと言われてしまいました。

喫茶店で途方に暮れていると柳から何度も着信が入りますが、光雄はスルーします。

敦子は玲二のお店で楽しそうにしていると光雄が迎えに来ます。

帰るのを嫌がる敦子から「あなただって遊んでる!お金借りてまで遊びたいんでしょう?」と言われます。

事実を突きつけ、ちょっとは憂さ晴らしできた敦子は「普通の主婦に戻るわ!」と言って、お店を出ようとします。

すると玲二が豹変し、今までの代金「68万払え!」と脅してきます。

「お金はちゃんと払いますから、妻にもう構わないでください!お願いします!」

光雄はただひたすら地面に頭をつけて土下座をしていました。

タイプが異なるヒーローが2人、光雄(ムロツヨシ)と岩切組長(古田新太)がかっこよすぎる!

「サラリーマンだっせぇ!!」

高笑いする玲二。

挙げ句「サラリーマンよ!サラリーマン!」と言いながら光雄に何度も何度もビンタをします。

「サラリーマン!コツコツ働けよ。」

何も言い返さずじっと耐える光雄と、情けなさで何もできずただ震える敦子。

この夫婦の姿にグッときて泣けました。

平手打ちされてかっこ悪い場面なはずなのにかっこよかった…。

怒涛の後半、もっとかっこいい男たちが助けに来ます。

颯爽と店内に入ってきたのは岩切組長と桜井、入ってくるなりホストたちをぶん殴りバタバタと倒していきます。

桜井が光雄の傍に来て「エスの疑いがあったので尾行してました。」と、支店で見た人影は竜崎の手下ではなく尾行していた桜井でした。

「奥さんのことで様子がおかしかったんですね。疑ってすみませんでした。」と深々と頭を下げた桜井は「姐さん…伯父貴とどうぞお先に。ここはおやじが。」と敦子に逃げるように促します。

「狛江!家族大事にせいや。」と去り際の岩切組長、しびれる文句ですね!

懐からドスを出した岩切は玲二の顔に突きつけ、「おい、あんちゃん。さっきの男はわしの舎弟じゃ。二度と手ぇ出すな。」と言うと「ギャーッ!」と苦しむ玲二の悲鳴と共に何かを切った音がします。

夫婦の心修復完了!しかし、悪魔は最強の奥の手を準備していた…

光雄は敦子に、岩切のことを取引先の社長で“この街で顔が利く人”と説明し「悪かったな…これからは家族のことも考えるから。」と謝ります。

沁みた敦子は「お金お金って、私煩いかも知れないけどね。気持ちは昔と変わってないんだからね。」と言います。

「組長を裏切れません!エスを辞めさせてください!」

次の日、必死に土下座して竜崎に頼む光雄がいました。

「情なんてもんは脆いもんだ。誰の心にも悪魔が住んでいるんだ。いざとなれば…みんな悪魔に魂を売る。」

竜崎は麗香ママ(黒木瞳)と同じ言葉を言い、今からそれを教えると言って用意していた切り札を提示してきます。

“青葉銀行の瀬戸川支店長”が登場し、竜崎社長の願いならば阿修羅支店に広告を任せてもいいんですよと言ってきます。

目を真っ赤にして唇を震わせた光雄が悲しそうに見えます。

悪魔竜崎の囁き「エスを続けるか?」が聞こえ、「はい…。」とまた頷いてしまう光雄なのでした。

『Iターン』第7話まとめ

心をエグる…えげつないヒューマンドラマだからこそ、グッと来るものがある!

このドラマが描くのは決して甘くない“リアル”、現実の残酷さです。

どうしたらいい?と光雄にカメラ目線で問われる度に考えさせられ、もはや他人事とは思えなくなってきました。

そんな中にも小さいけど確かな幸せがある!という救いにホッとします。

話数ごとに男気が増し進化する男・狛江光雄の人生がどう転がっていくのか、最後まで応援して見届けたいです!

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