『Iターン』第2話あらすじ・ネタバレ感想!サラリーマンとヤクザ、地獄な二足のわらじ生活がスタート

ドラマ『Iターン』第2話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Iターン』公式ページ

めちゃくちゃ駄目な奴なのだけど、どこか憎めない…主人公・狛江光雄(ムロツヨシ)がピンチになればなるほどコミカルに描かれていてクスクスか止まらなくなるドラマ『Iターン』の第2話。

最果ての街である阿修羅市で光雄はサラリーマンとヤクザという地獄の二重生活が始まってしまいました。

光雄の組員デビュー業務に加え、岩切組長(古田新太)のめちゃくちゃラブリーな愛犬・昌三の登場と、見ごたえ抜群の内容です。

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『Iターン』第2話あらすじ


ドラマ『Iターン』第2話あらすじ

上司の高峰(相島一之)から大手百貨店の広告を受注しろという命令を受けた狛江(ムロツヨシ)は、部長の深町(木下隆行)を訪ね、接待のチャンスを得るが…。

一方、岩切(古田新太)からは組の仕事を押し付けられ、会社員とヤクザの多忙な二重生活が…。

しかも、あっという間に500万の借金が…!

そんな中、ヤクザとして美人ママ・麗香(黒木瞳)が経営するスナックのケツ持ちをする羽目に!

危険な任務の内容は―!?
出典:『Iターン』公式ページ

【ネタバレ】『Iターン』第2話の感想

狛江光雄(ムロツヨシ)45歳、1日で多重債務者になる

広告代理店「宣告社」阿修羅支店の支店長・狛江光雄(ムロツヨシ)は、竜崎組と岩切組の2重の借金苦で悪夢にうなされていました。

「ゆ~び!ゆ~び!」と低音で連呼されながらヤクザ達からにじり寄られ、指詰めを迫られる…妙にリアルな恐ろしい夢です。

夢だったとホッとしながら、光雄がカメラ目線で今の心情を語ってきます。

「ちょっとした出世、ちょっとした家庭、ちょっとした幸せを求めていただけなんです。なぜヤクザにならなければならないのでしょうか…?」

第1話は怒涛のヤバいところからの借金ラッシュ。

そして第2話も光雄の人生が倍速に感じるスピードで進んでいきます。

配属された阿修羅支店の売り上げは他支店の10分の1、これを1年以内に他支店と同程度の5億円を目指そうと光雄は打ち出します。

「ピンチはチャンス!」

と言って鼓舞しますが…やる気のない若手社員2人には全っ然響きません。

肝心の営業担当・柳直樹(渡辺大知)は「ムリに決まってる」と断言、こちらも前途多難な感じです。

まずは目先のお金が必要なので、本社の高峰部長(相島一之)に補償金を頼むも自己責任と袖にされ、少しでも借金を軽くしたいと思い土沼印刷の社長・土沼庄吉(笹野高史)に一緒に謝罪をしてほしいと頼んでみますがもちろん断られます。

とうとうお金も打つ手も見出せず、光雄は預金から100万円&貸金融から100万円ずつを2社から借り入れて、計300万円。

たった1日で多重債務者となってしまいました…

冷徹な竜崎剣司(田中圭)の追い込み方はじわじわ陰湿系

「本当は…本当はこのまま逃げたいんです。でも、そんなことをすれば一家離散だし。たどりつく先は…」

光雄は悲痛な表情でカメラに語りかけてきます。

目線を向けられて話されると、さすがに同情してしまいます…。

まずは竜崎組に300万円を返済しに行きます。これで借金は全額返済です。

竜崎組の組長・竜崎剣司(田中圭)は、お金を確認すると「あと200万円分の広告を忘れるなよ。毎週タダで作れよ。」と容赦ない言葉をかけてきます。

さらに「サラ金から借りた分が焦げ付いたら、ウチからツマめばいい。」とさらなる借金地獄に誘うような悪魔の台詞を言ってきます。

優しい顔つきの人ほど怒ると怖いなんてよく聞きますが、本当にこんな凄味のある田中圭さん初めてです。

フラフラになりながら「どうしよう…」と光雄は思い悩みます。

岩切組の分は、もうアテもなにもない…。

もはや光雄の脳内では十分に破たんしていました。

昔かたぎの岩切猛(古田新太)は、肉体酷使系の追い込みタイプ

宣告社の阿修羅支店に戻ると、店内は異様な雰囲気に包まれています。

何も事情を知らない事務員・吉村美月(鈴木愛理)が、「怖い人たちが来てる」と慌てて光雄に駆け寄ってきます。

なんと、岩切組の組長・岩切猛(古田新太)が、組員・桜井勇一(毎熊克哉)を引き連れて待っていたのです。

ちょっとした知り合いだと誤魔化して彼女にお遣いを頼み、席を外させます。

光雄は、会社にバレたら返済どころじゃなくなる…と控えてほしい旨を岩切に訴えます。

それを聞いた岩切は、光雄に容赦なくビンタ。

「ワシを舐めとるんか…金は?迷惑料500万!忘れんな、おどれはワシの舎弟や。」

と、圧キツめで有無を言わせません。

古田新太さんが醸し出す雰囲気がリアリティーありすぎて、身震いしました。

「当番もお待ちしています。これが当番表です。」

桜井に渡された当番表、そこには1週間の曜日別・仕事毎で割り振られた仕事が書いてありました。

仕事の内容は「電話」「調理」「昌三様」「事務」

…昌三様!?という謎の仕事が気になります。

しかも、<北東会三代目 岩切組 舎弟 狛江光雄>と筆字で印刷された立派な名刺をすでに作成されていました。

待ったなしでピンチは続きます。

一番キツイのはこの人、高峰部長(相島一之)の容赦のない無理難題

さらなる追い打ちをかけるように、本社の高峰部長から電話がきます。

「丸越百貨店の販売促進部の深町部長がね、うちの副社長の知り合いなんだよ。話くらいなら聞いてやっていいって言うんだ。ひと月以内に落としてほしい。」

深町部長は、宴会のプロと呼ばれているほど接待にすごく厳しいと有名で攻略困難な人物です。

丸越の仕事を取るのは架空の生き物を見るより至難の業なのです。

これは完全な部長の嫌がらせでした…でも、10倍目指すにはやるしか道はありません。

丸越百貨店へ行ってみると、販売促進部長・深町智博(木下隆之)の周りは広告代理店の営業マンだらけです。

宣告社の副社長のゴルフ仲間ということで、話を聞いてもらえた光雄に奇跡が起こります。

遅れて登場した事務員・吉村を一目見た深町部長は、今夜の接待を任せてくれることに。

しかし、場所は深町部長行きつけの高級が3つぐらいつきそうな「鮨割烹 龍馬」です。

選りすぐりのネタが美味しそうですが、費用は宣告社持ち…経費で落とせるような感じじゃないのです。

理由をつけて食べない光雄をよそに、柳と吉村は美味しそうにバクバクと頬張ります。

コッソリ財布の中身を確認した光雄、なけなしの5万円が全額消えていきました。

しかも実りなし…深町部長に新規広告展開の提案資料を見てもらうことも叶わずじまいでした。

「ウマい食事は親睦を深めるいちばんの潤滑油」という持論をもつ深町部長ですが、次第に行動が怪しくなっていきます。

宴会芸を強要したり…吉村の肩を不自然にもみもみしてセクハラまがいなことをして、そこに柳がかわしに入ると「つまらん!」と言って帰ってしまいました。

これは後々何か起こりそうな予感がしますよね。

光雄(ムロツヨシ)、岩切組へ初当番出勤する

「すぐに来んか!ワレ当番じゃろ!」

と連絡がきて、初めて岩切組に夜の当番業務をしに向かいます。

先日会った桜井に加え、角刈りの西尾誠次(塚原大助)、スキンヘッドの牛窪克弥(菊池均也)、無口な丸メガネでまかない担当の伊丹義三(森羅万象)の4人が丁寧な挨拶で出迎えてくれます。

竜崎組に漂う空気感とは異なり、光雄のことを「伯父貴!」と呼ぶような彼らはとても礼儀正しく、岩切組はよく言えばアットホームな感じです。

組長合わせて5人の岩切組、新入りの光雄を加えても6人という小さな組で、組員は住み込みでお勤めしています。

ちょっと可愛いと思ってしまったのは、せめてもの収入に…と、各々内職をしているところです。

桜井は折鶴1,000羽で4,000円、西尾はネイルチップ1つ300円、牛窪の造花はたいしたお金にならないそうで、今の時代は極道も厳しくていいシノギなのだと言います。

強面の人たちが、一生懸命に細かい作業に従事しているのを見てほっこりしました。

電話番を任された光雄でしたが、かかってくる電話の相手が「ワシ」or「俺」としか名乗らないのです。

桜井いわく、通話履歴を残す訳にはいかないのでアナログ式の昔の黒電話にしていて、相手を判断するには声で覚えるしかないと言います。

電話番も簡単ではない結構大変な業務でした。

見るモノ、やるコト、すべてが初体験のことばかりで、カルチャーショックを受ける光雄でした。

衝撃、組長の愛犬チワワ・昌三様が悶絶の可愛さで登場

朝になり、岩切組の事務所内が一気に慌ただしくなります。

岩切がもうすぐ出勤してくるため、組員は出迎えに向かいます。

光雄も促され、駐車場にスタンバイしていると、なんと岩切組長は事務所裏の自宅から左にチワワを抱えて出てきます。

クリーム色の儚げなチワワ、可愛すぎます。

強面が抱くチワワというミスマッチさに心を鷲掴みされてしまいました!

岩切組長は、日課で新聞全紙を読み、最近はネットニュースも目を通すという勤勉家。

人を操る情報ネタ探しも大事な仕事だといいます。

彼のやっていることは案外、会社の社長的なまともなことだなって思っちゃいました。

組長は新入りの光雄に、愛犬の昌三様の散歩を任せてきます。

「昌三様」の業務は「1回30分程度、距離は1キロ以内、朝夕2回。拾い食いに注意!」の散歩係、当番表の謎が解けましたw

「前に昌三さんに下痢させた当番は突然いなくなった…十分に注意してください。昌三さんに何かあったら、それこそ、大変なことになります。」

桜井が耳元でささやきます…一番怖い仕事かもしれません。

「当然ながら、岩切組での僕のヒエラルキーは、犬以下ってことです。」

カメラ目線で光雄が話していたそのとき、リードが離れ昌三様が脱走します。

BGMはなぜか村下孝蔵「初恋」で、危機一髪で無事保護。

このシーンはハラハラしました…。

スナック来夢来都のママ・麗香(黒木瞳)がかっこいい

ケツ持ちの仕事で光雄が派遣されたのは、「スナック来夢来都」です。

そこにはママ・麗香(黒木瞳)とホステス・めぐみ(森田望智)がいました。

突然暴れ出したという男をどうにかしてほしいと頼まれます。

名刺を見せてもひるまない泥酔男にもみくちゃにされる光雄、「うわぁーどうすればいいですかー!」とカメラ目線で叫ぶところでエンディングとなりました。

「アンタさんね、舐めとったら承知せんばいっ!」

と酔っ払いに詰め寄る麗香の方が、光雄より何倍も肝が据わっているのでケツ持ちいらないんじゃ…なんて思ってしまうのですが。

ここで黒木瞳さんが登場するとは、キャストの豪華さ半端ないですよね!

今後、麗香がどうストーリーに絡んでくるのかが楽しみです。

美しい黒木さんの今までに見たことない迫力あるかっこいい訛りは必見。

深夜帯ならではの演技が楽しめますよ。

『Iターン』第2話まとめ

とても怖い世界の話なのだけれど…人間味がある!

『Iターン』は「人」を描いたドラマです。

ムロツヨシさんの素ではないのだろうかと感じさせる「超ドM」な感じが、クスクスを誘ってきます。

存分に笑っていいと自分を許して、大いに爆笑して観ています!

1週間いろんなことがあっても、このドラマを観て「来週もガンバろっかな」って思えるような内容ですね。

第2話は特に、チワワの昌三が元気に走る姿が癒しを与えてくれました。

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