『Iターン』第11話あらすじ・ネタバレ感想!岩切組vs竜崎組の全面戦争が勃発、どちらが勝つか!?

ドラマ『Iターン』第11話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Iターン』公式ページ

ドラマ『Iターン』最終回前話。

本気の抗争の悲しい結末に胸が痛む…男同士の命を張った本気のぶつかり合いから目が離せません。

戦争の時だけ招集される岩切組の秘密兵器・坊野(阿部進之介)が初登場し、この戦いを裏で操り“画を描いていたのは堅気サラリーマン”という衝撃の真相も。

目を疑うラストに、見終わった後は言葉が出ないほどとにかくヤバい回です!

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『Iターン』第11話あらすじ


ドラマ『Iターン』第11話あらすじ

岩切(古田新太)奪還のためにクビ覚悟でわざと誤植をした狛江(ムロツヨシ)は、ある決意をする。

一方、岩切組は竜崎組へのカチコミのために作戦を練り始め…。

竜崎(田中圭)のスパイとして岩切組を裏切ってきた狛江だが、岩切に組の一員として作戦に参加すると申し出る。

さらに、謎の組員、坊野(阿部進之介)も加わり、ついに岩切組と竜崎組の全面戦争が始まる――。

狛江と岩切の秘密の作戦とは!?
出典:『Iターン』公式ページ

【ネタバレ】『Iターン』第11話の感想

光雄(ムロツヨシ)は家族を不幸にしないために策を講じる!

光雄(ムロツヨシ)はすぐに妻・敦子(渡辺真紀子)に電話すると「会社クビになるかもしれないけど、家族を不幸にすることはしないから信じてくれ!」と伝えます。

朝イチのホルモン道場かどやでは、店主のホルモン姉妹(阿佐ヶ谷姉妹)が、村下孝蔵の「初恋」2番を歌っています。

光雄に呼び出されて不本意そうに刑事の城島(河原雅彦)がやって来ます。

光雄は「市民の味方“警察”が、ヤクザの手下なんて情けないっすね」と城島をワザと煽って怒らせるような発言をします。

「正義なんざ、何の銭にもならんやろが!」

城島が胸ぐらを掴んでくると、「今の会話録音させてもらいました」と光雄はコレが狙いでした!

「逮捕や。罪っちゅうモンは作るもんやで。」

ニンマリ笑う城島が手錠をチラつかせて、逆に脅してきます。

元傭兵の超ヤバい組員・坊野(阿部進之介)が登場!

その場に歩み寄ってきた男が、城島の首に“小型C4爆弾”巻きつけました。

その男の名は坊野(阿部進之介)。

戦争が起きるときにだけ招集される元傭兵の超ヤバい岩切組の組員でした。

「岩切組の坊野です。お初にお目にかかります。」

面識のない組員の急な登場に驚く光雄を気に留めず、坊野が城島に淡々と装着した爆弾の説明をします。

“首に巻いたリード線の電流が途切れると起爆装置が作動して首から上が吹っ飛ぶ”と言われた城島は「ハッタリや!」と信じません。

コンポジション4…米軍が開発したというプラスチック爆弾、坊野は城島の首につけた同じものを机に置きます。

そのC4を軽くポイッと城島が投げると、その場でドンッと爆発が起きました。

その威力に城島は一気に怯え、光雄もドン引き。

爆弾の仕様は“ケースに強い衝撃を与えるか、遠隔の起爆リモコン装置でも爆破できる”というもので、起爆解除は坊野しかできないと言います。

アフガニスタンという過酷な地で傭兵をしていたという坊野、寡黙でミステリアスな雰囲気が内に秘めてるヤバさを醸し出します。

刑事の城島(河原雅彦)によって明かされる真相!

情報を引き出すため、場所を移して城島を締め上げると“青葉銀行の瀬戸川支店長の手引きで、藤堂という関東の暴力団幹部と竜崎は手を組むことにした”と吐露。

第9話に登場し、竜崎を兄弟と呼んでいた謎の外国人ヤクザのことですね!とうとう阿修羅市だけにとどまらない抗争に発展してきたようです。

「両天秤や。瀬戸川は竜崎だけじゃなく藤堂の組にも融資してた!」

竜崎は知らないという独自のルートで調べた調査結果を城島が語ります。

竜崎社長(田中圭)と藤堂(蟹江アサド)という2つの組の大御所を手玉に取るとは…青葉銀行の瀬戸川支店長(手塚とおる)はかなりの策士のようです。

「コイツはもう用なしですね?」

何の躊躇もなく城島を消そうとする坊野を、光雄は「殺すことはない」と制止します。

そして「城島さんはこの件にはもう介入しないでください。約束できますか?」と肩に手を置き静かに忠告しました。

光雄が去った後に、坊野は盗撮した城島の家族団らんの動画を見せ「もし少しでも妙な真似をみせたら…」と。

やり口が汚いと不満を漏らす城島に「相手の最大の急所を狙うのが戦いの基本、これからもよろしくな」と告げ、首のC4は外さないままにするのでした。

カチコミに行く前に“光雄がやりたいこと”とは?

坊野と光雄が岩切組に行くと、イカツめの武器を堂々と手入れしている組員たちがいました。

城島からうまく聞き出せたことを岩切組長(古田新太)に報告すると、“カチコミの作戦会議”に参加するように言われます。

しかし、「その前にやることがある」と言う光雄。

岩切組長には光雄が“何をやる”のか伝わったようで「おう、頼むで。」と“ありがとうな”とも聞こえる言葉をかけられます。

光雄の姿は公園のベンチにあり、傍らにちょこんとお座りして風に毛をなびかせているのは、組長の愛犬チワワの昌三さんです。

「白状してもいいですか?僕ね、実はすごく怖いんです。これで人生が終わるかも知れない。でも…すごく気持ちがいい、清々しいんです。」

目をうるうるさせた昌三さんを胸に抱きながら、光雄の誰にも言えない本音が語られます。

最後に昌三さんと散歩することで、昌三さんにも「義」を通す、怖いけど決意はもう決めてきた…そんな極道サラリーマン光雄の意志を感じるシーンでした。

岩切vs竜崎、いよいよ明日決行!

「藤堂っちゅう関東の外道と竜崎がのう…サラリーマンはみんな同じやのう。己のケツに火が付いたらみんな他人にすがりよる。」

すべては追い詰められた瀬戸川の描いた画という報告を受けた岩切は、静かにフツフツと怒っています。

「カチコミは明日決行!竜崎と藤堂が動く前にケリつけるぞ!」

岩切の言葉に雄叫びをあげた組員たちが持っている武器を高らかに掲げ、士気が上がります。

同じ頃、竜崎も「とるかとられるか…全面戦争だっ!」と強面すぎる部下が勢ぞろいする中で宣言、お互いを潰しきるまで終わらない、そんな戦いがはじまりました。

岩切組のカチコミ作戦会議では、ドラゴンファイナンス内の見取り図が描かれたホワイトボードを見ながら作戦が練られています。

相当数のチャカがある可能性を考えると中を突っ切るのは避けたい、坊野は“ビルの非常口”からのドラゴンファイナンス内への侵入を提案します。

非常口は常時施錠されており、誰かが中に入って“中から非常口を開ける”必要がありました。

「岩切組長に殴られ続けて寝返ったという体で私が!」

この重要な大役に名乗りをあげたのは光雄、しかし岩切組長に「おどれは死にとうないやろ。素人はいらん!」と却下されてしまいます。

光雄、人生最初で最後のカチコミ前夜!

岩切組長にカチコミの“先立ち役”を断られてしまった光雄は、おもむろに金属バットを持って力いっぱいデタラメにぶんぶん振り回しはじめます。

「行きますよ!僕だって岩切組の一員ですから!」

西尾誠次(塚原大助)や桜井勇一(毎熊克哉)に説得されても決意は揺らがず、髪を振り乱しながらバットを回し続けるのを見た岩切は「もうえぇ、もう分かった!」とカチコミ参加を認めざるをえませんでした。

作戦会議終了後、光雄に妻・敦子から電話がきます。

「帰ってきてそばにいてほしい…会社辞めてもいいから、私もパートするし…」

朝に変なことを言っていた光雄を心配している敦子。

娘・遥も「私、別に大学行かなくてもいいよ」と明るく電話口で光雄に言います。

「だから、元気でいてくれればそれでいい。じゃあね。」

敦子からの言葉に光雄の目が赤くなっていきます。

<僕は明日、人生で最初で最後のカチコミに行きます。正直今でも膝がブルブル震えています。でもこれはきっと武者震いに違いありません!>

本当に待ったなしの明日がやって来てしまいます。

カチコミ当日の朝に突然の作戦変更…

カチコミ当日の朝、岩切組長が光雄の枕元に座っています。

悪夢と勘違いしてなぜかちょっと喜ぶ光雄、組長に1発ビンタを食らい目覚めます。

「すみません、伯父貴。またやっちゃいました」

桜井がピッキング道具を見せて不法侵入を謝ってきます。

起きて早々、光雄にカチコミ作戦の変更が告げられます。段取りはこうです。

  1. 光雄がドラゴンファイナンスに行って、竜崎に「光雄の社宅に隠れている岩切が酔いつぶれて寝ている」と密告する
  2. 竜崎はたとえ信じていなくとも、何人かは兵隊を光雄の社宅に送ってくる
  3. おびき寄せた手下たちを桜井が社宅にて片付ける
  4. ドラゴンファイナンス非常口を光雄が開けて岩切組長がカチコむ

光雄は自分の演技力が大根役者であることを心配しはじめると、岩切にガツンと鼻を殴られ「竜崎もその顔見たら信用しよるわ!」と喝を入れられます。

見事に青く腫れあがり血がにじんだ光雄の鼻を見て、竜崎は信じてくれるでしょうか?

光雄のおびき寄せ作戦成功なるか?

満面の笑みで対応するドラゴンファイナンス受付嬢・虎本に「緊急なんです、岩切の情報です」と小声で伝えると、一瞬で表情が一変、無表情で竜崎にアポをとり顎で奥へ行けと指示します。

「なんだ、そのツラ?」

竜崎に腫れあがった鼻のことを聞かれた光雄は、必死で作戦手順通りに土下座までして話をします。

「猿芝居を信じてやってもいいが1つ質問がある…岩切はなぜ古参の組員ではなくお前を頼った?誰かに寝首をかかれるのが嫌なら、お前なんかより腕の立つ子分に頼った方が安心だ。」

案の定、全然信用しない竜崎でしたが、タイミング良く城島から「あの広告屋、岩切を裏切りよったで。今朝警察に“岩切が自宅で寝てる”って通報があったわ!律儀に写真まで送ってきよって…」と電話が入ります。

そして“一升瓶を持って光雄の部屋で寝ている写真”と“岩切組の組員たちが武器の手入れをしている写真”が竜崎に転送されてきます。

城島を脅してこの電話をさせていたのは坊野、あのときC4爆弾を外さなかったのはこんな風に利用するためでした。

「岩切のバカ、コイツん家で寝てても不思議はねぇか…行け!」

竜崎は手下どもをすぐに向かわせます。

どうやら“手下おびき寄せ”は成功したようです。

「トイレ行ってもよろしいですか?」

トイレに行く光雄を、超強面組員・神野晃(般若)が疑いの目で見つめていたのを光雄は気がつきませんでした。

あれ?竜崎がいつもの椅子に座っていない…隙を突かれ岩切撃たれる!

光雄は岩切を非常口から導き入れることに成功しますが、ホッとしたのも束の間、神野が日本刀を持ってヤバい笑みを浮かべ待ち構えていました。

あまりにビックリした光雄は、持っていた金属バットを振り回して、岩切の手に握られていたチャカを振り落してしまいます。

岩切は光雄の金属バットを奪い取るとバッターの構えから神野に応戦、時代劇さながらの白熱した素晴らしい殺陣が繰り広げられます。

見事にバットで討ち取った岩切はチャカを拾うと「竜崎、殺るで!」とドラゴンファイナンスの中へ進みます。

チャカを持った岩切が登場すると会社内は大パニック、岩切は奥に進み竜崎のいつも座っている社長椅子に向かってチャカを構えると、そこに座っていたのはオーラヤバめの組員・黒田啓二(田本清嵐)でした。

あれ?と岩切と光雄が一瞬の隙を見せた瞬間、組員の後ろに隠れていた竜崎が岩切に向けて躊躇なく1発撃ちこんできました。

弾は岩切に命中、その場に倒れ込みます。

「拳銃を突きつけられる気持ちはどうですか?さぁ、竜崎さん始末してこの男を私と同じ目に遭わせてください。」

こう言いながら青葉銀行の瀬戸川支店長が藤堂を連れて現れると、社畜も追い込まれると恐ろしいのう…と左肩から大量に出血している岩切は瀬戸川に毒づきます。

「竜崎、そいつを弾け!俺と杯をかわせば2人でこの街を支配できる。」

藤堂が竜崎をけしかけます。

光雄の悲痛…岩切組長、死す!?

「竜崎…落ちたもんやのう。街を売るんかい。」

岩切は竜崎を見てひと言うと、今度は藤堂の方を睨みながら話しはじめます。

「お前の考えはお見通しじゃ、最後には竜崎も切るんやろ?会社でいう所のM&Aいうやっちゃ。」

藤堂は否定せず、時代遅れのヤクザはやっかいだと吐き捨てます。

「極道もグローバル化の時代だ。兄弟、さっさとコイツら片付けてくれ。」

やりとりを黙って聞いていた竜崎はフッと笑うと、岩切と光雄を「地下室連れていけ!」と手下に命令して、藤堂の前に行くと不機嫌そうに「俺に命令するな!」と凄みます。

「もうあかん…すまんのぉ、巻き込んで…」

地下室に連れて来られた岩切は息絶え絶えに珍しく弱音を吐きます。

組長らしくないと必死に励ます光雄の声掛けもむなしく「昌三のこと…頼んだで」と言葉を最後に残し、岩切は意識を失ってしまいます。

「あぁー組長ーーっ!」

岩切の胸に顔をうずめ、声の限り何度も呼びかける光雄がいました。

『Iターン』第11話まとめ

岩切組長推しには衝撃のラスト…悲しすぎて言葉が出ず、フリーズしてしまいました。

裏幕がどんどん紐解かれていく中で、ずっと秘密にされ続けている「竜崎が何かと入り浸る奥の秘密部屋」の存在がどうしても気になります。

まだまだ戦いは始まったばかり、きっと最終回も心が持たないヒリヒリの戦争が繰り広げられることでしょう。

早く続きが見たいと思わせる秀逸な内容でした。

岩切組の人たちと、光雄の無事を祈るばかりです!

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