『Iターン』第1話あらすじ・ネタバレ感想!ムロツヨシ×古田新太×田中圭で織りなすブラックリーマンコメディ!

ドラマ『Iターン』第1話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Iターン』公式ページ

はちゃめちゃ度高め!キャラ濃すぎ!

出演者が豪華すぎて、オールスター怪獣戦争のようなやりとりがおもしろい…笑えてグッとくるドラマ『Iターン』。

家のローンや娘の受験…まだまだ働かなきゃヤバい45歳・中堅広告代理店勤務の狛江光雄(ムロツヨシ)に「潰れかけの阿修羅支店へ左遷」という突然の悲劇が訪れます。

立て直せなかったらクビという崖っぷち人事…しかも、阿修羅市で光雄を待っていたのは文字通り「修羅の道」だったのです!

激ユルいけど怖い、怖いけど結構笑える、絶妙なタッチで描かれるダメな男の中年の危機が愛おしくもあります。

深夜の夜更かしのお供にちょうどいいドラマですよ。

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『Iターン』第1話あらすじ


ドラマ『Iターン』第1話あらすじ

広告代理店の営業マン・狛江光雄(ムロツヨシ)は、上司の怒りを買い、最果ての街に左遷され単身赴任することに!

結果を出して、本社に返り咲く為、たった2名の社員と共に貧弱支店の立て直しを図る。

そんな中、新規の広告でありえないミスが…!

その相手はこの街の二大ヤクザの一つ、竜崎組の会社だった!

社長の竜崎(田中圭)に呼び出され大ピンチ!

さらに、対立するヤクザ・岩切(古田新太)も怒鳴り込んできて絶体絶命!
出典:『Iターン』公式ページ

【ネタバレ】『Iターン』第1話の感想

逆さ吊りで村下孝蔵「初恋」を必死に歌う主人公・狛江光雄(ムロツヨシ)

このドラマの主人公は、広告代理店「宣告社」の営業マン・狛江光雄(ムロツヨシ)、45歳です。

ホラー・推理小説家である福澤徹三の『Iターン』シリーズが原作となっており、2014年第3回エキナカ書店大賞を受賞した作品で、多くのサラリーマンに愛されています。

実際に広告代理店に務めたこともあるという福澤先生の経験に基づいたリアルな描写は必見、しかもアウトロー小説や実話怪談も書いているだけあって、ドキドキとヒリヒリ…超怖い人がいっぱい出てくるストーリー展開がたまりません!

笑えない状況なのに面白い、絶妙なドラマなんです。

「好っきだよと言えずに初恋はぁ~、振り子細工の心ぉ~」

逆さ吊りの狛江光雄が、目を充血させ、顔を真っ赤にして、小刻みにブルブル震えながら村下孝蔵「初恋」を歌っているという、衝撃的なシーンからスタートします。

その様子を見てカタギっぽくない怖い古田新太が「えぇ歌やのう。冥土に行くにはぴったりの曲や。」とニヤニヤ笑いながら言うんです。

「あーー。」と光雄が断末魔の雄叫びをあげたとこで一旦終わります。

冒頭から引き強め…狛江光雄はどうして逆さ吊りに?

冥土ってことは、殺されちゃうの?

あのコワモテな古田新太はいったい何者なのか?

謎が深まり興味津々になっちゃいますよね。

逆さ吊りの数日前。狛江光雄(ムロツヨシ)45歳、イキナリ左遷に遭う!

数日前…「宣告社」の東京本社で、神妙な面持ちで歩く狛江光雄が向かったのは、上役の集まる部長のオフィスでした。

にっこにこの高峰部長(相島一之)から、新年早々に阿修羅市にある閉鎖の噂がある負債を抱えたポンコツ支店への異動を言い渡されます。

業績を好転させて立て直せなければ責任を負ってクビという道筋がくっきり浮かび、これはリストラの前兆であるという高峰部長の思惑が透けて見える人事異動です。

光雄が左遷に遭った理由は「逆玉出世した高峰部長を“コネ部長”とバカにした発言をしたから」です…。

家のローンは残り20年、娘は来年受験…という状況の光雄は「はい。喜んで!」と返事する他ありませんでした。

「会社でみっともないマネできない信念がある」と明らかにカメラ目線で言い切った光雄でしたが、その直後に「クビにしないでくださいっ」と見事なスピード謝罪&土下座を繰り出します。

気づきました?この男、ちょっと胡散臭いのですw

阿修羅支店業績を上げれば晴れて本社復帰、狛江光雄の真の営業力が問われます。

仕事はできるのかな…どんどんストーリーに惹きこまれていきます。

光雄(ムロツヨシ)、勝負の街・阿修羅市へ。

妻・狛江敦子(渡辺真紀子)と娘には、「栄転だ…」とウソをつきます。

家族離れ離れの単身赴任ですが、興味がなさそうな家族たち。

「お金はちゃんと入れて。クビにならないでね。」

とだけ言われて送り出されます。

向かう機内で、「ビジネスは常にイノベーションだ!」が口癖のデキる男(渋川清彦)が隣りの席に座ります。

壮絶な「真ん中の肘かけ争奪バトル」になりますが、光雄はあえなく敗戦。

バツが悪そうに窓の外を見て、村下孝蔵「初恋」を歌うのでした…。

意気込みはイイんだけど、結果がついてこない…狛江光雄はそんな中年なのです。

勝負の街に到着しました。

「日本一明るく楽しい街 阿修羅市」と描かれた昭和風の古めの看板…商店街はシャッター通りと化しています。

錆びれた街中を歩くと…シャッターに向かって喧嘩を売る酔っ払いのおじさん(木下ほうか)にからまれるし、うんこ座りでシンナーを吸う25歳のヤンキー女(伊藤沙莉)に睨まれるし、「朝ヌキいかがっすか~?」って勧誘され、最後は「俺たちはもう逃げられねぇんだ!」と叫び逃げる不良高校生に会ったりと、なかなかヘビーな感じです。

伊藤沙莉さんとムロさんのアドリブっぽい絡みに爆笑してしまいました!

就任初日、問題だらけの阿修羅支店に光雄(ムロツヨシ)絶句。

宣告社の阿修羅支店。

扉を開けると、かなり重めのヘビメタが店内に爆音で流れています。

阿修羅市マスコットキャラ・アシュラくんの格好をして「SHURA! SHURA!」の歌詞に合わせてヘッドバンキングする事務員・吉村美月(鈴木愛理)がいました。

この光景には、光雄ドン引き…中に入る人を雇う余裕がなくて練習していました。

「うぃっす~。」

と、遅れて顔に似合わずかなり高圧的な銃口がこっちを向いたデザインのセーターを着た、営業の柳直樹(渡辺大知)が出社します。

一連の支店の状況を見て、長年キッチリとした本社勤めをしてきた光雄は唖然とします。

デキる男の口癖を丸パクりした支店長挨拶を済ませると、気を取り直して柳と一緒にお得意さんに挨拶周りに向かいます。

チラシとポスターを任されている得意先1軒目は、系列店も多い「ヌキヌキ万次郎」というエロなお店です。

店長(矢部太郎)は九州訛り?の特徴とクセ強めの人物です。

マジメな光雄を見て「堅いのはココだけでえぇんよ~」と言いながら光雄の股間をペしぺし触り、「うちで1発ヌイて行くね?」とたいぶフランクな対応です。

前任の支店長は、この店の常連さんだったそうです。

阿修羅支店がポンコツ化した理由はもしや…このお店のせいだったりして。

あの矢部さんが演技してる~ってだけでかなりの感動が込み上げてきました。

2軒目は「ドラゴンファイナンス」という貸金融の会社です。

定時と苦手だという2つの理由で、柳はこの会社に行くことを拒否して帰宅してしまいます。

光雄が1人で挨拶へ向かうと、入口付近は明るく活気のある雰囲気でしたが…奥に進むとガラッと重くなる空気で明らかにカタギじゃない、そこは竜崎組の事務所でした。

色つきのサングラスでギロリと睨む社長・竜崎剣司(田中圭)に大汗をかきかなりビビる光雄でしたが、なんと奇跡的に「ゴールデンウィーク用の販促チラシ」の受注に成功します。

支店に戻り、新規受注をアピる光雄。

柳と吉村に「すごい」と一目置かれます。

しかしこの後…調子に乗ってしまい足元をすくわれることになります。

見た目で判断したらダメって言ってたのに…

光雄は、「クライアントを見た目で判断したらダメだ」と柳に説きます。

さっそく昔からの付き合いのある印刷会社・土沼印刷との打ち合わせに出向きます。

ボロい小さな印刷所で、機材もパソコンも印刷技術も古めです。

完全に見た目で判断した光雄は、今夜ピンサロ接待に笑顔で誘う社長・土沼庄吉(笹野高史)を侮蔑の表情で見下します。

そして「取引は、この仕事で最後にします。」と宣告。

いつかの自分のように必死に土下座をして頼み込む土沼社長を見て、優越感に満ちた悪い顔をします。

心配する柳に、「情で仕事をするな…ビジネスはイノベーションだ」と、またデキる男語録をパクって話します。

これが良くなかった…この男、全然懲りてませんでした!

数週間後、滝のように汗を流して立ちすくむ光雄の姿が竜崎組にありました。

土沼社長の復讐で、意図的にドラゴンファイナンスの電話番号を「誤植」された販促チラシを印刷されていました。

間違った番号を載せたまま納品し、それを配ったドラゴンファイナンスは大損害、もっと大きな事態に発展しちゃいます。

ゴールデンウィークの売上が下がったと竜崎社長は静かに怒り心頭です。

ケツを拭くのはアンタだと言われた光雄は「500万円払え!」と要求されます。

到底払えない額…最終的に300万用意し、残り200万分は「返済するまで毎週タダでチラシを打ち続ける」ことで返せと言われます。

書類にサインを強制される光雄がわなわな震えていると、「俺は優しい方だぞ。」と竜崎が意味深な発言をします。

その言葉を不思議に思っていると…車を乗りつける音がして、もっとやべぇ感じの人たちが入ってきました。

入って来るなり岩切猛(古田新太)は、竜崎に凄みます。

「なんでおどれの店のチラシに、うちがケツもちしてる店の番号が載っとるんじゃ!わしに弓引くつもりか?」

こいつが誤植をヤラかしたと説明された岩切組組長・岩切は、光雄の身柄を自分側に預かるため仰天の策に出ます。

無理やり自分が飲んだ酒を光雄にも飲ませて「盃を交わした舎弟だ」と言い張り拉致します。

確かにインテリ派・竜崎の方が優しいかも…荒っぽい武闘派・岩切は何をするか予測できない怖さがあります。

実は竜崎組と岩切組、阿修羅市を牛耳る二大ヤクザ。

竜崎は、「光雄の件」を岩切組を潰すチャンスとばかりに策を練り始めたようです。

この攻防、面白くなりそうですね。

極道広告マン・狛江光雄(ムロツヨシ)の誕生!?

岩切興産に連れて行かれた光雄、窓から逆さ吊りにされます。

「殺さないでくださいっ!家のローンも娘の進学も…」

「それは、おどれの都合やろ!サラリーマンちゅうんは、自分のことしか考えへん。デリヘルはな、電話が命なんや。」

ゴールデンウィークの売上がガタ落ちした代償を払えと光雄に迫ります。

無理です…と訴えますが、そんなことはお構いなしです。

「きれいな空やのう。なんか一曲歌えや!」

ここで冒頭の光雄が村下孝蔵「初恋」を逆さ吊りで歌うシーンに、見事に繋がりました!

無事引き上げられた光雄に待っていたのは、岩切の「迷惑料は500万」という宣告でした。

加えて、舎弟となり組員になった上で納金として月々5万円という情け容赦ない制裁内容。

「お前は今日から“極道”になったんや。極道広告マンや!ヤクザもイノベーションの時代や。」

竜崎のような外道に負けないように変わらなくてはいけない、と気になる言葉を岩切が言います。

カメラ目線の光雄がラスト語ります。

「このハードなドラマの展開、違うんですよ…これは僕が“中年の危機”を乗り越える感動の物語なんですよー!」

『Iターン』第1話まとめ

バラエティに富んだ登場人物たち、さすがサラリーマンが面白いと太鼓判を押した作品だけあると感じました。

観ていてどこかワクワクさせるパワーのあるドラマです。

続きが楽しみで仕方ありません。

SNSでは、一味違う悪役・田中圭の演技に注目が集まり、話題となっていました。

いい人を演じている田中さんが悪を演じたギャップに萌えました!

本当に見ごたえあります。

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