『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第9話あらすじ・ネタバレ感想!オーナー不在のお店は天国?

ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第9話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Heaven?~ご苦楽レストラン~』公式ページ

ソムリエ試験から1ヶ月ほどが経ったある日、お墓の中にあるフレンチレストラン『ロワン・ディシー』では、オーナー(石原さとみ)にとって最悪の日であり、伊賀くん(福士蒼汰)たちスタッフにとって最良の日が訪れていました。

これは、オーナーと伊賀くんに降りかかった幸せと試練のお話です。

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『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第9話あらすじ


ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第9話あらすじ

仮名子が引退!? 最終決戦が幕を開ける!!

オーナー・仮名子(石原さとみ)不在の1日。

振り回されることなく仕事に集中出来るロワン・ディシーメンバーには、立て続けにラッキーな出来事が起こり、幸せを噛みしめていた。

その頃、仮名子には不運な出来事ばかりが起こり不機嫌指数がMAXに…。

そんな矢先、ある謎の男(白井晃)が来店。難敵に追い詰められた仮名子は人生初のピンチに追い込まれる。

さらに、伊賀(福士蒼汰)にも予期せぬ事態が忍び寄り…。
出典:『Heaven?~ご苦楽レストラン~』公式ページ

【ネタバレ】『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第9話の感想

私、お店に来ないから

陸の孤島のフレンチレストラン『ロワン・ディシー』では、今日もスタッフたちがオーナー(石原さとみ)に振り回されています。

新作を執筆中のオーナーは、筆が乗ってくるとせっかくシェフ(段田安則)が作った料理を食べないなどして、食材が無駄になるので周囲は困っていました。しかし…。

「私、明日は店に来ないから」

無事執筆を終えたオーナーは、編集部に原稿を届けてから打ち合わせと称した豪華な食事会に行くために店には来ないとのことです。

「明日はオーナー来ないんだ」

千載一遇のチャンス到来に、みんな顔がほころびます。

次の日、山縣さん(岸部一徳)、店長(勝村政信)、川合くん(志尊淳)はご機嫌で開店準備をしています。

オーナーに邪魔されることもなく調子を崩されることもないので、みんな心に余裕があります。

シェフたちもまかないをそうめんにしたいなど突然変更させられることもないので、ニコニコしています。

オーナーが来ないことを知っていることが、精神の安定を促しているのです。

「オーナーも幸せだといいね」

「幸せですよ。オーナーの幸せはたくさん食べて飲むことですから」

そんなオーナーは、後に開かれるであろう食事会に期待を膨らませながら編集部に行くと、編集部は校了作業で手いっぱいでした。

そこで重大な事実が発覚します。

「打ち合わせは20日ですよ。今日は2日!」

なんと、オーナーは日付を間違えていたのでした。

ごちそうを食べ損ねたオーナーは、店に帰ることにします。

お店では、店長たちがオーナーがいない幸せを噛み締めているところでした。

オーナーがいないと川合くんのポンコツ天然ぶりにイライラしなくて済みます。

オーナーがいないと、チーズの試食会で買えないと思っていたチーズがタダでもらえたりします。

オーナーがいないので開店準備もスムーズに運び、おのおの優雅な時間を過ごしていました。

シェフは気分が乗っているので前菜を追加したと言います。

「この料理は黄色いお皿があると映えるんだけどなぁ」

「ありますよ」

実は、オーナー室にはオーナーがため込んだ食器類がありました。

それにしても、オーナー室は散らかっています。

店長たちは、気分が良いので部屋を片づけることにしました。

オーナーの不運

編集部を追い出されたオーナーは、タクシーに乗ると道が分からない運転手に当たってしまい、仕方なく途中で降りることになってしまいます。

駅の場所も分からない中、ステーキの屋台に引き寄せられながらもなんとか我慢していると、見たことあるカメラマンが誰かを狙っています。

あの、元女優の久世光代を狙っていたプライドのないカメラマンです。

また誰かのスキャンダルを狙っているようです。

オーナーは不機嫌もあってか、カメラマンに絡んで揉み合っているうちに、ヒールが壊れてしまいました。

修理店に寄ると、なんと40~50分待ちだということです。

仕方なく近くのファミレスに寄って、お肉の誘惑に負けそうになりながらもグラスワインだけを注文してグッタリしていると、いつの間にか眠ってしまっていました。

慌てて店を出てやっと捕まったタクシーは、なんと先ほどの道が分からない運転手のタクシーでした。

オーナーは歩いて店に行くことにしましたが、雨まで降ってきてしまいます。とことんツイていません。

一方、お店ではオーナーが集めていた綺麗なお皿を並べてご満悦な伊賀くんたち。

川合くんは買い忘れた花を買いに行き、いつもの花屋が休みだったので別の花屋に行くとおまけをしてもらえ、そこで近所のフレンチレストランの領収書を拾って届けてあげたのでとても感謝されました。

「川合くんが感謝されるなんて滅多にないことだよ」

「それも、オーナーがいないからだ」

いまや、店で起きる良いことは全てオーナーがいないおかげということになっています。

今夜は予約が二組だけとなっていましたが、飛び込みのお客さんがたくさんやってきました。

聞けば、川合くんが領収書を届けたお店がさばききれなかったお客さんに『ロワン・ディシー』を紹介してくれたということでした。

おかげで店はほぼ満席です。

そこへ常連さんの小枝さん(矢柴俊博)と幹さん(上田遥)カップルが来店しましたが、席がないとガッカリしています。

でも、伊賀くんはニッコリしてこう言います。

「今日は、大丈夫です」

なぜなら、今日はオーナー席が空いているのです。

小枝さんたちは無事に食事をすることができました。

そこへ、ヘトヘトでビショビショのオーナーが帰って来て自分の席が埋まっていることに一瞬怒りが湧きますが、小枝さんが公開プロポーズを始めたために言い出せなくなってしまいます。

プロポーズは大成功。店長は川合くんがおまけにもらった花を2人に渡します。

すると、そこへ世界的に有名な指揮者(井上順)が一曲プレゼントしたいと申し出ました。

今日はオーナーがいないので、伊賀くんは独断で演奏をお願いします。

演奏後、店内は拍手喝采。

店内はお祝いムードになっています。

「何これ…」

オーナーはドン引きしています。

幸せな時間は長く続かない

他のお客様を巻き込む行為を好まないオーナーはプリプリ怒っていますが、シェフもスタッフもみんなニコニコしています。

「この幸せをオーナーにも分けてあげたい」

「私はご飯が食べたいの!」

しかし、食材は全て売り切れてしまいました。

シェフは余り物で『特製プレート』を作り、オーナーはカウンターでそれを食べることになりました。

はじめはムスッとしながら食事をしていたオーナーですが、食べ進めて行くうちに笑顔が戻ってきました。

「あ~幸せ~!」

どんなに辛くても、食べれば元気になるシェフの料理。食べて見たくなりますね。

「でも、幸せな時間って長くは続かないのよね…」

オーナーは不吉なことを言います。

その不吉な予言は的中し、その後連日予約ゼロ、常連さんが引っ越しでいなくなる、照明は次々に切れる、グルメサイトの評価は最低と嫌なことが次々と起こり、売上は低下していました。

「伊賀くん!なんとかして!」

オーナーは‟困った時の伊賀くん”を召喚しますが、なんとかしてと言われても伊賀くんも困ってしまいます。

すると、そこにタイミング良く『飲食店経営コンサルタント』なる人物(白井晃)が店を訪ねてきたのです。

なんとかしてと言われた伊賀くんは店内に通します。

コンサルタントは、話を聞いた後は必ず私に感謝をすると自信満々です。

人から意見を言われるのが何より嫌いなオーナーは、のっけから戦闘モード。

「経営不振の原因は、ほぼ100%オーナーにある」

と言われ、さらにピリピリしていきます。

伊賀くんは真面目に話を聞こうとしていますが、他のスタッフたちはただ単にオーナーが言い負かされるところを見たくて、その様子を見守っています。

コンサルタントは客層やメニューの見直しを提案していきますが、オーナーはその都度独自の意見で却下していきます。

最終的に、一番大きな問題としてある人件費を削るという意見が出ました。

シェフとソムリエは最低限必要なので除くとして、ホールは1人だけで十分だと言うのです。

3人のうち1人残すとなれば、どう考えてもそれは伊賀くんです。

店長と川合くんは自分たちがクビにさせられると怯えていました。

しかし、オーナーは誰一人辞めさせないときっぱり否定します。

伊賀くんたちを守っているのかと思いきや、おそらくオーナーは半分本気で半分は負けたくない一心で言ってるのでしょう。

ここは私の店だから

コンサルタントは、レストランは夢と感動の舞台であり、お客様に感動を与えなくてはならないと持論を述べます。

その意見でさらに火が付いたオーナーはこう反論します。

「私は自分のために働いてるの。ここは私にとって完璧ならそれでいいの」

「感動するのはこの私じゃなきゃ。だってここは私の店なんだから!」

コンサルタントは特に間違ったことは言っていません。オーナーの意見が独特すぎるのです。

しかし、あまりにも堂々と持論を展開するのでコンサルタントは混乱してきてしまい、ただのわがままなのか、もしかすると真の経営の在り方なのではないかと考えるうちに気が遠くなってしまいました。

「しっかりしてください!あなたが正しいんです!」

伊賀くんはコンサルタントの気を呼び戻そうと顔を叩きます。

「オーナーはこの店で働いたことはありません」

コンサルタントはますます混乱してしまったので、そのまま帰っていきました。

恐るべしオーナー。彼女と同じ土俵に上がれば、勝ち目はないのです。

経営コンサルタント騒動もひと段落し、クビにされると怯えていた店長と川合くんもホッと胸をなでおろします。

しかし、オーナーは全員辞めさせるつもりはないけれど、どうしてもと言うなら伊賀くんを選ぶと言い出しました。

まさかの名前が出たことで、みんな絶句してしまいます。

伊賀くん自身も自分は選ばれないだろうと思っていたので、ショックを隠し切れません。

しかし、オーナーは伊賀くんが有能なので、他の店に売り込んで移籍金をもらうつもりなのだと明かしました。

「オーナー、プロ野球やサッカーじゃないんだから、フレンチレストランに移籍金なんかありませんよ」

「そうなの!?」

そこへ、お店に編集部から電話がかかってきました。

オーナーが代わると、なんとオーナーが作品を掲載していた『鐘公論』は潰れてしまったとのこと。

他の編集部を紹介することもできるそうですが、オーナーの作品を理解できる人がどれだけいるかという問題も残されています。

オーナーはこちらから頭を下げるつもりは毛頭ありません。

これによって、レストランの軍資金の当てがなくなってしまったのです。

一瞬落ち込むオーナーですが、すぐに気を取り直します。

「だって私にはレストラン経営があるもの!」

「私、黒須仮名子はこれからオーナー業に専念いたします!」

それは、オーナーがずっと店にいることを意味するので、スタッフたちにとっては軽く地獄です。

オーナーが張り切っていると、店に入ってくる人がいました。

なんと、伊賀母(財前直見)です!

伊賀母は、大きなスーツケースを持っています。

オーナー専念宣言の後に、伊賀母。地獄の上塗りです。

「お父さんがね…転勤になったの。ジンバブエに」

と、息子の腕をガッチリとロックした母。

「まさか…伊賀くんをジンバブエに連れて行くつもりじゃ?」

『Heaven?~ご苦楽レストラン~』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

これは大変なことになりました。

オーナーがオーナー業に専念することも大変ですが、伊賀母がまた伊賀くんを狙ってきているのも大変です。

伊賀くんはジンバブエに連れて行かれてしまうのでしょうか?

『ロワン・ディシー』の未来やいかに!?

次回の最終回は絶対に見逃せません!

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