『新感染 ファイナル・エクスプレス』で一躍人気になった豪腕の俳優マ・ドンソク。
『犯罪都市』は『新感染 ファイナルエクスプレス』以降初のマ・ドンソク主演作品です。
今作は2004年に実際に起った事件をもとに、警察×韓国マフィア×中国の新興勢力が激突し、繰り広げる死闘を描き、韓国で680万人を動員した人気作品となりました。
まさにマ・ドンソク主演の「濃厚クライムアクション」と言っても過言ではない作品で『ファイティン!』『新感染 ファイナル・エクスプレス』でも観ることができない「漢」のマ・ドンソクを堪能することができます!
- まさに韓国版『アウトレイジ』!?様々な組織が対立する裏社会の実態に注目。
- 漢のマ・ドンソク映画!その中でもマブリーの人柄は健在。
- 実在の事件をもとにしたクライムアクション。韓国映画ならではの内容の濃さ。
今回は、マブリーのマブリーたる由縁が存分に楽しめる映画『犯罪都市』をネタバレありでレビューしていきます。
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目次
『犯罪都市』作品情報
作品名 | 犯罪都市 |
公開日 | 2018年10月20日 |
上映時間 | 121分 |
監督 | カン・ユンソン |
脚本 | カン・ユンソン |
出演者 | マ・ドンソク ユン・ゲサン チョ・ジェユン チェ・グィファ イム・ヒョンジュン チン・ソンギュ チョ・ジヌン ホ・ソンテ |
『犯罪都市』キャスト/役柄
マ・ドンソク / 役:マ・ソクト
- 強力班刑事副班長
- コワモテで怪力の持ち主だが人情に厚いし、後輩にも優しい
- 馴染みのファン社長のクラブが黒竜組に襲われ黒竜組一掃作戦に身を投じる
チェ・グィファ / 役:チョン・イルマン班長
- 強力班の班長
- 昇進がかかっているためソクトたちの強行にはヒヤヒヤしている
ユン・ゲサン / 役:チャン・チェン
- 黒竜組のボスで極悪非道な性格
- 韓国に進出してきた新興勢力の犯罪グループで毒蛇組を乗っ取る
- 反抗するイス組とも対立
チョ・ジェユン / 役:ファン社長
- 韓国最大暴力団のボス
- ソクトとは顔なじみでもあり今回の事件では力を借りることになる
- 経営するクラブで暴れた黒竜組に対し復習を誓う
パク・ジファン / 役:チャン・イス
- イス組のボス
- 韓国の毒蛇組と中国新興勢力の黒竜組と対立する韓国のヤクザ組織
- クトには頭が上がらない場面もありお互い牽制し合う仲
【ネタバレ】『犯罪都市』あらすじ・感想
ビジュアルにこだわらず中身とアクションで真っ向勝負!
「どいつもこいつも悪党ばかり」という名のもとに、警察と裏組織の対立が描かれた『犯罪都市』。
マルコヤマモト
出演者に全く女性がいないというわけではないのですが、今作『犯罪都市』にヒロインらしい存在は見当たりません。
それよりも、韓国映画ではお馴染みのイケメン俳優枠も皆無…。
まさに男による男のためのクライムアクションといった感じの今作。
マルコヤマモト
『仁義なき戦い』シリーズや『アウトレイジ』『孤狼の血』を楽しめた方には、非常におすすめの作品です。
もちろん女性でも楽しめますのでご安心くださいね!
「イケメンがいない…」と悲しないで、観終わった後はマ・ドンソクの魅力にどっぷりハマっているはずです。
実在の事件をもとにしたフィクション
今作は2004年に韓国で実際にあった、中国朝鮮族のマフィアの一掃作戦にインスパイアされたと言われています。
まず敵方の説明をするために国籍の話になりますが、中国の国籍を持ちながら民族の欄には朝鮮と記載された人のことを中国朝鮮族と呼びます。
マルコヤマモト
彼らは事件当時韓国の首都ソウルで斧やナタを持ち歩き、些細な揉め事で暴れまわっては近所の住民たちを脅していたようです。
住民たちは怖くて通報ができなかったという出来事は実際にもあり、『犯罪都市』にも登場する描写です。
『犯罪都市』の敵組織である黒竜組は中国で悪事を繰り返した挙げ句に国を追われ、流れ着いた韓国の釜山でも悪事を働き、ソウルにまで勢力を伸ばしてきたという設定になっています。
そこに登場するのが『犯罪都市』のヒーロー我らがマ・ドンソク演じるマ・ソクト刑事です!
中国勢力一掃作戦に身を投じた強力班の副班長を演じ、地元の人々を守るため、次々と襲い来るマフィアをほとんど素手で倒していきます!
登場してすぐに繰り出す張り手は最強!
マルコヤマモト
暴力の中にも健在するマブリー
『新感染 ファイナル・エクスプレス』を経てマ・ドンソクの人気は急上昇!
ハードな力強さとは裏腹に、人情味に溢れた人間性と愛嬌のある笑顔を併せ持っているマ・ドンソクは韓国では「マブリー」と呼ばれ人気です。
※マブリー=マ・ドンソク+ラブリーの造語
マルコヤマモト
マ・ドンソクは「こんな人周りにいたらいいな」と思える、理想の存在なのです。
『犯罪都市』では韓国マフィアと中国朝鮮族のマフィアに挟まれつつ、住民たちを守るために尽力するマ・ソクト刑事を熱演!
ソクト刑事自身も韓国マフィアだけが街にいたころは楽をしていました。
顔なじみのファン社長(暴力団のボスだが…)のクラブで酒を飲んで韓国マフィアたちを手なずけていればよかったのです。
しかし、街に中国朝鮮族の黒竜組が乗り込んできたことで事態は一変。
ついに本腰を入れて黒竜組と向き合うとき、ソクト刑事は自ら仲間の先頭に立って進んでいきます。
マルコヤマモト
悪い者に対してはとことん痛めつけ、守る対象に対しては部下であれ地元民であれマフィアであれ誰にでも優しいソクト刑事は、マ・ドンソクそのものではないでしょうか?
『犯罪都市』の魅力=ソクト刑事のキャラクター=マ・ドンソクの魅力といっても過言ではありません。
マルコヤマモト
対する黒竜組のボスであるチャン・チェン(ユン・ゲサン)は、ソクトとは正反対の冷酷無比という言葉が似合うキャラクター。
ソクト刑事とチャン・チェン、2人のキャラクターの温度差が『犯罪都市』を盛り上げる1つの要素になっています。
マルコヤマモト
『犯罪都市』は痛いけど笑える韓国エンタメ!
『犯罪都市』は屈強な男たちが殴り合う映画…だけではありません。
もちろんそういう要素もあるのですが、それだけでは痛すぎる!
そこを上手に緩和するのが要所で盛り込まれるギャグ。
話の流れに自然と登場し、特にソクト刑事が繰り出すおちゃめなギャグは観客側の緊張感をほぐします。
殴り合いや黒竜組による暴行(平気で手斧やナタで人の指や腕を切り落とす)など、目を覆いたくなる場面もあると思いますが、その中で体を張って戦ったソクト刑事はじめとする強力班の活躍を忘れてはいけません。
イケメン無し、ヒロイン無しで挑んだ男の中の男たちが集結した泥臭い作品ですが、いろいろな底辺を這いずり回りながら駆け抜ける登場人物たちの姿に思わず心が熱くなる場面もありました。
『犯罪都市』には「ガチンコ」という言葉が似合います。
ラスト、ソクト刑事とチャン・チェンの空港のトイレで繰り広げるバトルは、まさに男同士の熱いぶつかり合いでもあったのです。
実話通り、中国朝鮮族を一網打尽にした韓国警察強力班のお話でした。
『犯罪都市』は、韓国で実際にあったマフィア抗争を映画というエンタメにうまく昇華させた作品です。
キャストたちからさらなる熱をもらい、作品がより良いものになったのだと思います。
マルコヤマモト
『犯罪都市』まとめ
\秘蔵メイキング映像公開/
夜の街を駆けるマブリー❗️
監督、共演者、スタッフと和気藹々のマブリー❗️
デリバリーに来て欲しいです🏍#犯罪都市 #マ・ドンソク pic.twitter.com/GLKmhRfyYG— 映画『犯罪都市』大ヒット公開中 (@outlawsfine) May 3, 2018
以上、ここまで映画『犯罪都市』についてネタバレありで紹介させていただきました。
- 犯罪都市』は男たちのガチンコ勝負!イケメン無しでもハートで通用する韓国エンタメ!
- 警察対マフィアのストレートな戦いを描いたことで、この作品に関しては韓国警察の評価が高いことに苦笑い。警察だってやるときゃやる!
- マ・ドンソクの魅力炸裂!最初一発の張り手でアナタはマブリーの虜♡
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