『ハイキュー!! 第3期』は、代表選手権大会の決勝戦のみのシーズンとなっています。
話数はOVAを含めて11話。
1試合を、これだけ長く放送するのには理由があります。
1つは全国大会へ出場できるかが決まる重要な試合であること、もう1つは今までの試合が3セットマッチだったのに対し、この試合は5セットマッチだからです。
試合が長いと、後半はスタミナと精神力の闘いになります。
そこも『ハイキュー!! 第3期』の見どころです。
- エース牛島への対応
- ブロッカー同士の戦い
- 試合終盤の体力、精神力の戦い
目次
【ネタバレ】アニメ『ハイキュー!! 第3期』あらすじ・感想
第1セット 牛島の桁外れなパワー
相手は、全国大会常連チームである白鳥沢高校。
全国No.1スパイカーと呼ばれる大エース・牛島若利がいる高校でもあります。
牛島はサーブも強烈ですが、とにかくスパイクの威力が桁違いの選手です。
烏野は牛島のスパイクの対処法として、「トータルディフェンス」を徹底しました。
牛島が得意なクロス側をブロックで塞ぎ、空いたストレートに打たせるというものです。
空いたストレートコースの先には、リベロの西谷が待ち構えます。
しかし、コースが絞られて威力が弱まったスパイクでも、西谷は上手く上げることができませんでした。
理由は、牛島が左利きだったからです。
左手で打たれたボールは、右手で打った時とは違う回転がかかります。
一瞬しかボールに触れることができないバレーでは、ボールの当たり方の違いによって、かなりのズレが生まれてしまうのでした。
西谷は「3本待ってください、慣れてみせます」と言って、3本目でボールを上げることに成功。
なの@学生ライター
「左利き」は、ブロックする側にも影響を与えました。
普段の感覚でジャンプしてしまうと、相手の右手の前に手が出てしまうからです。
翻弄される烏野のブロック陣の中、目の前の情報だけを信じる月島だけは違いました。
月島は、ワンタッチこそできなかったものの、冷静な判断力で修正していきます。
なの@学生ライター
しかし、1セット目は牛島のスパイクになかなか慣れることができず、16-25でセットを落としてしまいました。
第2セット ゲスブロックVSリードブロック
第2セットは、ブロック対決です。
白鳥沢のミドルブロッカー・天童覚は、トスがどこに上がるのかを予測してジャンプする「ゲスブロック」を得意としていました。
なの@学生ライター
天童は、点を取るためのブロックを目指していました。
対して烏野は、トスが上がったのを見てジャンプする「リードブロック」を行います。
なの@学生ライター
ブロックを行う月島は、「僕が牛島に勝てるわけがない」という諦めの気持ちと、「何本かは止めてやろう」という熱い気持ちの、両方を持っていました。
月島は2セットかけてブロックが目の前にあることを、牛島に意識させ続けます。
そして月島はついに、牛島のスパイクをシャットアウトすることに成功しました。
ブロック勝負を制し、烏野はこのセットを勝ち取ります。
なの@学生ライター
第3セット 白布にとってのかっこいいバレー
第3セットは、白鳥沢のセッター・白布賢二郎に焦点が当てられました。
2セット目の最後のトスは致命的なミスであったと反省し、気合いを入れ直します。
白布は、中学の時に牛島のプレーを見て、力でねじ伏せるバレーに惹かれて白鳥沢に入りました。
エースの強烈なスパイクだけで勝ててしまうような「強いバレー」が、白布にとっては最高にかっこいいバレーでした。
なの@学生ライター
牛島が得点を重ね続け、烏野は第3セットを落とします。
第4セット コンセプトの戦い
迎えた第4セット。
白鳥沢の監督は、この試合は「コンセプトの戦い」なのだと気づきました。
伝統を重んじて、研ぎ澄まされた個々の力の集まりが白鳥沢。
そして、新しいことに積極的に挑戦して、トリッキーさと連携で勝負するのが烏野です。
なの@学生ライター
烏野の連携攻撃を象徴するのが「シンクロ攻撃」です。
トスを上げる人以外の全員でスパイクの助走に入ることで、相手ブロッカーを惑わします。
特に、ゲスブロックを得意とする天童には、ピッタリの攻撃方法です。
しかし、「シンクロ攻撃」には、体力が削られるという弱点がありました。
それに加えて初の5セットマッチによって、烏野のメンバーは体力を消耗し始めていきます。
最初に体力の限界がきたのは、誰よりも精密さを求められ、1番多くボールに触れる、セッターの影山でした。
セット終盤では、トスの精度も落ち始め、烏野のマッチポイントというところで、日向に短いトスをあげてしまいます。
日向は短いトスに対応しようとして、左手でボールを相手コートへ落としました。
なの@学生ライター
第4セットは烏野がとりました。
日向は、「もう1セットやれるぞ!」と満面の笑みを浮かべます。
ついに、ファイナルセットに突入です。
第5セット 体力と精神力の戦い
第5セットは、今までが25点だったのに対し、15点マッチになります。
スタミナを回復させるために、影山をベンチで待機させた状態から始まりました。
影山に代わってセッターに入ったのは、3年生の菅原です。
西谷がトスをあげるシンクロ攻撃の時、菅原はスパイクを打ちますが、相手ブロックに止められてしまいました。
しかし、2回目のシンクロ攻撃の時も、ブロックに捕まることを恐れず、「自分が打つんだ!」という気持ちで、しっかりと助走に入ります。
なの@学生ライター
牛島は、体力の限界が近いにも関わらず、さらに調子を上げてきます。
天童の言葉を借り、「乗ってきた」と、自分の調子の良さを表現。
そんな中、牛島のスパイクをブロックしようとした月島が、小指を怪我してしまいました。
月島は「休めてラッキーだよ」と強がりながらも、悔しさいっぱいで医務室に治療を受けに行きます。
なの@学生ライター
影山は、ここでコートに復活。
「月島が戻るまで絶対に持ちこたえる」という強い気持ちで、烏野は粘りまくります。
1番長く時間を稼いだのは、月島とずっと一緒に時間を過ごしてきた山口でした。
サーブで相手を崩し、烏野は3連続得点。
12-13から、14-13まで追い上げ、逆転します。
しかし、先にマッチポイントを握ったのは白鳥沢でした。
烏野の空気が重くなります。
しかし、烏飼コーチは「下を向くんじゃねえーー!バレーは、常に上を向くスポーツだ!」と、体育館中に響き渡る声で叫び、チームの雰囲気を変えたのでした。
なの@学生ライター
ここで、月島がコートに戻ってきました。
コートに戻ってすぐに、また牛島のスパイクが小指に当たります。
月島は痛みをこらえながらも、必死にプレーを続けました。
烏野の他のメンバーにも、限界が近づいてきます。
特に途中交代することなく、フルで試合に出場している澤村、東峰、田中の足は疲労が溜まって重くなっていました。
デュースが続き、18-18。
目の前の落ちそうなボールを前に、ついに足が動かなくなる澤村。
そんな時、西谷が澤村の様子にとっさに気づいてボールを上げました。
そして、相手がダイレクトで打ったスパイクにも反応し、連続でスーパーレシーブを見せます。
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今度は、烏野がマッチポイントとなりました。
今までクロス側を閉めてきた牛島へのブロックでしたが、月島の戦略で、最後はストレート側を閉めます。
しかし、牛島はそれに気づき、直前でクロスにコースを変えました。
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長いラリーが続きましたが、最後は日向もタイミングを合わせて、シンクロ攻撃に参加。
ブロックを惑わした瞬間に、日向がスパイクを決めました。
烏野は勝利し、目標であった全国大会出場の切符を手にしたのです。
アニメ『ハイキュー!! 第3期』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【ハイキュー!!ベストエピソード】
第3位は『ハイキュー!!烏野高校 VS 白鳥沢学園高校』 第10話 「コンセプトの戦い」!
個の強さを極める白鳥沢、常に新しく無茶な烏野。コンセプトは違えども、似た者同士の壮絶な殴り合いもついに決着を迎える!https://t.co/yOYushygDC#ハイキュー #hq_anime pic.twitter.com/GMDNmEzTOp— アニメ「ハイキュー!!」 (@animehaikyu_com) December 15, 2019
- 白鳥沢のエース・牛島のスパイク対策
- ゲスブロックVSリードブロック
- 体力、精神力の戦い
『ハイキュー!! 第3期』は、白鳥沢との試合に勝利し全国大会への出場を決めたところで、終了となりました。
なの@学生ライター
それぞれのセットで、焦点が当てられるキャラクターが変わって飽きることなく楽しめます。
『ハイキュー!! 第4期』の舞台は全国大会です。
今まで公式戦で戦ったことのない音駒など、県外のチームとも対戦します!
▼次回第4期も続けて読む▼