アニメ『ゴジラ S.P』第2話あらすじ・ネタバレ感想!“ラドン”の飛来によって脅かされる世界!

アニメ『ゴジラ S.P』第2話あらすじ・ネタバレ感想!“ラドン”の飛来によって脅かされる世界!

出典:『ゴジラ S.P』公式ページ

謎の怪電波を巡って二人の若き天才・有川ユンと神野銘が動き出し、互いに顔を合わせぬまま、それぞれの場所で騒動に巻き込まれていきます。

そして、千葉のとある町に突如として現れた“ラドン”の存在は、瞬く間に国内外で問題視されていき、やがて世間の目はユンのいる“オオタキファクトリー”にも向き始め…。

「奇妙なインド民謡」や「駅前の壁画」、「赤潮」など今後の展開にかかわってきそうな要素がいくつも登場した第1話でしたが、今回第2話ではどんな出来事が待ち受けているのでしょうか。

さっそく、アニメ『ゴジラ S.P』第2話をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『ゴジラ S.P』前回第1話のあらすじと振り返り

千葉県逃尾市にある「なんでも屋」な町工場・“オオタキファクトリー”の有川ユンと加藤侍は、幽霊屋敷と揶揄される怪しい洋館の調査中に不可解な電波を観測します。

時を同じくして、謎の信号を受信した旧嗣野地区管理局・“ミサキオク”では、大学院生の神野銘が海外出張中の恩師の代理で調査へと訪れていました。

異なる場所にもかかわらず、ユンと銘は全く同じ奇妙な音楽を耳にします。

怪電波の正体を掴めぬまま、迎えた夏祭りの日。

オオタキファクトリーの所長・大滝吾郎が自作した“ジェットジャガー”の傍らにいたユンは、人々が空を見上げて何かに注目していることに気がつきます。

確かに飛行しているのは巨大な鳥のような、プテラノドンのような、得体の知れない生物でした。

それが地上に降り立つと、辺りはパニック状態。

逃げようとして転んだ子供を助けたユンの目の前には、咆哮する翼竜“ラドン”がいました。

一方その頃、ミサキオクに赴任してきたばかりである外務省の官僚・佐藤隼也は、局長の山本常友に連れられ、施設内に隠された地下へ向かっていました。

そこで佐藤が目にしたのは、あまりにも巨大な未知の生物の骸骨でした。

【ネタバレ】アニメ『ゴジラ S.P』第2話あらすじ・感想


“ラドン”vs“ジェットジャガー”

バイクに二人乗りしながら、”空想生物”の話を続ける銘と侍。

「空想だからといって何でもありというわけにはいかない」「夢には夢の法則がある」と主張する銘に、侍は「法則はないっていう法則があったら?」と切り返します。

それに対し、銘が「ありえないものなんてないと思わない?」と答えると、侍はさっそくの矛盾に「どっちだよ」と苦言を呈しました。

一方その頃、翼竜=“ラドン”が降り立った地上では、逃げ遅れた子供を抱きかかえたままのユンが咆哮する翼竜と対峙していました。

生身のユンが何もできず、ただただ考えを巡らせていると、「~身体は鋼、頭脳は電子、泣く子も黙る、黙る子も泣く、ジェットジャガーたぁこいつのことだ!」という口上とともに、大滝の操縦するジェットジャガーがやって来ます。

翼竜に突撃していき、果敢に立ち向かうジェットジャガーですが、特殊な武器や攻撃手段を持っているわけではないので、すぐに腕を食いちぎられてしまいました。

それでも、残った片手で応戦しようと踏ん張るジェットジャガー。

ようやく組み付いたものの、今度は吹き飛ばされてしまいます。

ビルに衝突し、仰向けに倒れ込んだジェットジャガーの腹部には翼竜の大きな嘴が突き刺さり、大滝が乗っているコックピット部分の鉄板は徐々に剥ぎ取られていきました。

ついに剥き出しになってしまったコックピットから生身で応戦しようとする大滝は、やがて体勢を崩して機体の外へ投げ出されてしまいます。

そして、逃げようと走り出したところ転倒し、とうとう翼竜の餌食になろうかという瞬間、再び活動を始めたジェットジャガーに救われるのでした。

大滝が驚いて振り返ると、軽トラックの荷台に立ち上がったユンがタブレット端末でジェットジャガーを操作していました。

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まるでコントローラーを使ってゲームをしているかのようなユン、必死すぎて格好良いとは言えないけれどGood Job!

咆哮する翼竜

ユンのもとへ駆け寄った大滝は、「お前じゃ無理だ!」といってユンからタブレットを奪い取ります。

しかし、画面を見てみると「ジェットジャガーと遊ぼう」という設定が表示されていました。

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夏祭りに出展するためのものだったので、当然といえば当然です。

ユンは再設定をしようとして急いでタブレットを操作しますが、再起動まで70秒という時間が必要でした。

相変わらずジェットジャガーの頭部を嘴でつついていた翼竜は、動かなくなってしまったジェットジャガーに興味を失ったのか、呆然と立ち尽くす周囲の人々を確認し、再び咆哮します。

人々はその矛先が自分たちに向いたと気づき、慌てて逃げ出しました。

ジェットジャガーの再起動まで、残り40秒。

「40秒、再起動まで稼ぐ!」

そう言って工具を持ち出したユンは、車を蹴り飛ばしながら進む翼竜に近づき、工具でガードレールを叩いて気を引きます。

まんまとユンの行動にかかった翼竜は、ユンの後を追って動き出しました。

そこへ大滝がトラックごと体当たりし、ようやく再起動したジェットジャガーは残った片手で攻撃します。

ユンは手のひらを握りしめると、「行け、ジェットジャガー!」と叫びました。

その言葉に呼応するかのようにジェットジャガーが目を光らせた時、翼竜は突如として空へ飛び立ちます。

すると、もう咆哮とはいえない声を上げながら落下し、動きを止めました。

ユンが異変に気づいた頃には、すでに亡骸となった翼竜が地面に横たわり、異常な高熱を発していたのです。

その頃、銘と侍はバイクで山道を走りながら、空飛ぶ翼竜を目撃します。

「何あれ、鳥?」「…翼竜?」

銘はその姿から目が離せませんでした。

終末の獣

もう日が傾いた頃、銘と侍は現場に到着します。

喚きながら救急車に運び込まれる大滝を見た侍は、近くにいたユンを見つけると駆け寄っていきました。

置いていかれた銘は翼竜の亡骸に呆然としながら、スマホを取り出して写真に収めます。

後日、この事件を伝える番組では、専門家が“ケツァルコアトルス”という実在した生物に似ていると指摘しており、「生きたまま捕獲してほしかった」という街の声や「警察の出動を待つべきだった」という意見を紹介していました。

そんな声が多かったためか、ジェットジャガーを操縦していた大滝とオオタキファクトリーの名前までもが世に出る羽目になり、オオタキファクトリー前にはマスコミが殺到します。

シャッターを閉めてマスコミを遮った工場の中では、ユンと侍がジェットジャガーの破損部を確認していました。

加えて、作業用ロボット3台のセットアップの依頼に頭を悩ませます。

そこへオオタキファクトリーで事務を担う、金原さとみがやって来ました。

さとみは入院中の大滝から「作業用ロボットは放っておいていいから、大急ぎで次の戦いに備えろ」という旨の伝言を預かってきます。

大滝は、次に翼竜がやって来る時は群れで押し寄せると考えていたのです。

さらに、さとみは一枚の絵を取り出します。

これは駅前にある壁画と同じもので、赤く波打つ海を泳ぐ一匹の巨大な獣、武士のような男が乗る船と、それを取り囲むように飛行する巨大な鳥の群れが描かれていました。

この鳥こそが、件の翼竜だというのです。

側に書かれた絵のタイトルであろう“古史羅図”を「こしらず?」と読み上げるユンに、さとみは「“ごじらず”、だってさ」と答えます。

逃尾市近辺に古くから伝わる伝承で、「海が赤く染まる時、その境界から終末の獣がやってくる」というものだそうです。

「あんなのが群れで来たら、(ジェットジャガーが直ったとしても)どうにもできないだろ」と突っ込む侍に対し、ユンは「それなら」と録音されていた翼竜の咆哮を聞かせます。

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これは幽霊屋敷を調査していた時に受信したものと、ほぼ同じ波形でした。翼竜は鳴き声とともに、電波を発していたようですね。

この電波を解析することで、翼竜をおびき寄せるための信号を作れるかもしれないと説明するユンに、侍は「おびき寄せられたとして、その後はどうする?」と尋ねます。

すると、ユンは「さあて、笛吹きながら海にでも飛び込むか」と答えました。

その群れはやって来る

ところ変わって、“ミサキオク”。

局長の山本は「特に引き継ぎとかあったわけじゃないし」などと話しながら、あの地下の骸骨について佐藤と言葉を交わしていました。

調べたほうがいいと主張する佐藤に対し、山本は集密資料庫の鍵を渡します。

佐藤はそこでたくさんの資料を目の当たりにし、1970年代のものに目を付けました。

デスクで資料に目を通す佐藤に、山本は「30億だって」と声を掛けます。

「30億」というのは、あの翼竜の亡骸に対して打診された金額のことでした。

そして、山本は佐藤が広げていた資料の中から“マイクロフィッシュ”を見つけると、懐かしそうにしながら「知らない?」と問いかけます。

今度はマイクロフィッシュの読み取り機を探しに行った佐藤が戻ってくる頃、山本はテレビを眺めながら呟きました。

「二体になったよ、30億」

そう、あれから各地で次々に翼竜の亡骸が見つかり始めたのです。

やがて翼竜の調査が進み、その体内から放射性物質であるラドンが発見されたことを機に、翼竜は怪獣・“ラドン”と呼ばれるようになります。

その頃、銘のナラタケであるペロ2はパソコンの中でまとまらないまま書き連ねてあった膨大なデータを編集し、銘とペロ2の共著というかたちで『幻想生物学序説』という論文を完成させていました。

後日、銘の許可を取らずに投稿されていたそれに対して、李桂英という博士からリアクションがあり、メールが届きます。

疑心暗鬼になりながらも李博士と会うために東京へ向かう銘が道すがら李桂英について調べてみると、彼女は“合弁会社シヴァ共同事業体”という国際的な組織に所属しているようでした。

時を同じくして、ミサキオクの敷地外に出た佐藤は、とある女性に電話を掛けていました。

その女性は佐藤から”地下の骸骨”について聞くと、俄かに信じ難い話に佐藤の身体を心配します。

そして、その女性は“シヴァ”と書かれた冊子を持って空港のベンチに座っているのでした。

一方、“赤い海”に浮かぶ船に乗った二人の漁師が、深海魚が取れるだの取れないだのと話していると、水面に何かを見つけます。

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『エヴァンゲリオン』を彷彿とさせるような“赤い海”は、“古史羅図”に描かれていたものと酷似しています。

彼らが怯えた表情で見ていたものは、海中から現れては次々に空へ飛び立っていくラドンの大群でした。

アニメ『ゴジラ S.P』第2話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いかがだったでしょうか。

“怪獣”の登場に世界が注目し、緊張感が高まる第2話でした。

“ラドン”vs“ジェットジャガー”の戦闘シーンもあり、見ごたえがありましたね。

そして、第1話にはなかったオープニングとエンディングが公開されました。

オープニングテーマを歌うのはBiSH、エンディングテーマにはポルカドットスティングレイと話題の二組が起用され、新たなるゴジラの世界観を彩ります。

スタイリッシュかつ特撮モノの空気をたっぷり感じさせてくれるオープニング、物語の世界観とはまた違った雰囲気で怪獣を描くポップなエンディングと、魅力的な映像になっていました。

まだ始まりに過ぎない物語に、どんな展開が待ち受けているのか…。

次回第3話も楽しみですね!

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