アニメ『ゴジラ S.P』第13話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!二人の若き天才が最後に迎えた結末とは?

アニメ『ゴジラ S.P』第13話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!二人の若き天才が最後に迎えた結末とは?

出典:『ゴジラ S.P』公式ページ

銘、BB、リーナ、ペロ2は破局を回避する方法を探り続けていましたが、そこへサルンガが襲来します。

一方その頃、ユン、侍、大滝はジェットジャガーとともに目標の座標へ到達。

果たして銘とユンは、ゴジラ、そして破局を止めることができるのでしょうか。

ついに最終話を迎えた『ゴジラ S.P 』。

最終決戦にはどんな結末が待っているのか…。

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アニメ『ゴジラ S.P』前回第12話のあらすじと振り返り

破局を阻止するためにシヴァの真下まで辿り着いた銘は、かつて葦原が超時間計算機によって“計算爆発”を引き起こしたとBBに聞かされます。

亡き李博士は封印されていたその場所で“アーキタイプ”を発見したとのことでした。

一方、松原を訪ねた鹿子が対ゴジラ兵器として渡したのは、BBがインド・ウパラより世界各地へと送り出したオーソゴナル・ダイアゴナライザーであり、銘からはわからないことはオオタキファクトリーの有川ユンに聞け、という伝言もありました。

時を同じくして、ユンたちが怪獣ひしめく東京都心へと足を踏み入れ、鹿子や松原らと合流。

未来の銘から届けられると予測されているメッセージ、それがオーソゴナル・ダイアゴナライザーに入力する起爆コードだと判明し、確実に受け取るために過去から指定された座標へと向かいました。

幼児化したジェットジャガーはトラックの荷台に乗せられ、手を振って送り出す鹿子たちに向けてその手を振り返します。

その頃、東京都心には蝶が舞い、ウパラの特異点はあのインド民謡の子守唄を奏でるのでした。

【ネタバレ】アニメ『ゴジラ S.P』第13話(最終回)あらすじ・感想


再計算

それは誕生の記憶、この“私”ではないものの。

「競合は話し合いの末、和解できました」

電子の海に潜り込んで分岐してしまったペロ2は、再び一つの個体として復活し、銘たちの前に姿を現します。

さらに、ペロ2は50年前の葦原が残したであろう船の残骸の形をしたデータを発見していました。

それはオーソゴナル・ダイアゴナライザーによって破局を回避する方法を計算していたものの、途中で放置されてしまったタスクでした。

「爆発、停止したタスク」のため、船の残骸のような形をしていると説明するペロ2に、銘は「停止中」ならばオーソゴナル・ダイアゴナライザーによる破局回避の方法を途中から計算しなおせるのではないかと提案します。

ペロ2はその提案を受け、もう一度電子の海へと潜っていきました。

時を同じくして、東京都心ではラドンの群れに追われながらもゴジラのもとへ向かうユンたちの姿がありました。

松原率いる自衛隊に護衛されながら、都市の崩壊に巻き込まれ、めちゃくちゃになった首都高をトラックで駆け抜けます。

一方、インド・ウパラにある研究所の屋上では、ティルダがサルンガの様子を窺っていました。

部下がオーソゴナル・ダイアゴナライザーを放ちますが、以前のように紅塵が赤い棘と化す間もなく、細かな粒子となって散っていきます。

「猿のほうが一枚上手か」

ティルダが片側だけ口角を上げて呟くと、研究所は大きな爆発とともに紅塵に飲み込まれるのでした。

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ティルダの幕引きがあっさりとしていて驚かされました。

その頃、電子の海を泳ぐペロ2は、あちこちに葦原がノートに残したものと同じ構造を発見していました。

そして、アーキタイプを使って特異点が破局に成長する過程に割り込もうとしていた痕跡を見つけます。

破局を回避するために必要なオーソゴナル・ダイアゴナライザーへ入力するコードがそこにあるかもしれないと銘がペロ2に伝えると、リーナは「その沈没船を修理」すればいいのではないかと提案しました。

提案を受けたペロ2は、船の改修を始めます。

未来ではなく過去へ

東京都心、引き続きゴジラのもとへ向かっていたユンたち。

ユンと侍はトラックの運転を大滝に任せると、走行中にドアを開け、ジェットジャガーのいる荷台へと乗り移ります。

いよいよ目標地点を目前にしたユンは、オーソゴナル・ダイアゴナライザーを携えてジェットジャガーの背に作ったシートに座ると、侍にシートベルトをつけてもらいました。

護衛を担ってくれていた自衛隊とは、ここからは別々の道を行くことに。

松原はユンたちに一声掛けると、追ってくるラドンの群れを引き受けて去って行きました。

しかし、ユンたちの後ろにも新たな群れが現れ、キリがない状況です。

さらに、道路の先が崩壊し、道は分断されていました。

大滝はそれをちょうどいいジャンプ台だと言い放ち、「追いつかれる前にこのまま飛べー!」と叫んでアクセルを踏み込みます。

ジェットジャガーは「飛ぶ!」と言ってユンたちに応えようとしますが、プロペラは回っているものの機体が浮き上がりません。

すでにトラックは地面から離れ、宙に浮いた危険な状態。

出力が足りないのだと気付いた侍は、自らが揚力を稼ごうと火事場の馬鹿力でジェットジャガーを押し出します。

プロペラが上手く回るようになったジェットジャガーは荷台から離れ、ユンを連れてゴジラのもとへと飛び立ちました。

反対に侍たちを乗せたトラックは地面へと急降下していき、ユンは侍の名前を叫ぶことしかできないのでした。

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侍と大滝の決死の行動…安否は如何に?

一方その頃、ペロ2による船の修理は順調に進んでいましたが、“破局”までの時間は残り20分となっていました。

その矢先、破局が近すぎて計算距離が確保できなくなってしまったというペロ2は、状況を切り抜けるため、未来ではなく過去方向への計算を提案します。

BBがその提案に同意を示したその時、頭上のシェルターがこじ開けられ、サルンガが顔を覗かせました。

存在しないコード

目標地点に最後のメッセージが届くまで、あと5分。

「思い出した、何か忘れてる。…何かを忘れていることを思い出した」

紅塵に覆われた都心を飛ぶジェットジャガーが、そう呟きます。

ユンに考える隙を与えないまま、どこからともなく湧いてくるラドンの群れを相手に、ジェットジャガーは空中でも上手く立ち回っていました。

しかし、突然ラドンたちが襲ってこなくなり、ユンは自分たちの後ろにゴジラの存在があることに気が付きます。

ゴジラは青白く強烈な熱線を放つと、瞬時にラドンの群れを薙ぎ払っていきました。

ジェットジャガーは即座に回避し、ゴジラの皮膚にアンギラスの槍を突き立てることで落下せずに済みましたが、ユンはジェットジャガーの背中から振り落とされ、オーソゴナル・ダイアゴナライザーも手元から離れてしまいます。

「危険!」

少し離れた場所からそう伝えるジェットジャガーの声が示していたのは、ユンに迫ってくるクモンガのような怪獣の群れでした。

一方、シヴァを破壊して特異点を奪おうとするサルンガが暴れる中、ペロ2は過去方向への計算を始めていました。

サルンガが襲来したことでより危険になった現場から、銘たちは先に逃げるようにと促すペロ2。

コードがわかり次第送信することを約束して、銘たちはシヴァを離れようと駆け出します。

破局までの時間は残り17秒。

ユンはゴジラの背ビレに引っかかっていたオーソゴナル・ダイアゴナライザーが落下していくのを見て、それを追いかけようと自身も飛び降ります。

落下しながらも掴み取ると、残り時間は0秒に。

コードを問うものの、ジェットジャガーは「届いていません」と言います。

ユンは地面に叩き付けられる寸前でジェットジャガーに救われますが、ジェットジャガー自身はプロペラが機能しなくなり、落下してしまいました。

地上に残されたユンは、今度こそ目の前のゴジラの姿に慄きます。

同じ頃、オーソゴナル・ダイアゴナライザーで破局を回避するために必要なコードは存在しないと判明し、落胆していた銘たち。

特異点の中からは、あのインド民謡の子守歌が流れ始め、銘はその歌の中にメッセージが隠されているのではないかと考えます。

そして、銘がペロ2に歌を調べるよう伝えた瞬間、通信は途切れてしまいました。

「いってきます!」

最後にそう告げたペロ2は、電子の海にある船の中で葦原の姿を目撃。

そこで以前ユンから頼まれていた“ジェットジャガーを最強にするプロトコル”を発見し、納得した様子を見せるのでした。

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「そうか、そういうことでしたか!」と嬉しそうなペロ2が思うところとは?

爆発し、崩壊するシヴァを前に、BBは乗り込んだエレベーターを動かし、銘とリーナを連れて脱出を試みます。

『はじまりのふたり』

青白い熱線を放とうと大きく口を開いたゴジラを目の前に、ユンはグッと拳を握ります。

ハッと気付くと、そこに巨大化したジェットジャガーが現れ、ゴジラにキックを浴びせました。

ゴジラはよろけて、放った熱線は近くのビルを縦に真っ二つに。

体勢を立て直してジェットジャガーと対峙すると、咆哮を轟かせました。

「私の名はジェットジャガーPP。ペロ2とジェットジャガーの遥かなる末裔です」

そう語り始めたジェットジャガーを巨大化に導いたプロトコル。

それはインド民謡の子守歌のヒダに織り込まれていたと言い、子守唄の送信者こそジェットジャガーPPだと告げます。

ユンの作ったプロトコルをもとに破局に対抗できるようになるまで、時間の中で何度も何度も誕生を繰り返していたというのです。

オーソゴナル・ダイアゴナライザーを起動させるコードは、ジェットジャガー自身でした。

「ありがとう、有川ユン。そして、さようなら」

ゴジラとの戦いの末、その強烈な熱線を全身で受け止めたジェットジャガーは、オーソゴナル・ダイアゴナライザーによって紅塵を消滅させ、辺り一面に青い結晶のような棘を生み出しました。

その青い棘は、インド・ウパラでシヴァを破壊しようと暴れていたサルンガにも突き刺さっており、世界各地で同時に発生したことがわかります。

青い棘に覆われ、キラキラと散る光を浴びた都心には、トラックごと地上へ落下したものの無事だった様子の侍と大滝や、松原ら自衛隊の姿がありました。

銘やBB、リーナも、脱出しようと乗り込んだエレベーターの中で青い棘を見つめるのでした。

おそらく時は少し進み、いつものようにバイクに二人乗りしているユンと侍は、青い空と青い海が一望できる崖の上にやって来ていました。

侍が大きく手を振り、ユンが振り向いた先にあったのは、銘とペロ3の姿でした。

「そうしてお話は、こう始まる!」

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第1話の冒頭と同じモノローグで締めくくられた本編。しかし、エンドロール後には続きが…!

ところ変わって、どこかの研究施設。

ミサキオクの地下にあった、“意思を持つ骨”。

それを基に造られているのであろう、メカメカしい巨大なロボット。

見上げているのは、スティーブンと海建宏。

そして、葦原を思わせる人物でした。

アニメ『ゴジラ S.P』第13話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いかがだったでしょうか。

第1話の冒頭と同じ台詞で締めくくられ、詳細はわからずとも無事に戦いが終わったことがわかるラストシーンに感動させられたのも束の間、エンドロール後のカットには驚かされましたね。

戦いはまだ続いているということでしょうか。

実際、全ての謎が解き明かされたとは言い難い最終話となったので、いつか描かれることが期待できるのなら嬉しいですよね。

二人の若き天才・有川ユンと神野銘が最後にようやく顔を合わせるという展開も、ここからまた何かが始まることを感じさせます。

そして、ネット上で数々の考察を生んでいた特徴的なサブタイトルですが、最終話は『はじまりのふたり』。

最終話視聴前はユンと銘のことだと思っていたのですが、今はジェットジャガーとペロ2のことに思えてなりません。

最後に示唆された“メカゴジラ”の登場を夢見て、続編の製作に期待したいです。

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