芥川賞作家・又吉直樹が初めて描いた恋愛小説を原作とした映画『劇場』。
ドラマ・映画化もされた『火花』に続く又吉にとって二作目の長編小説が、今回晴れて映画化されました。
監督を務めたのは『世界の中心で、愛をさけぶ』『ナラタージュ』など小説が原作の作品を数多く手掛けてきた行定勲。
『オオカミ少女と黒王子』『キングダム』の山﨑賢人と、『勝手にふるえてろ』『万引き家族』『蜜蜂と遠雷』の松岡茉優がW主演を務め、豊かな演技力で好演しています。
共演にも寛一郎、伊藤沙莉、浅香航大、井口理(King Gnu)など注目の若手が顔を揃えており、名前を見ただけでワクワクするようなキャスティングになりました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期されたのち、当初予定されていた規模から縮小したうえで、2020年7月17日にミニシアターを中心に公開、同日にAmazonプライムビデオでも配信が開始され、劇場公開と同時に全世界独占配信するという日本の実写映画としては初の作品となりました。
今回はそんな注目の映画『劇場』をネタバレありでご紹介します。
目次
『劇場』作品情報
作品名 | 劇場 |
公開日 | 2020年7月17日 |
上映時間 | 136分 |
監督 | 行定勲 |
脚本 | 蓬莱竜太 |
原作 | 又吉直樹 |
出演者 | 山﨑賢人 松岡茉優 寛一郎 伊藤沙莉 上川周作 大友律 井口理 三浦誠己 浅香航大 |
音楽 | 曽我部恵一 |
▼ネタバレなしのまとめ記事はこちら▼
【ネタバレ】『劇場』あらすじ
二人の出会い
ボサボサの髪に無精ヒゲをはやし、永田(山﨑賢人)は放浪するように街を彷徨っていました。
ある画廊の前にたどり着くと、一つの絵が気になり、立ち止まってぼんやりと眺めています。
すると、永田と同じように画廊を眺め、立ち止まった女性がいました。
永田はその女性のことが異常に気になり、思わず後をつけます。
しばらくすると、女性は永田がついて来ていることに気づき、逃げるように急ぎ足で歩いていきます。
ついに永田は「靴、同じですね」と声を掛けました。
恐る恐る返事をした女性は、最初こそ知らない男に声を掛けられて警戒していましたが、必死な永田に同情したのか、カフェでお茶をすることになります。
女性は沙希(松岡茉優)と名乗りました。
沙希は青森から上京してきて服飾系の学校に通っているそうですが、中学時代から演劇をしており、女優という職業に憧れています。
一方、永田は劇団を旗揚げし、脚本家として活動するために上京してきていました。
演劇や上京という共通点があった二人はほどなくして打ち解け、連絡先を交換して別れます。
永田が友人の野原(寛一郎)とともに立ち上げた劇団“おろか”は、伸び悩んでいました。
ある日、永田の書く脚本や劇団への不満が募った団員たちと話し合う機会がありましたが、永田は一切取り合わず、唯一の女性団員・青山(伊藤沙莉)に暴言を吐く始末です。
野原のフォローも功を成すことはなく、団員たちとの関係は破綻してしまいました。
一人悩む永田は、連絡先を交換したもののメールを送ることができずにいた沙希をデートに誘おうとします。
誘い文句を野原に教わると、早速教わった通りの文面でメールを送りました。
沙希からの「ごめん!全然暇なんだけど!」という返信を見てフラれたと思った永田は、ショックを受けながら別れと謝罪のメールを送ります。
しかし、それは永田の勘違いで、沙希は誘いに乗ってくれていたのでした。
そうして、翌日二人は再会することになります。
公演の成功と永田の焦燥
再会した永田と沙希は、あまりにも自然に親しくなっていきました。
沙希からインスピレーションを受けた永田は創作意欲に駆られ、しばらく筆が止まっていたことが嘘だったかのように、『その日』という作品を書き上げます。
今までと違った雰囲気の脚本となり、野原も気に入った様子を見せますが、主演の女役はどうするのかと問われます。
実は、永田は最初から沙希をキャスティングすることを想定していました。
脚本を読み終えた沙希は、「感動した」といって号泣します。
永田が女役をやってほしいと頼むと、沙希はとまどいながらも承諾したのでした。
いざ稽古を始めてみると、沙希は永田が想像した以上に演技ができました。
公演自体も、観客を退屈させない沙希の演技が評判となり、ささやかながら客足が伸びていきました。
劇団関係者からの評価も高い沙希ですが、天狗になることなく永田の脚本を褒めます。
しかし、その度に永田の心は何故か不安や焦燥に駆られていきました。
そういったこともあってか、永田が沙希をキャスティングすることはなくなりました。
沙希主演の『その日』が注目されてから、喜ばしいことに劇団“おろか”の公演は増えましたが、その分稽古日が増え、永田は今まで通っていた日雇いのバイトに行けなくなってしまいます。
家賃すら払えなくなった永田は、やがて沙希の家で暮らすようになりました。
永田は劇団の女性スタッフとホテルに行くなど、沙希に対して何かやましいことがあると、コンクリートブロックを持ち帰ります。
沙希はそんなことも知らず、コンクリートブロックを積み上げていく永田を見て笑い転げるのでした。
岐路に立つ二人
沙希の家に転がり込んでからというもの、沙希は徹底的に永田を甘やかします。
永田は自分の存在が受け入れられているような気がして幸福感を得るとともに、少しずつ傲慢な態度を取るようになります。
そんなある日、沙希が原付バイクに乗って現れます。
同じ学校の男友達から譲り受けたそうで、嫉妬した永田はどう反応していいのかわかりませんでした。
永田は原付バイクを貸してもらうと、同じ道を何度もぐるぐると走り続けます。
道の途中の曲がり角では、永田を驚かそうと隠れている沙希が「ばあああ!」と飛び出してきますが、永田はそれを無視します。
そんなことを何度か繰り返すと、沙希は曲がり角から姿を消していました。
永田が帰宅した少し後に沙希が帰ってきますが、険悪な雰囲気が漂います。
苛ついた永田は原付を蹴り飛ばしてボコボコに壊してしまいました。
沙希には運転中に転んで壊したと話し、嘘を通すために自らも首にコルセットをつけて誤魔化します。
原付が壊れたことを持ち主だった男に伝えると、とても大切にしていたものらしくショックを受けていたそうで、沙希もそれを聞いて落ち込んでしまいました。
悪いことをしたと思った永田は、代わりに自転車を購入してプレゼントします。
それからしばらくして、沙希は相変わらずお金がない二人の生活を鑑みてか、昼間に洋服屋で働き、夜は居酒屋でアルバイトする生活を始めました。
一方、永田のもとには元団員の青山から久しぶりに連絡が入ります。
青山は演劇のレビューなど文筆業をしているそうで、永田に執筆の仕事を持ってきました。
永田はその仕事を引き受け、脚本の執筆をする傍ら、記事を書いて生計を立てるようになります。
時を同じくして、永田は沙希の家を出て一人暮らしを始めました。
沙希は寂しがりましたが、永田は執筆をする際に同じ空間にいる沙希を疎ましく感じるようになり、借金をしてまで家を出ることにしたのです。
一人暮らしを始めてからというもの、永田は酒を飲んで気が大きくなっては夜中に沙希の家に上がり込んで隣で眠り、朝酔いが覚めると気が小さくなるため、沙希に声を掛けられても眠ったふりをしていました。
そんな日々を繰り返したある日、沙希は「私はお人形さんじゃないよ」と呟きます。
それから永田は沙希の部屋に行くのを避けるようになりました。
やがて沙希から「これからのこと」というメールが届きますが、永田は返信できないまま、時だけが過ぎていきます。
返信していない間も沙希からメールが届いていましたが無視し、ある日思い立って沙希の家に向かいました。
バイトが終わっているはずの深夜帯ですが、沙希は家に帰ってきていませんでした。
疑念と不安を抱いた永田は、沙希のバイト先の居酒屋まで迎えに行くことにします。
店へたどり着くと、閉店後にもかかわらず宴会が開かれていました。
沙希がいないことを確認した永田が帰ろうとすると、沙希のバイト仲間の田所(浅香航大)に声を掛けられます。
田所は新進気鋭の劇団“まだ死んでないよ”の団員で、永田が“おろか”の脚本家であること、沙希と付き合っていることを知っていました。
“まだ死んでないよ”の主宰者である小峰(井口理)は、憔悴している様子の永田に「大丈夫ですか」と声を掛けます。
永田は同い年で才能にも恵まれている小峰から逃げるように、その場を後にしました。
別れが生んだもの
田所から沙希が店長と帰ったと聞いた永田は、店長の家だと思われるアパートのそばで沙希の自転車を見つけ、何度も自転車のベルを鳴らします。
すると、しばらくして近くのアパートから沙希が出てきました。
永田は大げさなほど明るく振る舞い、沙希を自転車の後ろに乗せて走ります。
その頃の沙希は毎晩お酒を飲んでは泥酔し、ほとんどアルコール依存症のような状態に陥っていました。
夜も寝付けなくなっていたようで、その日もかなり疲れた様子でいました。
自転車の後ろに乗った沙希はずっと黙っていますが、永田は冗談交じりに話し掛け続けます。
「初めて会った時、女神かと思った」
「神様、後ろに乗ってますか?」
今まで沙希を褒めることなどしてこなかった永田の言葉を聞き、やがて沙希は堰を切ったように泣き出しました。
その後、沙希は親の勧めもあって実家で療養をすることになり、永田と離れることを決意し、二人は別れます。
沙希はアパートの荷物もそのままに青森に帰っていきました。
しばらくして、沙希から元気になったという連絡が入ります。
永田は沙希のアパートを片付けておくと約束していましたが、『その日』の台本を見つけ、一度は片付けた部屋を元通りに戻してしまいます。
やがて、実家近くの会社で働くことになったという沙希が退去のために東京へ戻ってきました。
二人で部屋を片付けている時、永田は『その日』の台本を見つけたことを話します。
沙希は懐かしがって、永田に台本を読むよう促しました。
沙希も一緒になって読み始めますが、永田が次第に台詞にないことを話していると気づき、沙希は戸惑います。
永田は今までのことを振り返り、感謝や謝罪を台詞として述べました。
沙希も目を潤ませて、永田に感謝の言葉を伝えます。
「永くんのおかげで、みじめな気持ちじゃなくて東京を楽しい気持ちで歩けたんだよ。永くんがいなかったらもっと早く帰ってた。だからありがとう」
沙希の言葉を聞いて、永田は「いつか」の話をします。
いつか自分が演劇で稼げるようになったら、今までしてあげられなかったことを全部してあげると。
演劇の中でなら、何でもできるからと。
永田が語り続けていると、部屋の壁が開いていき、観客席にたくさんの人がいることがわかります。
永田は沙希とのことを一つの作品として脚本を書き上げ、まさに今、その舞台に立っているところでした。
「一番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、何でできなかったんだろうね」
永田のその台詞に、客席にいる沙希は涙を流しながら「ごめんね」と呟きます。
永田が台詞を言い終えると照明が落ち、また照明がつくと二人の思い出の猿のお面をつけた永田が「ばあああ!」とおどけて見せます。
変な動きをしながら、しつこいくらいに「ばあああ!」と繰り返す永田。
泣きながら見ていた沙希は微笑み、舞台は惜しみない拍手とともに幕を閉じました。
【ネタバレ】『劇場』感想
「ここが一番安全な場所だよ」
『劇場』を観ると、何ともいえない余韻から抜け出せなくなります。
その余韻は、松岡茉優演じる沙希の後ろ姿に起因するのではないかと思いました。
ラストシーンで観客席側から見た舞台が映し出され、そのままエンドロールが流れます。
すべてのクレジットが流れ終わるまでに、満員だった客席に残っているのは沙希だけになります。
沙希は舞台をぼんやりと眺め、やがて立ち上がり、会場を後にします。
urara
きっとこの数秒間は、沙希が舞台の余韻から抜け出せなくなっている数秒間です。
urara
切なさや愛おしさ、そして余韻そのものを、後ろ姿だけで感じさせる松岡茉優の演技は、他に類を見ない素晴らしいものでした。
このラストに『劇場』のすべてが詰まっているといっても過言ではないでしょう。
客席から去っていく沙希を見て、彼女が永田に繰り返し掛けていた言葉を想います。
「ここが一番安全な場所だよ」
沙希のいう安全な場所とは、永田にとって安全な場所でした。
永田を守るために、“沙希が作り上げた”場所だと思います。
「たしかにあの部屋が一番安全な場所だった」
と、のちに永田は振り返りますが、その安全地帯から飛び出したのは永田本人です。
urara
永田にとことん甘い沙希は、どこまでも尽くす女性でした。
そんな沙希を感情に従順だと永田は評していますが、本当にそうでしょうか。
永田を守り、支えるために、自分の感情を押し殺し、弱さを隠して、自分の身を削って、尽くしていたように感じます。
urara
それは沙希が自分自身を抑え込み、永田を守ることに必死になっていたからだと思います。
「私、もう27歳になるんだよ? 地元の友達みんな結婚してさ、あたしだけだよ、こんなの」
目を潤ませて沙希がそう言った時の衝撃と絶望感は凄まじいものがありました。
女性目線で沙希に感情移入してしまうと、焦燥感や将来への不安に押し潰されそうになります。
沙希のそんな気持ちがどれだけ永田に伝わっているのか、そして沙希が自身の感情を抑えきれなくなったことで永田までもが潰れてしまわないか、観ているこちらまで心がざわつくのでした。
urara
沙希が沙希にとって一番安全な場所を見つけ、幸せに暮らしていけることを切に願います。
urara
「いつまでもつだろうか」
永田は最低な男です。
沙希の家に転がり込み、いわゆるヒモのような生活をしていて、屁理屈をいって光熱費すら払わないのに、自分の好きなものは躊躇わずに買い、沙希が永田の好きそうなものを買ってきては苛つき、沙希の男友達やバイト仲間には嫉妬し、会ったこともない沙希の母親を罵倒するし、浮気もします。
永田の才能を信じ、健気に支える天使のような沙希に寄りかかっては傲慢な態度を取るのです。
urara
前項にも書いた通り、沙希の視点で考えるとあまりにもつらいものがあります。
しかし、客観的に見れば最低だとわかっていても、好きになってしまっては仕方ありません。
恋は盲目、それは永田も沙希もお互い様です。
どんなに永田がダメな男でも、二人を引き離すことなんて、本人たち以外には許されないのですから。
一方で、永田に共感できる人が少ないのかというとそうではないと思います。
『劇場』はラブストーリーなので、女性として沙希に感情移入してしまうと書いてきましたが、夢を叶えるために上京した者たちの物語だと考えると永田に共感してしまう人も多いのではないでしょうか。
一度でも夢を持ってしまった、芸術を愛してしまった、そんな何かを創り出す人間としての永田の苦悩や焦燥は、痛いほど胸を締め付けてきます。
「いつまでもつだろうか」
urara
それは自分の才能への期待や可能性というポジティブな感情から、どこまで挑戦できるのかわからない際限ない不安というネガティブな感情まで様々でしょう。
野原から「人から才能があるって思われてないことには気づいてる?」と問われれば、「それはずっと知ってる」と答える永田。
それでも、「人の意見を聞きたくなさすぎ病」を自認している永田からすれば、真っ直ぐに傷つきに行くだけなのです。
「いつまでもつだろうか」
繰り返し心の中で呟きながら、掴めるかわからない夢に向かって突き進んでいくのです。
それが如何につらく険しく、しんどいものか。
容易には計り知れませんが、永田はこれからもそうして生きていくのだと思います。
urara
だからこそ、観ているこちらも永田に沙希がいて良かったと思わされてしまいます。
理解してくれる野原がいて、指摘してくれる青山がいて、良かったなと思ってしまうのです。
それだけで永田が根っからの悪人でないことはわかるのですが、そんな永田のアンバランス加減を山﨑賢人が巧みに演じていました。
原作と違うラストシーン
監督の行定勲は小説が原作の作品を数多く手掛けてきましたが、基本的には原作の内容に忠実に映画化している印象があります。
しかし、そこに映画オリジナルのエッセンスを足すことで、映画にすることの意味を生み出してきました。
監督 #行定勲
1968年生まれ・熊本県出身。2000年長編映画発案特作品『ひまわり』で釜山国際映画祭国際批評家連盟賞受賞、演出力のある新鋭として期待を集め、2001年『GO』で第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ数々の賞に輝き脚光を浴びる#生涯忘れることができない恋#劇場🎬#4月17日公開 pic.twitter.com/mwEM4jzRJq
— 映画『劇場』 (@gekijyo_movie) March 10, 2020
今回の『劇場』では、それがラストシーンに込められています。
永田と沙希が二人で部屋を片付けている時、『その日』の台本を見つけて読んでいくうちに、お互いが感謝を伝える、というところまでは同じです。
原作では、猿のお面をつけた永田が「ばあああ!」と何度もおどけて見せた後、沙希の様子をこう描いて終わります。
「沙希は観念したように、泣きながら笑った」と。
映画では、沙希の部屋で二人が感謝を伝え合うシーンの途中で、周囲の壁が開いていき、場面転換の様子を見せる“屋台崩し”という手法が使われています。
urara
満員の観客席で沙希がそれを見つめ、涙を流し「ごめんね」と呟きます。
公演が終わり、客が引いていく中、沙希は最後まで席に残っていました。
そして、沙希が立ち去っていくところで終わります。
この視覚情報があるからこそできるラストシーンは、原作のラストとは一味違ったとても印象深いものとなりました。
『劇場』というタイトル、演劇についての物語ということで公演が行われる小劇場のシーンにこだわりが詰まった本作。
物語の舞台となった下北沢の劇場を取材し、寸法などを測り、本物と見間違うほどのセットをスタジオ内に作り上げ撮影が行われたといいます。
こういったこだわりがラストシーンにも表れていて、舞台演出ならではの屋台崩しを持ってくることでより良い映画化になったように思います。
urara
永田と沙希の関係は、そもそも精神的な繋がりが強いと考えられます。
7年付き合っていて、同棲もしていますが、劇中にはラブシーンが一切ないのです。
キスシーンがあったり、性描写があったりしてもおかしくない設定ですが、原作でも映画でも、手を繋ぐことが大事に大事に描かれているくらいです。
このことから二人は身体的な繋がりよりも、精神的な繋がりで強く結ばれているということを表しているのかなと考えています。
しかしながら、永田目線で描かれている物語のため、永田が自身のそういった面を他人に知られたくないということかもしれないとも考えています。
urara
とにもかくにも、秀逸なラストシーンでした。
このラストあっての映画『劇場』であると断言できます。
『劇場』あらすじ・ネタバレ感想:まとめ
いかがだったでしょうか。
山﨑賢人と松岡茉優が「生涯忘れることができない恋」を丁寧に繊細に、そして生々しく演じた映画『劇場』は、2020年7月17日より公開中です。
同日より、Amazonプライムビデオでも配信されています。
ぜひ、ご覧ください!