世界中で熱狂的ファンを獲得している海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』は、ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作とした作品です。
ただのファンタジーでしょ?と思うなかれ。
3シーズン連続でエミー賞作品賞を受賞しているのも納得してしまうほど、思いっきりハマれるストーリーとなっています。
- シーズン1の1話ごとの制作費は約7億円!
- 『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズの壮大なスケールは映画並み!
- 鉄の玉座は誰の手に?2019年4月放送予定の最終章は世界中で話題沸騰!
- まさに、ダークファンタジーの最高傑作!
それではさっそく4月の最終章が始まる前に、『ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1』からおさらいしておきましょう!
目次
【ネタバレ】海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1』あらすじ・感想
ゲーム・オブ・スローンズの複雑な相関図やストーリー!だけどそこにハマるんです!
突然ですが『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』と略させて頂きます。)を、
- 「見始めたはいいけど、相関図や家系図の意味が分からなくて見るのを辞めてしまった。」
- 「分からないことが多いけど、世界観や大まかなストーリーが好きなのでなんだかんだそのまま見ている。」
上記に当てはまるっていう方はいませんか?
ストーリーは複雑で登場人物も多すぎて、相関図や家系図もなにがなんだか分からなくなってしまっている方も多いと思います。
でもそれ、とてももったいないんです!
『GOT』は意味を知ると100倍……いえ、1,000倍おもしろくなります!
そしてまたイチから見たくなる…オタクが喜ぶ要素が満載に詰まっているドラマなのです。
『GOT』のストーリーが難しく感じる原因のひとつに、物語の始まる前のストーリーや各家系の複雑に絡み合った家系図や相関図を理解していることを前提に物語はどんどん進行していく、という点が挙げられます。
ということで、ここではネタバレとともに、『GOT』のストーリーに関する基礎知識のようなものを少し掘り下げて書いていきたいと思います。
この記事を読んだことで、もっと『GOT』が楽しくなっていただけたらいいなぁと思っております!
『ゲーム・オブ・スローンズ』~エピソード0~
『GOT』ではよく、ドラマではエピソードになっていない過去の話を登場人物たちが話しているんです。
しかもあんまり詳しく説明してくれない!
なに!?それ誰?どういう意味??
そのよく分からない話を【0話】と題して、さかのぼってヒモ解いてみたいと思います。
もともと七王国は狂王エリース・タイガリエンによって統治されていました。
この狂王と戦い、勝利し王となったのがロバート・バラシアン。第1話で北の地を訪れた王です。
ロバート王の右腕としてともに戦ったのが、北の王と呼ばれるエダード(ネッド)・スターク。北部総督で大家族のお父さんです。
ロバート王は、ネッドの実の妹リアナと恋仲にあり、二人は結婚する予定でした。
亡くなって何年も経った今でも、ロバート王はリアナを深く愛しています。
しかし、リアナは狂王エリースの長男レイガーによってさらわれ、レイプされて惨殺されたようです。
そのため、ロバート王はタイガリエン家を深く憎んでいます。
まだ生き残りがいる…とボソっと言っていましたね!タイガリエン家を殲滅させる気なのでしょうか。
そのくらい今でもエリスを愛し、死を悼んでいるロバート王。
なんだか酒と女のことしか頭になく、ダメダメおじさんのまま死んじゃいましたけど、心から愛したひとりの女性の死から立ち直れない哀れな王様だったんですよね。
狂王エリース(前王)には子供が3人いました。レイガー、ヴィセーリス、デナーリスです。
狂王エリースと長男レイガー(リアナをさらった)は、この戦いによって死にますが、次男ヴィセーリスと妹デナーリスは命は助かり亡命中です。
この二人が、ロバート王の言っていた「生き残り」です。
ヴィセーリスはロバート王への復讐と鉄の玉座奪還のため、妹のデナーリスをドスラク人の族長ドロゴに嫁がせるんですね。
ドスラク人とは部族国家で非常に凶暴で知られ、恐れられている部族です。
戦い、相手から奪うことで生計を立てています。
ドスラク人の戦士たちは、髪を後ろで一括りにして三つ編みにしているのが特徴です。
戦いに負けると相手の髪を切り戦利品とするので、髪が長ければ長いほど負けていないことになり強い者の証。
つまり、一番のロン毛が族長となり、現在はデナーリスと結婚したドロゴがドスラクの王です。
このとき、デナーリスはたったの13歳…ひどい、ひどすぎる…。
このひどさは、ここでは書きたくないので『GOT』本編でぜひ…
ちなみにロバート王の妃、みんな大嫌いなサーセイの実家はラニスター家です。
この七王国中で一番のお金持ちの貴族です。
ロバート王はサーセイと結婚しますが、それはつまり「金策」で、この二人の間に愛は1ミリもありません。
サーセイたちの父タイウィンは、狂王エリース時代の王の手(王に使え助言をしたり、王の代理人にまでなれる王に継ぐ権力者のこと)であり、長男ジェイミーは王の盾、キングズガード(王とその家族を守る騎士の中でも超エリート。妻をめとることや領地を持つことを禁じ、一生王の盾として生きる)でした。
ですが、狂王にとどめを刺したのもジェイミーなのです。
王を守るはずのキングズカードなのに、王を殺した……。
王殺し(キングスレイヤー)と言われていますね。私はこのジェイミーがけっこう好きです。
しかし、女性の趣味はひどいもんだし、子供を塔から突き落とすのはダメ。絶対。
話は少し戻って、狂王とロバート王との戦中、どこぞの女と浮気してできた子供(ジョン)を連れて帰り、他の子供たちと一緒に育てるネッドですが、ジョンは母親が違うのでスタークと名乗らせてもらえず「スノウ」と名乗っています。
これは北の地では親のいない子、いわゆる落とし子に付けられる名前で、「スノウ」と名乗れば「はいはい、そういう出生なのね」という扱いを受ける名前なのです。
時代なのでしょうが、スノウにキングスレイヤーにインプ(小人)など、差別用語が多く使われているのも『GOT』の特徴だったりしますね…。
北の壁のナイツウォッチやホワイトウォーカーとは?
ネッド一向がキングスランディングへ向かうと同時に、ネッドのいないウィンターフェルには居づらくなってしまう落とし子のジョンは、ウィンターフェルよりさらに北の壁へ向かいます。
ジョンはこの北の壁の番人、ナイツウォッチに志願しました。
ナイツォッチは壁のそのまたさらに北にいるとされるホワイトウォーカーから民を守っているんです。
ホワイトウォーカーとは、死んだものを亡者にする力を持っており、簡単に言うと氷のバケモンです。
ホワイトウォーカーは何千年も前に人類と戦い、北へ追い込まれます。
人類はホワイトウォーカーがもう二度と降りてこないように壁を作り、ナイツウォッチに壁を守らせます。
『GOT』の世界では、春夏秋冬は不規則です。
ホワイトウォーカーは冬にならなければ壁から下へ降りてこないと言われており、今は何百年間か続いている夏。
夏の間ホワイトウォーカーを見た者がいないため(生き証人がいない)、伝説というかおとぎ話みたいになっています。
なのでナイツウォッチになる人は「よし!ホワイトウォーカーを倒すぞ!」みたいな根性者だけではなく、行くところがないジョンのような名家の落とし子だったり、元犯罪者なんかが集まるちょっとした流刑の地みたいなもんに成り果ててしまっているんですね。
その後はエピソード1の「冬来る」へとつながっていきます。
冒頭から、なんとホワイトウォーカーが出現しています!!
ホワイトウォーカーが動き出しているという噂が立ち、イコール冬が来るぞ!備えよ!というところから始まるわけです。
いよいよナイツウォッチが命を賭して、民のためにホワイトウォーカーと戦わなければならない時代がまたやって来たということでしょうか。
ナイツウォッチは、サラリーマンではありません。転職はできないんです。
一度ナイツウォッチになったら、死ぬまでナイツウォッチです。もうウィンターフェルには戻れない。
ジョンの覚悟は相当なものだというのが分かりますね。
今後さらに家系が増え、複雑化してきますが、シーズン1は、このあたりを頭に入れて見ると分かりやすいと思います!
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#ゲームオブスローンズ カウントダウン
シーズン1エピソード10
「Fire and Blood / 炎と血」
最終シーズン放送開始まであと58日#GameofThrones #GoTS8 #ForTheThrone pic.twitter.com/0mP1PGl7Mt— GameOfThronesJP (@GameOfThronesJP) 2019年2月16日
今回は、『ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1』を見るにあたって必要な豆知識を少し書かせていただきました。
最終章となるシーズン8は2019年4月から放送です!
誰が鉄の玉座を手にするのか!?
今から待ち遠しくて仕方がないですが、その前におさらいできるよう順番に振り返って行きたいと思います。
というわけで、次はシーズン2へ続きます!
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