“ゲイ”と“腐女子”、人に話すことができない秘密を持ったふたりから、愛とは何かを考えさせてくれるドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』の第1話。
序盤から衝撃的なシーンが続き、これNHKですか?と一瞬疑いたくなるところもありますが、現代社会のリアルな姿を映し出しているなあと思える作品となってます。
それではさっそく『腐女子、うっかりゲイに告る。』第1話をレビューしたいと思います。
目次
ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』第1話あらすじ
18歳の高校生・安藤純(金子大地)は本屋でBL本を買う三浦紗枝(藤野涼子)とばったり出会った。
「みんなに黙ってて」と懇願する三浦さんに純は「ファンタジーだなあ」と答える。
紗枝にはBL好きを知られたくない過去があった。
実は純はゲイで年上の男性の恋人・佐々木誠(谷原章介)がいるが、親友の亮平(小越勇輝)や母・陽子(安藤玉恵)にも隠していた。
あるとき純は紗枝にBLイベントと水族館のデートに誘われる。
出典:『腐女子、うっかりゲイに告る。』公式ページ
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【ネタバレあり】ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』第1話の感想
バレると辛いが、理解されると暴走しやすい
ドラマのスタートは、腐女子であることを隠しながら生活をする女子高生の三浦紗枝(藤野涼子)が、BL漫画を買っているところを、クラスメイトの安藤純(金子大地)にバッチリと見られてしまったところです。
これによって三浦は、安藤に自分がBLが好きな女子「腐女子」であることが知られてしまいました。
腐女子であることを知られ、友達を無くしてひとりぼっちになった経験がある三浦は、また同じことが起こることを怯え、安藤に対して誰にも言わないようにと何度も釘を刺します。
『おっさんずラブ』『きのう何食べた?』など、ゲイを題材にした作品が人気を博す現代であっても、腐女子の立場は偏見の目を向けられるもので、一世代前の「オタク」への扱いと変わりません。
だからこそ、三浦もひたすらに隠したいし、これを知ってしまった安藤に自分は傷つけられたと思うのです。
償いとして、アニメの限定販売の場に、安藤を無理やり連れていきます。
これですよ。腐女子というか……オタクに多い気がしますが、この人は理解をしてくれると分かると、鍵をかけてガッチリと閉めていた門を開場させて、結構な確率で引っ張りまわします。
しかも、腐女子が男子を見つけるなり、カップリングに組み込もうとするところは、嗚呼、悪い腐女子の姿です。
三浦もこの気があり、その場に連行された安藤は辛いだろうなと思います。
過去に嫌な想いをしたにしろ、理解をしてくれるんだと分かると、本当に開放的になります。
BLについて話せば話すほど、ロマンチックなことをつらつらと語り始めます。これは非常に理解できました。
避雷針と雷、自転車のライトとペダル、落ち葉と地面、無機物のものでBLを考えているというところをみると、かなり極めていることがわかります。
「好きなものを好きと言える時間が幸せ」
この言葉が、三浦が隠しながらもBLを愛し続ける理由なのでしょう。
そんな三浦をこれからも応援したい反面、暴走をしすぎないように気を付けようね、と言いたくなってしまいます。
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安藤純(金子大地)がどこか切なそう!
親が幼いころに離婚をした安藤は、父親からの愛情に飢えた結果、ゲイになったみたいです。
クラスでは同級生の男子が女性との初体験を語るが、安藤だけは乗り切れません。
そして、三浦がBLが好きだと知り、BL漫画を見せてもらったときにも切なそうです。
まるで夢物語過ぎて、現実感がない、ファンタジーだと。
それは……男性向けの本でも結構そういうのがある気がするのですが……。
実際に年上の恋人である佐々木誠(谷原章介)と肌を重ねる経験をしている安藤からすれば、そう思えて仕方がありません。
三浦が腐女子であることを知り、このことを深く理解するも、やっぱり自分がゲイだということは言えない安藤。
「もしクラスの中にそんなやつがいたらどうする?」というifの質問をしても「ゲイなんてそうそういないし……」と返され、余計に言いにくくされてまた切ない!
相手を理解することが出来ても、自分を理解してくれそうにない。そう思うだけで切ないのです。
好きなものを好きと言える時間が幸せと安藤やネットの友達のファーレンハイトも言いますが、安藤が心置きなくこれをカミングアウトすることができる日は来るのでしょうか。
もう見ているだけで辛いんです!
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佐々木誠(谷原章介)の存在感がズルすぎる!
安藤の年上の恋人、佐々木誠は、妻子持ちの会社員ということ以外、情報が明かされていません。
そして、安藤が三浦のことを話すと「その子なら、純の良い理解者になってくれるかもしれない」と言ったり、これからも色々な助言をいってくれそうです。
ミステリアス+大人の色気のある谷原章介さん。正直ゲイの役に違和感がありません。
というのも、『デボラがライバル』や『シェアハウスの恋人』でゲイ役をやったり、『ラブシャッフル』でバイセクシャルで男性の恋人がいたという役を演じてきた経緯があってか、ものすごく馴れている感があるんですね。
次回予告では「来週たっぷり可愛がってあげるから、それまで我慢しなさい」
この言葉、女子でもドキッとしますわ!
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まとめ〜好きなものを好きだと言えるのは幸せ〜
よるドラ
【#腐女子うっかりゲイに告る】
第1回を1分ちょっとにまとめてみました!ハッシュタグ#腐女子うっかりゲイに告る で
みなさんのご感想
聞かせてくださいっ✿公式HPには掲示板もあります♡https://t.co/l6BM23CtZ9#金子大地 #藤野涼子 #小野賢章 #谷原章介 pic.twitter.com/tUZZEIHTRX
— NHKドラマ (@nhk_dramas) 2019年4月20日
市民権がまだまだ認められないと思われる腐女子、同性愛者の姿を描くNHKドラマはだいぶ攻めているなあと思えました。
こういう姿を描きつつ、好きだけど周囲に言えないことのもどかしさや生きる辛さ、それがこれからも描かれていくだろうと思うのです。
だからこそ、このドラマも目が離せない作品のひとつとなりました。
全8回のこのドラマ。
最後まできっちり見届けていきたいです!
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