『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第7話あらすじ・ネタバレ感想!19年前の未解決事件の全貌が明らかに…!

『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第7話あらすじ・ネタバレ感想!19年前の未解決事件の全貌が明らかに…!

出典:『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』公式ページ

富豪刑事・神戸大助と、正義漢の加藤春が今回挑むのは…?

大助の目的と仲本の過去が繋がり始めた第6話から1週間が経ち、今回第7話では19年前の捜査一課が描かれます。

仲本や現対本部長の清水、そして加藤の元上司でもある武井が若かりし頃に立ち向かい、未解決のまま終わった“神戸小百合殺害事件”。

大助が連行した井村の死と、神戸小百合殺害事件がどのように重なっていくのか…。

見逃せない第7話となりました。

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『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』前回第6話のあらすじと振り返り

使館の事件で責任を取らされた加藤はこの事件に首を突っ込まないよう釘を刺されますが、現対本部の仲本から協力要請を受けて、仲本の独自捜査を手伝うことになります。

一方、大助も独自に事件の遺留品を調べ始めますが、AI執事・ヒュスクは大使館の事件以降、度々指示を拒否するようになっていました。

仲本と加藤は捜査の末に、とある製造メーカーに勤める井村という女性に辿り着きます。

しかし、井村に接触を図ろうとした二人を邪魔するように大助が行動を起こし、大使館の事件とは関係のない容疑で彼女を逮捕しますが、ヒュスクが命令を拒絶することもあり、なかなか上手く取り調べが進みません。

仲本はそんな取り調べの中でも井村の弱みを見つけ、再び独自の捜査を開始。

あと一歩で大きな事実が判明するというところで、井村は謎の爆発事故に巻き込まれて命を落とします。

大助の目的と仲本の過去が繋がりを見せる中、話が全く読めず混乱する加藤は、清水に19年前の事件について聞かされることになります。

それは若かりし頃の彼らが追っていた“神戸小百合殺害事件”についてでした。

【ネタバレ】『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第7話あらすじ・感想

神戸小百合殺害事件

19年前。

当時、捜査一課でバディを組んでいた仲本と武井は、ある殺人事件の現場に向かっていました。

被害者の名前は、神戸小百合。

心臓をひと突き、刺殺されていました。

現場となった彼女の自宅では家探しした様子が見られるものの、あまりに手際が良いため犯人はただの物取りではないと考えられます。

さらに、被害者の神戸小百合は神戸グループの御曹司・神戸茂丸の妻であることから、物取りと怨恨、両方の可能性があるとしたうえで捜査が開始されました。

「マスコミが騒ぐだろうが気にするな」という清水の言葉に、仲本は警察上層部もうるさいのではないかと危惧しています。

そして、神戸茂丸が“アドリウム”なる物質の研究をしている理系の研究者だという話を聞くなり、「横文字と数字は苦手だ」といって、聞き込みに向かいました。

神戸家の邸宅を訪れた仲本と武井は、そこで暮らす茂丸の母・喜久子に話を聞くことに。

茂丸は現在仕事で海外に行っているといい、妻である小百合の葬式にも参列しないといいます。

殺害現場となった神戸小百合の自宅は彼女が一人で借りていたということで、茂丸と別居していたことについても触れますが、喜久子は何も話そうとしません。

さらには、茂丸の写真さえも提供しませんでした。

「長男の写真が一枚もないなんておかしい」という武井ですが、実は仲本はトイレに行くふりをして神戸家からアルバムを持ち出してきていました。

そして、勝手に持ってきたそのアルバムには、しっかりと茂丸の姿が映っていました。

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写真には幼き日の大助も映っています。父・茂丸、母・小百合であることがわかりますね。

一方、清水は上司の斎木に呼び出されていました。

仲本から目を離すなという斎木は、仲本が「あの人は昇進する」と評価している存在です。

そして、武井の妻の父親でもありました。

清水のもとに神戸茂丸についての捜査報告をしに来た武井は、そこで斎木から「仕事も大変だが、娘にも優しくしてやってくれ」といわれます。

武井の妻は妊娠中で、出産を間近に控えていました。

諦められない未解決事件

聞き込みの日々が続き、しばらくして武井の子供も無事に生まれていました。

武井が仲本にスイカバーを差し出すと、仲本はスイカバーの種(チョコレートの部分)を吐き出してしまいます。

「そこが美味いんすけどねえ」

そう話す武井に吐き出したチョコレートの入った袋を渡して、仲本は去っていきます。

二人ともしばらく自宅には帰っておらず、捜査を続ける毎日を送っていました。

その中で、再び神戸家から持ち出したアルバムを眺めていた仲本は、ある写真の裏に鍵が貼り付けられているのを発見します。

どこかのロッカーの鍵だと思われるそれには、何かの略称か記号のようなものが描かれていました。

武井はそれが神戸茂丸の研究しているアドリウムという物質の簡略記号であることに気がつきます。

しかし、大きな証拠となり得るものを手に入れた途端、清水から釘を刺されてしまいます。

「こいつはやばい案件だ。深入りするな」

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仲本が危惧していた警察上層部からの圧力がここで現れてしまいました。

それでもめげずに捜査を進める仲本と武井は、やがて探し求めていたロッカーを発見します。

その矢先、神戸茂丸が死体となって発見され、遺書を残して自殺したことがわかりました。

さらに、あのロッカーの鍵は保管していた引き出しから忽然と消えていました。

重要参考人である神戸茂丸が自殺し、捜査は打ち切りとなり、本部も解体されることに。

神戸家の圧力によってマスコミも黙り込み、今も証拠がロッカーの中にあるかもしれないのに、何もできないまま未解決事件となってしまいました。

またスイカバーを食べながら、仲本と武井はベンチに腰掛けます。

武井は、斎木が清水に対して仲本をマークするよう指示していたことを明かし、ロッカーの鍵の存在も清水が上層部に伝えたのではないかと話します。

話を聞いた仲本は、上に状況を伝えるのは部下として当たり前だとして、捜査一課を去る旨を伝えました。

そして、落ち込む武井に出産祝いを渡し、最後にこう告げました。

「自分を誇れる親父になれよ」

後日、仲本と清水は捜査一課から外され、新たな部署である現対本部に配属されていました。

「なんで俺まで島流しになるかなあ」

そう呟く清水に謝りつつ、仲本は“神戸小百合殺害事件 捜査本部”と書かれた木版を持ち去ってきていました。

「俺はな、諦めが悪いんだ」

そして事件は現代へ

‐現代。

清水と加藤のもとに現れた仲本は、19年間ひっそりと捜査をしてきて、ここ数年は手詰まりだったことを明かします。

しかし、大助が現対本部にやって来て、何か進展するのではないかと思っていた矢先、あの大使館の事件が起きたといいます。

未解決となった神戸小百合殺害事件と、井本の口封じは繋がっている…。

そう確信している仲本は、19年越しの想いを燃やしていました。

井村の死から3日間、大助は出勤しておらず、音沙汰もありません。

加藤は仲本に大助を疑っているのか問いかけますが、その場に武井がやって来て、返事は聞けませんでした。

一方で、武井は紛れもなく大助を疑っているようです。

この事件を解決することが仲本への恩返しだという武井を、加藤は真剣に見つめるのでした。

その頃、大助は鈴江とともに自宅で井村の死について調査していました。

そこに加藤が電話を掛け、「井村の車を暴走させたのはお前か」と問うと、大助はあっさり認めるのでした。

神戸家を訪れた加藤と仲本ですが、門は固く閉ざされています。

加藤は車を方向転換させると、門を突き破って強引に敷地内へ侵入しました。

ボロボロの車でやって来た加藤と仲本を待ち受けていた大助は、「器物損壊のうえ、不法侵入だ」と告げます。

加藤はそんな大助に問いかけました。

「教えてくれ、お前の目的は一体何なんだ」

「お前は金で何でも解決できると思っていて、人の気持ちなんてこれっぽっちも考えない。ただ、進んで悪事をする奴でもない」

大助は加藤のその言葉を聞いて、ゆっくりと口を開きます。

「19年前の母の死の真相を知る、それが俺の目的だ。あの事件と井村の死は繋がっている」

そう話した大助を、仲本は真剣なまなざしで見つめるのでした。

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同じ目的を持つ大助と仲本は手を取り合えるのでしょうか。

過去と現在を繋ぐ者

捜査一課の星野は、井村の車が暴走した際のドライブレコーダーの映像に大助が映っていたことを武井に報告します。

武井はその映像を見て、井村の口封じを実行したのは大助だと確信します。

星野はそれだけでは証拠にならないのではないかと進言しますが、武井は大助が犯人だと決めつけているような態度を変えません。

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いつもと違う様子の武井を見て、普段ポーカーフェイスの星野も少し困惑していましたね。

その後、武井が一人で車に乗り込むと、車内に催眠ガスが流れ込み、扉はロックされ、武井は意識を失います。

意識を失った武井は、19年前の記憶を辿っていました。

あの時のロッカーの鍵、ベンチに腰掛けて食べたスイカバー、仲本からもらった出産祝い。

そして、そんな19年前の景色に何故か現れた井村の姿。

差し出されたスマホ。

電話を掛けなければいけない相手の存在。

近づいてくる加藤と仲本。

…混乱した武井は、やがて目を覚まします。

そこは神戸家の施設でした。

武井は大助たちによって確保され、網膜に投影された仮想世界の映像を見せられていました。

仮想世界にいた武井が、井村に差し出されたスマホで電話を掛けようとしていた相手は、今は亡き上司・斎木でした。

「斎木部長の娘を嫁にもらったお前には野望があった、それは悪いことでも何でもねえ。正義を成すには力がいる、それは紛れもねえ事実だ」

そう語りかける仲本は、頭を抱える武井を相手にもう一言付け加えます。

「お前はなれたのか、自分を誇れる親父に…」

『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第7話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いかがだったでしょうか。

19年前の事件が未解決となった裏には、神戸家や警察上層部からの圧力、その圧力に従う他なかった若き日の武井がいました。

水面下で敵対していた大助と仲本が同じ目的を持っていたとわかった今、事件はどのように終結へと向かっていくのでしょうか。

どんどんシリアスな展開になり、物語が深まってきた『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』。

次回第8話も見逃せません!

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