『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第11話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!最強バディに待ち受ける結末とは?

『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第11話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!最強バディに待ち受ける結末とは?

出典:『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』公式ページ

茂丸を追って貨物船から脱出した大助と加藤が向かったのは、すべての謎が始まった場所・神戸グループの第三研究所跡。

現当主であり祖母の喜久子を問いただす大助ですが、喜久子の口から語られた真相は、大助に新たな選択を突き付けるものでした。

神戸家の血筋をめぐり、三世代にも続いた確執と因縁が今、明らかになります。

ついに迎えた最終話。

大助と加藤が辿り着く先にあるのは、一体どんな結末なのでしょうか。

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『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』前回第10話のあらすじと振り返り

ポリアドルに向かう貨物船の中で、テロリストであるフランツ・ワインスキーに追い詰められた大助。

新たな特殊装備も無力化され、窮地に陥った大助を救ったのは加藤でした。

一度は別の道を歩き始めた二人でしたが、再び行動をともにすることになり、船から脱出するために共闘します。

その頃、神戸邸では鈴江が新事実を突き止めていました。

それは貨物船の心臓部が茂丸の研究によって生まれた新エネルギー・アドリウムと関係していることです。

加藤が囮として身体を張る中、大助は無事に心臓部へ到達します。

大助はフランツとの交戦で傷を負いながらも、過去のトラウマから拳銃を持つ手が震える加藤に熱い喝を入れ、加藤は渾身の一撃で心臓部を破壊。

無力化されていた大助の特殊装備も復活し、フランツに打ち勝ちました。

ついに茂丸と直接対面した大助は、茂丸の手に手錠をかけようとしますが、茂丸はヒュスクに指示を出し、大助を襲わせます。

貨物船も沈没へのカウントダウンを始め、自身も怪我を負いながら隙を見て逃亡する茂丸。

大助と加藤はそんな茂丸を追うため、ヘリに乗り込むのでした。

【ネタバレ】『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第11話(最終回)あらすじ・感想

犯人の行方

「父がいて、母がいる。幸せな幼年時代だったと思う」

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最終話は、第1話の冒頭で語られた大助の台詞から始まります。

大助は両親を失った幼年時代を思い出し、その虚しさを振り返ります。

やがて事件の手掛かりが、自分のやるべきことが、日本にあると知って来日したのでした。

そして、現在。

ポリアドルへ向かう貨物船から脱出した大助と加藤は、茂丸の行方を追って神戸グループの旧・第三研究所にやって来ていました。

ここは茂丸がアドリウムの研究に明け暮れていた、すべてが始まった場所です。

大助と加藤は、近くに真新しい血痕の残る救急箱を発見しました。

茂丸が自ら怪我の手当てをした後、この場所から立ち去ったことを悟ります。

二人は手掛かりを見つけるため、手分けして現場を捜索することに。

加藤は上階へ向かおうと乗り込んだエレベーターで、階数が書かれたボタンのそばにポツリと血痕が残っていることに気がつきます。

そっと血痕の上に指を乗せてみると、隠しボタンが出現。

その隠しボタンを恐る恐る押してみると、大きな音を立ててエレベーター内の壁が開いていき、そこに階段が隠されていました。

そして、階段をおりていった先には、秘密の場所へと続く地下鉄のような乗り物が存在していたのです。

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映画『キングスマン』を彷彿とさせる、わくわくするシーンです!

一方、大助は茂丸のデスクを捜索中。

鍵のかかった引き出しをごく小さな爆弾を使ってこじ開けると、中からファイルが出てきます。

間に挟まっていた家族写真を見て、大助は「父さん…」と言葉を漏らすのでした。

大助と加藤は合流し、隠し階段の先で発見した地下鉄に乗り込みます。

加藤が「お前は父親に復讐したいのか?」と問うと、大助は「本当のことを知りたいだけだ」と真っ直ぐに答えるのでした。

二人が辿り着いた場所には錆びた扉があり、開けてみると納戸のような小さな空間がありました。

たじろぐ加藤に対して、何かに気づいているかのように迷わず進む大助は、目の前の木製の扉を開きます。

二人の目には眩しい外の光とともに、衝撃の風景が飛び込んできました。

そこは、神戸邸。

喜久子が暮らす屋敷だったのです。

本当の“黒幕”

大助はセグウェイに乗って近寄ってきた鈴江に茂丸のデスクから持ち出してきた書類を渡すと、すぐに喜久子の茶室へと向かいます。

縁側には男性サイズの靴が置いてあり、中に誰かがいることは明確です。

案の定、ふすまを開けると畳の上に座り込む茂丸の姿がありました。

大助は茂丸に向かって言い放ちます。

「父は左利きだった。しかし、お前は…」

貨物船での茂丸の所作を見てから気づいていたのです。

目の前にいる茂丸が、本物の茂丸ではないということに。

「慧眼、恐れ入ります」

男は自身の顔面に触れると、特殊なマスクを剥がします。

今まで茂丸を装っていたのは、執事の服部でした。

そして、裏で糸を引いていた本当の黒幕は、祖母の喜久子だったのです。

大助の母・小百合は、アドリウムの研究者でありながら、その危険な物質の存在を隠匿していることに疑問を抱いていました。

一方で神戸家の当主である茂丸は、公にすることの危険性を鑑みて、神戸家で背負っていこうとしていました。

耐えかねた小百合はやがて家を出て、一人暮らしを始めます。

しばらくして、執事であり喜久子の密偵だった服部は、茂丸が小百合のもとへ向かおうとしていることに気がつきます。

喜久子は、茂丸が小百合の影響を受けてアドリウムのことを公表するのではないかと思い、小百合を始末するよう服部に指示を出したのでした。

茂丸が小百合の家に到着した時、すでに小百合は服部の手によって殺害されていました。

幼き日の大助は、殺された小百合の姿を呆然と眺めていた茂丸を目撃したために、犯人ではないかと疑念を抱かざるを得なかったのです。

過去のすべてを知り、大助と喜久子は真正面から対峙することになります。

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神戸家の次期当主となる大助に、過去の真実とアドリウムの是非が突き付けられた瞬間です。

その頃、加藤は茶室から出て行った服部の姿を追っていました。

庭で服部に追いつくと、仲本と武井を殺したのも服部なのか、ハッキリさせようとします。

すると、服部は「お返しします」といって、仲本の捨て身の手掛かりだった発信機付きのサイコロを加藤に手渡しました。

「お前を神戸小百合、武井克弘、及び仲本長介の殺人容疑で逮捕する!」

加藤は叫び、手錠を取り出します。

二人は一瞬掴み合いになりますが、服部は距離が取れた隙に懐から拳銃を取り出すのでした。

見つけた結論

「父さんは、生きているのですね」

大助が問うと、喜久子はあっさりとその事実を認めます。

しかし、自殺未遂をしたことから健康体ではないことが窺えます。

大助は母・小百合をはじめ、武井や仲本のように、アドリウムの真実を明かすために命を落としていった人々の意志を継がねばならないと喜久子に宣言。

アドリウムの情報を世界各国の研究機関に公表する準備を進めていました。

鈴江によると、あと2分ほどで準備が整うようです。

喜久子は、アドリウムはかつてのプラトニウムのような存在で、人類に無尽蔵のエネルギーを与えるとともに、大きな恐怖を与えるものだといいます。

もちろん大助もそのことは理解していますが、改めてその命運が自分の手に握られていることを実感させられ、冷や汗を流します。

時を同じくして、加藤は拳銃を構えた服部と対峙していました。

加藤はニヤリと笑い、服部に近づいていきます。

服部は加藤を殺す指示は出ていないとしながらも、太ももを狙って発砲。

対して加藤は大怪我を負い悲鳴をあげながらも、果敢に服部に掴みかかります。

そして、拳銃を持った手首を押さえつけると、服部の腹部の傷を強く握りました。

服部はみるみるうちに青ざめていき、ついには泡を吹いて気絶してしまいます。

加藤は拳銃を服部の手から引き離すのでした。

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最終話も加藤のガッツが凄い…!

一方その頃、大助は悩まされていました。

送信ボタンを押せば、一瞬のうちにアドリウムのことが世界中に広まる。

押さなければ、神戸家の当主として一生アドリウムの秘密を抱えていくことになる。

喜久子の話す通り、アドリウムを有効に使えるほど世界が成熟していないとはいえ、神戸家だけがそのエネルギーを抱え込むのは誰のためにもならないのではないか。

大助は一人問答します。

大助の指示を待つ鈴江のもとには、怪我を負ってふらついた様子の加藤がやって来ます。

その直後、救急車を呼んでくれと頼む加藤に駆け寄り、肩を支えていた鈴江は、モニターを見て目を丸くします。

何故なら、知らぬ間に情報の送信が行われていたからです。

実はふらついた加藤がもたれかかった場所に送信ボタンがあり、ふとした拍子に押してしまっていたのでした。

「大助様、送ってしまわれました…加藤様が…」

緊迫した様子の大助でしたが、鈴江のその言葉を聞いた途端、大笑いし始めます。

喜久子はヒュスクを使って回収するように慌てて命じますが、大助は応じません。

「何が正義なのか、それを決めるのはあなたではない。俺でもない…」

喜久子にハッキリとそう伝えた大助は、喜久子の手首に手錠をかけるのでした。

モニター越しにその様子を見ていた加藤は「何かまずいことしちゃいました?」と鈴江に聞きます。

鈴江が大助から言われた通り加藤に礼を伝えると、加藤は「どういたしまして…」と呟きながら気を失うのでした。

富豪刑事

2週間後。

加藤は星野に話し掛けられます。

「捜査一課に戻る内示を断ったそうですね」

少し残念そうな星野に対して加藤はいいます。

「警察官はどこにいたってできる」

そして、迎えに来た大助の車に乗り込み、海辺の小さな療養所に向かいました。

そこには大助の父・本物の茂丸がいましたが、大助は直接会うことはせず、ただ遠くから眺めるのでした。

加藤はそこで大助が一度手放した警察手帳を渡します。

大助もそれを迷わず受け取るのでした。

urara

二人が警察官として、バディとして、完全復活した瞬間ですね。

現対本部では、神戸家とアドリウムについてのニュースを見ていました。

アドリウムの研究は世界各国で行われるようになり、良い兆しを見せていました。

しかし、国内では神戸家への特に大助へのバッシングが酷く、邸宅は暮らせない状態になってしまいます。

大助のことを心配する佐伯ですが、大助はすでに居住地を移しているようです。

その一方で現対本部の面々は、アダルト動画のダウンロード、世界中のお菓子の通販、ギャンブルの予想など、皆が好きなようにヒュスクの力を使っていました。

相変わらずほのぼのとした彼らとは反対に、大助と加藤はいつだって現場にいます。

二人のアドリウム悪用を阻止するための捜査は、日本の裏側にまで及んでいました。

この日も、加藤はニューヨークの裏路地で捜査をしています。

大助は加藤からの連絡を受け、今まで住んでいた邸宅とは比べ物にならないほど、さらに大きな豪邸から出発します。

犯人の車の屋根に乗り、決死の捜査を続けている加藤の頭上に、大助はヘリでやって来ました。

ヘリから車で降りてくるという予測不可能な登場で、犯人たちすら驚かせます。

大助の手は犯人たちの乗った車を橋もろとも爆破しました。

もちろん犯人を追っていた加藤も爆破に巻き込まれます。

橋の隅に片手だけ掴まって川に落下寸前の加藤を見下ろす大助。

urara

第1話にもこんな構図がありましたね。

加藤は過去にもこんなことがあったと回想しながら、再び川に落下していくのでした。

「神戸大助~!」

と、叫びながら…。

『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第11話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いかがだったでしょうか。

シリアスで衝撃的な結末と、ポップなエピローグが最高でしたね。

ニューヨークで作業員をしていた青年は、もしかして過去に登場した“あの人”かな?

なんて思いながら、最後まで楽しめました。

圧倒的スペクタクルな富豪刑事に、またいつか出会えることを信じて…!

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