『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第10話あらすじ・ネタバレ感想!衝撃の展開が続くバディストーリーも終盤戦へ!

『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第10話

出典:『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』公式ページ

富豪刑事・神戸大助と、正義漢の加藤春が今回挑むのは…?

ポリアドル船籍の貨物船の中で、テロリストであるフランツ・ワインスキーに追い詰められた大助。

新たな装備も無力化されて窮地に陥った大助を、加藤は救えるのでしょうか。

袂を分かつことになった二人の共闘は再び見られるのでしょうか。

黒幕である茂丸が姿を現し、ラストスパートを迎えた期待の第10話をさっそくレビューしていきたいと思います。

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『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』前回第9話のあらすじと振り返り

仲本と武井が殺されてもなお「これは神戸家の問題だ」という大助は、加藤と袂を分かつことになります。

大助が独自に捜査を進める一方で、加藤は捜査一課に重要参考人として拘束されてしまいました。

他の現対本部メンバーは、仲本が命がけで残した犯人の手がかりを追うことに。

神戸家では直接犯人を目撃した鈴江が間違いなく茂丸であったことを証言し、大助と祖母・喜久子の口論になります。

捜査一課の星野は上司の武井の死に動揺し、加藤を疑惑の目で見ていましたが、後に誤解が解け、行動を共にするようになりました。

そして、仲本の残した手がかりから見事に茂丸の居場所を特定した現対本部メンバーは、茂丸が乗っているポリアドル船籍の貨物船に加藤を誘います。

同じく、独自の捜査で居場所を突き止めた大助も貨物船へと乗り込むのでした。

ついに大助は茂丸と対峙しますが、茂丸のボディガードでテロリストのフランツ・ワインスキーに襲われてしまいます。

陰からその様子を見ていた加藤は、大助を助けようと拳銃を構えますが、過去のトラウマから引き金を引くことができませんでした。

【ネタバレ】『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第10話あらすじ・感想

バディ復活

ポリアドル船籍の大型貨物船の中、ついに茂丸と対峙した大助。

謎の物質・アドリウムの存在に阻まれ、装備が無力化されている大助は、アドリウムが使用されている強力な武器を手にした凄腕のテロリスト・フランツに追い詰められていきます。

血を流し、傷だらけになっている大助を助けようと、加藤は物陰で拳銃を構えます。

しかし、過去のトラウマのせいで手が震えてしまい、引き金を引くことができません。

いよいよ地面に膝をついた大助は、そこに加藤がいることに気がつきます。

そして、彼らの頭上にぶら下がっているコンテナにチラリと目をやって、加藤に合図しました。

加藤は拳銃をしまい、大助が目をやったほうへ急ぎます。

加藤が移動し始めたことを確認すると、大助は「うまくやれよ…」と呟き、再び立ち上がってファイティングポーズを取りました。

その様子を見たフランツも再び武器を構えます。

大助がフランツと交戦しながらある位置まで誘導すると、頭上にぶら下がっていた大きなコンテナが落下してきました。

それは加藤がクレーンの操作室に忍び込み、落下させたものでした。

フランツがコンテナの下敷きになることはありませんでしたが、大助は隙を見てその場から逃げ出しました。

加藤は船内の片隅で大助と合流すると、怪我の手当てをしてやります。

しかし、大助はお礼一つ言わず、さらにはフランツをコンテナの下敷きにすることもできたはずだと加藤を責めます。

いくら相手が悪党でも殺すことなど考えていなかった加藤は、「俺は…ただの公務員だ」と呟くのでした。

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ついにバディとして復活した大助と加藤。茂丸を逮捕することはできるのでしょうか?

「ありゃあ、あんたの息子なんだろう?」

フランツは茂丸にそう問いかけ、自分の仕事は貨物船をポリアドルまで見届けることで、大助にお仕置きすることじゃないと話します。

すると、茂丸はスマホを取り出し、「1億振り込んだから息子を躾けてやってくれ」と答えました。

フランツはニヤリと顔を歪め、愉快そうに笑うのでした。

取り戻したチームワーク

加藤はブリッジにある救命艇での脱出を提案します。

大助は茂丸のもとに行かねばならないと拒否しますが、命あっての物種だと返され、加藤についていくことにします。

一方その頃、神戸家の屋敷でモニタリングしていた鈴江は、20機のドローンを貨物船へと向かわせます。

貨物船では乗組員がいち早くそのことに気づき、あっという間にレーザーでドローンを撃墜してしまいました。

しかし、それは想定の範囲内であり、貨物船のそばに撃墜されたドローンから、さらに小型のドローンを発進させることが真の目的でした。

小型のドローンは鈴江の目論見通り貨物船に辿り着き、壊れてしまったピアス型の通信機のスペアを大助へ届けることに成功します。

さらに、救命艇にフランツたちが先回りしていると気づくことができ、間一髪で攻撃から逃れることができました。

鈴江と連絡が取れるようになった大助は、自身の装備の無力化を解除するべく、鈴江の指示で機関室へ向かうことに。

その時、すでにすぐそばまでフランツが迫っていました。

それでもリスクを承知で機関室に向かうという大助に、「俺も行く!」と行動をともにしようとする加藤。

大助はそれを真っ直ぐな視線で制止します。

加藤が熱い想いで「お前は嫌なやつだが見殺しにするわけには…」と説得しようとすると、大助はあっさりこう言い放ちました。

「お前は甲板に出て敵の注意を引きつけろ」

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加藤はいつも囮役ですね…それも良いチームワークということで!

甲板に出た加藤はあっという間に乗組員に見つかり、大助の言葉通り、まさに敵の注意を引きつけました。

フランツと乗組員に行く手を塞がれ、逃げ道がなくなった加藤ははしごをのぼってコンテナの上に上がって行こうとします。

フランツが放った強力なレーザー砲は加藤の片腕に命中し、もう片方の腕だけで身体を支えている加藤は危機的な状況です。

再び放たれたレーザー砲によって身を崩した加藤は、海に落下していきました。

フランツは海面に加藤の上着が浮かび上がってきたのを確認して、ニヤリと笑いながらその場を離れていくのでした。

しかし、実は海に落ちたのは上着だけで、加藤は落ちた振りをして死角になる位置に潜んでいました。

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機転の利く加藤だからこそ成し得た展開でした、さすが元捜査一課!

トラウマの克服

無事に機関室へと辿り着いた大助は、アドリウムでエネルギーを生み出す巨大な装置を目撃します。

この貨物船はアドリウムのエネルギーを動力源としており、その力は有効利用されれば人類に無尽蔵のエネルギーを与えますが、逆を返せば世界を滅ぼすことにもなる恐ろしいものでした。

とにかく今は冷却ユニットを見つけ出し、大助の装備を無効化している電力供給を止めることが先決です。

大助は落ちていたスパナを放り投げて乗組員の気をそらすと、反対方向から襲いかかりました。

冷却ユニットの場所を聞き出すと、さっそくバルブを回し始めます。

その時、鈴江の「敵です!」という言葉とともにレーザー砲が放たれ、フランツが現れました。

大助は一瞬の隙を突き、フランツの後ろに回り込みますが、すぐに形勢逆転されてしまいます。

加藤もすぐに駆けつけましたが一足遅く、大助はレーザー砲で再び怪我を負いました。

脚を引きずりながらもフランツの動きを制止しようと食らいつく大助は「赤いパイプだ!撃て!」と叫びます。

加藤は拳銃を構えますが、やはり過去のトラウマがよぎり、手が震えてしまいます。

そんな加藤を見た大助は、加藤の家で見た刑事ドラマの台詞や星野から聞いた加藤の過去に思いを馳せていました。

そして、加藤に向かって叫びます。

「ふざけるな!お前はずっと…公務員である前に、ヒーローだったじゃないか」

「お前の仕事は正義を成すことだ、加藤警部補!」

大助の言葉を聞いてハッとした加藤は、震えの止まった手に力を込めて、引き金を引きました。

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大助の想いが加藤のトラウマ克服へと繋がる展開に胸が熱くなります。

加藤が見事にパルプを撃ち抜くと、機関室は暗くなり、非常灯が点灯する頃には大助の装備が元通りになっていました。

特殊なボディスーツを身に纏い無敵と化した大助は、フランツを打ちのめすのでした。

ヒーローの帰還

「船が沈みます!甲板に出てください!ヘリを向かわせました!」

鈴江の必死の呼びかけに対し、大助は「ブリッジまでのルートを出せ」と予想外の返答をします。

この危険な状況下でも茂丸のもとへ向かうことを第一としている大助に、鈴江は「しかし…!」と言葉を詰まらせます。

「安心しろ、俺は生きて帰る」

大助は微笑み、優しくそう言いました。

鈴江は複雑な思いでルートの案内を始め、加藤もそんな大助についていくことを決めます。

大助と加藤が茂丸を前にすると、鈴江は「緩衝装置は使用不能です、銃なども持っていないようです」と恐る恐る伝えます。

「久しぶりだな…大助」

茂丸の言葉を聞くと、大助は加藤に手錠を渡すよう言います。

手錠を手にした大助は茂丸に近寄っていき、「仲本長介および武井克弘殺害の容疑で逮捕する」と、茂丸に手錠をかけようとしました。

その瞬間、茂丸はこう呟きます。

「大助を無力化しろ…ヒュスク」

驚く間もなく、ヒュスクによって背後の機械からレーザー砲を撃たれた大助は、特殊なボディスーツでも耐えられない温度の攻撃を食らってしまいます。

貨物船の至るところで爆発が起き、いよいよ沈没かと思われた頃、茂丸は自身も致命的な怪我を負いながら、誰よりも早くホバーバイクで脱出していきました。

鈴江の手配したヘリが到着し、大助と加藤も脱出しようとしますが、どこかから声が聞こえてきます。

それは救命艇で何とか逃げ延びようとするフランツや乗組員たちの声でした。

大助は自業自得だと言いましたが、加藤は放っとくわけにもいかないと言い、全員拘束して連れて帰ることにしました。

埠頭に戻り、フランツらを現対本部メンバーと星野に引き渡すと、大助と加藤はまたヘリに乗り込みます。

「どこ行くんです?」

星野の呼びかけに、加藤は意気揚々と答えます。

「逃げちまったラスボスを捕まえなきゃなんなくてな!」

星野はその活き活きとした表情を見て、「帰って来たんですね、ヒーローが」と呟き、二人が乗ったヘリを見送るのでした。

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加藤の晴れやかな表情と同じくらい、星野の微笑みも印象的です。

ヘリの中では、鈴江が茂丸の居場所を突き止めたと地図を表示します。

腹部に負った致命的な怪我を押さえながら、茂丸が向かったのは…。

『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第10話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いかがだったでしょうか。

大助と加藤、大助と鈴江、そして加藤と星野の絆が感じられた第10話。

大助の熱い言葉には胸を打たれました…。

かつての自分を取り戻したような加藤の表情も印象的で、ラスボスである茂丸との戦いに希望が持てる回になりましたね。

物語は終盤戦、最後まで見逃せません!

次回、第11話も楽しみです。

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