アニメ『フルーツバスケット The Final』第9話あらすじ・ネタバレ感想!慊人の改心と夾のキス

アニメ『フルーツバスケット The Final』第9話

出典:『フルーツバスケット The Final』公式ページ

人も想いも縛れないから永遠の絆なんてない。だから諦めて次に進もう。

私が友達になるから孤独じゃないよ。

透の言葉の力すごい!

ついに慊人も年貢の納め時ですね。

そして、誰かが死んでいてもおかしくなかったこの一連の出来事が、すべて紫呉の手の平の上だったことがとても恐ろしい!

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アニメ『フルーツバスケット The Final』第8話のあらすじと振り返り

自分が物の怪憑きであることが原因で母親を亡くし、そのことで父親から責められていた幼い頃の夾。

さらに猫憑きとして十二支の仲間にも入れない彼は孤独でした。

そんな孤独のなかで今日子と出会い、夾は救われていました。

そして起こった透の迷子事件。

張り切って透を探す夾でしたが、透を助け、今日子も助ける役目は、大嫌いな由希に奪われてしまいます。

それが原因で今日子から離れた夾が、今日子と再開したのは、高校生になってからでした。

交差点で今日子に向かって突っ込んでくる車。

夾は、今日子を抱き寄せることで猫に変化してしまうのを躊躇い、彼女を助けることができませんでした。

ショックから、これらの記憶を封印していた夾でしたが、透の部屋で青い帽子を見つけることですべてを思い出していました。

そして透が、今日子よりも、自分の事を想っていることを知った夾は、「幻滅した」と呟いて、透の前から去っていきます。

好きな人から投げかけられた冷たい言葉。

立ち尽くす透の元に、慊人が紅野を刺したばかりの刃物を持って現れるのでした。

【ネタバレ】アニメ『フルーツバスケット The Final』第9話あらすじ・感想

置き去りにされる者

降りしきる雨の中、突如現れた慊人と対峙する透。

母よりも夾を優先し、「幻滅した」と吐き捨てられてもなお、透は夾を想っていました。

慊人の「置き去りにするのか」という言葉が母の声とダブって聞こえた透は、置いていかれる人間の気持ちに思いを馳せるのでした。

SU_BU

夾にフラれたばかりだというのに慊人まで現れるとは、透には休む暇もありませんね。この直前に紅野を刺していると思うと恐ろしいですね。

慊人を理解した透

慊人から見れば、透は絆で結ばれた仲間を次々と奪っていく憎らしい相手でした。

「人の世界を壊しておいておきながら、奇麗なままのお前は一番汚い」

透と対峙した慊人はそう言って刃物を構えます。

最初から特別な存在として扱われ、誰とも友達になることが許されなかった慊人。

慊人の心からの叫びを聞いた透は、彼女の心を理解できたことを喜び、刃物を構えている慊人に躊躇なく駆け寄ります。

慊人が振り回した刃物で傷付いても、透は手を差し伸べ続けます。

永遠や不変を慊人が口にしていたのは、怖くて仕方がなかったから。

透に心の内を言い当てられた慊人は、刃物を捨て「分かったような口を聞くな」と平手で透を殴るのでした。

SU_BU

刃物を捨てた時点で「勝負あり」という感じでしたね。さすがは透。一発で本質を見抜いてきますね。

人も想いも縛れない

慊人が十二支の絆が不変であって欲しいと願うように、透も「母との永遠の絆」を願っていました。

ですが透は、それを置き去りにして、夾を想うようになっていました。

人も想いも縛れない。

透はそれを恋をして知ったし、慊人ももう気付いている。

「それがずっと悔しくて寂しかったんですね」と子供に言い聞かせる母親のように伝える透に、慊人は「イヤだああ」と絶叫し、「置いて行かれるのは嫌だ!」と走り去るのでした。

SU_BU

慊人は人も想いも縛れないことに気付くのが遅すぎました。やはり、呪いが解けて縛れないはずの紅野が形の上では縛れてしまったことが、ここまで慊人が捩じれてしまった原因なんでしょうね。

貴方のお名前は?

誰も自分を必要としない、他人だらけの世界。

世界に絶望しながら、森の中を「イヤだ、イヤだ」と叫びながら駆けていく慊人。

その慊人の腕を掴んで静止したのは透でした。

永遠がないことに今さら気付いても、怖くて前に進めない。

そう言って絶望する慊人に、透は「ここから始めませんか」と右手を差し出します。

「こんにちは。私は本田透と言います」

「貴方のお名前は?」

「私とお友達になって欲しいです」

手を払われ拒絶しようとも、手を差し出し続ける透。

慊人はそんな透の優しさに触れ、救いを求めるように手を伸ばそうとした瞬間、透の足元が崩れます。

崖から落ち動かない透。

青ざめた慊人は、「誰かー!」と大声で助けを呼ぶのでした。

SU_BU

慊人はかつて依鈴を二階から突き落として、殺そうとしてますからねえ。もう改心したとはいえ、この豹変ぶりになんだかやるせない気持ちになりました。

黙っとけ

泣きながら助けを呼ぶ慊人の声に応じたのは、由希、紫呉、夾の3人でした。

紫呉は救急車を呼び、由希は現場に急ぎます。

由希から一足遅れて夾が現場にやって来ると、横たわった透はピクリとも動いていませんでした。

夾がそっと頭に触れると、手にはべっとりと血が付いていました。

「こんなつもりじゃなかった」と涙を流す夾。

動けない状況で、透はその涙を感じていました。

「出会えてよかった」

「不器用な優しさが嬉しかった」

「好きだからどこへも行ってほしくなかった」

「嬉しいことや楽しいことにもいつか終わりが来るように、怖いことや悲しいことにも終わりは来る」

「その時は信じられなくても、どうか生きて欲しい」

「間違ったって遠回りしても、歩いていくことは諦めないで」

「例えば隣に私はいなくてもいいから」

溢れてくる夾に伝えたい気持ちと共に、目を開けた透は夾の頬に手を伸ばしていました。

傷だらけで弱々しく「もう大丈夫ですよ」と呟く透に、夾は「分かった」と答えると、「黙っとけ」と唇を重ねるのでした。

SU_BU

これで夾はトラウマを乗り越えられたんでしょうか。とりあえず慊人が改心して幽閉は無くなったはずなので、あとは夾の気持ち次第ですね。

世界で一番バカな旅人

自らが刺して入院している紅野の元を訪れた慊人。

優しすぎてすべてを受け入れてしまう紅野は、傍目にはとても愚かでした。

慊人は、そんな紅野をずっと傍に置き続け、ある意味で殺し続けてきたことに思い至ります。

自らの行いを後悔した慊人は、紅野が治療を受けているベッドに突っ伏して謝罪を繰り返します。

別人のようになった慊人を見た紅葉は、「これからは大切にすればいい。誰かにとってバカな人でも自分にとってはそうじゃない」と、かつて透にも伝えた「世界で一番バカな旅人」のお話を始めるのでした。

SU_BU

「世界で一番バカな旅人」は、1stSeason第11話で紅葉が話した「他人の言うことを信じすぎて、悪人に騙され続け、やがて命まで与えてしまった旅人」のお話です。他人を思いやって損をしてしまった優しい人を笑うのではなく、そんな優しい人の人のために何ができるのかを考えるのが大事。たしかに紅野とダブりますね。

改心した慊人

遠くからでも上からでもなく、隣にストンと座ってくれた透。

「そこに居たんだ」と孤独な自分を見つけて話しかけてくれた透。

透のお見舞いに訪れた慊人は、変わらず手を差し伸べてくれた透に照れくさそうに微笑むのでした。

SU_BU

慊人もついに改心して友達もできました。ですが、これまでやったことが許されるはずもないです。特にはとりと佳菜の一件は、人が死んでないだけでもう取り返しがつきませんし、今後どうするのか見ものですね。

アニメ『フルーツバスケット The Final』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

要点まとめ
  • キスで黙らせる
  • 隣に座ってくれた友達
  • 紫呉の思惑通り
  • 慊人の改心

ようやく慊人、そして透と夾も、落ち着いた感じですね。

あとは慊人の贖罪と二人の今後でしょうか。

まだ話数も残っていますし、もうひと波乱ありそうですね。

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