『フルーツバスケット』第17話あらすじ・ネタバレ感想!魚谷ありさと本田透が親友になるまでの軌跡

アニメ『フルーツバスケット』第17話ネタバレ感想と解説!

出典:『フルーツバスケット』公式ページ

今回も、前回の第16話に引き続き、魚谷ありさの過去話。

中学時代のありさは、本田 今日子ほんだ きょうこ本田 透ほんだ とおる親子の優しい温もりに触れ、優しい人たちに見合う自分になるべく変わっていきます。

家庭や学校から逃げる先が暴走族というのが少々古いですが、孤独がつらい、居場所が無い、というのはいつの時代にも共通した悩みですね。

内容としては、今日子さん無双!という感じでした。

子供だろうと誰だろうと、常に対等な目線で接する今日子さんは、酸いも甘いも噛み締めた理想の大人ですね。

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『フルーツバスケット』第17話「うおちゃんの分ですっ!」あらすじ

アニメ『フルーツバスケット』第17話「うおちゃんの分ですっ!」あらすじ①

アニメ『フルーツバスケット』第17話「うおちゃんの分ですっ!」あらすじ②

中学生の時は現役の不良だった魚谷。

高校生とケンカをして、追われている最中に透とぶつかってしまう。

透は魚谷を守ろうと咄嗟に手を握って家まで走る。

また本田家に戻ってきた魚谷は、自分の本当の気持ちに気づき……なーんて、こっぱずかしい青春を語っちまったと話をやめる魚谷だったが、その話にはまだ続きがあった。

アニメ『フルーツバスケット』第17話「うおちゃんの分ですっ!」あらすじ③出典:『フルーツバスケット』公式ページ

【ネタバレ】『フルーツバスケット』第17話「うおちゃんの分ですっ!」感想

サブタイトル

「うおちゃんの分ですっ!」

このサブタイトルは、本田 透ほんだ とおるが、魚谷 ありさうおたに ありさを傷つけられた復讐に、不良をぶん殴る際のセリフ……なわけないですね(笑)

透が調理実習で一つ余分に作ったカップケーキが「うおちゃんの分」でした。

何気ない出来事ですが、これがきかっけで、ありさは透という優しい友達を欲しがっている自分を自覚して、優しい人に相応しい自分になろうと決意したんですね。

不憫だったありさの父親

「お前なんか親じゃないとか、死ねとか、平気な顔で言うんだ」

「もしもあのくそオヤジが夕飯作って待ってたとしても、帰らねえとか、クソ不味いって食べなかったりとか、そういうことを平気な顔でするに決まってるんだ」

うーん、ありさもなかなか酷いですねえ。

ありさの父は、嫁が男を作って出ていったショックで、無気力な放任主義の親になってしまったと思っていたのですが、ありさのためにご飯とか作ってくれていたんですね。

傷心の中、必死で育てている娘がグレたら、酒におぼれるのも仕方ない気がします。

結局、中学時代のありさが父親を嫌うようになった過程が不明瞭なままですね。

母親が出て行った原因が父親にあったとか、そんな感じなんでしょうか。

さすが今日子さん

私は、一番不幸な人は自分が不幸であることを自覚していない人だと思っています。

不幸であることを自覚しなければ、そこから抜け出すこともできないんですし、助けを求めることすら考え付きませんから。

「痛い目見て、迷惑かけないと分からない気持ちだってあるさ」

「綺麗なものに反発して、でも、どろどろになって初めて、綺麗なものが恋しくなったりもするさ」

「痛みには優しさが必要で、暗闇が目立つにはお日様が必要」

今回も、今日子さんの名言いただきました!その通りです。

自分が不幸だと認識するためには、不幸ではない状態を知る必要があるんだと思います。

ただし、綺麗なものをただ綺麗だと思うだけじゃダメなんですよね。

頑張れば手に届く場所にあることを知らなければ、手を伸ばす努力もできないです。

中学生の段階で、今日子さんや透の優しさに触れて動き出せたありさは、本当に幸運だったんだと思います。

「つまずいて間違っても、それを無駄にするもんかって思っていれば自分を育てる肥やしになるさ」

今日子さんの言う通り、無駄にしなかったからこそ、友人関係も学校も家庭も上手くいっている現在のありさがあるんでしょうね。

約束されていた、三人娘のちょろさ

前回の第16話、唐突に現れたベビーフェイスな不良三人娘。

「自分を誇示したいだけなら他に方法はいくらでもある。そんなとんがり方は今のうちにやめときな。シャレにならなくなる前に。叱って欲しいだけならいつでも叱ってやるからさ」

やたらかわいい声と容姿、言動から、ちょろさがにじみ出ていましたが、ありさの一言であっさり陥落!

とても、チョロかわいいですね(笑)

20年前の不良と現在の不良

いわゆる「暴走族」と呼ばれる集団の最盛期は2002年頃で、原作の連載期間が1996年~2006年。

「なんでいきなり古臭いヤンキーアニメになったんだ?」と疑問に思った方も多いと思いますが、『フルーツバスケット』という作品の時代背景は、暴走族の全盛期と丸被りなのです。

この頃の学生をリアルに描こうとすると、不良や暴走族との関りを無視できないようで、この時期の漫画は不良や暴走族がたくさん出てきます。

2019年現在、暴走族は最盛期の2割に満たないそうです。

かつては捕まることを前提で意地を張っていた不良も、現代では見た目では分からず、ひったくりや詐欺を繰り返す、狡猾な犯罪集団になっているようです。

表面だけ綺麗になった現在が、果たして20年前よりもマシな状況なのかは、人によって判断の分かれるところだと思います。

『フルーツバスケット』第17話まとめ

要点まとめ
  • さすが今日子さん!
  • 魚谷ありさと本田透が親友になるまで
  • チョロかわいい不良三人娘

現在の魚谷家は、世話焼きの娘と、その娘に頭の上がらない父親という、ほのぼのとした関係を築けているようです。

お父さんの子育てが報われてよかったです。

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