第1に所属する烈火星宮が人工的に焔人を作り、その罪を環になすりつけようとした苛立ちを解消してくれた森羅の一撃!
激しいバトルが続く中、烈火の口からとんでもない情報が飛び出しました。
それは、森羅が幼いころに巻き込まれた火事のことや、死んだと思っていた弟のことに関するヒントが隠れていたのです。
どうしようもない熱血クソ野郎の烈火のことですから放っておいたら全部喋ってくれそうでしたが、どうも彼の背後についている人物はそれを許してくれないみたいです。
また大きく動いた『炎炎ノ消防隊』第9話も目が離せませんでした。
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目次
『炎炎ノ消防隊』第9話あらすじ
憧れの先輩隊員であったレッカ中隊長の無情な拳によって、最大の危機を迎えていたタマキを救ったのは、間一髪のところで現れたシンラだった。
苦戦しながらもレッカを追い詰めていくシンラ。
出典:『炎炎ノ消防隊』公式ページ
【ネタバレ】『炎炎ノ消防隊』第9話の感想
森羅の炎は烈火が探していたものだった
あんなに優しかったのに…と烈火との過去を振り返る環ですが、目の前にいる彼は子供や部下を平気で犠牲にして笑っている非道な男。
そんな男からスカッと救ってくれた森羅には感謝しかありません。
そして正義の味方である森羅と烈火が衝突しました。力の差はほぼなく互角です。
さすが森羅と言ったところでしょうか。
よその中隊長に匹敵する力を持ってるルーキーなんてとっても危険視されそうですが、そもそも同じ消防隊員であればこんなことにはなりません。
では、烈火の背後には誰がいるのかが問題です。
森羅が炎を出したとき、子供たちに寄生させていた蟲が騒ぎ出したのです。
そう、森羅の炎こそ、烈火“達”が探していたものなのです。
「アドラバースト」といい、純粋なる炎“聖火”だといいます。
烈火は子供たちの中からこの炎の持ち主を捜すため、蟲を使って強制的に焔人を作り出していたみたいです。
探してるのは烈火の後ろにいるらしい「伝道者」と呼ばれる人たち。
何が目的なのかと聞けば、これまたとんでもない答えが返ってきましたよ。
「能力者を増やして人を炎に還す。地上を炎炎の炎に包み、この星を第2の太陽にする」
失敗すればわざと火事を起こして子供を死んだことにして誘拐し、連れてきた子供たちに蟲を寄生させ、能力者になればスキルを授けるようなことを続けていたみたいです。
ここで、森羅の中でひとつ繋がったものがありました。
それは、自分の家が火事になったこと。
ずっと自分が犯人だと思っていた事件でしたが、森羅の感じた通り、あの時もう一人「誰か」は確実にいて、火事に巻き込まれて死んだと思っていた弟が第1の大隊長レオナルドの口から生きていると聞かされたことなどです。
全ては烈火の背後にいる「伝道者」の仕業だとわかったなら、もっと詳しく聞く必要があるわけです!
守るべき盾が守られる不甲斐なさがつらい。が、頭のキレは良いらしいカリム
烈火の目的や伝道者の存在を耳にした森羅。
どっちにしろ、ここで烈火を止めなければ環も子供たちも死ぬことになります。
なので、前にしか進まない熱血クソ野郎の烈火を止めるため、持てる火力を出し切る森羅。
激闘の末、森羅はオーバーヒートするほどに力を使い切りながらも、烈火をダウンさせました。
正拳突きならぬ「星拳突き」を繰り出す危ない男でしたが、機動力で勝る森羅が翻弄したことで、勝敗が決まったのです。
しかし、それでもあきらめずに立ち上がる烈火。
いやはや、その熱血ぶりは正義感たっぷりなんですけど、言っていることがクソ野郎なんですよね。
適合者を見つけるため、子供たちが燃えるのは微々たる犠牲とか?
環に罪をかぶってもらうとか?
そんな烈火でしたが、駆け付けたカリムに炎を冷却され、凍ってしまいました。
あとはゆっくりすべて白状させればいいわけです。
きっと烈火ならベラベラと喋ってくれるでしょう。
だからこそ、伝道者と思われる者たちは口封じのため遠距離から炎を弓矢のように飛ばし、烈火の心臓を打ち抜いてしまったのです。
そのうえ、一緒にいたフォイェンはカリムを庇って片腕を失う事態。
第1の盾であるカリムが周りの盾で助かるとか…不甲斐ない気持ちでいっぱいだろうなと思うとつらいです。しかし、やられてばかりでもいられません。
カリムは森羅に煙幕を張るよう指示し、隠れながら敵の位置を確認させました。
状況不利な状態で戦わないためにも、ここは敵に逃げてもらいたいと思うと、環に自分の炎をめいっぱい伸ばさせてそれを凍らせます。
自分たちの位置は把握させず、相手の位置は把握していることを知らしめると、謎のふたりは撤収。
カリム、口は悪いように見えて大したこと言いませんが、こういう時の頭のキレはとても良いらしいです。
しかし、その白装束の人たちこそ、森羅たちが追いかけなくてはいけない次のターゲットになりそうです。
第1と協力することが決まり、平穏な第8へと帰る森羅だが…
大事な同志である烈火が人工的に焔人を作るようになっていたうえ、殺されたことへの恨みは大きいです。
なのでカリムは引き続き、伝道者について追うことを決意。
そして、森羅たちが第1を探りに来ていたことはすでにバレていました。
だからこそ、カリムは森羅に対し、第1が第8の調査に協力すると言ってくれました。第5に加え、今度は第1とも提携。
真相が見えてきたところまで来た感じもしますし、各消防隊への不信感が消えていくところとかがまた良いです。
そうして森羅の新人研修配属は終了し、第8へと戻ってきました。
筋トレし続ける秋樽、変な帽子をかぶり続ける火縄、穏やかな茉希、アイリスの笑顔を見ているだけで平穏を感じ、森羅の心はホッとするのでした。
しかも、研修先でアーサーは行方不明に!捜索願が出される事態となっていますが、いつも衝突する相手がいないことで森羅の心はさらに穏やかです。
…しかし!なぜかそこに環がいることで、安息の地にはなりません!
烈火に騙されていたとは言え、子供たちを欺き危険な目に遭わせたことで謹慎を命じられた環は、謹慎中は第8の預かりということになったのです。
環としては、命の恩人であり大好きになってしまった森羅と一緒にいられるので問題はないのですが、森羅からすれば大変迷惑なことでした。
相変わらず環のラッキースケベられのせいで勝手に加害者扱い。
平穏な日常を返してくれ…というオチで終わりました。
そのうち環vs火華とか始まりそうな気がするんですが、どうなんでしょうかね?
そしてさらなるオチは、捜索願を出されているアーサーです。
砂埃が舞う中を1人歩くアーサー…旅をする騎士らしいと思っているのでしょうかね?
早く帰ってこーい!って気になりました。
『炎炎ノ消防隊』第9話まとめ
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— TVアニメ『炎炎ノ消防隊』公式 毎週金曜25:25より放送中 (@FireForce_PR) September 7, 2019
見た目が正義っぽいのにやってることが悪に見える烈火と、見た目が悪なのに正義の味方な森羅。
非常に混乱する戦いでしたが、それよりもカリムがつらい回だった気がします。
人工的な焔人の調査を進めていれば、それをやっているのが仲間だった失望。
そして、その烈火が目の前で殺された悲しみ。
さらには自分を守るため、もう一人の同志であるフォイェンが自分を庇って腕を失ったことで、不甲斐ない気持ちになったことでしょう。
しかし、今回の一件により、伝道師やらアドラバーストやら、敵の輪郭が見え始めてきたことは嬉しいです。
- 森羅と烈火激突。互角に闘いながらも、機動力の差で森羅勝利
- すべての元凶は「伝道師」たちの第2の太陽計画。
- 伝道師により烈火は殺され、カリムは第8に協力すると言い、森羅の研修は終了!
第5のプリンセス火華に続き、第1とも手を結ぶことになった森羅たち第5は、この先どんな真実を見つけるのでしょうか。
入り混じる森羅の周りの女性関係はどうなっていくのか?
そして、アーサーはいつ帰ってくるのでしょうか?
先が気になることばかりです。
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