アバン・オープニング・エンディングがすべて変わり、また新しい展開!という感じが漂う『炎炎ノ消防隊』第15話。
森羅の弟・象日下部がいきなり登場します。
さらに第8には、科学捜査班として灰島重工からヴィクトル・リヒトが配属されてきました。…明らかに怪しいです。
車などの機関を整備する「機関員」に、ヴァルカンという男に白羽の矢を立てた桜備。
特殊消防隊を嫌っていることもあるため、年の近い森羅、アーサー、そしてアイリスを説得に向かわせるのですが…またここから面白展開が待っていました。
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目次
『炎炎ノ消防隊』第15話あらすじ
第8特殊消防隊の元に現れた怪しい白衣の男。
それは、巨大企業「灰島重工」から「第8」に配属された研究員リヒトだった。
不自然な人事をいぶかしく思う「第8」の面々。
「機関員」の不在という問題を前に、桜備はシンラ達にヴァルカンという男を訪ねるよう命じる。
様々な組織からのスカウトを拒否してきたというその孤高の凄腕技術者とは、一体どのような男なのか。
出典:『炎炎ノ消防隊』公式ページ
【ネタバレ】『炎炎ノ消防隊』第15話の感想
動き出す灰焔騎士団と消防隊。森羅と象の対立も間近かと思えるオープニング
『炎炎ノ消防隊』第15話からついにオープニングもエンディングも変わり、作品が後半戦?第二段階?とにかく次のステップに進んだと思う展開です。
オープニングにはこれまで登場したキャラクターの登場カットがあったり、これから登場するだろう見たことのないキャラが出てきます。
今までは特殊消防隊ばかりが出ていましたが、伝道師たちも登場。
物語が苛烈になる予感しかないです。
そしてエンディング。今まではアイリスの過去を描いていたように見えましたが、今回は森羅と象です。
まだ母親が生きていた頃の思い出のような画がとても幸せそう。
しかし今、このふたりは対立しようとしていると考えると「あの頃は良かったなぁ」と思うような懐かしい思い出なのでしょう。
曲も一新してまた素敵で、毎週これを聞くことができるのが楽しみです。
第8に新メンバーとしてヴィクトル・リヒト登場。明らかに怪しい!
第7と協力することが決まった第8に新メンバーが入隊。
その男は、灰島重工の研究員だったヴィクトル・リヒトです。
各部隊に科学捜査班の配置が義務化されたことでやって来たわけですが、明らかに怪しいために第8の誰もがすんなりとリヒトを受け入れようとしません。
そもそも、灰島重工の人間を信じていいのだろうかという思いが今までの経過からわかるわけで、なぜかそこにいる第5の大隊長・プリンセス火華も信用できないと言います。
ダメだったら外してくれればいいとラフな感じで接してくるリヒト。
しかし、アドラバーストをもつ森羅には興味津々です。
森羅を見るなり足を掴み、ものすごい目を輝かせます。
森羅もビックリしますし、火華は「森羅に触れるな」と言って、リヒトの手をヒールで踏みつけます。
余計に信用できそうにない男。
しかし、学校を飛び級できるほどの頭脳を持った人物なので、お払い箱にもできません。
そしてリヒト自身も、別の目的のため特殊消防隊が使えるかを見定めるためにやって来た感が満載です。
『炎炎ノ消防隊』の序盤で、リヒトはあのジョーカーと接触していた場面もありましたら、一癖も二癖もあるでしょう。
科学捜査班に加え「機関員」も不足している第8。桜備は最適の男を引き入れるため、森羅たちを向かわせる。
信頼でつながる第8がリヒトをどうも受け入れる姿勢を持てない中、彼に「機関員不在は痛手」だと言われてしまいます。
メカや車を整備する人間がいなければ、満足な仕事はできません。
そこで大隊長の桜備は、『炎と鍛冶の神』と称される当代随一の技術者・ヴァルカンという男に白羽の矢を立てました。
ヴァルカンを説得するため、ヴァルカンと年の近い森羅、アーサー、アイリスを向上に向かわせます。
変に素性を隠すことなどせず、思ったままで行けという桜備。
むしろそうしないと、彼は心を開いてくれないというのです。
それだけこのヴァルカンという男は特殊消防隊が嫌い。
それを説得しろとは、なかなか難しいミッションを押し付けれくれたなぁと思いました。
まさにその通りで、ヴァルカン工場を訪ねると扉の前で缶を投げつけられ、門前払いです。
ヴァルカンの弟子のユウの計らいにより工場の中に入ることはできたものの、ヴァルカンの特殊消防隊嫌いを目の当たりにし、これは難しいと思い始めました。
ヴァルカンの特殊消防隊嫌いの原因は第3大隊長、Dr.ジョヴァンニにあり
森羅たちがヴァルカンを勧誘しに来たとき、同じように勧誘にやって来た男がいました。
第3大隊長のDr.ジョヴァンニは、ヴァルカンを自分の消防隊に引き込むため、彼が資材を得るためのルートをすべて止めてしまったのです。
こんな卑劣なことをされれば、特殊消防隊なんか嫌いだと言われても無理はありません。
しかし、ジョヴァンニへの怒りはそれだけではありません。
実はジョヴァンニはヴァルカンの父親の弟子だったのです。
しかしある日、ヴァルカンの父が焔ビトとなりこの世を去ると、彼が嫌っていた灰島重工へ移籍。
このジョヴァンニの行動は、父への裏切りだとヴァルカンは思い続けています。
何度足を運んでも断るというのならば、ヴァルカンの命を奪おうと考えるジョヴァンニ。
森羅のアドラバーストがその殺意を察したことで、森羅は第8に戻ることを辞め「ヒーローの出番だ」と言ってとどまります。
ここで今回は終了。嵐の前の静けさですね。
ヴァルカンの夢を聞いた森羅は、心の底から第8に来てほしいと思うようになる
ジョヴァンニがヴァルカンを説得しようとしている最中のことです。
アーサーは勝手にヴァルカンの作ったものを触って壊し、アイリスはそこら中にあるボタンを押しドタバタを起こします。
ジョヴァンニとしては工場を壊される前に帰ってほしいと思うようになるので、とびっきりのものを見せてくれました。
彼が用意した球体から映し出されたのは、たくさんの動物がのびのびと生きる風景。
クジラや魚は海の中を泳ぎ、渡り鳥が空を飛びます。
『炎炎ノ消防隊』の時間軸の中では、すでに動物は絶滅ししている状態です。
東京皇国にある火力発電「天照」は、人間が生きる分の電力しか補えないため動物は生きられません。
しかしヴァルカンは、いつか自分の力で動物たちを復活させ、共存したい、そういう夢を持っているのです。
純粋で真っ直ぐなヴァルカンの目を見た時、森羅は彼こそ第5でも灰島重工でもなく、第8に来るべき人だと心の底から思うのでした。
『炎炎ノ消防隊』第15話まとめ
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浅草編が終わり、次はどこの隊とバチバチやるのだろうかと思ったのですが、ここで新メンバー加入という事態になりました。
リヒトはちょっと警戒したいところですが、新キャラのヴァルカンの目の輝かせ方はヒーローになりたいという森羅によく似ている気がします。
きっとヴァルカンも最終的には第8に所属してくれるようになるのでしょうが、そこに至るまでには一体どんなドラマが生まれるのか楽しみです。
- 第8に科学捜査班として灰島重工の研究員のリヒトが入隊。明らかに怪しい…。
- 機関員としてヴァルカンを勧誘したい第8。空き缶投げられ苦戦。しかしその目の輝きは第8にふさわしい。
- ヴァルカンと因縁深いジョヴァンニ。殺意を感じた森羅は、第8に戻らず戦闘態勢
一難去ってまた一難という状態が続く『炎炎ノ消防隊』。
次回はどんな展開が待っているのか楽しみです。
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