誰もが知っている名探偵シャーロック・ホームズがニューヨークを舞台に天才的な名推理を繰り広げるエンターテイメントミステリー。
女性の相棒ワトソンとは正反対の性格で、2人の掛け合いと時折見せる最高のコンビネーションには息を飲みます。
- 天才シャーロックの天才ぶりに圧倒されます。
- あの人が犯人じゃない?と推理…参加型ドラマに感じてくる!?
- 日本とはスケールの違う事件、組織、人物にワクワクします。
それではさっそくエレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY シーズン1』についてネタバレありでレビューしたいと思います。
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目次
【ネタバレ】『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY シーズン1』あらすじ・感想
新しいシャーロック・ホームズとジョーン・ワトソン
シャーロック・ホームズ作品といえば、ロバート・ダウニー・ジュニア主演の映画やベネディクト・カンバーバッチを有名にした海外ドラマなどありますが、『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』はひと味ちがうので、他の作品を見た人でも楽しめます。
舞台はニューヨーク、まずこの時点でおしゃれ(笑)というのもありますが、ウォール街やブルックリンなど一度は聞いたことがある場所が出てくるので、イメージつきやすいですよね。
シャーロックは元薬物依存症ですが、薬物依存症で警察の仕事をしているというのが、違和感を覚えました。
薬物使用は罪であり、逮捕するのが警察なのに、それを知っていても一緒に仕事をするというのは、それほどシャーロックの推理力がすごい、期待されているということですね。
人の行動や言動、細かな部分まで一瞬にして分析してしまうから本当に驚きです。
演繹(えんえき)的推理法と言うそうですが、Wikipediaを見ても難しいので、簡単にいえば人間観察のすごいバージョンという感じです(笑)
身につけたらとてもおもしろい能力だとおもいますが、見透かされている感じもするので、周りからは引かれる可能性もあります。
ご注意を(笑)
シャーロックの父親からの依頼で、6週間限定で薬物依存症患者の支援・付き添いを仕事とするジョーン・ワトソンと出会うわけですが、ジョーンは性別が女性です。
『チャーリーズ・エンジェル』で有名なルーシー・リューが演じています。
最初シャーロックは、薬物依存症から立ち直るのは自力でできるから付き添いはいらないと、ジョーンに対しても自分のことを話さないし、親しくなろうともせず距離を置いていました。
でも一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、またジョーンの推理力や元外科医の知識や意見が、事件解決に役立ったことをきっかけに次第にシャーロックもジョーンを認め始めて、心を開いていきます。
心を開いていく過程で注目なのが、変わり者シャーロックが人を思いやる気持ちが芽生えていくことです。
失礼な態度をとったことや、他人に興味がなかったのに、どんどん“普通の人”の感情を垣間見せるところも見どころです。
ジョーンは付き添いをしながら事件の協力をする中で、薬物依存症から立ち直らせることが目的だったはずなのに、シャーロックと仕事をすることが楽しくなってきます。
それはシャーロックも同じで、6週間の終わりが近づくにつれ、お互いにその想いは強くなり、シャーロックは付き添いの仕事を終了後は、探偵としての知識や仕事の仕方を教えたい=弟子にするといい、ジョーンもそれを受け入れ探偵人生が始まるわけです。
キャラクターを作り上げる過去
最初は雇用主とクライアントという立場ですが、お互いを理解しあおうとするようになると、過去を探りあうようになります。
なぜシャーロックは薬物依存症になったのか。
シャーロックを立ち直らせるために調べ出したジョーンは、1人の女性アイリーンにたどり着きます。
シャーロックが唯一愛した女性で、「M」(モリアーティ)に殺されたのです。
しかしながら、シーズン1終盤、なんとモリアーティは生きてシャーロックの前に現れます!
なぜ生きていたのかは要注目です。
次にジョーンはなぜ外科医を辞めたのか。これも不思議ですね。
医者になるだけでも相当勉強しなくてはならないし、お金はかかるし、一人前になるまでも時間もかかるし。
そんな職を捨てる(辞める)なんて相当な理由があるはず…はい、これもシャーロックはお得意の推理で見抜きます。
ジョーンがバッグの中身をすべて落としてしまったときに見えた駐禁チケットの場所から、墓地の近くで、それが貧困層の住む地域であり、ジョーンの両親兄は健在(ここはGoogleの力を借りている笑)、家庭は裕福なので親族もない、ということから患者であると断定します。
しかもこれを初対面で!さすがですね!
巧妙な事件
さすがアメリカ、大都会ニューヨークが舞台なだけあり、日本とは事件のスケールが違います。
同じタイミングで日本の刑事ドラマを見ていたのですが、『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』と比べるとどこか物足りなく感じてしまい、見るのをやめたほどです(笑)
本作は、NY市警の重大犯罪課の事件がメインなので、基本的に殺人事件です。
それはもう複雑で、だからこそシャーロックの協力が必要なんですね。
大金持ち、ギャング、薬物依存者、ハッカー集団、謎の悪の組織、そんな人実在するの?っていう日本ではありえない人がいっぱい現れますが、まあアメリカならいるか(笑)と、どこか納得してしまうから面白いです。
なかでも個人的に印象に残っているのは、犯人の女性が医者を誘惑して薬で意図的に昏睡状態にしたり、起こしたりしてもらって殺人事件のアリバイづくりをしていたこと。
そんなことされたらわかるわけない!と圧巻でした。
『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY シーズン1』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
シャーロックの天才ぶりに圧倒されます。
シャーロックは何でそう考えたのか、あの人も怪しいのでは?と、どうにかシャーロックより先に犯人にたどり着きたい(笑)と思うようになり、まるで参加型のゲームのようなのめり込んでいきます。
自分で解けなくても、シャーロックとジョーンが解決してくれるので、犯人を捕まえてスッキリしましょう!
シーズン2もお楽しみに!
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