大童澄瞳のデビュー作『映像研には手を出すな!』がアニメ化、ドラマ化に続いて、待望の映画化。
2017年の映画『あさひなぐ』で乃木坂46と組んだ監督・スタッフが再び結集。
主演は乃木坂46から齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波が揃い、共演にも小西桜子、グレイス・エマ、福本莉子、桜田ひより、板垣瑞生、赤楚衛二、浜辺美波など注目の若手が並んでいます。
村松 健太郎
目次
『映像研には手を出すな!』作品情報
作品名 | 映像研には手を出すな! |
公開日 | 2020年9月25日 |
上映時間 | 113分 |
監督 | 英勉 |
脚本 | 英勉 高野水登 |
原作 | 大童澄瞳 |
出演者 | 齋藤飛鳥 山下美月 梅澤美波 小西桜子 グレイス・エマ 福本莉子 松崎亮 桜田ひより 板垣瑞生 赤楚衛二 松本若菜 山中聡 浜辺美波 高嶋政宏 |
音楽 | 佐藤望 |
主題歌 | 乃木坂46「ファンタスティック3色パン」 |
『映像研には手を出すな!』あらすじ【ネタバレなし】
予算審議員会を乗り越え、研究会としてのスタートを切った“映像研”。
しかし、429の部活と81の倶楽部・同好会がひしめく芝浜高校では部活動の統廃合が大・生徒会の指導の元、推し進められていくことに。
大・生徒会会長の道頓堀透は映像研が動き出してから校内の騒乱がが増えていたこともあって、怒りを募らせていました。
村松 健太郎
そんなことはお構いなく、今日も浅草みどりと水崎ツバメは校内で見つけたロボットのことで盛り上がっていました。
そこに生徒会書記のさかき・ソワンデがやってきて映像研とアニメ研究会の統合を告げます。
アニメ制作を親から禁じられているツバメにとってこれは緊急事態といえます。
この事態を受けて策士の金森さやかはロボット研究部と組んで対抗する方法を取ります。
村松 健太郎
ロボ研とのコラボですが、ロボ研によるロボット・ターロスの姿を見ると、キリンより小さい、トラックで突っ込めば一撃で倒せるなどと、みどりとツバメは言いたい放題で、ロボ研のメンバーは早くも後悔し始めます。
そんなこととは露知らず、みどりとツバメは独自の設定を突き進む巨大怪獣とロボットの激突を描く作品を作り始めます。
苦労を重ねた末に文化祭を迎えた映像研。
しかし、その場にツバメの両親がやってくることを知ります。
村松 健太郎
『映像研には手を出すな!』キャスト
齋藤飛鳥 / 役:浅草みどり
- 「アニメは設定が命」がモットーの映像研のメンバー。
- 極度の人見知りで人づきあいが苦手、語尾に特徴がある。
村松 健太郎
山下美月 / 役:水崎ツバメ
- 読者モデルとしての顔も持つ、人気者。
- 両親は俳優で、ツバメもまた演技の道を進むように求められアニメーションに関わることを禁じられている。
村松 健太郎
梅澤美波 / 役:金森さやか
- 浅草みどりとは中学時代からの友人で、みどりのキャラクターを完全に把握している。
- 徹底した資本主義の人でアニメーションには興味がないものの、儲け話の可能性を感じて映像研に参加。
村松 健太郎
小西桜子 / 役:道頓堀透
- 芝浜高校大・生徒会の生徒会長。
- 常に冷静沈着なスタイルをキープしているものの、映像研の登場以来、校内で騒乱が起き続けていることに頭を悩ませている。
村松 健太郎
グレイス・エマ / 役:さかき・ソワンデ
- クールな大・生徒会の書記。
- 各部活・同好会に対して時に冷酷な程の姿勢で接する。
村松 健太郎
福本莉子 / 役:阿鳥九
- 大・生徒会の切り込み隊長。
- 部活の取り締まりを活き活きとこなす。
村松 健太郎
浜辺美波 / 役:春子
- 気象研究部の部員。
- 部活統廃合の取り締まりの混乱の中で“あるもの”を世に放ってしまう。
村松 健太郎
他にもロボット研究部のメンバーで赤楚衛二、板垣瑞生、音響部員の百目鬼役で桜田ひよりなどが登場します。
『映像研には手を出すな!』感想
英勉らしい勢いにあふれたコメディ
『ハンサム★スーツ』で2008年に監督デビューした英勉監督は、『ヒロイン失格』『あさひなぐ』から『貞子3D』2部作など多くのジャンルを横断的に手掛けてきた監督です。
2020年は『前田建設ファンタジー営業部』『ぐらんぶる』『妖怪人間ベラ』そして本作『映像研には手を出すな!』と4作品が公開され、2021年以降『東京リベンジャーズ』『映画 賭ケグルイ』の続編などが待機中です。
村松 健太郎
『映像研には手を出すな!』もまた、勢いに溢れたコメディ映画になっています。
確かに隅々を見ると、違和感というか作品の中でのアンバランスな部分も感じるのですが、邦画の中ではあまりない作風でもあるので、このスタイルはキープし続けて欲しいですね。
ちなみに英勉監督作品では『あさひなぐ』以外でも『映画 賭ケグルイ』では松村沙友里、『ぐらんぶる』では与田祐希と乃木坂46メンバーがキャスティングされています。
『映像研には手を出すな!』あらすじ・キャスト・感想まとめ
アイドルという存在についてはその存在から、活動内容まで賛否があるのですが、日本の文化の一端を担っていることは間違いないでしょう。
この映画『映像研には手を出すな!』はそんなアイドルの活かし方が良くわかっている人たちが作った映画です。
我々の生活に繋がるリアルと極端にディフォルメされた部分の両方を併せ持っていると言えば分かりやすいでしょうか?
突飛な等身大ともいえる『映像研には手を出すな!』のキャラクターを演じるには“アイドル”という職種の人たちがぴったりです。
特に、今回は『あさひなぐ』で乃木坂46と組んでいるスタッフが再集結したこともあって、スタッフとキャスト双方の信頼感と、イメージの共有が感じられます。
ドラマ版から続く物語なので、その部分は要予習ですが、日本ならではのエンターテイメントとしてお楽しみください。