映画秘宝が復活!伝説の映画雑誌が独断と偏見で選んだ2010年代ベスト10ランキング!作品を一挙紹介!

映画秘宝ランキングアイキャッチ

出典:Amazon.co.jp

マルコヤマモト

毎月21日発売で、創刊からライターたちの映画愛に溢れた文章が映画マニアの心に刺さった伝説の映画雑誌「映画秘宝」。

2020年2月で出版社の吸収合併を受けて一時休刊となったものの、わずか2ヶ月ほどでアイル・ビー・バック!

2020年は世の中が新型コロナウイルスで大変ですが、そんな時だからこそ「読むと免疫力がUPする映画雑誌」映画秘宝が2020年4月21日に復刊!

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この記事では映画秘宝2020年6月号に掲載された「映画秘宝が選ぶ2010年代ベスト10」に選ばれた作品をご紹介します。

「映画秘宝」が選ぶ、2010年代ベスト10ランキング!作品を一挙紹介!


復刊一発目でいきなり発表されたのが「映画秘宝が独断と偏見で選ぶ!問答無用の2010年代ベスト10」です。

さすが映画秘宝、彼らの手にかかれば普通とは違うランキングが出来上がり!

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それではさっそく第10位の作品から順にご紹介します。

第10位:『ヘレディタリー/継承』


『ヘレディタリー/継承』おすすめポイント
  • 『ミッドサマー』監督の長編デビュー作品
  • ただただ絶望しかないホラー映画
  • セットや小物など映画の細かいところまで見て考えたい人におすすめ

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『ミッドサマー』で超話題のアリ・アスター監督の長編デビュー作『ヘレディタリー/継承』が10位に登場!

祖母が亡くなってから、不思議な出来事が一家に襲いかかるという超怖いトラウマ映画として話題になりました。

祖母のエレンが亡くなって悲しみを乗り越えようとする家族に、不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声がする、暗闇に誰かの気配がするなど、次々と襲いかかる不思議な出来事。

さらに祖母に可愛がられていた娘のチャーリーが祖母の残した「何か」を感じ取り、次第に異常な行動を取り始め…という物語です。

『ヘレディタリー/継承』

(C)2018 Hereditary Film Productions, LLC

人体発火に生首など、信じがたい描写だけでなく、トニ・コレット、アレックス・ウルフの表情の演技にもゴクリと生唾を飲むほど…。

『ヘレディタリー/継承』

(C)2018 Hereditary Film Productions, LLC

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悪魔祓いのようなヒーローは一切現れず、ただただ転落していく一家の姿を観ているだけの地獄のような映画…。

しかし、主人公がミニチュアドールハウス作家という設定を生かした撮影や美術・小物の芸術性は圧巻!

『ヘレディタリー/継承』

(C)2018 Hereditary Film Productions, LLC

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これ系の映画がとことん苦手な私ですが…2020年代のホラーはアリ・アスター監督が牽引していくと言っても過言ではないでしょう。『ミッドサマー』に続く作品はコメディと噂されているアリ・アスター監督ですが、「絶対に嘘でしょ!」としか言いようがありません!

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第9位:『哀しき獣』


『哀しき獣』おすすめポイント
  • 『チェイサー』の監督&主演2人が送る2作目
  • あえてどん底に浸りたい気分の人におすすめ
  • 強い悪役が登場する映画が好きな人におすすめ

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『チェイサー』『コクソン』のナ・ホンジン監督の長編2本目に当たる作品『哀しき獣』が9位にランクイン。

朝鮮系中国人の男・グナムは借金を返し家族との平穏な日々を取り戻すため、地下組織のミョン社長からとある人物の請負殺人の任務を与えられ、ソウルに潜入します。

しかし、標的の男は別の何者かに殺され、現場に居たグナムは顔を目撃され警察に追われる身に…。

『哀しき獣』

(C)2010 WELLMADE STARM AND POPCORN FILM ALL RIGHTS RESERVED.

自分は嵌められたのか?と思ったグナムは逃走しながら真実を突き止めるために動きますが、ミョン社長らが彼を追いかけます。

この作品も多分映画秘宝じゃなきゃどこにもランクインしない作品だと思います。

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でも個人的には大・大・大好きな作品なので、さすが映画秘宝!とテンション上がりました。

『チェイサー』とは立場が逆転したキム・ユンソクとハ・ジョンウ。

今回追いかける立場にあるキム・ユンソク演じる、ミョン社長は超怖いです…。

『哀しき獣』

出典:IMDb

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いや、マジでこのルックス怖すぎる…犬デカイし…。表の顔は中国の延辺で犬商をしているミョン社長なんですが…実は最強&最凶!

なかなか死なず、牛骨すら武器にするなど、ミョン社長の強烈キャラに尽きると言っても過言ではないですが、ハ・ジョンウ演じるグナムの男の哀しさも超胸に染みました。

泥臭くて汚くて哀しい男の世界、まさに『哀しき獣』というタイトルがピッタリだと思いました。

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第8位:『十三人の刺客』


『十三人の刺客』おすすめポイント
  • 超豪華キャストが集結した三池崇史監督の時代劇
  • 1963年公開の同名映画を現代にも通じる内容にリメイク
  • 暴君・松平斉韶を演じた稲垣吾郎が超はまり役だった!

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2010年公開、三池崇史監督の『十三人の刺客』が8位に登場!

江戸時代の後期、悪政を行う藩主・松平斉韶を暗殺するため13人の刺客が招集されます。

しかし、刺客集めを行なうリーダー・新左衛門の前に松平斉韶の腹心である鬼頭半兵衛が立ちはだかる…という物語です。

『十三人の刺客』

(C)2010「十三人の刺客」製作委員会

1963年公開の名作時代劇『十三人の刺客』を三池崇史がリメイクした作品で、役所広司、山田孝之など超豪華キャストが集結しました。

三池崇史監督ならではの暴力描写、後半40分の大狂乱のチャンバラも見もの。

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さすがのベテラン、松方弘樹の流れるような美しい殺陣にも注目です。

物語も単なるリメイク作品ではなく、しっかりと私達が生きる「現代」に置き換えて考えることができます。

『十三人の刺客』

(C)2010「十三人の刺客」製作委員会

暴虐・無法の明石藩主・松平斉韶を稲垣吾郎のサディスティックな演技もすばらしく、当時国民的アイドルだった彼を、ここまで残虐な暴君にキャスティングしたのはお見事でした。

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名もなき少女の手足を切り落とし、舌を抜き慰み者にするなんて超趣味が悪いですよ…吾郎ちゃん!はまり役でした。

勢いある物語で、気づけばあっというまにエンディングでした…驚いた!

第7位:『ヒーローショー』


『ヒーローショー』おすすめポイント
  • 実際の事件を元にした青春バイオレンス作品
  • ジャルジャルが主演でお笑い好きにもおすすめ
  • 怒っている人、くすぶっている人に対して投げかけるメッセージがある

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2010年公開、『パッチギ!』『岸和田少年愚連隊』の井筒和幸監督の『ヒーローショー』が7位にランクイン!
『ヒーローショー』

(C)2010「ヒーローショー」製作委員会

何をやっても中途半端な主人公ユウキは、先輩からヒーローショーの悪役のバイトを紹介されます。

しかし、バイト仲間のノボルがユウキにバイトを紹介してくれた先輩・剛志の彼女を寝取ったことが原因で、剛志とノボルはショーの最中でありながら、大怪我を負うほどの喧嘩をしてしまいます。

剛士の怒りは収まらず、ユウキを含めた悪友たちを呼び寄せさらにノボルをボコボコに…。

ノボル側も黙っているわけではなく、自衛隊上がりの勇気を引き連れ報復に出るのですが…。

2006年に発生した東大阪集団暴行殺人事件を元に、お笑いコンビのジャルジャル主演で映画化された作品です。

『ヒーローショー』

(C)2010「ヒーローショー」製作委員会

ギラギラした若者のエネルギーを直に感じてしまう、痛々しい物語でもありますが、実在の事件をモデルにしていたということで、リアルの若者たちにも投げかけるメッセージがあったのではと思います。

人気お笑い芸人を主人公に数々の青春映画を撮ってきた井筒和幸監督は、当時のジャルジャルのスタイルと映画のメッセージが合っていたということでキャスティングしたということです。

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ジャルジャルの後藤淳平さんが『アメトーーク!』では「運動神経悪い芸人」に登場しているので、劇中の自衛隊上がりの配管工という設定には違和感がありつつも、しっかりと見れる映画です。

第6位:『キラー・スナイパー』


『キラー・スナイパー』おすすめポイント
  • 日本ではDVDレンタルのみで公開されていないレア作品
  • 『エクソシスト』のウィリアム・フリードキン監督作品
  • マシュー・マコノヒーの変態っぷりが炸裂!

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アメリカで17歳以下は鑑賞禁止のNC-17指定の『キラー・スナイパー』が7位にランクイン!

ギャンブルでクビが回らなくなったクリスは、保険金目当てで母親の殺人を計画します。

父と義母も巻き込んで母の殺人計画を綿密に練り上げ、殺害は”キラー”・ジョー・クーパーに依頼することに決定。

『キラー・スナイパー』

出典:IMDb

しかし、ジョーに会うと報酬の前払いが条件であると提示され、前金を用意できないクリスは妹のドティを担保にすることでその場しのぎの合意に取り付けました。

そして殺害は実行されますが、話が筋違いの方向へ進んでいく…という物語。

『エクソシスト』で世界的に有名になったウィリアム・フリードキン監督が手掛けた映画。

さすが、NC-17の内容…狂ってる。イギリスでは18歳未満鑑賞禁止!しかも日本では未公開!

でも実はベネツィア国際映画祭で金獅子賞にノミネートされるなど、レベルの高い作品なんです。

『キラー・スナイパー』

出典:IMDB

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この手の作品を選んでくるなんて、さすが映画秘宝さんですね…。

ジョー役を引き受けたマシュー・マコノヒーの変態演技は最高でした!

第5位:『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』


『バーフバリ』シリーズおすすめポイント
  • プラバース主演、インド映画の逆襲!
  • 壮大なスケールの物語と独特の演出に度肝を抜かれる
  • 新しい映画の世界に足を踏み入れてみたい人におすすめ

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インド映画といえば…『バーフバリ』!新しいインド映画の代名詞となった『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』2部作が第5位にランクイン。

古代インド、巨大な滝の下で育った青年シブドゥは、滝の上にある世界に興味を抱き滝を登っていきました。

滝の上で出会った美しい女戦士アヴァンティカと出会い恋に落ちたシブドゥは、彼女の一族が暴君バラーテヴァが統治するマヒシュマティ王国と闘っていることを知ると、戦士となって乗り込んでいきます。

そして彼は自分の父がかつて民衆の圧倒的支持を集め、王になりかけた英雄アマレンドラ・バーフバリだったことを知るのです。

『バーフバリ 王の凱旋』

(C)ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.

伝説の戦士バーフバリを描いた愛と復讐の壮大な物語描いた、2部作から成る物語です。

『バーフバリ 王の凱旋』完全版はなんと167分もある超大作でしたが、日本でも異例の大ヒット&ロングランを記録しました。

『バーフバリ』長い!と思っている人はもうお祭りと思って見ると良いでしょう。

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個人的には、道を訪ねてきたインドの方と『バーフバリ』の話をしたら盛り上がり、「ばりばりばりらーばり♪」と路上が一瞬『バーフバリ』になった国際交流の思い出があります。

今まではインド映画といえば『ムトゥ 踊るマハラジャ』のような歌&ダンスがメインでなかなかノリ切れない…といった人も多かったのでは!?

『バーフバリ 王の凱旋』

(C)ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.

しかし、『バーフバリ』ではドラマ性を打ち出し、観客に魅力のある主人公を応援して歌いたいという気持ちにさせた革命的な映画になりました。

各劇場では応援上映が実施されるなど、異例の大ヒットを記録した『バーフバリ』をきっかけに、レベルアップしたインド発の映画が、これからも注目を集めることは間違いないでしょう!

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名台詞の数々&劇中歌はテルグ語なので、語学習得が趣味の人にもおすすめです。

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第4位:『スーパー!』


『スーパー!』おすすめポイント
  • 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督による低予算ヒーロー映画
  • オッサン扮するポンコツヒーローが悪を裁く爽快ストーリー
  • 低予算映画ながらもキャストが豪華!おなじみファミリーの顔ぶれもファンには嬉しい

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2010年公開のジェームズ・ガン監督の『スーパー!』が第4位にランクイン!

セクシーなドラッグディーラーに妻を寝取られた中年男のフランクは、自前のコスチュームを身にまとったヒーロー「クリムゾンボルト」に変身!

クレイジーな相棒ボルティーも現れ、危険な街の悪の撲滅のために立ち上がる…という物語です。

『スーパー!』

Crimson Bolt, LLC (C) 2010

同じく2010年公開の『キック・アス』とも通じるものがある、自作コスチュームのポンコツヒーローが悪を裁きます。

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配管用のレンチを使ってドラッグの売人を叩きのめすオッサンの痛快ヒーロー物語!

順番待ちの列に割り込む輩をレンチで一発!なんて場面も唐突すぎますが、悪いことを平気で居直るやつに一喝って、リアルではなかなか出来ないですよね。

マイケル・ルーカーやショーン・ガンなど、ジェームズ・ガン作品ではおなじみのキャストが集結したほか、リヴ・タイラー、悪役にはケヴィン・ベーコンが登場と意外にもキャストが豪華です。

『スーパー!』

出典:IMDB

なんちゃってヒーロー映画を撮っていたジェームズ・ガンが、のちにリアルヒーローの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の監督になるのだから、夢がありますよね!

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『スーパー!』ですでにガン監督はヒーローの何たるかをわかっていたのですよね…すごい…。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と比べてしまいますが、映画における予算ってやはり大切だと思うし、低予算映画は逆にアイデアが大切になるということもわかりました。

第3位:『レゴバットマン ザ・ムービー』


『レゴバットマン ザ・ムービー』おすすめポイント
  • ただのおもちゃ映画ではない「バットマン」映画の決定版!
  • バットマンの弱い内面を描いていることが、見る人の共感につながる
  • カラフルなCGの世界で繰り広げられるアドベンチャー&最後はほっこり

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第3位に登場したのは2017年公開の『レゴバットマン ザ・ムービー』!

アメコミヒーローで数々の実写映画化もされた「バットマン」をブロックのLEGOで映画化したアクション・アニメ。

寂しがり屋のくせに強がる面倒くさいヒーロー、バットマンのもとに養子にしてほしいという少年ロビンが現れます。

さらにロビンのせいでペースを乱されてしまったバットマンのもとに宿敵ジョーカーが現れ、宇宙の刑務所に閉じ込められたいろんな映画の悪者たちを脱走させ、ゴッサム・シティをピンチに陥れるという物語。

『レゴバットマン・ザ・ムービー』

(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

『バットマン』シリーズのなかで最高傑作との声もあります!

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ただの『バットマン』シリーズのアニメ化ではなく、過去のバットマン作品を踏襲しキャラの特性や正確を理解した上で出来ている良作として評価されているんです!

きちんとバットマンを主人公にし、彼の本当は弱い内面を描ききっていることが、ファンの心を掴むポイントに繋がりました。

あまり期待しないで見ると痛い目にあうかも!というくらいの、『バットマン』シリーズにおける、名作&決定版です。

『レゴバットマン ザ・ムービー』

(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

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LEGOならではの可愛さや入りやすさもあり、ハイテンションに盛り上がり最後は思わずほっこりできる作品です。

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第2位:『オデッセイ』


『オデッセイ』おすすめポイント
  • 絶望的な状況にある人、どん底から勇気をもらいたい人におすすめの映画
  • 優秀なキャラクターたちの活躍でイライラしない超前向きな物語でストレスなく観られる
  • 普段から「勉強しよ…」と思わせてくれる映画。

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2010年代ランキングの第2位に登場した作品は、意外にも!?マット・デイモン主演の『オデッセイ』!

火星での任務を完了し、帰国が間近に迫った調査クルーのもとに火星の嵐が襲来!

なんと調査クルーの1人、ワトニーが火星に取り残されてしまう…という、映画秘宝さんも大好物の究極のサバイバル映画だったのです。

『オデッセイ』

(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

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『キャスト・アウェイ』『127時間』などのサバイバル映画は数あれど、火星に取り残されてしまう絶望感たら想像できませんよね!?

しかし、ワトニーが強いのは生きることを諦めなかったことと、どうしたら生き延びられるかを考えたこと。

食料を得るために火星でじゃがいもを栽培、見事収穫にまで至るというワトニーの天才的サバイバル能力にはDASH村もびっくり。

「火星に一人ぼっち」という絶望的な状況でも仲間が助けに来ることを信じ、生き続けたワトニーに絶対に勇気をもらうこと間違いなしです。

『オデッセイ』

(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

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どんな困難があっても、生き延びる力強さやしぶとさ、そしてなにより「知識」や「知恵」って大切ね…と思い出させてくれる作品でした。

暗くならないサバイバル映画、そしてセバスチャン・スタンやマイケル・ペーニャが出演していたり『アイアンマン』というワードが登場するなど、マーベル好きにもおすすめです。

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第1位:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』


『マッドマックス 怒りのデス・ロード』おすすめポイント
  • 気分を解放したい人やアドレナリンを放出したい人におすすめ
  • 「行って帰ってくるだけ」なのでストーリーは簡単!頭を使わずに楽しめる
  • 強い女性が描かれているので、実は男女関係なくエンジョイできる作品

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映画秘宝が独断と偏見で選ぶ、2010年代ベスト10映画のトップに輝いたのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』!

水も石油もなく荒廃した世界で、唯一水と緑にあふれる「シタデル」を牛耳るリーダー、イモータン・ジョー。

ジョーは水や緑だけでなく、女性たちを子孫を残すための道具として捕らえていました。

しかしジョーの配下である女戦士フュリオサ大隊長が、女性たちを助けるために砦から「ウォータンク」に乗って女性たちを連れ出します。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

(C)2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

そしてイモータン・ジョーの軍隊でもある「ウォー・ボーイズ」の「血液袋」として捕らえられた元警官のマックスが戦いに駆り出されたことで、運命が動き始めるという物語です。

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「映画秘宝」が選ぶ1位としては超納得の作品!

爆発的なハイテンションが始まりから終わりまで続き、アドレナリンが出っぱなしになります。

登場するメカや改造車・衣装がカッコイイのはもちろん、シャーリーズ・セロン演じるフュリオサ大隊長がカッコ良すぎるので男性だけでなくぜひ多くの女性にも観てほしい映画です!

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個人的に映画に登場する丸刈りにしている女性に憧れることが多いのですが、フュリオサ大隊長は私の中の丸刈りランキング第1位の女性です。

そして、忘れてはいけないのは主人公のマックスを演じるトム・ハーディがカッコよすぎること。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

(C)2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

主人公のマックスはあまり台詞がない役なのですが、壮絶な過去と優しい心根を表情で語る無骨なトムハに男女関係なく胸キュン間違いなしです。

すべてを破壊したい!ストレスが溜まりまくってしんどい…という人は一度両指を組んで「V8!V8!」と叫んでみてはいかがでしょうか?

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観終わったあとは、「最高でしょ!今日も生きた…」って気持ちになりますから。

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「映画秘宝」が選ぶ、2010年代ベスト10ランキング作品まとめ


映画秘宝が独断で選ぶ2010年代ベスト10作品まとめ
  1. 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
  2. 『オデッセイ』
  3. 『レゴバットマン・ザ・ムービー』
  4. 『スーパー!』
  5. 『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』
  6. 『キラー・スナイパー』
  7. 『ヒーローショー』
  8. 『十三人の刺客』
  9. 『哀しき獣』
  10. 『ヘレディタリー/継承』

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さすが映画秘宝さん!「らしさ」が詰まった素晴らしいランキングでした…。

無事復刊を遂げ、私達に元気と勇気を与えてくれる映画雑誌「映画秘宝」。

映画秘宝こそ映画雑誌界における宝物なのではないかと信じています。

知っている映画から知らない映画まで様々な視点で様々な人たちが紹介・論評してくれる映画雑誌の火をもう絶やしてはいけません!

映画秘宝で紹介されているのは、基本元気をもらえる映画ばかり。

マルコヤマモト

シュワちゃんさながら「アイル・ビー・バック」の精神を持ちつつ、これからも映画秘宝に元気をもらいましょう!

これからも「I LOVE YOU」映画秘宝!