感動のストーリーで涙を誘うドラマは、これまでたくさん放送されてきました。
病気と闘う主人公を中心としたもの、切ない恋模様を描いた恋愛もの、家族愛を題材にしたもの、企業再生ものなどさまざまなジャンルの作品があります。
視聴者の涙腺を崩壊させる「泣けるドラマ」は切ない人間模様や、胸を打つセリフで視聴者の涙を誘います。
物事がうまくいかなかった時や、思いっきり泣きたくなった時に観るとより一層心に染みて感動を覚えるものです。
カタルシス効果があり心の浄化となります。
今回は数ある名作の中から厳選した「泣けるドラマ」20作をランキング形式で紹介いたします。
目次
- 1.泣けるドラマおすすめランキングTOP20
- 1.120位:『ごめん、愛してる』
- 1.219位:『14才の母』
- 1.318位:『ビューティフルレイン』
- 1.417位:『マルモのおきて』
- 1.516位:『仰げば尊し』
- 1.615位:『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
- 1.714位:『僕の生きる道』
- 1.813位:『僕のいた時間』
- 1.912位:『義母と娘のブルース』
- 1.1011位:『軍師官兵衛』
- 1.1110位:『陸王』
- 1.129位:『人にやさしく』
- 1.138位:『世界の中心で、愛をさけぶ』
- 1.147位:『Mother』
- 1.156位:『1リットルの涙』
- 1.165位:『オレンジデイズ』
- 1.174位:『Nのために』
- 1.183位:『流星の絆』
- 1.192位:『木更津キャッツアイ』
- 1.201位:『アンナチュラル』
- 2.泣けるドラマおすすめランキングTOP20まとめ
泣けるドラマおすすめランキングTOP20
20位:『ごめん、愛してる』
『ごめん、愛してる』は2004年に韓国で大ヒットした同名ドラマを、TBSの人気枠「日曜劇場」で2017年にリメイクした作品。
誰にも愛されたことのない律(長瀬智也)が、自分を捨てた母・麗子(大竹しのぶ)に復讐を心を募らせる中で凛華(吉岡里帆)らと出会い「愛すること、愛されることは何か?」ということを知っていく切ないラブストーリーです。
ミルトモ 編集部
「律(長瀬智也)、凜華(吉岡里帆)、サトル(坂口健太郎)の恋愛関係」、「律と麗子(大竹しのぶ)の親子関係」の他にも、律が一緒に暮らしている知的障害がある母親(池脇千鶴)と小学生の息子(大智)の親子のエピソードも入ってくるのですが、そのエピソードもとても切なくさせられます。
一番泣けるシーンは最終回で、弟のために心臓のドナーになることを決断した律が、とうとう自分の母に息子だと名乗れずにいる中、それでも「母の愛」欲しさに手料理の卵粥を食べさせてもらうというシーンです。
「母ちゃん、産んでくれてありがとう。生まれ変わっても、また親子になろうな」
ミルトモ 編集部
日曜日の今頃は「ごめん、愛してる」
あんなに毎週待ち遠しかったのに
もう最終回…(*´ー`*) pic.twitter.com/2t6MHNktxU— tom。 (@923ik117nt) September 15, 2017
長瀬智也の、ワイルドさを抑えた超絶綺麗なビジュアルにも注目!
ミルトモ 編集部
19位:『14才の母』
『14才の母』は2006年10月期日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送されました。
原作は一ノ瀬未希の同名小説です。
“女子中学生の妊娠”というセンセーショナルな題材を通じ真実の愛を描き、視聴者に様々な議論を呼んだヒューマンドラマです。
「ギャラクシー賞 2006年12月度月間賞」、「第44回ギャラクシー賞」、「平成19年日本民間放送連盟賞」の受賞作品です。
志田未来演じる名門女子校に通う普通の中学2年生・一ノ瀬未希は同じ塾に通う1つ年上の彼氏・桐野智志(三浦春馬)との子供を妊娠してしまいます。
志田未来ちゃんといえば14歳の母が素晴らしかったのだ。 pic.twitter.com/QsFXCkEFuZ
— サルダーツ教頭 (@sarudarts) October 19, 2015
予期せず14才の母親になってしまった未希には家族や彼氏との確執や、学校の友人との関係性の変化など、次から次へと大きな壁が立ちふさがるのでした。
第1話で彼と関係を結んだことで思いもかけず妊娠し、第2話で検査し事実と判明します。
周りの意見から一度は中絶に同意しますが、両親から自分が生まれた時の話を聞くと、中絶を拒否して周囲の反対を押し切り生む決心をします。
一方、智志に迷惑をかけないように別れを言いだし一度は別離をしますが、一人娘の「そら」のためにも智志とともに生きていくことを決意しました。
学校のみんなに迷惑をかけたくないからと退学しようとしたり、妊娠報道で家族が苦しむと家を出ようとするなど周りの人たちのことを大切に思っています。
智志と同じく最終話で精神的にも成長した彼女の姿がほんの一瞬見ることができます。
子供を産んだ後の夢として「お医者さんになりたい」と打ち明けていました。
ミルトモ 編集部
最終的にはしっかり出産ができましたが、同じことが実際に起きたらこうなるとは限らない、もっと最悪の事態もありえると大人なら思うことができます。
子どもだったらそうは考えられないと思いますので、こういうことをドラマで伝えて問題提起することは大切なのかもしれません。
三浦春馬演じる桐野は有名進学校に通う中学3年生です。
14歳の母なう。
三浦春馬若い!笑 pic.twitter.com/rrRSS0F6WM— ち さ とଘ(੭´ ꒫`)੭̸* (@omcchan) March 11, 2014
未希に妊娠を打ち明けられた当初は出産には賛成せず、母親に言われるまま海外に留学しようとしますが、良心の呵責からできませんでした。
妊娠報道で学校でいじめにあいますが、通い続けます。
その後、未希から別れを言われ「自分は子供を育てるから、キリちゃんは勉強してなりたいものになって」を胸に努力する決意しますが、最終的に自分の守るべきものを理解し未希と娘「そら」を守るため、中卒で引っ越し業者に就職します。
最終話のエンディングでもその一部が見られ精神的にも大きく成長しました。
今や的を射た真摯な演技と甘いマスクで、俳優としての地位を確たるものにした三浦春馬ですが、彼が最初に注目を浴びた作品がこのドラマです。
ミルトモ 編集部
智志は不器用で、未希とやり取りするシーンでも言葉少なですが、それが明るくおしゃべりな未希との対比となっています。
ミルトモ 編集部
18位:『ビューティフルレイン』
『ビューティフルレイン』は2012年7月期フジテレビ系列のドラマチック・サンデー枠で放送されました。
若年性アルツハイマー病と診断される父親とその父親をひたむきに支えていく幼い娘の純粋な親子愛を描くドラマです。
キャッチコピーは「すべてを忘れてしまう、その前に。」
豊川悦司演じる木下圭介は腕利きの金属加工職人で、通称は「圭さん」。
8年前、大手建設会社を辞め、幼い娘を連れて町工場・中村産業に住み込みで働いています。
少年野球チームの監督も務める明るい男で人情あふれる下町の仲間に囲まれて娘と一緒に楽しく暮らしてきました。
ビューティフルレインより
美雨にこんな風にお願いされたら、きっとなんでもしてあげちゃう。(^o^)
みんなもそうでしょ? pic.twitter.com/Z0H07deUhk— HI2(手抜き中) (@twhitoshi) December 9, 2015
最近、軽度の記憶障害に悩まされていましたが、病名が若年性アルツハイマー病だと判明します。
芦田愛菜演じる美雨は北区立堀船南小学校2年の圭介の一人娘です。
母親がいなくても父が一緒なら大丈夫だと信じて生きてきました。
親子の間で隠し事を絶対にしないと圭介と約束し、健気にその決まりごとを守ろうとする父親想いの女の子ですが、圭介が突然難病におかされることで親子の生活は一変します。
ミルトモ 編集部
朝からビューティフルレインって
ドラマみてガチ泣きしてる笑
このドラマ知ってる人結構多いと思う!見てない人ほんま見てほしい
涙で前見えない pic.twitter.com/yevpSSvF40— あいとぅーん♪ (@aito_momomo) May 2, 2020
芦田愛菜は歌も担当しており、主題歌『雨に願いを』では圭介を誰よりも大切に考え、幼いながらも支えていきたいと願う美雨の思いを切々と歌っています。
芦田愛菜は体当たりで優等生のような演技をしています。
ミルトモ 編集部
豊川さんの演技は素晴らしかったです。
父親としての表情が何ともいえませんでした。
ミルトモ 編集部
さっきビューティフルレインの再放送あってたからちょっと見たら、豊川悦司がめっちゃタイプだった件 pic.twitter.com/VRNaz1dyac
— やみまくら (@yamimakura0916) December 18, 2013
美雨を周りのみんなで見てゆこう、という経緯がとても丁寧に描かれていたので、説得力のある展開になっていました。
全体としてはほのぼのとしたよいドラマに仕上がっていると思います。
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17位:『マルモのおきて』
『マルモのおきて』は2011年4月期にフジテレビで放送されたドラマ。
30代の独身男が、野球部時代の無二の親友が亡くなり、その忘れ形見である双子と同居を始めるという物語です。
本作で阿部サダヲは民放ドラマ初主演、そしてなんといっても子役の芦田愛菜と鈴木福が大ブレイクを果たしました。
ドラマだけでなく、エンディングの主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」はダンスと共に社会現象的大ヒットを巻き起こし、芦田愛菜と鈴木福はNHK『第62回NHK紅白歌合戦』にも出場しています。
大手文具メーカー『あけぼの文具』のお客様相談室で日々クレーム対応をするさえない会社員・高木護(阿部サダヲ)。
彼は高校の野球部でも万年補欠の捕手だった護は、ある日の同窓会で当時バッテリーを組んでいた笹倉純一郎(葛山信吾)と再会します。
しかし、喜ぶのもつかの間、しばらくして護のもとに純一郎が死んだという連絡が入りました。
彼は末期がんに侵されており、それを護には隠していたのです。
純一郎の心残りは、男手一つで大事に育てていた、双子の薫(芦田愛菜)と友樹(鈴木福)のこと。
悲しみに暮れていた護は、薫と友樹が引き取られた親せきの家になじめていないことを知り、出会ったばかりの彼らを引き取って育てる決意をします。
双子は護のことを「マルモ」と呼ぶようになり、護は今後みんなで仲良く暮らしていくための「おきてノート」を作っていくことにしますが…。
ミルトモ 編集部
芦田愛菜と鈴木福の、ギリギリあざとくない健気な演技が毎回涙腺を刺激します。
護が2人を育てながら、仕事でも恋愛でもいくつかの大きな転機を経て、大きく成長していくのも見どころ。
「親と子は一緒に成長していく」という普遍的なメッセージをくれます。
印象的だったのは護の「家族は嫌いになってもずっと一緒だ。お前らが俺の顔を見るのも嫌になっても、それでもずっと一緒なのが、それが家族だ」というセリフ。
護の覚悟と3人の絆が伝わる名ゼリフでした。
ミルトモ 編集部
ちなみに、続編のスペシャルドラマが2011年10月と2014年9月にも放送されており、子供たちの成長した姿とマルモとの絆にまたまた泣かされます。
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16位:『仰げば尊し』
2016年7月期TBS「日曜劇場」のドラマ。
80年代に神奈川県立高校のブラスバンド部で起きた実話を基にした青春学園ドラマになりました。
事故で生き甲斐を失い、音楽から遠ざかっていた樋熊迎一(寺尾聡)がとある高校のブラスバンド部を指導することになり、学校にいる問題児たちや教師、父兄たちと真剣に向き合っていく物語。
プロのミュージシャンが突然やって来たことで、はじめは反抗したり戸惑っていた生徒たちですが、樋熊の真正面から生徒と向き合う姿に、だんだんと吹奏楽に対して真剣に取り組みはじめていきます。
問題を抱える生徒には新田真剣佑、村上虹郎、北村匠海、太賀、佐野岳と今をときめく俳優陣が出演しました。
監督は平川雄一朗氏、脚本はいずみ吉紘氏という『ROOKIES』コンビが手掛け、主演は寺尾聡と間違いない布陣で「まさしく泣けるドラマ!」な作品です。
ミルトモ 編集部
オリンピックによるスケジュールの都合上、当時としては珍しく全8話なので「もっと見ていたかった!」と思うほどの感動的な作品でした。
オリンピックの時期だったということもあってか、「日曜劇場」にしては地味な印象がありますが、隠れた名作だと思います!
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15位:『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』はフジテレビ系「月9」枠にて2016年1月期で放送されました。
名作ドラマ『東京ラブストーリー』の脚本家・坂元裕二による、東京を舞台にした現代のラブストーリーです。
それぞれに辛い過去を背負っているにも関わらず明るく前向きに生きようとする主人公の音(有村架純)と練(高良健吾)の2人を中心としながら、彼らを取り巻く4人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいく群像ラブストーリーです。
前半は東日本大震災が発生する2011年前後と、後半では5年後となる2016年と、時系列が分かれた2部構成となっています。
第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞作品賞・脚本賞などを受賞しています。
北海道で養父母と暮らす明るくポジティブな杉原音と、東京で引っ越しの仕事をしている心優しい曽田練はどちらも両親を失っており、大きな悩みを抱えているという共通点があります。
ある日、練は友人の晴太(坂口健太郎)が旅先の北海道で拾ったというカバンの中から「音へ」と書かれた古い手紙を見つけると、手紙を持ち主に届けるため、トラックで北海道へ向かいます。
そして音と練は北海道で出会い恋に落ちるのですが、次々と苦難が襲いかかってきます。
ミルトモ 編集部
第2章では5年が経ち登場人物たちが各々の環境で成長している中、練が別人のように180度変わり果ててしまう衝撃の展開が待ち受けています。
有村架純と高良健吾を中心に脇をかためる共演者には高畑充希、西島隆弘、森川葵、坂口健太郎と今をときめく豪華な顔ぶれとなっています。
薄幸な運命に翻弄されるヒロイン役の有村は苦しくてしょうがなくて、台本を読みながら泣いて、撮影を放棄しようとしたくらいくらいだと明かしています。
ミルトモ 編集部
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14位:『僕の生きる道』
『僕の生きる道』は2003年1月期にフジテレビ系列で放送されました。
関西テレビと共同テレビの共同制作です。
僕シリーズ3部作の1作目で、テーマは「死」です。
なんとなく無意味に無目的に生きてきた男の「素晴らしい余命1年間」を肯定的に描くことにより、視聴者に人が「生きていくことの本当の意味」を問いかけるドラマです。
久々に草彅剛の主演僕の生きる道を見たけどやっぱり今見ても神作やな
それにしてもこの作品見ると本当に今の自分が情けなく感じるわ笑
とりあえず頑張って生きよ pic.twitter.com/IJSvNuBFHL— サイボーグ0010 (@3WEyKs1Voino6JC) October 4, 2019
何事にも事なかれ主義で淡々と生きている28歳の高校教師の男性が、健康診断で余命1年のスキルス性胃癌であることを知るところから物語がスタートします。
高校教師・中村秀雄を演じるのは草彅剛です。
当初は自暴自棄になりますが、やがて自分の生と死に向き合い、それまでやった方が良いけれどやって来なかったことに取り組み必死に生き始めます。
何も知らない周りの人々は彼の変化を訝しみますが、徐々に彼のひたむきさに影響され、彼らもまた変わり始めます。
「生きること」と「生きていること」の違い、当たり前のように生きてしまっている時間、これらとしっかり向き合うことで命は煌めくものだと教えてくれます。
秀雄は金田医師との触れ合いから残りの人生を精一杯生きようと決意します。
秀雄の変化につれ、1度は秀雄の告白を受け入れなかった同僚のみどり(矢田亜希子)も次第に秀雄に惹かれていき、やがて恋人同士となります。
幸せな日々もつかの間、秀雄の病と余命を知ったみどりに秀雄は別れを切り出しますが、みどりの献身的な姿勢や金田との対話から残された人生をみどりと過ごすために結婚を決意します。
学園理事長であるみどりの父を説得できぬまま、幼少時代に通った教会で2人だけの結婚式を挙げていると、そこにみどりの父が現れるのでした。
そして、秀雄は受験勉強で汲々とした生徒に自分の夢であった合唱を提案します。
『世界に一つだけの花』
この歌の歴史の スタート地点は
槙原敬之さんに 楽曲提供していただいた時ではなく
草なぎ君の ドラマ主題歌になった時 だと思う
『僕の生きる道』も 平成を代表する作品 #草彅剛 pic.twitter.com/L23YWyCI6f— みょい (@kzzoVdM3oZGR6uv) April 15, 2019
無関心を装っていた生徒たちも次第に心を開き始め、コンクールに向けて練習を重ね2次予選まで進みました。
ところが指揮を振り切った秀雄はステージ上で倒れ、そのまま入院し、決勝の指揮は吉田均にゆだねます。
決勝の日、秀雄は病院を抜け出し決勝の客席に臨みました。コンクール終了後も客席に残っていた秀雄の前に生徒たちが現れ、「仰げば尊し」を歌います。
ミルトモ 編集部
映画ではないので紹介しようか迷いましたが、私が1.2を争うくらい好きなドラマ『僕の生きる道』 草彅剛さんが演じる主人公が余命1年と宣告されるお話だけど、これを見てから後悔しない様に生きようと常々思うようになった。 pic.twitter.com/A6cUYqtRwO
— (@mitu09100601) May 28, 2020
聖歌隊のシーンや病院の待合室で少女が突然バレエを踊り出すシーン、断崖絶壁から飛び降りおりる前に秀雄が十字架のポーズをとるなどのシーンは宗教的な雰囲気を醸しだし、ドラマを締める演出効果がありました。
また、脚本家橋部敦子は多くの名セリフを残してくれました。特に余命1年の秀雄の名言は胸を打ちました。
「僕は幸せな人間になりたいです。幸せな人間とは後悔のない人生を生きている人だと思います。」
「1年って28年より長いですよね。」
「あと1年しかないと思って何もしない人は5年経っても10年経っても何もしないと思います。だから1年しかないといっていないでやってみましょう。この1年やれることだけのことやってみましょう。」
ミルトモ 編集部
13位:『僕のいた時間』
『僕のいた時間』はフジテレビ・共同テレビの制作で2014年1月期水曜日に放送されました。
脚本は“僕シリーズ”で知られる橋部敦子です。
主演・三浦春馬が難病に立ち向かい、現代に生きる若者の気持ちをリアルに映しだしています。
「命」のテーマは三浦春馬自身の発案です。
澤田拓人(三浦春馬)は医者の長男ながら中学の段階で親に見切られ、就職活動に苦戦する大学生で恋人である本郷恵(多部未華子)とありふれた日常を送っていました。
しかし、筋肉が衰えて呼吸すら困難になる難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を発症してしまいます。
生きる目的を漠然としか考えていなかった拓人が自分の余命がわずかだと知り、残された人生を模索していきます。
それまで意識することのなかった家族や友人、そして恋人との向き合い方を考え、残された人生を模索しながらも前向きに生きていきます。
自ら「命」「生きる」という重いテーマを課し、それに挑んでいる三浦春馬の意気込みが感じられます。
命を題材にして、そこで生まれる家族との絆や友人との関わりなど、日頃は深く考えないことを改めて考え直すような、今まで演じたことのない心情や表現力などに挑戦しています。
派手な演出は極力抑えられ、等身大の目線で難病患者と周囲の人々の葛藤をとらえようとするところがいいです。
ミルトモ 編集部
また、拓人が最愛の恋人である恵の将来を思い、「ちょっと重くなってきた。恵との将来とか考えられない」と言い、病気のことを隠して別れを告げるシーンには胸が痛くなりました。
ミルトモ 編集部
一方、多部未華子演じる恵の心の揺れも同ドラマの見どころです。
大学時代の先輩・繁之(斎藤工)と婚約し恵が、車いす姿の拓人に遭遇し、恵に別れを告げた拓人の思いを知り1人で泣くシーンは切ないです。
また、別れたあとも恵の心の中には拓人への強い想いがあることを知りつつも、拓人の決断を尊重し病気の事実を伏せて恵と交際を重ねる繁之や、拓人をサポートする友人(風間俊介)のやさしさなども心に残りました。
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12位:『義母と娘のブルース』
2018年7月期のTBSドラマです。
2020年のお正月にSPドラマも放映され、2020年の年末にも一挙放送されました。
主題歌であるMISIAの「アイノカタチ」も大ヒットし、言わずと知れた人気作品です。
原作は桜沢鈴氏による同名4コマ漫画(ぶんか社刊)。
キャリアウーマンである亜希子(綾瀬はるか)が娘を持つサラリーマン・良一(竹野内豊)と結婚し、母親になろうと一生懸命に家事、育児、仕事に奔走する日々を描いたハートフルドラマ。
亜希子の義理の娘役に小学生時代は横溝菜帆、高校生時代は上白石萌歌が演じて、亜希子に片思いをしながら彼女を支えるパン屋の青年役を、佐藤健が演じました。
横溝菜帆演じるみゆきと、亜希子が徐々に心を通わせ、親子になっていく様子だけで泣けてくるのですが、連続ドラマ版でのクライマックスは第6話です。
すでに母を亡くしているため、みゆきのために亜希子にプロポーズした良一。
そんな良一もがんで亡くなってしまいます。
9歳で両親を亡くしてしまったみゆき。
亜希子もきっと自分から去ってしまうだろうと思い、涙をこらえて気丈にふるまいます。
喪主を務めた亜希子も気を張り詰めていました。
そんな中、みゆきの気持ちを知った亜希子はみゆきを抱きしめ、2人は良一を想って号泣するのです。
ミルトモ 編集部
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11位:『軍師官兵衛』
2014年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が活躍した戦国時代末期に、その優れた知力と軍略で軍師としてこの「三英傑」と呼ばれた武将たちに重用された黒田官兵衛が乱世を生き抜く姿を描いた作品となっています。
特に豊臣秀吉(竹中直人)に可愛がられ、「豊臣秀吉に天下を取らせた男」と言われ、その後秀吉からは「次の天下を狙う者」として恐れられた黒田官兵衛。
そんな天才軍師の生涯を岡田准一が演じました。
ミルトモ 編集部
特に、名優が演じることが多い主人公の父親との別れは、作品の中で大きな山場となっていますが、今作では第32話と大河ドラマとしては比較的遅めにそのシーンがやってきます。
柴田恭兵さん演じる聡明で穏やかな官兵衛の父・職隆が亡くなるシーンは、その人物に合わせてか、とても静かで綺麗な終わり方をします。
大殿にも泣かされる。たっぷり間をとるものだから、こちらの涙も我慢できませんでした。あの間がウザくないのは、時代劇だからなのか。振り切った演技に、惚れ惚れした。#軍師官兵衛#柴田恭兵 pic.twitter.com/SKWw23RfxH
— ふなふな (@funachan6817351) May 18, 2014
ミルトモ 編集部
そして、最終回。
関ヶ原の戦いで破れ捕縛された石田三成(田中圭)に、官兵衛の息子である黒田長政(松坂桃李)が武士としてねぎらいの言葉をかけるという場面にもグッときました。
そして、官兵衛が天下を夢見ながら病に倒れ、家族に見守られながらこの世を去って行く場面は、たっぷりと時間を取って美しいシーンに仕上げられていて、最大の見どころと言っても過言ではありません。
お別れ間際に…
厳しい父親に誉めてもらい 涙ぐむ松坂桃李 #軍師官兵衛
厳しい母親に誉めてもらい 涙ぐむ松坂桃李 #わろてんか pic.twitter.com/bkCOduB5Z5— いくばく (@ikubakumonai) January 23, 2018
ミルトモ 編集部
10位:『陸王』
『陸王』は2017年10月期TBS系日曜劇場で放送されました。
原作は池井戸潤の小説で、感動の企業再生ストーリーです。
原作のイメージを膨らませ、臨場感のあるドラマにするため、埼玉県行田市を含めたロケーション・ハンティングのほか、原作中に登場する走法の研究やランニングシューズの開発など、細部までこだわり抜いた準備を進めています。
撮影は2017年元日のニューイヤー駅伝のロケから始まり、毎回のマラソン大会シーンやそれ以外のシーンにも多数のエキストラが参加しました。
こはぜ屋の「陸王」とアトランティス社の「RII」はミズノが製造しました。
役所広司が演じる宮沢紘一は埼玉県行田市にある老舗足袋業者の四代目社長として奮闘していましたが、年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩む月日を過ごしていました。
そんな折、新規事業への参入を考え始めます。新規事業がなくてはこの先会社の存続自体が危ぶまれるという危機感から始まったものでした。
そしてその事業とは足袋製造でこれまで培った技術が活かせる、“裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発です。
しかし、従業員20名余りの地方零細企業にとって、それは苦難の道のりでした。
新製品を開発するにはあまりに乏しい資金、人材、開発力。
さらには世界的に有名なスポーツブランドとの競争。
何度も挫けそうになる宮沢でしたが、その度に周りの人間や新たな人脈が彼を救うのです。
ミルトモ 編集部
役所はその魅力を試行錯誤しながら人間臭く演じています。
宮沢の息子・大地を演じるのは山﨑賢人です。
熱意もなく、自分が本当にやりたいことも分からず悶々としている中で、こはぜ屋の人たちが持つ情熱や義理人情に触れて大地は変わっていきます。
足袋作り百年ののれんを掲げるこはぜ屋の伝統を背負いながら挑戦をやめない親父の背中から、いろんなものを感じて大地は成長していきます。
ランナー・茂木裕人を演じる竹内涼真はこの役に凄く運命的なものを感じていました。
怪我から気持ちを切らさず這い上がる茂木裕人を自分自身の経験と照らし合わせながら竹内にしかできない茂木を繊細に表現しています。
また演技経験のない阿川佐和子が縫製課のエース正岡あけみ役に抜擢されました。
ミルトモ 編集部
テレビ中継やニュースなどではあまり描かれない選手をサポートする企業、スタッフ、シューズ等、人と人との繋がりや支え合う姿にも注目です。
ミルトモ 編集部
余談ですが、『陸王』は2020年に観たら多少違和感があります。
「厚底」よりも「薄底」というドラマ内のロジックはドラマを構成する一つの要素にすぎないかもしれませんが、2020年箱根駅伝の騒動で、時代が厚底シューズ優勢という常識が一般に浸透してしまうと、『陸王』は時代にそぐわないという声があるのが現状です。
ミルトモ 編集部
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9位:『人にやさしく』
『人にやさしく』は2002年1月期にフジテレビ系「月9」枠で放送されました。
東京・原宿で共同生活を送っている3人の男が、ひょんなことから小学1年生の男の子を預かることになるヒューマンドラマです。
ミルトモ 編集部
物語は“3ピース”の看板を掲げた大きな一軒家で暮らす原宿中学校歴代ボスの前田前(香取慎吾)、山田太朗(松岡充)、大坪拳(加藤浩次)を中心に展開。
「薔薇のない花屋」の後、香取慎吾繋がりで「人にやさしく」を観てる。何だ、この格好良さ笑
香取さん、どのドラマも格好イイ!
そして、今はイケメンだけど、この須賀健太の天使のような可愛さ笑
加藤浩次素敵。松岡充イケメン。SOPHIA好きだったなぁ…「蜘蛛と蝙蝠」がSOPHIAで一番好きな曲。 pic.twitter.com/eFkxIOizpY— ツチノコ (@cNZkPLdix3raNl4) February 9, 2020
借金返済の毎日で極貧生活を送っている3人は、家の前で100万円の入った封筒を拾います。
嬉しい偶然に思わず全て使ってしまう3人でしたが、そのお金は家を訪ねてきた小学1年生の五十嵐明(須賀健太)が落としたものでした。
明は「この子を預かって下さい」と書かれた母親からの手紙を差し出し、3人は明を預かることになります。
男3人から男4人の生活へと変化した彼らの日常は、お互いを見つめ合うことでお互いが成長していく実りあるものとなっていきます。
“家族”と縁のない人生を過ごしてきた男たちが両親に捨てられた少年と生活をともにし、子育てを経験する中で、それぞれの未来を見据えていく様子に胸と目頭が熱くなる作品です。
「おじゃMAP!!」途中から見てたらドラマ「人にやさしく」の名場面シーンが流れてきて数分で号泣。特に最終回のシーンで涙腺崩壊😭最後のスリーピース可愛すぎた😘#おじゃMAP #人にやさしく pic.twitter.com/0weC4EuK6J
— か の ん (@share_0915) November 29, 2017
ミルトモ 編集部
長い年月を超えて根強いファンに愛されてきた作品、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
笑って泣けること間違いなしです。
8位:『世界の中心で、愛をさけぶ』
『世界の中心で、愛をさけぶ』は片山恭一の青春恋愛小説で、2002年に女優の柴咲コウが雑誌「ダ・ヴィンチ」に寄稿した書評のコメント「泣きながら一気に読みました。私もこれからこんな恋愛をしてみたいなって思いました」が書籍の帯に採用され話題となりました。
2004年に映画化され大ヒットし、「セカチュー」が流行語にもなり、その後テレビドラマ化、2005年に舞台化されました。
ドラマ版は原作を基にしたオリジナルストーリーとなっています。
最愛の恋人を亡くして以来17年間心を閉ざし続けた主人公・朔太郎が、彼女の思い出と向き合い、未来へ踏み出すまでを描いています。
主人公・松本朔太郎の高校時代を山田孝之、17年後の朔太郎を緒形直人が演じ、現在と過去が交錯しながらストーリーは展開します。
ヒロイン・廣瀬亜紀役は綾瀬はるかが演じています。
大学病院で働く松本朔太郎(緒形直人)34歳は今は亡き恋人・廣瀬亜紀(綾瀬はるか)との思い出を振り返ります。
ごくごく平凡な男子高校生だった朔太郎(山田孝之)に対して、亜紀はスポーツ万能で学業の成績も優秀でした。
一見正反対の2人ですが、ひょんなことから急速に距離を縮めます。
そんな幸せの最中、朔太郎は亜紀が白血病を発症していることを知ってしまいます。
その後、2人の不変とも思えた愛の前には数々の試練が容赦なく襲いかかってきます。
映画もありますが、ドラマの方がよいという視聴者が多いです。
ミルトモ 編集部
あきが可愛くて健気でちょっと勝気なところ、さくちゃんの純粋さ、そのほかの登場人物1人1人にそれぞれの愛があり、あたたかくなります。
ミルトモ 編集部
好きな人が、大切な人がもしも目の前からいなくなってしまう未来が近くまできていたらと考えると悲しすぎます。
でも命の尊さを改めてしっかりと考えることができるドラマです。
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7位:『Mother』
『Mother』は2010年4月期日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送されました。
坂元裕二の書き下ろし作品で完全オリジナルストーリーです。
現代を生きる女性の「母性」をテーマにした社会派サスペンス、キャッチコピーは「母性は女性を狂わせる。」です。
ミルトモ 編集部
このドラマは現代を生きる「女性たち」の物語です。
女性たちがそれぞれの生きる道の中で、自分を見つめ直し、自身で生き方を探し求めていきます。
そしてこのドラマのキーワードは「母性」。
彼女たちはそれまで見向きもしなかった自らの奥底にある「母性」を発見し、時に戸惑い、時に翻弄され、そして心の寄る辺とし、女性として人間として成長します。
ミルトモ 編集部
実母(尾野真千子)とその彼氏(綾野剛)に虐待されていたつぐみ(芦田愛菜)を衝動的に誘拐してしまう主人公・奈緒(松雪泰子)。
他人だけれど、そこには確かな親子の愛があるのに世間的には誘拐犯となってしまいます。
継美と奈緒の逃亡劇を軸にいろんな角度から、いろんな姿の母と子を描いています。
どの女性も紛れもなく母親だし、どの子が誰に育てられるのが一番正しいかなんて誰にもわかりません。
ただ、共通しているのは全員にそれぞれの愛情があるということです。
何といっても、芦田愛菜の天才ぶりが衝撃的でした。
この役は彼女にしかできません。
ミルトモ 編集部
親から虐待を受けている少女役で、芦田は当時5歳でしたが圧巻の演技を披露しています。
最も感動的だったのは芦田が “お母さん”に電話をするシーンです。
最初は近況報告から話すのですが、徐々に“会いたい”が大爆発し、号泣しながら「もう1回誘拐して」と懇願する様子は超ド級の感動の名場面でしょう。
ミルトモ 編集部
松雪泰子に影のある役はやはり抜群です。
憂いのある美人で、あの下がり眉がなんともいえません。
奈緒が「あなたは捨てられたんじゃない。あなたが捨てるの」と言って継美を誘拐したシーンでは犯罪だとは分かっていても傷ついた幼い子を救いたいという母性本能に涙しました。
ミルトモ 編集部
本当の親子の愛とは…考えさせられる作品でした。
映画のような美しい映像も心に残っています。
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6位:『1リットルの涙』
『1リットルの涙』は2005年10月期フジテレビ系の「火曜21時」枠で放送されました。
木藤亜也の同名ノンフィクション書籍が原作です。
15歳の少女・池内亜也は難病「脊髄小脳変性症」を発症し、進行する症状に体が蝕まれていく中で、様々な感情に苦みながらも、彼女を支える家族、友人たちとともに難病に立ち向かっていく姿を描いています。
涙と感動を贈るヒューマンドラマです。
2007年4月5日にスペシャルドラマ「1リットルの涙 特別編〜追憶〜」で、亜也の死から半年後について描かれました。
オープニングでは亜也が書いたと思われる日記の上にくしゃくしゃに丸められた1枚の紙が広げられ、その上に涙がいくつも落ちてドラマのタイトルが浮かんできます。
その後、1冊のノートに見開き2ページ分の励ましのメッセージの寄せ書きが映し出されます。
エンドロールでは木藤亜也の在りし日の写真が映し出されます。
主人公・亜也の学校の合唱の課題曲としてレミオロメンの「3月9日」が使用されると、オリコンチャートに再びランクイン、挿入歌の「粉雪」も大ヒットを記録しました。
ミルトモ 編集部
若手陣の演技力評価を高める作品となりましたが、特に主演の沢尻エリカはこのドラマで大ブレイクしました。
主人公・池内亜也は活発で前向きで誰からも好かれる女の子で、中学ではバスケをやっていましたが、中学3年生の時に徐々に体が動かなくなってゆき、やがて体の全機能が停止してしまう難病「脊髄小脳変性症」を発症します。
病が進行していく中でさまざまなことに葛藤し、自分の病気、運命に懸命に立ち向かっていきます。
不治の病だと知り、不安と希望を抱えながらも亜也は目指した進学校・豊橋東高校に見事合格し、晴れて高校生となりますが、亜也の高校生活は友人となった沙織と裕子の助けが必要でした。
夏休み、亜也は入院生活をすると、同病の進行した患者を目にして初めて自らの病気を知ります。
高校生活に戻った2学期、亜也は三級障害者手帳を持つようになっていました。
亜也はパン屋のハルの好意でお店で母の帰りを待つことになり、そこに友達時々寄って話してゆくようになりました。
そのうち担任から三級障害者に適した学校を勧められると、亜也は来るべき時が来たと悟り転校を決意します。
「私は東高を去ります、なあんてかっこいいことが言えるようになるには1リットルの涙が必要だった。」
亜也の第一養護学校での同室は温子、純、絵美の3人、寮母のさとは厳しい人です。
亜也は大学を目指し勉強に励みますが、叶いませんでした。
演劇の発表会が開かれることになり、亜也も裏方の1人として参加することになりました。
わざと冷たく指導するさとに対し、4人は夜なべをして協力して頑張りぬきます。
その後、亜也はリハビリのために入院生活に戻りました。
母は亜也に書くことを勧めます。
退院し日中1人でいますが、次第に声も細り病状は進行していきます。
再び入院しますが、すでに電話すら掛けられなくなった中、亜也は研修医・小林に淡い恋心を抱きます。
ミルトモ 編集部
木藤家に戻った亜也の部屋は一階に移され介護ベットが置かれました。
亜也は「私は何のために生きているのだろう」と考えます。
ある日、亜也は潮香に日記を託します。
そこには娘亜也の苦悩と悲しみと生きている喜びとが書かれていました。
亜也は21歳になり、もはや自由の効くものは何もありません。
それでも力を振り絞って言うのです。
「おかあさん、まだ生きたい」
それから4年で木藤亜也は25歳でこの世を去りました。
ミルトモ 編集部
特に亜也の病気に対する他人からの冷たい軽蔑や社会の現実にも家族みんなで共に立ち向かい、立派に乗り越えていく絆には感動しました。
病気になって何度も傷ついて、たくさんの涙を流しながらも、常に前向きに動かなくなっていく自分の身体と向き合いながら、自身の人生を歩む亜也の姿には学ぶものがたくさんありました。
ミルトモ 編集部
沢尻エリカを初めとするキャストの本気の演技に想いを重ねてしまい、こちらも涙してしまいます。
ミルトモ 編集部
5位:『オレンジデイズ』
『オレンジデイズ』は2004年4月期にTBS系「日曜劇場」枠で放送されました。
どこにでもいそうな大学生男子が病気で聴覚を失った女の子に出会い、交流を深めていく様子を描いた青春ドラマです。
脚本を『ロングバケーション』や『ビューティフルライフ』、連続テレビ小説『半分、青い』など数々のヒット作を手掛けている北川悦吏子が担当し、幅広いファンに愛され続けています。
大学4年生の結城櫂(妻夫木聡)はキャンパス内でバイオリンを弾いていた萩尾沙絵(柴崎コウ)を見かけ、自身が専攻する科目で手話を扱っていたことから交流を始めました。
しかし、沙絵は病気で聴覚を失いバイオリニストとしての夢が絶たれたことをきっかけに心の扉を閉ざしており、感情をすぐ態度に出してしまう性格も相まって、なかなか人と距離を詰めることができません。
そんな中、櫂と沙絵は同じ大学の同級生である相田翔平(成宮寛樹)や小沢茜(白石美帆)、矢嶋啓太(瑛太)とも親密になっていき、彼らは次第に本音でぶつかり合える関係になっていきます。
物語は彼ら“オレンジの会”を中心として、櫂と沙絵のラブストーリーを軸に進んでいきますが、大学4年生という人生の岐路に立つ時期にそれぞれが思う進路や恋愛の悩みが重なり、厚みのあるヒューマンドラマとなりました。
ミルトモ 編集部
当たり前のことかもしれませんが、沙絵は聴覚を失っていたとしても普通の女の子であり、普通に生活をしている大学生です。
そんな彼女と恋に落ち、献身的に支えようとするのも普通の大学生の男の子。
普通って何?と考えさせられるのと同時に、今の自分に出来ることや前を向くことについて強く考えさせられます。
ミルトモ 編集部
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4位:『Nのために』
『Nのために』は2014年10月期にTBS系「金曜ドラマ」枠で放送されました。
数々の作品が映像化されている人気作家・湊かなえの同名小説を原作としたドラマです。
ミルトモ 編集部
物語の中心となるのは、2004年に高層マンションの一室で野口貴弘(徳井義実)とその妻・奈央子(小西真奈美)が殺害された事件です。
現場に居合わせたのは大学生の杉下希美(榮倉奈々)、希美の高校時代の同級生・成瀬慎司(窪田正孝)、希美と同じアパートに住む安藤望(賀来賢人)と西崎真人(小出恵介)の4人。
彼らは“ある計画”を立てていました。
その場で逮捕された西崎には殺人罪で懲役10年の実刑が言い渡されますが、事件から10年後の2014年、この事件を独自に追ってきた元警察官・高野茂(三浦友和)は、釈放された西崎に接触しようとします。
実は高野は事件関係者のうち、希美と成瀬のことを知っており、15年前の夏に瀬戸内海の小さな島で起きた“ある事件”と何か関係しているのではないかと考えていました。
関係者全員が名前に“N”を持つこの事件。
どのNが、どのNのために罪を犯したのか。
高層マンションで起きた殺人事件を軸に、現在と過去のストーリーが交錯する上質なミステリー作品となっています。
第83回ザテレビジョンドラマアカデミー賞では最優秀作品賞、監督賞など多数の賞を受賞し、高く評価された本作。
ミルトモ 編集部
俳優陣も榮倉奈々、窪田正孝、賀来賢人、小出恵介、三浦友和など実力派が集まった豪華なキャスティングとなっており、思わず感情移入してしまうような繊細な心情描写が魅力の作品です。
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3位:『流星の絆』
『流星の絆』は2008年10月期にTBS系で放送されました。
原作は東野圭吾、脚本は宮藤官九郎。
二宮和也・錦戸亮・戸田恵梨香が3兄妹役というとっても豪華なドラマです。
有明功一(二宮和也)、有明泰輔(錦戸亮)、有明静奈(戸田恵梨香)の3人兄妹は全員が小学生だった頃に両親を殺され、必ず犯人に復讐をすると固く決意します。
それから14年がたち、長男の功一はカレーハウスで働き、次男の泰輔はDVD店でアルバイト、そして妹の静奈は一流企業を辞めキャンギャルとして働いていましたが、実は3兄妹で詐欺グループ「アリアケ3」としても活動をしており、時効が迫る両親の事件を追っていました。
ミルトモ 編集部
このドラマが人気な理由は「脚本、キャスト、演出すべてよし」ということです。
流星の絆1話から見だしてる(笑)
おもろすぎるニノ可愛いしかっこいいしなんなんこんなお兄ぃ欲しい pic.twitter.com/PUB9wmdc3j— ち ょ こ べ び ー (@myprince__5) December 13, 2015
作品自体への評価が高く、とくに多くの人が指摘していたのが、「復讐なのにコミカル」「シリアスとコメディのバランスが絶妙」という意見です。
これはやはり、クドカンの脚本の勝利でしょう。
ミルトモ 編集部
俳優として評価の高い二宮ですが、「ニノの演技力が一番分かる作品」「哀しそうな表情が似合う役者としてのニノを認識」など、この作品を代表作として捉えているファンが多いようです。
流星の絆ニノ。#このドラマ知ってる人RT pic.twitter.com/VWsS7ERq5c
— けんけん (@ken2020_n) August 25, 2014
ミルトモ 編集部
また、見どころの一つとして、詐欺をするシーンがありますが、これは二宮が指令を出していてここに関してはニノが一視聴者として楽しんでいたようです。
そんなどこか肩の抜けた部分のあるところが二宮の魅力なのですね。
2位:『木更津キャッツアイ』
2002年1月期のTBSドラマ『木更津キャッツアイ』。
若かりし頃の岡田准一、櫻井翔が出演し、『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』『木更津キャッツアイ 世界シリーズ』と映画化もされ、いまだに語り継がれる大人気ドラマです。
木更津に父と二人暮らしの公平(岡田准一)は、ある日末期がんで余命半年と宣告されてしまいます。
残り少ない自分の時間を好きなことに使おうと、昼間にやっている草野球チーム「木更津キャッツ」のメンバーと盗賊団「木更津キャッツアイ」を結成。
監督の猫田(阿部サダヲ)への復讐など色々と無茶を繰り返しながら、公平が“キャッツ”のメンバーとの友情を深め、笑いながらこの世を去って行くコメディ作品です。
宮藤官九郎氏の脚本ということで、コメディ要素が強く基本ふざけたシーンの連続なのですが、実は宮藤作品には泣けるシーンがところどころに散りばめられていることも多いのです。
ミルトモ 編集部
第3話で自分が余命宣告を受けているということを、父・公助(小日向文世)には内緒にしていた公平ですが、ひょんなことからその秘密がバレてしまいます。
発覚した瞬間の公助はというと、町内会の忘年会でモノマネを披露するために、和田アキ子のコスプレをしているところでした。
公助は自分の息子が死んでしまうことを知ってショックを受けますが、寝たフリをしている公平に向かって練習中の『あの鐘を鳴らすのはあなた』を歌うのです。
FNSで和田アキ子さんが
『あの鐘を鳴らすのはあなた』
を歌ってたけど
この曲聴くと必ず
木更津キャッツアイの小日向さんが出てきて笑えるあぁキャッツアイ観たいなぁ#小日向文世#木更津キャッツアイ pic.twitter.com/74jGH9JTqe
— SAKI (@sho5644) December 7, 2017
ミルトモ 編集部
1位:『アンナチュラル』
『アンナチュラル』は2018年1月期にTBS系「金曜ドラマ」枠で放送されました。
斬新な設定と癖の強いキャラクターたちが魅力の法医学ミステリーです。
『空飛ぶ広報室』や『逃げるは恥だが役に立つ』、『罪の声』など多くの話題作の脚本を担当した野木亜希子が送るオリジナル作品となっています。
日本における不自然死(アンナチュラル・デス)の8割以上が解剖されないままという、先進国の中で最低の水準である解剖率の状態を改善するために設立された“不自然死救命研究所(UDI)”。
そんなUDIに勤める法医解剖医・三澄ミコト(石原さとみ)らは日々さまざまな死と向き合いながら、その裏に隠された真相究明に励み、この世の不条理な死と戦い続けます。
主人公のミコトが“生きていくこと”に強くこだわっている所以や、ミコトの同僚である中堂系(井浦新)の過去など、全編通して語られるメインストーリーに多くの視聴者が釘付けになりました。
各回で扱われる死の真相、そして生の真相には思いがけないものもあり、思わず涙してしまう展開が待ち受けています。
ミルトモ 編集部
決して簡単じゃない重いテーマの作品ですが、1話完結型でサクサクと物語が進み、スリルを感じさせながらも日常パートが明るく作られているため、入り込みやすい印象を受けました。
死と向き合うことは、生と向き合うこと。
そんな大きくて普遍的な命題のすぐそばで、普通に恋愛をし、合コンに行き、友情を育み、美味しい食事を楽しむUDIメンバーの生活を丁寧に描いた人間味溢れる作品になっています。
ミルトモ 編集部
→ドラマ『アンナチュラル』動画フル無料視聴!1話から最終回まで再放送なしで見れる配信サービスをご紹介
泣けるドラマおすすめランキングTOP20まとめ
以上、ここまで泣けるおすすめドラマをまとめてきました。
一口に泣けるといってもいろんな感情の揺さぶりがあり、面白いです。
どれも泣けるだけでなくイッキ見したくなる面白いドラマばかりなのでおすすめです。