バトルチームが時間を稼ぐ中、千空たち科学チームはクロムの採集能力と千空の知識を使い、ニトログリセリンを完成させます。
さらにゲンの機転でそれを紙飛行機にして飛ばすことで、ダイナマイトを完成させたのです。
形勢が逆転して戦争は一気に膠着状態となりました。
そこで千空が司に持ちかけた取引、さらに司の過去とは。
司が本当に守りたかったもの、そして、石像を破壊した理由。
そのすべてが明らかになる大注目の9話です!
目次
アニメ『Dr.STONE 第2期』前回第8話のあらすじと振り返り
人類の命運が決まる20秒の戦い。
戦車を使い、科学の電撃速攻で千空は奇跡の洞窟を制圧に向かいます。
偽リリアン作戦で味方にした帝国民も多く、電撃速攻の作戦自体は成功し、死者0で無事奇跡の洞窟を取り戻しました。
喜びに震えていたのも束の間、司と氷月は携帯の存在に気が付き、予想外に早く戻ってきてしまったのです。
火薬の作成が間に合わなかった千空。
その命を差し出せば、科学王国民の安全は保証されます。
しかし千空は諦めておらず、コハクたちもまた、科学チームの活路を開くために敵わないとわかっていながらも、司と氷月に立ち向かっていくのでした。
【ネタバレ】アニメ『Dr.STONE 第2期』第9話あらすじ・感想
命の石「Dr.STONE」
コハクたちが時間稼ぎをしてくれる中、千空・クロム・ゲンの3人は奇跡の洞窟に向かって走ります。
千空は硝酸を使って、何かを作り出そうとしていました。
そして、クロムは何か使えるものがないかと周囲を見渡します。
いつも素材探しから始めているからこその勘が働き、クロムはこの戦場に何かヒントがあると駆け出しました。
一方、武力チームは総出で司と氷月に応戦します。
ショックキャノンも司の手で破壊され、激しい戦いが続く中、ゲンと千空は洞窟内で薬品を作り続けていました。
硝酸に蝙蝠の糞などを加え、尿素が残っていれば硝酸尿素となります。
運が良ければ白い粉が湧くということです。
しかし、千空の運のなさでは残念ながら硝酸尿素を発生させることはできませんでした。
金狼、銀狼、さらにマグマの3人で司に立ち向かい、コハクは1人で氷月の相手をします。
全く歯が立たないのにも関わらず、全員が諦めず立ち上がります。
ゲンは自らの仕込みを出して何か必要なものはないのかと千空に問いますが、必要なものは硫酸だというのです。
さすがに、そんな危険なものは持ち歩いていなかったゲン。
そこに「ここにあるぜ!硫酸ならよ!」とクロムが戻ってきます。
その手には、こけおどしに使った戦車砲の残りカスである硫酸の瓶が握られていたのでした。
さらに、仕上げには石鹸を使うという千空。
司の目の前で最初に作って見せた科学道具でもある石鹸、医者代わりの命の石「Dr.STONE」。
石鹸で始まった戦いが、今石鹸で終わろうとしていました。
あか
科学も力
氷月の槍さばきに翻弄されるコハク。
武器を跳ね飛ばされてなお諦めず、コハクは氷月の槍を捕えます。
そして、死んでも離さないというのです。
呆れたようにスペアを持ち出し、「あげますよそんなもの」と吐き捨てる氷月。
絶望すると無益な足掻きをすると言う氷月に、「絶望など微塵もしていない」というコハク。
すべては積み重ねであり、千空たち科学チームの逆転の時間を作り出す。
「私たちは科学を、千空を信じているのだ。」とコハクは笑うのでした。
硝酸と硫酸それに石鹸で千空が作り出していたのは、ニトログリセリンです。
ポタっとやっただけで全員肉片も残さず吹き飛んでしまう危険な薬品、それを作り上げることに成功しましたが、それをどうやって刺激を与えないで敵のところに飛ばすかだ、と千空は頭を悩ませます。
そして激しい戦闘が続く中、一瞬時が止まったかのように、一つの紙飛行機が風に乗って飛んでいきます。
全員の頭上を超え、高く遠くに飛んでいく紙飛行機。
それはゲンの持っていた紙、そしてギネス認定の世界一飛ぶ紙飛行機にニトログリセリンを染み込ませたそれの威力は火薬の100倍以上。
力をギリシャ語で言えば「ダイナマイト」、力を手に入れた紙飛行機は、森の木にぶつかった瞬間その威力を存分に見せつけたのでした。
あか
膠着の先
ダイナマイト紙飛行機で、戦況は大きく変化します。
ゲンのはったりで、司帝国の人間は動けなくなってしまいました。
紙飛行機なんて当たらないという帝国の男たちに、「ダイナマイトアローもあるよ」と羽京が笑います。
傷だらけではありますが、何とか無事でいたようです。
そして形勢は逆転し、武器を捨てて降伏をはじめる司帝国。
氷月はダイナマイト爆破の跡をみて「なんて、素晴らしい」とマスクの下の素顔を晒して笑うのでした。
しかし、戦況としては勝利したものの膠着状態。
そこで千空は司に取引を持ちかけます。
この世界のすべてを手に入れることができる力を持った司、既得権益者を排除して理想の世界を作るという男が石化前にテレビに出まくりで稼ぎまくっていたのがおかしいだろうというのです。
「生きてんだろ、司。テメーの妹はよ」
あか
獅子王司という男
司の妹、未来は臨床的脳死と診断され、この先意識が回復することはないと言われていました。
そう医者に伝えられる彼のそばには、親の姿もありません。
家で酒を飲み、子どもに目を向けないネグレクトな親。
司は妹のために、自分がいくらでも金を稼ぐのだと必死になります。
違法リングで戦い、傷だらけになりながらも司は金を稼いでいきました。
そして異種格闘技団体SESに声を掛けられ、東京の大会で優勝を果たします。
そこからメディアにも取り上げられるようになった司はますます荒稼ぎし、未来のためにより良い環境を整えようとするのです。
広くなった病室に「ただいま」と声をかける司。
何年でも何十年でも守ると決めて、いつかきっと、と目を覚ます日を待っていたのです。
あか
取引の条件
千空は「治るかもしれねぇ」といいます。
石化復活時の修復力ならという可能性の話ではありますが、千空の折れた首すら回復させた力ならばもしかすれば、というのです。
しかしそのための硝酸は、今は科学王国が押さえています。
妹の復活の可能性を取引材料に、停戦を申し入れたのです。
その与太話を信じるに値する根拠は、という司に「俺の言葉だけだ。科学に嘘はつかねぇ、足りねぇか」とこぼす千空。
司は「いや、十分だ。十分だよ」と空を仰ぎ、科学王国はようやく本当の勝利、そして停戦を手に入れることに成功したのでした。
あか
命の選別
妹を守り続けていた司。
そんな男がどうして石像の破壊などしたのか、という大樹。
羽京も「どうしてそんな恐ろしいことを」と問いかけます。
それに司は「みんなならどうしたかな」と聞き返したのです。
もし自分がまだ人のほとんどいないストーンワールドで目覚め、復活液の存在を知ったとしたら。
原始の世界で大人数を支えることはできず、復活液も永遠に作れる保証がない、そうなった時必ず命の選別をしなければならなくなります。
「とても恐ろしいことだ。神を演じる罪深い仕事だよ。ならその罪は俺が負う、新しい世界をつくるチャンスにする。そう思った。目指すものは変わらないよ。今も、これからも」
司はそう語ります。
流されてしまった石像を採掘するため、ダイナマイトを使うことにした千空。
石像が壊れたら、全部引っ付けるだけだと悪く笑う千空。
そうして、必死の採掘作業が始まります。
ノーベルがかつてダイナマイトを発明したのは、戦争のためだったのか土木作業のためだったのか、と言う千空。
どちらでもいいが、そのダイナマイトの稼ぎで作ったノーベル賞が科学の世界を大いに盛り上げた、ということです。
そして千空たちもそのダイナマイトで、世界人類全員を救うと言います。
冷たい土の下、司が掘ったその場所から、妹の未来がようやく掘り起こされたのでした。
あか
アニメ『Dr.STONE 第2期』第9話あらすじ・ネタバレ感想
第2期9話【壊すもの救うもの】は、このあと22:30~TV放送、23:00~配信が順次スタート! https://t.co/Da70gHALLx
司&氷月の参戦で“STONE WARS”は一気に形勢逆転!
科学王国の奥の手は…!?
ノンストップで展開する決戦の行方、ぜひお見逃しなく!!
▼感想・コメント推奨ハッシュタグ#DrSTONE pic.twitter.com/dUgTrO08fn
— アニメ「Dr.STONE」公式 第2期 TV放送&配信中!! (@STONE_anime_off) March 11, 2021
いよいよ戦争終結!
原作より掘り下げられた司の過去は、涙なくしては見られないものでしたね。
しかしまだまだ本番はこれからです。
次回はいよいよ未来が目覚める、兄妹の感動シーンが待っています!
怒涛の展開に目が離せませんね!
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