2019年に放送された大人気ジャンプ作品『Dr.STONE』!
一見かなりのファンタジーに見えますが、その実かなりの科学知識が詰められており、そのリアリティにどんどんと引き込まれていきます。
第1期の素晴らしいクオリティ、豪華スタッフ陣をそのまま引き継いだ待望の第2期がいよいよ放送開始です!
全人類を復活させて文明を取り戻したい千空、それに反して原始的な世界を純粋な若者だけで作り上げたい司。
この石世界を制するのは一体どちらなのか!
第1期では原始の世界で携帯を作り上げたところまでで終わっています。
司帝国にスパイとして潜入している大樹と杠にそれを届けるべく、ゲンは千空にある提案を持ちかけ…?
第1話から目が離せない大ボリュームです!
目次
【ネタバレ】『Dr.STONE 第2期』第1話あらすじ・感想
新たなクラフト
作業の合間、ゲンは子どもたちに「千空がいかにして復活したのか」という話を聞かせています。
自力で石化から復活を遂げ、さらにそこから科学知識を使って様々なものを生み出してきた千空の武勇伝に子どもたちも嬉しそうにはしゃぎます。
当の本人である千空は興味がなさそうですが、携帯自体は完成しているのにまだ何か作ろうとしているようです。
それは、「宇宙食を作る」というとんでもないものでした。
「宇宙食」とは猫じゃらしラーメンのパワーアップ版。
冬の戦場というのは過酷です。
そんな中で、すぐに熱々の食料にありつけるというのは絶対のアドバンテージになると千空は語ります。
そうして、いよいよ新たなクラフトである宇宙食作りが始まったのです。
あか
人類200万年の積み重ねを
村人総出でラーメンを作り、さらに工作チームはラーメンを加工するための装置作りに乗り出します。
ラーメンを真空状態に加工すると言うのです。
その加工自体は、以前電球や真空管で経験済みです。
ラーメンが無事完成し、いよいよスープで熱々にするだけだというところで、千空は「凍らせてカチカチにすんぞ」とおどけて伝えます。
しかし、石神村の面々はせっかく作ったラーメンを凍らせてしまうことに疑問を抱いているようです。
そうして出来上がったのは、すっかり凍ったラーメン。
このままではただの冷凍食品ですが、千空はそれをさらに軽くすると言うのです。
その言葉で、ゲンは「まさか…!」と見当をつけます。
千空が作ろうとしていた「宇宙食」とは、「カップラーメン」のことだったのです。
カップラーメンはフリーズドライ食品の代表格です。
食材を凍らせると中の水分が氷になり、それを真空に入れると周りに空気がないので氷が全て水蒸気になって消えてしまう。
そのため食材はスカスカに乾いて小さく軽くなる。
これがフリーズドライの仕組みだそうです。
そのための真空装置は、工作チームが水車を利用して完成させていました。
それは全て、今まで千空たちが協力してつくりあげてきたものを利用してできていたのです。
「そうやって人類が200万年、アホほど気長に積み上げてったもんが、科学だ」
あか
石化前の日常
完成したカップラーメンに、石神村の村人達の反応はよくありません。
見た目があまり美味しそうではないからです。
湯を注げば美味しそうになりますが、それも食べられるのかと不安が残ります。
それに飛びついたのはクロムです。
「新しいもんに躊躇わねぇで飛びつくのが科学使いの生き様だぜ」と一番にラーメンを啜ります。
そして、その美味しさに大声を上げるのです。
熱々で食べられる分元のラーメンより美味しいという言葉に、他の村人たちも次々に口をつけていきます。
ラーメンを食べた千空は、石化前の在りし日を思い返していました。
それは父親である百夜と一緒に自宅で宇宙食のラーメンを作っていた思い出。
嬉しそうに眩しく笑っていた百夜を思い返し、千空は空を見上げ、柔らかく微笑むのでした。
あか
思案の底
戦いは避けられないのですね、と不安に揺れるルリ。
千空は科学王国の勝利条件は意外とシンプルで、硝酸の取れる奇跡の洞窟の制圧だと話します。
つまり、上手くすれば司帝国の無血開城も夢じゃないと。
それには司帝国に潜り込んでいる大樹と杠の力が必要不可欠です。
ずっと敵軍に潜入しているのだろう、危険ではないのかと問う金狼に、あの二人はサクっとくたばるようなタマじゃねぇよ、と信頼をおいているようです。
千空の仲間である2人に、村人の期待も高まっているようです。
そんな時、リリアンの歌が流れ始めます。
それは百夜が残したレコードに録音されていたもので、すっかり石神村のBGMとなっているようです。
夕暮れの中美しく響くリリアンの歌声。
「司軍の皆もこのレコード聞いたらいいんだよ」「綺麗すぎて攻撃の手を止めてくれちゃったりしないかのぅ」というスイカとカセキの言葉に、ゲンは現代人だとリリアンの歌は有名すぎて今さらびっくりもないと思う、と笑います。
「大体こんな音質じゃ…」とまで言ったところで、ゲンは静かに俯き、何かを思案しているようでした。
あか
ピエタ
天体望遠鏡で夜空を見上げる千空のもとにゲンが訪れます。
「純粋な人にはあまり聞かれたくなくてさ」と笑うゲンに、「その時点でろくな策じゃなさそうだ」と千空も笑います。
必要なのはレコードと携帯2セットだけ。
上手くいけば、本当に司帝国を無血開城させることができると言うのです。
「その代わり、もしも神が見ているのなら、石神千空と浅霧幻は2人仲良く地獄に落ちる」
「安心しろ。100億年も前から科学の世界じゃ神は留守だ。聞かせろ、メンタリスト」
まるで悪役のような顔で、千空とゲンは笑うのでした。
あか
作戦概要
千空とゲンの会話を、天文台の下の倉庫で眠っていたクロムは耳にしてしまいます。
司帝国が一致団結している求心力というのは、司の存在自身です。
司は霊長類最強の高校生と言われ、もとから有名人でカリスマもあります。
つまり、それに負けない有名人、超カリスマを用意すればいいとゲンは声帯模写を披露します。
それは、まさに歌姫リリアンその人でした。
相当似ていますが、さすがに男の声では偽物だとバレてしまうと千空も呆れ顔です。
しかし、それが音質の悪い携帯からなら…とゲンは続け、察しのいい千空は「レコードが身分証か」と気が付きます。
受話器から聞こえてくる本物でしかありえない歌唱力を聞けば、電話の向こうに歌姫リリアンが生きていると信じるしかなくなります。
そして「世界は滅びてなんていません。アメリカ合衆国は復興して皆さんもとにもまもなく救援がきます」と語りかけるのです。
つまり、偽のリリアンを作り上げて嘘の希望を与えるということです。
その作戦に千空は即決で賛同します。
盗み聞きしていたクロムは、「ひとつもわかんねー!」と文字通り首を突っ込んできたのでした。
あか
それぞれの決意
作戦の概要はシンプルです。
携帯を運び、大樹たちに届け、こっそり司軍に聞かせ、リリアンの歌を流す。
で、「世界は滅びてないよ」と騙すというものです。
司軍を寝返らせて携帯で連絡を取り合い一気に制圧すれば、一滴の血も流れないという作戦です。
しかし、もちろん後で嘘はバレバレです。
「後で俺と千空ちゃんが司帝国の皆に殺されるほど恨まれる、そんだけだよ」
「悪者は旧世界の俺ら2人で十分だ」というゲンと千空に、クロムはそれを不満げに「今聞かされたから俺も共犯じゃねぇか」と拳を握ります。
それを2人の前に突き出し決意を込めた笑みを浮かべます。
「3人仲良く地獄に落ちて、代わりに世界を、70億人を救おうぜ!」
3人の拳は軽くぶつかって、その決意を確かなものにするのでした。
一方で、暗い雪の夜。
司は石化した少女の頭に積もった雪を優しく掃います。
静かな空気の中、司の足音だけが静かに響くのでした。
あか
STONEWARS
いよいよ司帝国に向けて出発します。
エンジニアにクロム、携帯運搬にマグマ、そして道案内のゲンの3人です。
しかし、村は司帝国の監視役・ほむらによって見張られています。
そこで千空は音だけが大きく聞こえる「音爆弾」を作り、ほむらを逆サイドにおびき寄せてその隙に出発させるという囮作戦を決行することにします。
爆音に驚いたほむらが見ていない隙に、ゲン・クロム・マグマの3人は司帝国に走り出します。
そしていよいよ、vs司帝国本土決戦、STONEWARSが開戦したのです。
あか
新オープニング
フジファブリックによる「楽園」。
ゆったりとしたメロディーに熱い歌詞が期待を掻き立てます。
司のことのようにも千空のことのようにもゲンのことのようにも聞こえる歌詞は秀逸です!
さらに映像も美しく、エモーショナルに仕上がっています。
あか
『Dr.STONE 第2期』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#DrSTONE 第2期 1話【STONE WARS BEGINNING】#TOKYOMX #KBS京都 でのご視聴ありがとうございました!
このあと24:00~ #サンテレビ #BS11 、26:35~ #テレビ愛知 にて放送です!配信も順次開始!!引き続きよろしくお願“石”ます!!!
▼感想・コメント推奨ハッシュタグ #ドクターストーン同時視聴 pic.twitter.com/HuoYgVKNOe
— アニメ「Dr.STONE」公式 第2期 TV放送&配信中!! (@STONE_anime_off) January 14, 2021
今回、Aパートは全てアニメのオリジナルでした!
原作の先生や科学監修も入ったしっかりとしたアニオリに胸が熱くなりましたね!
次々と出てくる科学アイテムに唆らずにはいられません。
アニメ2期に対する意気込みが感じられた1話。
そして、2話ではいよいよほむらとの対峙が描かれますが、果たしてどのように乗り切るのか!?
次回も隅々まで見逃せません!
▼次回第2話も続けて読む▼