ドラマ『珈琲いかがでしょう』第4話あらすじ・ネタバレ感想!心をほぐすブルーマウンテンと、珈琲愛に満ちた幻のコピ・ルアック!

ドラマ『珈琲いかがでしょう』第4話あらすじ・ネタバレ感想!心をほぐすブルーマウンテンと、珈琲愛に満ちた幻のコピ・ルアック!

出典:『珈琲いかがでしょう』公式ページ

心の奥底を温もりで満タンにしてくれるドラマ『珈琲いかがでしょう』。

第4話は珈琲通も唸る、珈琲愛に満ち満ちたストーリー!

笑えなくなった男・菊川貞夫(野間口徹)を再起させる「ガソリン珈琲」と、珈琲を愛するがゆえに世間とのズレに悩むバリスタ・モタエ(光浦靖子)を救う「ファッション珈琲」の2本。

青山一(中村倫也)を執拗に追うヤバい奴らの正体が判明する重要回です。

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ドラマ『珈琲いかがでしょう』前回第3話のあらすじと振り返り

オフィスビル前で営業中のたこ珈琲。

青山一(中村倫也)が珈琲を淹れるのを横目に、部下相手に珈琲うんちくを得意気に語る男・飯田正彦(戸次重幸)。

突如、正彦を襲う2つの衝撃!!

「ドヤ顔がイタい!」と漏れ聞こえた会話から女子達の本音を知り…。

バカにしていた同期の森(小手伸也)が一足先に出世コースへ…。

自信を無くした彼を青山が励まします。

「自分を知ってる人はかっこいい…自分らしさを持っていれば愛される」

言葉通り、正彦らしさを心から愛してくれた人が1人…それは、愛妻でした。

ぺい(磯村勇斗)の執拗な追跡から逃れた青山が出会ったのは、スナックママ・アケミ(滝藤賢一)。

そこで、アケミが憧れの人・遠藤(丸山智己)から騙されそうになったのを青山が阻止!

青山から「アケミさんの世界はあったかい」と言われたことで、アケミの寂しい思いが救われます。

実は、青山に助けられたのは2度目…アケミは金髪ヤンチャ時代の青山に助けられた過去を思い出したのでした。

【ネタバレ】ドラマ『珈琲いかがでしょう』第4話あらすじ・感想


昔の連れ・ゴンザ(一ノ瀬ワタル)の営むガスリンスタンド

本日のたこ珈琲は、平成ターボ石油という自動車修理兼ガソリンスタンドの一角で営業。

「淹れたて珈琲いかがでしょう?」

赤いつなぎを着たゴンザ(一ノ瀬ワタル)は、珈琲片手に微笑む青山一(中村倫也)にドン引き。

「その笑顔やめてくれ!昔のお前知ってると身の毛がよだつ。」

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1話での垣根志麻のセリフ「青山の珈琲はガソリン!」…伏線だったかも!?1杯目の「ガソリン珈琲」がはじまります!

拒絶反応を示しながら、ゴンザは「青山が珈琲屋…5年で人はこんなに変わるんだな」と感慨深そうにします。

「ゴンザだって、ここの店主で家族までいるなんて…お互い様だ」と返す青山。

ガラス越しに見える事務所の中では、夫と同じつなぎを着たゴンザの妻(山田真歩)とまだ幼い娘の織江が談笑しています。

「パンクしたタイヤも直してジエーターも交換した」とゴンザが早く帰れオーラを出すと、青山も「もう行く」と空気を読みます。

「これで昔の“借り”はチャラだ!」というゴンザの念押しに、「おう!」と珈琲屋店主の時とは違うダークな雰囲気で答える青山はまるで別人。

そこへ、ゴンザの店の常連・火の玉運輸の菊川貞夫(野間口徹)が疲れた表情を浮かべながらやってきます。

トラックを停車するとダルそうに給油しはじめます。

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ゴンザが小声で「ぶすっとしたまま挨拶なし、愛想もないしんきくせえ男」と菊川のことを青山に説明。“挨拶なし”というのは後半のストーリーに関わってくるワード!

菊川と目が合い、何か感じ取った青山は「淹れたての珈琲いかが?」と声をかけます。

すると菊川は、一瞬誘われたかのように見えましたが…衝動を振り払うように急いで立ち去ってしまうのでした。

その出来事のせいで気が変わった青山から「もうしばらくいる」と告げられたゴンザは、ため息をつきます。

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青山センサーが反応した菊川貞夫。彼にはとんでもない秘密が!

挨拶なしのしんきくせえ男・菊川貞夫(野間口徹)の心をほぐした青山の珈琲

結婚指輪を光らせ、慣れた様子で夕飯の支度をする菊川貞夫。

「いつも行くスタンドで珈琲屋がいたけど飲まなかった。マリちゃんが飲めないのに自分だけ飲むわけにはいかないから。」

彼の視線の先、食卓にはパジャマを着た顔色の優れない女性が座っています。

体調を気遣って用意した夕飯を食べるようすすめても、マリは一切食べようとしません。

数日後、貞夫のトラックがゴンザの店にやってきます。

今度は珈琲の試飲を勧めた青山。

貞夫は「珈琲は飲まない」と一度は断りますが…。

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“飲めない”じゃなくて“飲まない”と言った彼。青山は、言葉尻から彼の心を読みとり…断られても、その場でもう少し待ちます。

鼻を誘う豊かな珈琲の香り…とうとう貞夫は、誘惑に抗えず珈琲を飲んでしまいます。

「おいしい…」

珈琲が細胞に沁み渡ると、一気に表情が明るくなります。

直後、珈琲を飲んでしまったという後悔の波がどっと彼を襲います。

「飲んじゃったじゃないか…もう1杯!!」

青山が淹れたおかわり珈琲を、うまそうに飲む貞夫。

その様子は、珈琲嫌いには到底見えません。

実は彼、妻が病気が治るまでの願掛けで珈琲を断っていたようで…しかし、入院していた妻は退院して家へ戻ったといいます。

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妻は家にいる…貞夫のこの発言が、ラストまで観ると沁みてきます。

「この珈琲は本当に味わい深い。以前、妻が淹れて持たせてくれた珈琲がどうにもセンスゼロで不味くて…ふふ」

ずっと我慢して飲んでいたと笑います。

「今日は奮発したブルーハワイって豆よ」と言われて妻に送り出された日。

貞夫は運転しながら「かき氷か!」って豆の呼び名を間違った妻を、ツッコミながら一日中笑ったと楽しげに思い出を語ります。

「かわいい奥様ですね」と微笑む青山。

帰る貞夫に、青山はブルーマウンテンの豆を「奥様と一緒に…」と手渡します。

衝撃の連続!愛する妻・マリの隠された秘密と、友の裏切り!

家に帰った貞夫は手動ミルで豆を挽きます。

マリに語りかけながら、ゆっくり時間をかけ珈琲を淹れます。

「ブルーハワイだよ」と冗談を言いながら、貞夫はカップを向かいに座るマリの前へ。

「おいしい…キクちゃんにおいしい珈琲を淹れて欲しくて待ってた。今まで長い間、私のために大好きな珈琲を断ってくれてありがとう…」

マリの声が聞こえると、貞夫の前から彼女の姿が消えます…。

「アイツの奥さん、1年前病気で亡くなったんだって」

ゴンザの妻から貞夫の愛妻の秘密が青山に明かされます。

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愛妻マリはもう家にいない…大切な妻を亡くした貞夫の寂しさが生んだ幻覚でした。

「昔のお前だったらこんな“おせっかい”ありえない…」と驚くゴンザ。

「絶望を味わった目をしてた…ただ、俺は関わっても関わんなくても同じなんだったら、関わっといたほうがいいんじゃねーかって思う様になっただけ。」

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人の目に映し出される感情に敏感な青山。

「そろそろヤバい、もう行け!」

忠告され、青山はゴンザの店を後にします。

見送ったゴンザは、すぐさま電話をかけます。

「言われた通り、盗聴器とGPS仕込んどいた。娘には手をだすな、約束だ!」

「テンキュー、スパイ工作!」

電話口から聞こえたのは、ぺい(磯村勇斗)の声!

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ぺいの背後、青山に迫るキケンな男たちの正体が明らかに!

闇ビジネスを行うここはやくざの事務所…詐欺電話研修の真っ最中。

「演技にリアリティーがねえ!そんなんじゃ、母さんの胸には響かねー!」

ダマす側の礼儀を教える、新人教育で恫喝する花菱(渡辺大)。

そこへ現れたぺいは、花菱から「三代目ご執心の例の男の追跡は?」と睨まれます。

「ぼちぼち」と返答するぺいに、花菱は「三代目が心待ちにしてらっしゃるからモタモタすんな」とはっぱをかけます。

モタエ(光浦靖子)が営むカフェで、珈琲が導いた運命の再会!

その頃、青山の方も怪しい紙袋を“あねさん”と呼ぶ女性に手渡していました。

モタエ(光浦靖子)の営むモタエカフェに来た青山。

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光浦さん演じるモタエが、もたいまさこさん激似と話題…萩上監督イズムを強く感じながら珈琲について学べる「ファッション珈琲」スタート!

「運び屋みたいなことさせちゃって悪いわね。お礼もかねて1杯いかが?」

青山がモタエに頼まれて持ってきた怪しい紙袋の中身は“幻の珈琲豆、コピ・ルアック”。

「いただきます!僕、初めて…大奮発ですね」と青山も興奮気味。

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ジャコウネコの排せつ物から採れる豆として有名なコピ・ルアックは、荻上監督の『かもめ食堂』内でも登場します。猫が食した珈琲の実がお腹の中で消化液と化学反応を起こし、素晴らしい風味を醸し出すという…一生に一度ぜひ味わってみたい幻の珈琲!

元バリスタチャンピオンで珈琲界の重鎮であるモタエが、丁寧に淹れたコピ・ルアックを目を閉じて味わいます。

「ネコのフン、万歳ですねー」

甘美なひとときが流れます。

すると突然、珈琲ワークショップがあることを思い出したモタエが慌てだします。

生徒を迎える準備をしながら、モタエは「最近、生徒の子たちとのズレを感じて寂しい」と話します。

そうこうしている間に、続々とやってきた華やかな装いの女性たち…その中に青山の見覚えのある人物が!

「いらっしゃい。垣根さん、遠い所から今日もありがとう」

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思いがけない垣根志麻(夏帆)の登場…咄嗟に隠れた青山、まさかの再会に戸惑いが隠せません。1話「人情珈琲」の主人公・垣根志麻が再登場!電車を乗継いで3時間もかけて通っているという垣根、その理由とは?

垣根志麻(夏帆)の珈琲に対する誠実な思い

モタエの珈琲教室、本日はペーパードリップのおさらい。

珈琲豆を挽きながら、垣根に興味を持った生徒仲間が「どうしてこんな遠くへ?」と問います。

「仕事で辛かったときに飲んだ移動販売の珈琲屋さんの珈琲が、すごくおいしくて…すごく救われて。その人の味を再現しようとしたんですけど…味が全然違って。それで興味湧いて。」

仲間たちは「ドラマみたいにもう1度会えたら運命ね!」と顔を赤らめる垣根をからかいます。

こっそり聞いていた青山は、“運命”というワードが出てドキッとします。

「珈琲の壁を崩さないには、コツを掴めば簡単…上下に円を描くイメージ。水平に円を描くと、遠心力でお湯が太くなって一定の細さにならない。ホッピングする感じでクルクル…」

モタエが実演すると、生徒たちから漏れる感嘆の声。

ペーパーには均等な厚みでそびえたつ見事な珈琲の壁!

テンションの上がった生徒たちが「超インスタ映え!」と写真を撮りはじめます。

シャッターボタンが押されるたび、困惑するモタエはただただ戸惑うばかり。

絞り出すような声で「皆さん、珈琲が冷めちゃうわ」と言うのが精いっぱいでした。

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生徒たちの興味は、可愛いカップやフィンランド製の道具など。“映え”意識高めな生徒とのズレに、珈琲をこよなく愛するモタエは寂しさを感じています。

なんとか珈琲を知ってもらおうとモタエが話しはじめたのは、珈琲豆のランク付けについて。

「舌の肥えた審査員たちが世界の珈琲豆について正当な順位をつける会で、高得点を獲得したものがスペシャリティ珈琲と呼ばれるの。おもしろいのは、各生産国によって優劣の基準が全く違うってこと。」

中米では生産地の標高の高さ、ブラジルでは異物混入率の減点式。

コロンビア・タンザニア・ケニアでは、豆の粒の大きさでそれぞれランク付けするそう。

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これは興味深い!

「なんかヒエラルキー的な(笑)収入の多さとか背の高さ、出身大学、イケメンかとか…超大事!」

モタエの作戦は不発…珈琲の奥深さを伝えようとしたのに。

その思いが分かる垣根は、何とも言えない顔をします。

モタエ(光浦靖子)の切なる訴えと、因縁の3人がついに交わる!

「いつもこう…実際は珈琲そっちのけ。この教室に通ってるってことで箔をつけたいだけ。」

再び青山と顔を合わせたモタエは、ため息まじりに話します。

「箔…どこの世界でもあるんですね」

青山が憂鬱な表情をします。

時を同じくして、花菱とぺいは5年前のことを語っていました。

「あの野郎、先代に気に入られて杯ももらって、箔がつきそうな矢先にヒヨって。全部やめたいとか言い出しやがった!」

ボコボコにされながら青山が言った“うわごと”をぺいは忘れられない。

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それは青山のいまに繋がる言葉!

「今日は皆さんにコピ・ルアックを用意したの」

モタエは、高価なカップに注いだ珈琲を生徒に振舞います。

「いつもと違う、信じられないほどおいしい!」

口々に絶賛する生徒たち。

その中で、垣根だけは芳しくない表情で…これはいつもの珈琲だと主張します。

「そう、これはいつもの珈琲。高級なカップに淹れたから勘違いしたかしら?だまし討ちしてごめんなさい。でも、いくらなんでもわかってくれるかと…」

モタエは心を込めて想いを訴えます。

「あなたたちにお願い。ちゃんと珈琲を味わって!ふわっとしたおしゃれなイメージばかり…甘噛みして生活を彩らないで!珈琲を箔付けに使わないで!」

しかし、飲みかけの珈琲を残したまま、生徒たちは帰っていき…残ったのは垣根1人。

「わたしは、おいしい珈琲を淹れたいだけ…それだけなので」

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垣根の誠実な思いに、どれだけモタエが救われたことか…思えば最初からきちんとモタエに“挨拶したのは垣根だけ”でした。

「俺は、ただ…おいしい珈琲を淹れたい…それだけです」

5年前、花菱に「全部やめたい」と告げ、ボコボコに殴られた日…青山が放った言葉は垣根と同じ思いでした。

静かにドアが閉まる音が聞こえ…モタエから青山のことを聞いた垣根は追いかけます。

そのすぐあと…車に戻った青山を待ち伏せていたぺいと、追いかけてきた垣根にはさまれ、完全に逃げ場無し!

運転席で固まるしかない青山がいました。

ドラマ『珈琲いかがでしょう』第4話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

青山と垣根、運命の再会…2人の“珈琲に対する想い”が繋がった瞬間にキュンとしました。

今後、2人がどうなるのか楽しみです。

ピンチスタートの危ない展開から目が離せない上、青山をキャラ変させたホームレスのたこ(光石研)との大事な出会いも描かれる第5話は、ストーリーがとても大きく動きそう。

青山が垣根を巻き込んで大ピンチに陥ってしまう「ほるもん珈琲」と、ぺいが少年時代のほろ苦い初恋味を思い出す「初恋珈琲」。

青山とぺいの過去が深掘りされる注目回は見逃せません!

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