佐藤健おすすめ出演ドラマ10選!イケメンだけどオーラも消せて、アクションも抜群の名優を見よ!

佐藤健ドラマおすすめ10選!イケメンだけどオーラも消せて、アクションも抜群の名優を見よ!

出典:『恋はつづくよどこまでも』公式Twitter

佐藤健は完璧なビジュアルと高い演技力のバランスが素晴らしい稀有な俳優です。

最近では強い目力を持ちながらも愁いを帯びた表情が印象的で、さらに魅力を増してきました。

佐藤健は高校2年生のときに原宿でスカウトされ、2006年に深夜ドラマ『プリンセス・プリンセスD』で俳優デビューします。

翌2007年、早くも初主演作として『仮面ライダー電王』の主人公・野上良太郎役に抜擢され、人気に火がつきました。

そして佐藤が広く世に知られるようになったのが2008年話題のドラマ『ROOKIES』への出演でしょう。

勢いに乗り、『ブラッディ・マンデイ』『メイちゃんの執事』『Q10』など、キリッとした眼光の鋭さや華やかなルックスが際立つ作品が続きます。

ほかの役者にはない佐藤健の魅力は、美しく、端正なルックスでありながら、そのオーラを全消しできることです。

『天皇の料理番』では頭をまるめ、コツコツと料理に励む男を演じました。

そして、佐藤の表情は愁いを帯びています。

何を大袈裟にするでもないけれど、あの美しい瞳の動かし方ひとつで訴えかける気持ちに惹かれてしまいます。

そんな佐藤健の選りすぐりのドラマ10作品をピックアップしました。

佐藤健出演ドラマおすすめ10選

『天皇の料理番』

『天皇の料理番』は、1979年に出版された直木賞作家・杉森久英の小説で、2015年までに3回テレビドラマ化されています。

過去には堺正章や高嶋政伸が演じたこともありますが、2015年版佐藤健主演版は、涙と笑いのグランドロマンに挑み、感動的な超名作となりました。

大正・昭和時代の宮内省大膳寮厨司長を務めた秋山徳蔵(ドラマ版では「秋山篤蔵」)の青年期から主厨長になるまでを描いた作品です。

佐藤健演じる主人公・秋山篤蔵は、何をやっても長続きしなかった片田舎のやっかい者でした。

ひょんなことから食べた一口のカツレツがきっかけで料理に興味を持ち、その夢をつかみとるため心機一転上京し、多くの試練に立ち向かっていきます。

その経験を成長の糧にし、フランス・パリへの修行に赴き、世界最高峰のホテル・リッツのシェフとなり、ついには26歳で宮内省厨司長・皇室の台所を預かる、云わば 「天皇の料理番」 となります。

そこに至るまでには、妻を愛し、家族を愛し、師を慕い、仲間を頼り、夢を信じ、そして料理を愛し抜いた尊い人生があり、またそんな彼を支えてくれた人たちがいました。

佐藤健は、明治から昭和の激動の時代を生きた篤蔵の、史実に基づく究極の人間ドラマを実に感動的に演じています。

篤蔵を演じるにあたって佐藤は、それまでの長髪イメージを一新して頭をまるめ、コツコツと料理に励む男を演じ、調理シーンでは料理人さえ舌を巻く器用さを見せました。

「天皇の料理番」の料理というのは、政治や外交に深く関わるもので、饗応や式典に何を出すかは交渉を左右し、その国の姿勢や国力を示すものともなります。

篤蔵の料理とそこに込められた真心は、確実に日本のステイタスを高めていきました。

一方で篤蔵は日々の天皇に食事をお作りし、その食事に対する態度を通して見えてくる人柄に愛情と尊敬を感じ、「この国の為に、自分に出来る事はないか?」と模索し続けます。

初めてのシェフ役に挑む佐藤健は、撮影の前年から料理学校で修行を行い、料理人としての所作を学びました

料理人として成長していく過程に合わせ、実際の調理シーンも本人が演じていくためです。実際、すべての調理シーンは代役をたてず自分で行ったそうです。

料理は未経験でしたが、プロの指導を受け「じゃがいものシャトー剥き」などで見事な包丁さばきを見せ、一から指導した服部栄養専門学校の佐藤月彦氏は、役に懸ける熱意と日々の努力を目の当たりにし、習得した技術に満点を与えています。

ミルトモ 編集部

練習を繰り返しても、料理人の役なので料理が体に染み付いている感じをだすのが一番難しかったそうです。料理人は職人技なので、包丁さばきも料理の繊細さも、そこに説得力を持たせることに苦労したそうです。しかしそれをも佐藤は楽しんでいました。さすがです!!

盛り上がりを見せるドラマ終盤では、佐藤が流した「二つの涙」が視聴者の感動を呼びました。

かつて手紙で「お前の夢を一緒に追いかけかせて欲しいと思った。俺に誇りを与えて欲しい」と語っていた病床の兄・周太郎(鈴木亮平)が、篤蔵が晩餐会を大成功に導いたことを知り、そのまま息を引き取りました。

ほぼそれと同じ頃、篤蔵は早朝の空を見上げながら、「わし、ちゃんとできてましたか?あなたの誇りになれてましたか?兄やん」と涙ながらに呟くのでした。

その後、篤蔵は、東京で再会を果たした元妻・俊子(黒木華)に、「せっかく逢えたんやし、俊子は一緒にいてくれんか?もうわしは懲り懲りか?」と復縁を申し出ます。

これに対し俊子は、「篤蔵さんより長生きします。ほやから安堵してください」と。それを受け入れると、こみ上げる様々な想いから、篤蔵は俊子に背を向け泣きじゃくるのでした。

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義母と娘のブルース

『義母と娘のブルース』は、2018年7月期TBSで放送された義理の母と娘の絆を描いた物語です。

キャリアウーマンの亜希子(綾瀬はるか)は、8歳の娘を持つサラリーマンの宮本良一(竹野内豊)と結婚しますが、良一はその1年後に病気で他界します。

物語は亜希子が母親になろうと奮闘する10年間を描いています。

佐藤健は、第2章から、職を転々として何をやってもうまくいかないパン屋の店主・麦田章役で出演しています。

第1章では、佐藤は謎のチョイ役スタートでした。

義母と娘の出会いから約10年の間に、亜希子の会社に出入りするバイク便スタッフとして、良一がふと足を止めた“奇石の花屋”の店員として、またあるときは娘・みゆきの通う小学校でトイレを借りるタクシー運転手、亜希子とマンションの買い手をつないだチラシを落としたコピー機回収スタッフ、最期のときを迎えた良一と亜希子とみゆきを乗せた霊柩車のドライバーと、様々な形で親子の物語に接触していました。

しかも本筋である「綾瀬はるかと竹野内豊の再婚生活と娘との関係」にも絡むことなく、チョイ役として登場しているだけで、それも、とてもガサツでバカな設定なのです。

ミルトモ 編集部

そして、綾瀬や竹野内と一瞬すれ違うたび、特に何もないのに仰々しいスローモーションとなるといった謎すぎる演出でした。“また、こんなところに佐藤健!” と楽しませてもらっていましたが、なんの仕掛けなのかなあと思っていました。

第9話にして何度となくすれ違っていたお互いの存在を知り、亜希子と章は笑い合います。

良一が亡くなったときには霊柩車に乗っており、亜希子とみゆきの涙を見て、親孝行をしようとパン屋になることを決意したということも明らかになります。

「奇跡は、わりとよく起きます」という亜希子のセリフで、これまでの伏線が綺麗に繋がり、感動を呼びました。

ミルトモ 編集部

佐藤健のように、作品の規模や役の大小はお構いなしに、『おもしろければやる』『あいつが出てるならやる』といった選び方をする俳優が増えています。脇役やゲスト出演をうまく務められることが、今の売れっ子俳優のトレンドと言えます。

真面目すぎる亜希子と、陽だまりのような良一のコントラストが微笑ましい第1章を受けて、亜希子と佐藤健演じる軽くてゆるい章とのコントラストが最高の第2章が始まります。

第2章となる6話からは10年後が舞台となり、高3となったみゆきのために働く姿を見せようと亜希子が章が店長の寂れたベーカリーに就職し、再生のために奮闘するという展開になります。

そこでは麦田章のベーカリー再生の物語と、章の亜希子への恋模様が描かれており、佐藤健の演技に「天才」など絶賛の声が相次ぎました。

佐藤は、軽そうに見えて意外に一途で頑張り屋なパン屋の店長役を自然体で演じています。

ミルトモ 編集部

コミカルで人間性豊かな演技に笑いっぱなしでした。同時期に出演していた朝ドラ『半分、青い。』で演じているキラキラ役とはまったく違うキャラクターで、違う俳優にすら見えてしまう佐藤の演技力は、やはりすごいなあと感心しました。また、佐藤が厨房に立っても、『天皇の料理番』で鍛えた料理の腕が生きているようで堂に入って見えました。

また、章が亜希子のおでこにキスするシーンは、さすが佐藤健!と言える美しいキスでした。

亜希子への始終ダサイ告白も、なんか笑えて面白かったです。

スペシャル版は、連続ドラマの1年後が描かれています。

大阪から突如帰京することになった亜希子が、久しぶりにみゆきのアパートを訪れると、佐藤演じる麦田が、なんと裸にタオル1枚の姿で風呂場から出てくるところに遭遇します。

さらに麦田の腕には、赤ん坊が抱きかかえられていました! そこへ帰宅するみゆき。この状況に亜希子は「これは一体どうしたことでしょう!」と混乱するというドタバタから始まっています。

ミルトモ 編集部

佐藤君、もはやなんでもやる俳優です!!

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『半分、青い。』

『半分、青い。』は、2018年度上半期放送の永野芽郁主演のNHK連続テレビ小説です。

1971年に岐阜に生まれ、子供のころに病気で左耳を失聴した楡野鈴愛が、漫画家を目指して上京するものの夢破れ、失敗を繰り返しながらも家族や幼なじみの萩尾律ら友人たちに支えられて成長する物語です。

佐藤健は、ヒロイン鈴愛の幼なじみ・萩尾律として登場します。

律は「容姿端麗、成績優秀、クールな理論派」という人物設定で、久々に正統派二枚目役として高校生から40代になろうとしているところまでを演じています。

ミルトモ 編集部

20代最後で学生役を演じたことも話題になりましたが、佐藤自身は久々の学生服は違和感しかなかったそうですが、まだ大丈夫だと言ってくれる人がいるうちに着たいと思っていたので良い機会だったと語っています。

およそ10ヶ月に及んだ撮影を振り返り、長期間撮るのは『仮面ライダー電王』以来ということで、撮影期間が長いほど思い入れが強くなり、終わった時は寂しかったと言います。

ミルトモ 編集部

何より自分がやっている役に対する思い入れが強くなったので、律との別れが一番寂しかったと告白しています。もう役と一体なのですね。このドラマの撮影期間中に映画も1本撮っていたそうで、「その間に鈴愛は他の人と結婚していました」とぼやいていたのが、おかしかったです。

また、佐藤は、同時期に『義母と娘のブルース』にも出演し、こちらでは律のような複雑さの一切ないパン屋の店長・麦田を演じています。

同じ時期にまったく違う役を演じたら視聴者は混乱しそうですが、不思議とそんな感覚がないのは、逆に似たところが一切ないからなのでしょう。

ミルトモ 編集部

『半分、青い。』で、律のように、俯瞰して考える繊細な役、それも本人と重なるような役をじっくりとやったことで、佐藤健が自分をさらけだした演技をしているように受けとめられ、ほかのドラマで正反対の役を演じても俳優として応援してしまうのかもしれません。

佐藤健が演じている律は周囲の人よりも何もかも秀でていて悩むこととは無縁の人に見えますが、律本人としては何かを持っていない気がしながら生きているのです。

『半分、青い。』

出典:U-NEXT

鈴愛のように、これと思ったら猪突猛進でなりふり構わず突き進むようなバイタリティは持っていません。

また、律は不慮の事故で高校受験と大学受験を失敗します。

そこには自分の実力に対する不安を、事故にかこつけたという意味合いもありました。

ミルトモ 編集部

こんな複雑な心情を表現するのは難しいと思うのですが、佐藤が演じると律の気持ちが手に取るようにわかってしまうのでした。

律の母親の和子(原田知世)が病気で亡くなる直前のシーンは、律の本質が凝縮されていました。

律は和子さんのために買ってきた季節外れの苺を食べながら、しゃべるぬいぐるみ・岐阜犬を通して初めて、和子さんのことを「お母さん」と呼ぶのでした。

いつでも心にブレーキがかかっている律には「お母さん」と呼ぶことすらできず、40年近くを生きてきたのです。

そんな風に律に心のハードルやブレーキがあり、鈴愛には鈴愛の人生のペースがあるからこそ、ふたりは思いが通じているのにすれちがったまま40歳になろうとしているのです。

好きという気持ちがわかっていながらも、勘違いやすれ違いがあったりして、視聴者をヤキモキさせるところが人気のひとつなのでしょう。

このドラマの脚本家北川悦吏子は佐藤健の魅力について、「画面に映るだけでもってしまう華がある人」で、「才能もあって天才だと思うけど、分析し計算しストイックにお芝居を突き詰めている方」と絶賛しています。

結局、律はこういう人という、焦点を結ばないまま終わらせたいという気持ちになったそうです。すべて佐藤健ありきなのです。

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『龍馬伝』

『龍馬伝』は、2010年NHK大河ドラマ第49作で、坂本龍馬の生涯を描いた作品です。

脚本は『HERO』や『ガリレオ』等の実績を持つ福田靖、チーフディレクターは『ハゲタカ』の大友啓史が務めました。

芝居が終わってもカットを掛けない、10分超え当たり前の長廻し、現場への台本持ち込み禁止といった力の入れようでした。

土佐に生まれ、明治維新の原動力となり、夢半ばにして33年の短い人生を閉じた風雲児・坂本龍馬の生涯を、後に三菱財閥の創始者となる岩崎弥太郎の視点で描いた大河ドラマです。

主人公の福山雅治や香川照之、大森南朋や伊勢谷友介など実力派キャストが総出演しましたが、そんな中でも、人斬り以蔵こと岡田以蔵役を演じた佐藤健の鬼気迫る演技には、賞賛の声が集まりました。

以蔵は龍馬の幼馴染みで、頭はあまり回りませんが、心優しく裏表のない青年です。

武市半平太を尊敬し、龍馬を慕っています。

土佐勤王党員ですが、剣術の腕以外に取り柄が無いため、党が藩の実権を握っても役目を与えられず、その孤独な立場と純粋な性格を武市に利用され、暗殺者に仕立て上げられます。

以来、武市の役に立ちたい一心で勤王党の政敵を次々と暗殺し、「人斬り以蔵」の異名で呼ばれるようになります。

しかし本意でない殺人に手を染めることに苦しむようになり、勝麟太郎を暗殺に赴いた際に龍馬と再会し、そのまま勝の護衛に転向して人斬りから足を洗いました。

勤王党の瓦解を機に罪人として藩や新選組に狙われ、捕らえられると厳しく拷問され最後は斬首されてしまいます。

ミルトモ 編集部

収録1ヶ月前より殺陣の稽古が始まりましたが、佐藤はいけるときは毎日朝から稽古に顔を出し、自宅ではダミーの刀で練習、その成果はスタッフも目を見張るほどだったといいます。

衣装や髪型も工夫されており、第1部の髪型は、額から頭頂部にかけて半月形に剃り落とした「月城」。

かわいらしさと素朴さを感じさせるよう、あえてバラバラと乱れたカツラを使用しました。

第2部の髪型は、ポニーテールのように伸ばした前髪を後ろになでつけ、高い位置で結んだ「総髪」で凛々しさを感じさせました。

首が細く体も大きくない佐藤を大きく見せる効果に襟巻を使用し、最初の殺人の道具にも使い、その後の人斬り以蔵としての象徴になりました。

日焼けと汚れを表現するため、顔は黒っぽいメイク、裸足だったため足までファンデーションを塗って以蔵になりきりました。

27~28話で描かれた「拷問から斬首まで」のシーンは、本来は一話で描かれるはずでしたが、撮影したら90分の長さになってしまったため2話で放映されましたが、これが結果的に以蔵の存在効果を上げることとなりました。

最期の斬首シーンでのアップ。座らされ、前につきだされた以蔵の顔は、微笑を浮かべ、拷問で腫れあがった目から涙が一筋流れました。

佐藤自身は「あそこで泣くつもりじゃなかった。無だった。以蔵が降りてきたのかもしれない…」と語っています。

佐藤健の以蔵役に対し、「イメージが違う」といった否定的な見方が多かったのですが番組が始まってみるとその評価は前評判を180度覆すものとなりました

教養がなく身分も低く仲間から見下されのけ者にされた可哀想な「捨て犬」のような目、腹黒い武市半平太を崇拝・盲信してしまい最初の一人目を殺してしまったときの「狂犬」化した表情の変化・演技力が、絶賛されました。

「ハングリーな感じが出ている」、「あいつの演じる以蔵はやばいぐらいせつない」、「あの瞬きせず流れ出した涙には鳥肌が立った。」などの声が寄せられました。

ミルトモ 編集部

これまで岡田以蔵といえば、さまざまな役者が演じてきましたが、「司馬遼太郎の世界の”以蔵”には佐藤がいちばん近い」という声もあります。

“人斬り以蔵”と言えば、容赦なく敵を冷淡に斬っていくイメージがありますが、司馬遼太郎作品においては、単純で純粋で、それを利用される可哀想な”従順な犬”のような存在として、最も感情移入してしまうのが以蔵だという人も多数います。

その繊細さと狂気を佐藤健は非常にうまく演じているのです。

一方、映画『るろうに剣心』で、佐藤が演じた緋村剣心は、かつて“人斬り抜刀斎”と恐れられた伝説の暗殺者ですが、今は「不殺ころさず」の誓いを立て、人のために斬れない逆刃刀を振るいます。

さらに両作とも大友監督が手掛けており、全然別の作品だけれど、リンクしているところは大きかったようで、着物を着て生活することや、刀の扱い、殺陣での基本的な刀の振り方は『るろうに剣心』でも生かされたようです。

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『仮面ライダー電王』

『仮面ライダー電王』は、2007年1月から約1年間、テレビ朝日系列で毎週日曜朝に放映された、東映制作の特撮ヒーロードラマです。

平成仮面ライダーシリーズ第8作で、キャッチコピーは「時を超えて 俺、参上!」、「時の列車デンライナー、次の駅は過去か?未来か?」でした。

軟弱で不運続きの主人公・野上良太郎(佐藤健)が仮面ライダー電王となり、良太郎に憑依し力を貸す味方イマジンの力を借りながら、未来を変えようと企てる侵略者イマジンと戦う姿を描いています。

侵略者イマジンは憑依した人間との間にその望みをかなえるという「契約」を結びます。

そして手段を選ばず「契約完了」することで、望みにまつわる記憶を呼び覚まし、それを足がかりに過去へ飛び破壊活動を行って時間を改変してしまいます。

それに対抗できる電王に変身できるのは、時間改変の影響を受けない特質の持ち主だけですが、時の列車デンライナーに乗って未来から来た女性ハナが見出したこの特質の持ち主・野上良太郎は、ひ弱で気弱、しかも不運続きと一見およそヒーローらしくありません。

そんな良太郎に憑依して力を貸すのが、モモタロス・ウラタロス・キンタロス・リュウタロスといった強烈な個性を持ったイマジン達です。

イマジンたちが憑依し彼らの力と良太郎の奥底にある正しく強い心が合わさることで良太郎は能力のみならず性格も一変します。

そして過去へ飛んだイマジンを追って、電王もデンライナーで過去へ飛ぶのです。

佐藤健は、若手の登竜門「仮面ライダー」シリーズで、多くの俳優がスターダムに駆け上っていく図式に倣うように、ほどなく人気に火がつきました

放送終了後、何度か映画化されたことからも明白ですが、佐藤の出演した『仮面ライダー電王』は、根強く熱いファンに支えられています

ミルトモ 編集部

4体のイマジンに憑依される歴代最弱ライダー役でしたが、それぞれの個性をしっかり演じきれる素晴らしさは、この頃から健在でした。1人で主に5役をまるで別人の様に演じ分けています。まさに彼がカメレオン俳優と呼ばれる初めの作品と言えます。この頃から眼力も凄く、佐藤の演技力が光っています。

そして、2018年公開された『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』に、『仮面ライダー電王』で演じた野上良太郎役で10年ぶりに出演しています。


佐藤は、『仮面ライダー電王』は自分の原点だとコメントしています。

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『メイちゃんの執事』

『メイちゃんの執事』は、2009年1月期フジテレビで放送されました。

原作は、「マーガレット」にて連載されていた宮城理子氏の少女漫画で、平凡に生きてきた高校2年生の東雲メイ(榮倉奈々)が、両親の死を機に大富豪の孫娘で後継者であることが判明し、聖ルチア女学園でイケメン執事の理人(水嶋ヒロ)に守られながら、究極のお嬢様として成長する姿を描く学園ラブコメディです。

聖ルチア女学園は、全寮制で1人の女子生徒につき1人の執事が付くという、究極のお嬢様学校でメイは自らの運命と恋に向き合っていくことになります。

ミルトモ 編集部

空前のイケメンブームを巻き起こした『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』のプロデューサー陣が仕掛けたイケメンドラマです。

お嬢様ひとりにつき、超イケメンで優秀な“執事”が付いています。

真の“お嬢様”とは、外見の美しさと家柄だけではなく、知識や教養の高さと、マナーを身につけた女性のことで、そんなすてきな女性になるために自分の磨き方を教えてくれるのが“執事”なのです。

ごく普通で超庶民的な女の子が、優秀で超イケメンの“執事”と共に、性格の悪いご学友のお嬢様のイジメを乗り越え、立派なお嬢様に成長していきます。

そしてまた、女性の誰しもがあこがれるシンデレラストーリーです。

メイの執事・柴田理人役を演じるのは、水嶋ヒロ、佐藤健はメイの幼なじみで理人の弟・柴田剣人役で出演しています。

成績優秀、運動神経抜群、容姿端麗で見た目はちょっとチャラそう、けれどもメイに想いを寄せ完璧すぎる兄にはコンプレックスを抱いています。

熱いハートをもった熱血漢でメイとはケンカばかりですが、実は恋心を抱いていました。

ミルトモ 編集部

複雑な心境を繊細に表現する姿や健気な姿が印象的でした。

このドラマではクールなイケメンというよりは、応援したくなるような年下系のかわいい男子でしたが、上手くはまっていました。

こんなにイメージが変わるのはやはり演技力が高いからなのでしょう。

ミルトモ 編集部

茶髪のぽわぽわの髪形で、空回りする姿に思わず胸キュンしてしまいます。メイのことを一途に思っているのに、なかなか自分の気持ちを上手く伝えられない姿がなんとも可愛らしいです。メイへの告白シーンは最高でした。うどんをこねながら不意に本心をぶちまける姿がかっこよかったです。

メイには振り向いてもらえませんが、佐藤健の「マメシバ」は、今でも忘れられないキャラクターです。

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『ROOKIES』

『ROOKIES』は2008年4月期TBS系土曜に放送されました。

森田まさのりの同名漫画が原作で、野球を通して生徒を更正させようと奮闘する熱血教師・川藤幸一(佐藤隆太)と、甲子園を目指してどん底から這い上がろうとする問題児たちの成長を描いています。

連続ドラマ初主演となった佐藤隆太をはじめ、キャストたちの演技とストーリー展開が素晴らしく、多くの視聴者をとりこにしました。

主演の佐藤隆太を筆頭に、市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶、桐谷健太、そして佐藤健と後に大ブレイクを果たす面々が揃った伝説のドラマともなりました。

二子玉川学園高校へ赴任してきた新人教師・川藤が出会ったのは、部員の起こした不祥事により活動停止中の野球部です。

かつては春のセンバツ甲子園出場まで果たしていた伝統ある部ですが、現在では不良達の溜まり場と化し、部員達は自暴自棄になっていました。

そんな部員達の心の奥底に残る情熱を見抜いた川藤は、野球の「や」の字も知りませんでしたが、自ら顧問となって野球部の再建に乗り出します。

『ROOKIES』

出典:U-NEXT

初めは川藤を馬鹿にしていた不良部員たちでしたが、次第に彼の親身になって自分たちと向き合おうとする態度に心を動かされ、様々な試練や逆境に見舞われながらも一致団結して夢の甲子園を目指し奮闘していきます。

ピュアで熱いスポーツドラマです。

スポーツを通じて生まれる葛藤や悩み、仲間との友情や恋に自分の経験を重ねたり、憧れたりして、どんどん感情移入しきます。

ミルトモ 編集部

頑張りたい時や、泣きたい時、心に響く言葉が欲しい時に見たくなる作品です。川藤先生の胸を打つ名ゼリフ「夢にときめけ! 明日にきらめけ!! 」は何度きいてもさわやかです。大ヒットしたGReeeeNが歌う主題歌「キセキ」を聞くと、ドラマのシーンが蘇ってきます。

粒ぞろいの演者の中で、佐藤健はドレッドヘアが特徴的なクールなイケメン岡田優也役を好演、大きなインパクトを残しました。

同世代の役者の中でも埋もれない存在感には圧倒されました。

ミルトモ 編集部

若かりし頃の佐藤の演技が清々しいです。クールですが、野球を通して男同士の熱い絆などいつもとは違った顔を見ることができます。野球をするシーンは佐藤の爽やかさが画面を通して伝わります。

けれども、実は「演技が下手」だと烙印を押され、人気ドラマのレギュラーでありながら台詞も他の出演者に比べて格段に少なかったのです。

若かったとはいえ、役者としては屈辱的な扱いです。

この時の佐藤は“このままでは終わらない”という目をしており、彼の姿を見た石丸プロデューサーは「あ、こいつはイケる」と、佐藤の俳優としての成功を確信したそうです。

その後、石丸氏は『冬のサクラ』『とんび』と重要な役どころで佐藤を抜擢すると、期待に応えるように、彼は演技者として成長していったのでした。

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『恋はつづくよどこまでも』

『恋はつづくよどこまでも』は、2020年1月よりTBSテレビ「火曜ドラマ」で放送中です。

原作は、「プチコミック」に連鎖記された円城寺マキの同名漫画で、女性を中心に圧倒的な支持を得ている大人気の胸キュン♡ラブストーリーで「恋つづ」の愛称で人気を集めています。

ドSな男性医師の態度に憤慨しながらも、恋と仕事に対して懸命に食らいついていく女性看護師の姿を描いています。

まず、冒頭の出会いのシーン。

まだ女子高校生だった七瀬(上白石萌音)が急病人を見つけ助けを呼び、それを聞きつけた天堂(佐藤健)が適切な処置を行い、病人を救います。

それ以来、天堂を思い続けた七瀬は5年後ナースになり天堂と同じ病院に配属され、心臓移植を控えた13歳の少女を2人で救うのですが、特に少女の心の異変に気付いた七瀬がファインプレーを見せました。

「命を預かる、助ける、それ以外はどうでもいい」という天堂と、「誰かを助けたい、今の私の夢です」という七瀬の気持ちがシンクロした瞬間でもあります。

その直後、副院長(山本耕史)が「病院には病人の方がたくさんいらっしゃって、医者は病を、看護師は人をみる」と発言します。

ミルトモ 編集部

この発言は、2人の未来も暗示していたのでしょう。立場の違う男女が同じ目的に向かって力を合わせ、時にギクシャクしながらも、その中で尊敬を深め、恋も育まれていきます。いわば、この作品は医療をテーマにした「バディー」ものでもあるのです。

念願かなって5年越しに再会した憧れの医師・天堂浬は思い描いていた人とは全くの別人で、毒舌ばかり吐く超ドSなドクターで通称「魔王」でした。

しかし、そんな天堂に対し七瀬は、純粋に素直に思いを伝え続け、くじけず「魔王」に突き進む姿から先輩たちに「勇者ちゃん」と呼ばれるようになります。

七瀬の仕事に恋に常にまっすぐな姿に、徐々に天堂の鉄の心が溶かされていくのでした。

佐藤健は、容姿も仕事の腕もピカイチで周りの誰からも一目置かれるエリート医師天堂浬を魅力的に演じています。

患者に対しては真摯に向き合いますが、完璧主義者で仕事ぶりは冷徹なまでに完璧。

ミルトモ 編集部

上白石と佐藤は今作が初共演です。「勇者」と「魔王」を演じる二人の息の合った掛け合いが面白いです。「勇者」七瀬と「魔王」天堂の、いまだかつてない、医療×愛×冒険の物語です。

佐藤は、「ドSの“S”はストイックの“S”だととらえています。天堂はいわゆるサディスティックというだけではなくて、日々命と向き合わなくてはならない医療の現場に身を置いており、どうしてもストイックにならざるを得ない…。その結果、自分にも人にも厳しくしすぎてしまうところがある人物だと捉えています。上白石演じる七瀬は、誰からも愛されるキャラクターになるので、逆に自分が嫌われないようにして、二人セットで応援してもらえるように頑張りたい」と言っています。

このドラマは仕事面、すなわち「公」の部分をきちんと描いているからこそ、恋愛という「私」の部分がより輝くともいえます。

人命を扱う職場だからこそオンオフの切り替えが大事で、私の充実が公での成果につながるのでしょう。

また、当事者同士が忙しくて、周囲にハプニングが起きやすいほど恋は揺れがちで、医療と恋愛という組み合わせはドラマ的に相性抜群です。

ミルトモ 編集部

今期の連ドラは医療ものが6本も並ぶ中、『恋つづ』が大当たりを見せているのは興味深いです。最近の世相も関係しているのでしょうか。ウイルスの嵐が吹き荒れる今の日本、視聴者は『恋つづ』に安心を求めたのかもしれません。

また、この作品は10代から20代にかけての男女の視聴率が高いようです。

若者のドラマ離れが指摘されていますが、『恋つづ』によるときめきの再発見が、恋愛離れという近年の風潮にも歯止めをかけるかもしれません。

ミルトモ 編集部

それにしても、佐藤のドSのお医者様役はドツボです。佐藤健=クールでドSでイケメンなイメージなので、まさに今回のこのドラマは適役と言えます。低音ボイスで、「脳波は大丈夫か」なんて言われたらもうとろけてしまいそうです。今も昔も美貌が劣化しないのがすごいです。ドラマで魅せる冷酷な目と俺様な態度、時々甘い対応がめちゃくちゃかっこいいです。

胸キュン&悶絶シーンの連続に、ドラマが終わるころには佐藤健の代表作の一つとなっていることでしょう。

『恋はつづくよどこまでも』が見れるサービス一覧
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『とんび』

『とんび』は、2013年1月期TBSで放送されました。

原作は重松清の同名小説で、広島県を舞台に、妻を失った父親が息子の反抗期や学校でのトラブル、受験、自立、意外な女性との結婚など様々な困難に直面し、不器用に戸惑い、悩みながらも息子の幸せを第一に考え、周囲の支えを受けながら男手一つで息子を育てた父の半生と親子の絆を描いた作品です。

「アジア・テレビジョン賞」でドラマ部門の最優秀作品賞を受賞しました。

主演となる父親・ヤスを内野聖陽が、またその息子・アキラを佐藤健が、そしてヤスの妻を常盤貴子が演じました。

作品中に常盤演じる美佐子が語った「家族って育つんですね」という言葉が全てを語っているように、人は一人じゃない、家族も親から子へ、そしてその子どもへと繋がっていくということを、多くの視聴者に改めて感じさせてくれるドラマとして大きな話題を呼びました。

市川安男・通称ヤスは、学歴がないのはもちろんのこと、不器用でカッとすればすぐ手が出るという絵に描いたような天下無敵の「バカ」な男です。

けれど彼は普通のバカとは一線を画して、ものすごく「親バカ」でもありました。

両親のいない中で育ったヤスは、”親”というものを知らないなりにも、妻と共に愛情を持って息子・アキラの成長を見守り、幸せな日々を過ごしていましたが、アキラが3歳の時に、悲劇が突然襲い掛かります。

不慮の事故で妻を失ってしまったのです。後悔と悲しみにくれるヤスはそれでも愛する息子を育てようと立ち直り、ない知恵をフル回転させ、悩み、戸惑い、仲間にも助けられ、不器用ながらもアキラを真っ直ぐに育てていきます。

『とんび』

出典:U-NEXT

ミルトモ 編集部

原作の小説も素晴らしかったですが、その雰囲気を見事に再現した、深い人間ドラマでした。佐藤健の役は後半かなり難しいのではないか、と思っていましたが良い意味で裏切られ、思わず泣いてしまいました。現在と交互にストーリーが行き来する構成も上手いなと思いました。

内野聖陽との親子の演技が息がピッタリ合っていて素晴らしかったです。

『とんび』

出典:U-NEXT

ミルトモ 編集部

何より佐藤健の心の通った演技に、涙なくしては見られませんでした。表情や声に優しさが溢れ出ていて、彼の表現力や演技力を感じました。

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『ビター・ブラッド〜最悪で最強の親子刑事〜』

『ビター・ブラッド〜最悪で最強の親子刑事〜』は、2014年4月期フジテレビで放送されました。

雫井脩介の同名小説が原作で、銀座警察署刑事課捜査第一係に配属された新人刑事が、幼少期に別離した実の父親と親子でバディを組むことになり、反発しながらも難事件を解決していくコメディータッチな本格刑事ドラマです。

原作にはないオリジナル要素を加えています。

佐藤健演じる新米刑事・佐原夏輝は、あだ名は「ジュニア」です。

困った人を放っておけない人情派刑事で、事件の被害者の気持ちに寄り添い、涙することもしばしばです。

そんな夏輝が配属となった銀座警察署刑事課捜査第一係・鍵山班には、少年時代に別離して以来犬猿の仲である父・島尾明村(渡部篤郎)が所属していました。あだ名は「ジェントル」です。

班長の鍵山謙介(高橋克実)はそんな二人をバディに任命します。

ちょっとキザで変わり者の父親や、超個性的な先輩たちに振り回されながら、夏輝は事件を解決していきます。

ミルトモ 編集部

佐藤健が初の刑事役に挑戦したこのドラマは、渡部とのバディがすごく良くて、二人の絡みがとても好きでした。佐藤と渡部の掛け合いが自然で、緊張感とユーモアのバランスも秀逸、コメディなシーンも多くてクスッと笑っちゃうことがたくさんありました。やり取りのテンポの良さや佐藤のキュートな表情は、ファンにはたまりません!

男同士の親子という視点が斬新で、同じ職場を通じてそれぞれの心情を察しながら進展する展開で、描写が面白く伝わっています。

佐藤のアクションシーンもカッコ良いです。犯人との格闘や特に最終回ではやたらと走りまくっています。

また後半に進むにつれて先の読めないストーリー、見ていて楽しいドラマでした。

ミルトモ 編集部

カッコいいのに、天然な感じの役どころが可愛らしくて憎めません。でも決める所は決める、そこが佐藤にハマっていてとても良かったです。
『ビター・ブラッド〜最悪で最強の親子刑事〜』が見れるサービス一覧

佐藤健出演ドラマおすすめ10選・まとめ

いかがだったでしょうか。

これからもイケメンで様々な役ができるストイックな俳優・佐藤健から目が離せません。

まずは来週3月17日(火)に『恋はつづくよどこまでも』が最終回を迎えます。

新人ナースとドS医師の恋はどう決着するのでしょうか?

そして日本を代表するアクション俳優でもある佐藤健と言えばこれ!


6年ぶりの新作にして完結編、『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』2部作がこの夏公開!

『るろうに剣心 最終章 The Final』が7月3日(金)公開、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』8月7日(金)に公開されます。

『The Final』の後に『The Beginning』とはどういうことなのでしょうか、とにかく夏を待ちましょう!

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