『本好きの下剋上 第二部』第25話あらすじ・ネタバレ感想!トロンベ討伐!貴族社会の身分差とは?

『本好きの下剋上 第二部』第25話

出典:『本好きの下剋上 第二部』公式ページ

騎士団からの要請でトロンベ退治に向かったマイン。

マインの護衛として選別された騎士は、平民であるマインに厳しく当たります。

そこでマインは怪我をしてしまい、トロンベに襲われてしまいます。

すぐにフェルディナンドが駆けつけてくれますが、マインは満身創痍になってしまい…緊迫の25話です!

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『本好きの下剋上 第二部』前回第24話のあらすじと振り返り

冬の奉納式に向けて神殿で冬を過ごすように言われてしまったマイン。

こういった儀式の際に魔力を必要とされているからこそ、マインは貴族と同等の扱いを受けることができる青の衣を纏っているのです。

心配する家族に、これが私の仕事だからと言い切って、なんとか理解を得て、マインは神殿での冬支度を始めます。

新しい絵本に取り掛かろうとしたマインに、フランは祝詞を覚えるようにと笑って木札を差し出します。

冬の奉納式の前に、騎士団からの要請が入る可能性があると言うのです。

そしてその言葉通り、数日後には騎士団からの要請が神官長の元に飛び込んできます。

オルドナンツと呼ばれる魔術を使った伝書鳥での連絡で、マインは出来たばかりの儀式用の衣装を身にまとい、神官長とともに貴族門へ向かいます。

そこには鎧姿の神官長、フェルディナンドの姿が。

ずらりと並んだ騎士団、フェルディナンドは立場としてはそれより上のようです。

騎獣と呼ばれる空飛ぶ獣の形の魔術具に乗り、マインはいよいよ騎士団とともに飛び立ちます。

森で暴れていたのはマインにとっても馴染みのあるトロンベで、騎士団が退治したあとに魔力を奪われた大地に魔力を満たすのがマインの仕事のようです。

護衛を残して戦地へ向かったフェルディナンドを見送ったマイン、そこに嫌味っぽく声をかけてきたのは護衛であるはずのシキコーザでした。

【ネタバレ】『本好きの下剋上 第二部』第25話あらすじ・感想

貴族との身分差

騎士団へ祝福を送ったマインに対して、シキコーザは無駄なことだと嫌味っぽく声をかけます。

ただでさえ少ない魔力なのにそんなことに魔力を使うとは愚か者、馬鹿だと罵ってきます。

ダームエルはそれに反論しますが、マインはひとまず腰を低くして謝罪します。

騎獣に乗って空から攻撃を仕掛けようと呪文を唱える騎士団、その武器は黒く染まっていきます。

闇の神の加護を賜った武器で魔力を込めて攻撃すると、その倍の魔力を奪うことができる、トロンベ退治には必須な武器だとダームエルが説明をしてくれます。

普通に接してくれることに好印象を抱くマイン。

最初は矢で勢いを削いでいくらしく、青いマントを翻して戦うフェルディナンドに流鏑馬のようだと騒ぐマイン。

圧倒的な攻撃力に、思わず言葉も乱れます。

もともとフェルディナンドは騎士団にいたらしく、早く戻れればいいのにとこぼしたダームエル。

口外禁止と言われますが、文武両道なことにマインは感動します。

トロンベの枝が落ちて、騎士たちが一斉に突撃して攻撃します。

黒く変色して枯れていったトロンベを見て、もうすぐ終わりだと安心するマイン。

優しく声をかけてくれるダームエルに対して、シキコーザは平民だと蔑んできます。

どうやら神殿長から話を聞いたらしく、フェルディナンド様がいなければ口を開けないのか?と詰め寄ります。

ダームエルは護衛対象だからと遮りますが、シキコーザの方が身分が高いようで、身分差を引き合いに出されて動けなくなります。

髪をひっつかまれてしまうマイン、駆け寄ろうとするフランに「動いてはなりません」と痛みを耐えるマイン。

突き飛ばされ、思わず睨みつけたマインの目が気に入らなかったシキコーザは、えぐりとってやるとナイフに変えた杖を手に迫ってきます。

恐れたマインは、空にいたフェルディナンドに手を伸ばします。

その瞬間、ナイフがマインの手にうっすらと傷をつけてしまったのです。

あか

シキコーザ、いい感じに小悪党って感じがしますね。

トロンベの驚異

傷口から血が流れ落ち、地面に染み込んだ瞬間、地鳴りがしてそこからにょきにょきとトロンベが姿を現します。

マインを包み込むように足元から現れたトロンベに困惑しますが、そうこうしている間にもマインの体をトロンベの枝が拘束していき、ついには身動きがとれなくなってしまいます。

フランが慌てて引きがそうとしますが、成長の勢いが強くて追いつきません。

ダームエルが何とか助けようとしますが、武器の準備に時間がかかります。

心の中でルッツに助けを求めるマイン。

その声が、遠く離れたルッツのもとに届きます。

しかし、ダームエルの武器では歯が立たず、そこにフェルディナンドが戻ってきます。

護衛の騎士を叱咤するフェルディナンド、それというのもマインの血液には大量の魔力が込められており、トロンベの上でそのようなことは自殺行為にも等しいからです。

まずは傷を塞ぐのが優先だと、フェルディナンドは武器の形を変え、マインの傷口を塞ぎます。

しかし、その後すぐに武器を変えることはできないらしく、トロンベを退治することが叶いません。

呼んでいた救援がすぐさま駆けつけ、枝を断ち切って行きますが、強力なトロンベになかなか手こずってしまいます。

何とかトロンベから救出されたマインですが、熱を出して倒れてしまいます。

仕方なくフェルディナンドはマインに薬を飲ませます。

味はかなり酷いものだったようですが、熱は引いていきます。

シキコーザとダームエルに事情を聞くフェルディナンドに対し、シキコーザは申し開くことなどないとふんぞり返っています。

ダームエルは身分差のせいで何も言うことができません。

マインはフェルディナンドは自分の言うことを信じてくれる、と口を開きます。

そのままストレートに伝えるのではなく、素直に話しても身の安全は保証されるのでしょうか?と遠回しで伺います。

気に入らなければ髪をつかんで振り回したり、ナイフで目をえぐろうとするのでしょうか?と問いかけます。

シキコーザは言いがかりだと言いますが、ダームエルが決死の覚悟で「身分差をわきまえよと言われ、抗うことができませんでした」と援護してくれます。

あか

ダームエル…!いいやつですね!好きです!苦労人の雰囲気があります。

一番身分が高いのは

その言葉に、フェルディナンドは確かに身分はわきまえねばならないと頷きます。

そしてシキコーザに、この場で一番身分が高いのは誰か、と問います。

それは間違いなくフェルディナンドでした。

そのフェルディナンドが「巫女見習いに傷一つつけるな」と命令したにも関わらず、マインを傷付けたシキコーザに憤ります。

マインは魔力の多さを領主に認められて、許可を得て青の衣を纏っている巫女見習いなのです。

それに不平を漏らすのは領主に不平を漏らすことに等しいと胸に刻め、と強く怒りをあらわにするのでした。

二人だけではなく、その二人を選別した騎士団長のカルステッドにも追って処分を下す、と言うフェルディナンドに、カルステッドは深く謝罪します。

あか

一番身分高いのはフェルディナンド様ですよね!後々になれば身分の詳細も明らかになりますが、この時点のマインからすれば驚きでしょう。

儀式の前に

薬が効いている内に儀式を終わらせることにしたマインとフェルディナンドは、騎獣に乗ってもっとも荒れた大地に向かいます。

青の衣を纏っている理由を見せつけてやれ、騎士団が必要性を認めれば君の力になる、と教えてくれます。

フェルディナンドは「引き立て役は用意する。私は勝てない勝負はしない主義だ」と言って、騎獣を操って空をかけていくのでした。

あか

それにしても騎獣の色が思ったよりカラフルで面白いです、可愛いですね。

『本好きの下剋上 第二部』第25話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

次はいよいよ最終話!

このまま終わるの!?まとめれるの?と不安なのですが、どうなるのでしょうか。

そして儀式はどうなるのか、ドキドキの最終話です!

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