『本好きの下剋上 第二部』第19話あらすじ・ネタバレ感想!孤児院の掃除と、はじめての星祭り!

『本好きの下剋上 第二部』第19話

出典:『本好きの下剋上 第二部』公式ページ

無事、孤児院長に就任したマイン。

まず手始めに孤児院の大掃除に取り掛かります。

さらに自分たちで森で食べ物を取れるように採集の方法を教えたり、食事の作り方を教えたりと今までの神殿とは全く違うやり方で孤児院を救うために動き出します。

働いた分だけ報われることに気がついた子どもたちはマインを慕い、自ら率先して動くようになっていきます。

そんな中、季節は星祭りの時期になります。日本で言えば夏ですね。

孤児院の子どもたちにも水風船のようなタウの実をぶつけ合うお祭りを体験させてあげたいマインは、何とか神官長から庭でならタウの実で遊んで良いという許可を得ます。

しかし、そこで予想外のことが起こってしまい、結局マインは反省室送りになるのでした。

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『本好きの下剋上 第二部』前回第18話のあらすじと振り返り

こっそりと孤児院の様子を見に行ったマインは、あまりの惨状に倒れてしまいます。

やせ細った子どもたちが汚れた地階で少ない神の恵みを食べる様子は、どこか遠い世界のことに思っていたマインに大きな衝撃を与えます。

孤児院では幼い子供たちの面倒を見る灰色巫女が処分され、小さい子供はどんどん死んでいってしまったようです。

ギルに孤児院を助けて欲しいと言われたマインですが、自分にできることは殆どなく、その代わり神官長に話してみる、と約束します。

しかし、神官長からはすげなく提案を却下されてしまいます。

孤児院長に就任して孤児に対して責任を取るか、お金を出すか、どちらもできないのであれば黙っていなさいと言われ、マインには返す言葉がありません。

孤児院のことが気になって、読書にすら集中できなくなってしまうマイン。

そこでルッツに相談して話し合った結果、孤児院をマイン工房の支店にして、自分の食い扶持を自分で稼がせるという方法を思いつきます。

「何もせずに孤児が死んで行くのと、責任を持つのとどっちが怖い?」と問われたマインは、ルッツと一緒ならと孤児院長になる道を選びます。

貴族としての正しい作法で神官長に許可を取ろうと動き出したマイン。

いよいよ相談の日、貴族の隠し部屋に通されて神官長にお説教されてしまいます。

しかし、気持ちよく読書をする為に孤児院の面倒を見ることにしたマインに、神官長は頭を抱えます。

それでも何とか無事孤児院長に就任したマインの孤児院改革が、始まろうとしていたのでした。

【ネタバレ】『本好きの下剋上 第二部』第19話あらすじ・感想

孤児院の大掃除

個人の現状にショックを受けた後、孤児院長に就任したマインはさっそく孤児院の大掃除を始めます。

院長に就任したマインへの挨拶のために清めるというのが表向きの名目です。

デリアは「助かったんですね」と少し寂しそうに呟きます。

「デリアが黙っててくれたからだよ」と答えるマインに、「どうして私の時は助けてくれなかったのよ」と悲しそうにこぼすデリアに無茶言わないでとマインは声をかけます。

無茶なことはわかっているけれど、自分の時も助けて欲しかったと泣いて願うデリアに、今度デリアが困った時は必ず助けると約束します。

あか

デリアの気持ちも人間としては当たり前の感情で、辛いところですね…。

ご褒美

孤児たちの前で立派に神に祈りを捧げるマイン。

マインは掃除を頑張った子たちにご褒美をあげることにします。

真っ先に子供たちを洗ってくれたヴィルマに、マインは感謝の言葉と共にカルフェ芋を差し出します。

そのことに反感したのは他の灰色神官たちです。

どうしてヴィルマだけ、神の恵みは平等に与えられるものだと口々に文句を言い始めます。

それに対してマインは、これは神の恵みじゃないと言い返します。

「ご褒美は平等じゃないの、働かざるもの食うべからず。お仕事もせずにご褒美はもらえないの」と、次々に掃除を頑張った子たちにご褒美を渡していきます。

それを見た他の灰色神官たちは必死に仕事をします。

あか

マインは人を使うのが上手ですね。やはり1人でできることが少なくて、人に頼って生きてきたからでしょうか。

森への採集

マインは、ギュンターとトゥーリに子供たちを森に連れていってもらうことにします。

ギルの心情にも変化があったようで、頑張ったらちゃんと褒めてくれるマインの側仕えになれて良かったと思っているようです。

そして、子供たちに森の中で紙の素材を集めさせ、食材の取り方も教えることによって自立させようとします。

マインは孤児院の改革の為に頑張ってくれた側仕えたちにもご褒美を用意します。

フランにはメモ書きに使える書字板を、ギルとデリアには文字の練習ができるように石板と石筆を与えることにします。

あか

文字の練習ができることになって嬉しそうなデリアとギルが可愛いです!フランは本当に優秀ですね。

かるた

さらにマインは遊びながら文字を覚えられるように、かるたを作ることにします。

絵は得意なヴィルマに任せることにしました。

さらにかるたを見て気に入ったベンノに、その権利を買い取ってもらい、何とか懐を温めることにします。

孤児院の改革のせいで、マインの懐はだいぶ寂しくなってしまっていたようです。

あか

ベンノはやはり商品を見る目がありますね、マインの懐も温まってよかったです!

ルッツと兄

かるたを作る際に、ルッツの兄であるジークの働いている木工工房に寄りましたが、ルッツの仕事をあまり理解していないようで、そのことを心配するマイン。

職人と商人の仕事は違いすぎるからと話をそらすルッツ。

それより星祭りに今年は参加できるといいな、と笑います。

星祭りとは、水風船のような果実、タウの実をぶつけ合って遊ぶお祭りです。

マインはもちろん、今まで参加したことがありませんでした。

それに孤児院の子供たちも参加できるのだろうか、とマインは考え込みます。

あか

こういう世界観ならではのお祭りや風習が見られるのも面白いところですね。

星祭り

マインは孤児院の子供たちが星祭りに参加できるか、神官長に相談します。

隠し部屋に通されて、今から手続きを行っていたのでは儀式が終わってしまうと怒られてしまったのです。

星祭りのことを、神殿では星結びの儀式と呼びます。

星結びの儀式は成人の儀式です、見習いのマインは儀式には参加できません。

街の人がたくさん神殿に出入りするので、孤児たちが外に出ないようにするのがお前の仕事と言われてしまいます。

孤児たちにも星祭りを体験してもらいたいマインは、なんとか神官長に交渉します。

大騒ぎせず、後片付けをすることを条件に、敷地の中で遊ぶことは許可されます。

あか

神官長も子供たちを気にしている、というのがなんとなく伝わるいいシーンですね。

いよいよ当日

神殿の中で他の青色神官とすれ違ったマインはたくさん嫌味を言われてしまいますが、気にした様子はありません。

口で言われるだけなら実害は全くないもの、とどこ吹く風です。

そして、いよいよ星祭の日。

孤児たちが昼食の間に、マインとルッツは少しだけ下町へいってお祭りを体験することにします。

当然見つかって2人はタウの実をたくさんぶつけられてしまいます。

孤児院に戻り、いよいよ遊ぼうというときに、タウの実を持ったマインは実に魔力が吸い取られていくのを感じます。

それは以前見たことがあるトロンべでした。

トロンべは高価な紙の材料です。

しかし、危険であることに変わりはないので、全て刈り取って採集することにします。

紙の材料分採取できたところで、ようやくお楽しみの時間です。

しかし、トロンべを生やしたことによって石畳の一部が浮いてしまいます。

慌てるマインですが、フランが元に戻してくれました。

あか

かなり重要な情報ですね、でも、紙の素材が手に入って良かったです!

反省室

楽しんで終わった星祭りですが、水濡れになったマインは当然寝込んでしまいます。

回復したマインを待ち受けていたのは、神官長のお説教でした。

神官長は後片付けがきちんとできているか確認をした際に、土が掘り返され石畳の1部が浮いていたことを怒っていたようです。

騒ぎを起こすことはしてないと言うマインですが、石畳をひっくり返すようなことをしておいて何もしてないとは言えない、とマインは1日反省室へ入れられてしまいます。

お考え直しくださいとマインをかばってくれるフランですが、神官長は聞く耳を持ちません。

そして、夕方1日反省室に入っていたマインが倒れているのを発見します。

お考え直しくださいと申し上げたはずです、と言うフランに体調を考えてのことだったのかとマインより先に神官長が反省するのでした。

あか

マインの虚弱さを甘く見ていると、こういうことになるわけですね。今後、神官長はこの時の体験がこっそりトラウマになってしまうようです。

タウの実の真実

タウの実がトロンべだったことで身食いの子どもが助かるかもと言うマインに、ベンノは絶対漏らすなと言います。

魔力の管轄は貴族の管轄なので、それが分かれば貴族社会や神殿のあり方がひっくり返ることになる、ということでした。

あか

わりと重要なことをエンディングの後に、持ってきていますね。

『本好きの下剋上 第二部』第19話まとめ

次回はいよいよルッツのお話のようです。

第一章の頃から商人になることを家族によく思われていなかったルッツ。

そんなルッツと家族のお話です。

涙なしでは見れないであろう展開、ぜひタオルを握ってみてもらいたいところです。楽しみですね。

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