『僕はどこから』第10話あらすじ・ネタバレ感想!山田兄弟との戦いはついに決着!

『僕はどこから』

出典:『僕はどこから』公式ページ

智美(間宮祥太朗)は単身、山田の弟・駿(岡崎体育)が待ち受ける宝土清掃に乗り込みます。

「家族」を智美にやられた駿は怒りを爆発させ、遂に2人は対決することになります。

一進一退の攻防の中、山田(高橋努)が薫(中島裕翔)を連れて宝土清掃に到着します。

そして山田兄弟は智美に自分たちのアイデンティティについて問われることになります。

同級生コンビと山田兄弟のデスゲームは今回遂に決着。

智美と薫は玲(笠松将)を連れ帰ることが出来るのでしょうか?

権堂(音尾琢真)に連れ去られてしまった千佳(上白石萌歌)の行方は?

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『僕はどこから』前回第9話のあらすじと振り返り

智美(間宮祥太朗)と薫(中島裕翔)に嵌められ、悔しさを爆発させる山田(高橋努)は、薫にどうやってやったのかを聞き出します。

時間は5時間前に遡り、智美が薫のメールの裏に隠されたメッセージを読み解いたところに戻ります。

山田に薫が操られていると悟った智美は、千佳(上白石萌歌)に薫との接触を頼み、薫に山田を嵌めるようにメッセージを伝えます。

智美は駿(岡崎体育)と玲(笠松将)のいる宝土清掃に一人乗り込み、玲の奪還を試みます。

「このままでは終われない」智美と薫はそれぞれの敵に立ち向かう一方、千佳は権堂(音尾琢真)に拉致されてしまいます。

智美、薫、千佳の運命やいかに!?

【ネタバレ】『僕はどこから』第10話あらすじ・感想


このままでは終われない

山田(高橋努)に拉致された薫(中島裕翔)は、山田に殴られ、気絶したフリをして山田のスマホの画面に映し出された玲(笠松将)のメールを指で書き写し、玲がどんな場所にいるのか読み解こうとします。

一方、単身宝土清掃に乗り込んだ智美(間宮祥太朗)は、山田の兵隊たちを倒しながら建物を目指します。

「やったな!俺の家族を。やりやがったな!」

仲間をやられた駿(岡崎体育)は怒りを爆発させ、智美が建物の中に入ってくるのを耳を澄ませて待ち受けます。

智美が建物の中に入った時、駿は先制攻撃を仕掛け、3発目に撃った弾丸が智美の脇腹をえぐります。

智美は、反撃しながら駿が撃った弾を一つ一つ数えていきます。

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駿と智美が顔を合わせた時、2人はお互い自己紹介をします。そこで駿は智美に「お前、間宮祥太朗に似てるって言われるだろ」と尋ねるという小ネタが挟まれていて、思わずクスっとしてしまうシーンです。

兄ちゃんは俺のすべて

駿は床に落ちた児童養護施設の園長と山田と3人の写真に目を留めます。

「俺の家族は兄ちゃんとこいつらだけだ」

そう感傷に浸る駿に、智美は容赦なく銃を向けます。

2人は同時に撃ち、智美の弾は駿の胸に当たり、駿の弾は智美の肩をかすめました。

超人的な肉体を持つ駿は、それでも倒れません。

「死ぬのが怖くない兵隊を山田が作ったんなら、大したもんだ」

「兄ちゃんはすごいんだ。俺のすべてだ!」

智美は、山田を褒めたのではなく、狂った教祖だと言いたいのです。

「山田にとってお前は全てか?」

山田は、トカゲのしっぽきりのように駿を見捨てて逃げるでしょう。

しかし駿は兄を信じ続けます。

「俺のすべては兄ちゃんで、兄ちゃんのすべては俺だ!」

「だからそれが洗脳だって言ってんだよ!」

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確かに、駿だけでなく他の従業員もここまで洗脳できたのはある意味大したものです。智美は熱心に駿にこれでいいのかと問い続けます。もちろん駿の気持ちを攪乱させる狙いもあったのでしょうが、組長だけに放っておけなかったのではないかと想像します。

形勢逆転

すると、弾丸が智美の頭の脇をかすります。

「そこまでですよ、藤原君」

山田が薫を引き連れて現れました。

駿の傷を見た山田は、駿が助からないと思い

「どうせ死ぬなら藤原殺してから死ね!」と命じます。

しかし薫のことはしっかりと掴まえたままです。

智美は、兄の命に縛られたまま死んでいっていいのかと、駿に問います。

「そこにお前の心はあるのか?」

山田は負けじと惑わされるな、死を恐れるなと駿に語りかけます。

「遊園地のためならお前死ねるんだろうが!」

駿はその言葉にまた力を取り戻しますが、駿に残された時間は短いようです。

智美は、山田に駿に最後に何か言ってやれと促します。

「てめぇみたいなエリートに、俺と駿の何がわかる!」

山田が智美に気を向けた瞬間、薫はポケットに入れていた鉛筆を山田の銃口に突っ込みました。

moyoko

薫のナイスアシストがあまりにも見事で思わず拍手です!鉛筆を入れてしまえば、もう撃つことは出来ません。感情を高ぶらせる山田兄弟に比べて、智美と薫はいたって冷静です。

あなたをあなたとして

「兄弟ごっこはもう終わりだ」

やけくそになった山田は、駿にそう言い放ちます。

「なんの役にも立たないウスノロが!」

駿は山田の言葉にショックを受けて号泣しています。

すると、山田から離れた薫は、駿が持っていた園長との写真の裏書をなぞり始めます。

「この人になんでもいいから伝えたいんです」

薫が読みとれたのは、ただ一つの感情でした。

「あなたをあなたとして、です」

施設にいた頃、駿が山田の絵を真似た絵日記を園長に見せると、園長は誰かの絵ではなく駿の絵が見たいと言いました。

駿は息も絶え絶えに、寂しかったから、優しくしてくれたから兄を好きになったんじゃないと話します。

「僕は、ただ僕として兄ちゃんが好きだ」

山田が制するのも聞かず、駿は話し続けます。

「ありがとう兄ちゃん。僕のために頑張ってくれて」

それが、駿の最期の言葉でした。

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駿が、初めて自らの意思を見せた瞬間でした。岡崎体育さんの演技がキラリと光るシーンで、第10話の見どころです。岡崎体育さん、素晴らしい演技を見せてくれました。智美も薫も駿に心を寄せていて、良い人たちですね。

玲が残したメッセージ

駿がこと切れた時、山田の中でも何かが切れたようになり、山田は駿を抱いて慟哭します。

もう戦う気は失っていました。

薫は満身創痍の智美を担ぎ、智美の業界の言葉で言います。

「後は僕にタマを預けてください」

智美は笑って薫に身体を預けます。

薫は、振り返って山田に向かってこう言います。

「智美君は人を見下したりなんかしていません。上しか見ていないんです」

そんな智美だから、薫はどんな絶望的な状況でも希望を持つことが出来たのです。

一人になった山田は、俺は悪魔にもなれないのかとうなだれます。

タイムリミットまであと3時間。

権堂(音尾琢真)は薫のアパートの前に車を停め、目を覚ました千佳(上白石萌歌)に銃を突きつけます。

「これは、藤原さんからの指示です」

薫と智美は、玲が隠れている部屋に入るとそこに玲の姿はなく、壁に数式と『死ね』という言葉が殴り書きされている壁があるだけでした。

『僕はどこから』第10話まとめ


遂に山田兄弟との死闘が決着を迎えました。

最終的にはやはりお互いを信じる心、思いやる心が勝利を呼んだのかもしれません。

駿の最期は切なかったですね。

次回は遂に最終回になります。

権堂を思惑もまだはっきりしていませんし、山田も復活しそうな予感なので、まだまだ一波乱ありそうな最終回となりそうです。

タイムリミットまであと3時間。

薫と智美は玲を見つけることが出来るのでしょうか?

これまで『道具』として翻弄された玲の意思とは?

次回は絶対に見逃せません!

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