『BNA ビー・エヌ・エー』第9話あらすじ・ネタバレ感想!なずなが拉致された?みちるが追いかけた先には…!?

『BNA ビー・エヌ・エー』第9話

出典:『BNA ビー・エヌ・エー』公式ページ

獣人の世界で問題になっていることや、その歴史を知ることで少しずつ理解を深めてきたみちる。

士郎の過去と秘密を知り、みちるの気持ちに様々な変化が訪れているように思います。

そんなことを知ってか知らずか、なずなの態度はなかなか変わりません。

なずなも何か思うところがあるようですが…一体どうなっていくのでしょうか。

それでは、第9話のレビューです!

『BNA ビー・エヌ・エー』前回第8話あらすじと振り返り

銀狼教団のアニマシティへの定住許可が降りた矢先、なずなの付き人であるボリスに不穏な動きが。

ボリスが刑務所に拘留中の元メディカルセンター所長・矢場の元を訪れた直後、矢場は巨大な怪物と化し、刑務所を破壊しながら脱走してしまいました。

凶暴化した矢場を止めるために奔走する士郎は大怪我を負い、みちるもいよいよ捕らえられてしまいます。

すると、士郎の身体に変化が。その姿は銀狼でした。

そう、本物の銀狼は士郎だったのです。

【ネタバレ】『BNA ビー・エヌ・エー』第9話あらすじ・感想


“銀狼の乙女”への理解

みちるは本物の銀狼がいることを知って、なずなの元へ向かいました。

銀狼のフリを続けるのはもうやめたほうがいいと考えるみちるの気持ちを、なずなは「だから何?」とバッサリ切り捨てます。

なずなは本物である必要はなく、あくまで銀狼の乙女デェス・ルゥヴとして、教団という名のファンたちの希望であろうとし続けるのでした。

悩むみちるを士郎はそれとなく元気づけようとします。

その態度が素っ気なくても、みちるは好意的に受け取ることができるようになっていました。

urara

みちると士郎の信頼関係が強くなってきているとわかるシーンが増えてきましたね!

士郎の言葉を受けて何かを思い立ったみちるは、なずなと気持ちがすれ違った日に手放した銀狼教団の首飾りを探しに行きます。

首飾りが貧民街にあると見たみちるは、そこで友人のジャッキーと出会いました。

みちるはジャッキーと話しているうちに、貧民街の人々が銀狼様の存在を心の支えにしていると知ります。

首飾りも見つかり、なずなのやっていることを少しだけ誇らしく思うのでした。

一方、士郎は刑務所に赴いていました。

あの日、刑務所で見かけたボリスが矢場と面会をしに来ていたこと、矢場の亡骸がメディカルセンターに運ばれたことを知り、不審に思います。

urara

ボリスの目論見とは一体…?

拉致されるなずな

貧民街から帰る途中のみちるは、なずなが男たちに囲まれ車に乗せられるのを目撃します。

人間だった時代にも目の前でなずなが攫われていくのを目撃しているみちるは、再びなずなが拉致されたのだと思い、全力で追いかけました。

たどり着いたのはメディカルセンター。

みちるは自らの持つ様々な能力を駆使してメディカルセンター内に忍び込みました。

urara

カメレオンの能力は初出でしたね。

謎の機械の中で眠るなずなを見つけたみちるは驚愕し、慌てて機械を破壊しようとします。

なずなは目を覚まし、みちるを止めようと声を掛けますが、必死になっているみちるの耳には届きません。

その後、警備員のような男たちが部屋に入ってくると、みちるは抵抗も虚しく捕まってしまいます。

そこへ現れたのはアラン・シルヴァスタ。

「なずなをどうするつもり?!」

叫ぶみちるに答えたのは、アランではなくなずなでした。

「そうやって勝手に思い込んで突っ走る癖、ちっとも変ってないよね」

呆れた様子のなずなは、みちるの行動についてアランに謝ります。

なずなが拉致されたというのはみちるの勘違いで、もともとなずなとアランは協力関係にあったのです。

それはどうしてなのか、みちるにも知る権利があると言うアラン。

なずなもその言葉に不服そうに頷きました。

銀狼信仰を利用する男

アランは、みちるとなずなが獣人化した理由がこのメディカルセンターにあると言います。

実はみちるとなずなが人間だった頃、事故に遭った際に輸血されたのは獣因子の含まれた試薬品。

矢場たちがメディカルセンターから横流ししていた薬品の中に間違って混入し、人間界に送られてしまい、偶然2人に投与されてしまったということでした。

後日、廃棄パックの数が合わないことからその事実が発覚し、なずなが獣人化したことを知って慌てて拉致、隔離。

しかし、その後みちるが獣人化したことには気づかず、みちるがアニマシティに現れて初めて発覚したそうです。

メディカルセンターの爆破も、この薬品の流出を隠すためでした。

urara

爆破事件の時に、みちるが言われた「お前さえいなければ!」の謎が解けた瞬間です。

アランは責任を持って獣人病を治す薬を作ると言い、完成するまでは変身能力を使って獣人たちに希望を与える仕事をしてほしいと頼んだため、なずなは銀狼として活動していました。

銀狼信仰は感情に左右されやすい獣人やアニマシティの秩序を守るため、獣人たちの心的エントロピー(ストレス)を減少させるために必要な仕事だと言います。

この日、なずながメディカルセンターに来ていたのも、治療薬を作るための研究の一環でした。

治療薬は必ず作る、だからそれまではなずなに協力してほしいと言うアランに、みちるはどこか胡散臭さのようなものを感じます。

urara

人間に戻れるかもしれないのに暗い気持ちのみちる。雨に打たれ、落ち込む姿には切ないものがあります。

アランは信用できるのか?

みちるが帰宅すると、銀狼教団とメディカルセンターには近づくなと言ったはずだ、と士郎に釘を刺されます。

今日あった出来事を話すと、アランやなずなの言葉を信じるのかとも言われますが、みちるはなずなのことを信じて疑わない自分に気づいていたのです。

そこには、なずなが銀狼として獣人たちに希望を与える仕事をしていることへの感心や誇りも含まれていました。

士郎はみちるに人間に戻りたいのか、アニマシティを出て行きたいのか、と問います。

アニマシティを好きにはなったけど、家に帰りたい…。

みちるも士郎も、どこか物憂げに視線を落とすのでした。

urara

士郎さんも寂しそうにしているというのが印象的なシーンです…。

後日、士郎はロゼ市長の元を訪れていました。

矢場の検死結果を聞くためです。

矢場には獣因子の変化が見られ、その詳細はわかり次第メディカルセンターから報告があるということでした。

士郎はメディカルセンター、つまりアランを頼りにすることを良く思っていません。

アランだけでなく、そもそも良い人間に会ったことがないとまで言います。

すると、ロゼ市長は「いつも会っているじゃない」と返すのでした。

urara

ロゼ市長のみちるへの信頼は、何だか心強いですね。

一方その頃、アランは日本政府の長である白水総理と面会していました。

「日本政府にお貸ししたいものがあるんです」

そう言ってアランは笑みを浮かべました。

『BNA ビー・エヌ・エー』第9話まとめ

いかがだったでしょうか。

みちるとなずなの獣人化した理由がわかり、治療薬も鋭意製作中とわかり、矢場の凶暴化にも獣因子が絡んでいることがわかり…。

解決した謎がまた謎を呼ぶ展開になってきていますね。

そして、アランが日本政府に貸したいものとは一体何なのでしょうか。

何やら怪しげな装置がたくさん映っていましたが…。

前回第8話から漂っている不穏な空気の正体はなかなか掴めないまま、ラストスパートへと向かっている印象です。

次回、第10話も見逃せません!

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