アニメ『美少年探偵団』第9話あらすじ・ネタバレ感想!湖滝と美少年探偵団の間に起きた事件とは?

アニメ『美少年探偵団』第9話

出典:『美少年探偵団』公式ページ

毒舌で「じゃじゃ悪魔」とも称される湖滝と、彼女が持ち込んだと思われる不気味な巨大羽子板。

湖滝は過去に美少年探偵団に入団を希望するも、学から直々に断られたという背景がありました。

田中泉

美少年探偵団もクセ強めな面々ですが、湖滝もなかなかヤバめな人物。容赦のない毒舌とかわいらしい外見とのギャップも甚だしいです。

また、湖滝はどのように羽子板を持ち込んだのでしょうか。

美少年探偵団による動機や方法の推理も必見です。

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アニメ『美少年探偵団』前回第8話のあらすじと振り返り

美術室に向かう途中、可憐でちょこんとした座敷童のような女の子に出会った眉美。

思わず見惚れていると、「貧困層」や「下賤の民」といった思いもよらない毒舌が飛んできます。

動揺を隠せないまま美術室に到着した眉美は、そこにモンスターをモチーフとした巨大な押し絵羽子板が鎮座していることに気がつきます。

誰が何のために持ち込んだのかわからない、謎の羽子板を前に美少年探偵団のメンバーは推理を始めます。

しかし、決定打となる意見も出ないことから、学ぶは冬季合宿の計画を話し始めます。

その一方で美術室に向かう途中に出会った女の子の話を眉美が口にすると、美少年探偵団のメンバーはそれが長広の婚約者である川池湖滝であることに気がつくのでした。

過去に美少年探偵団との間にトラブルがあった背景から、学に命じられて眉美は長広に報告しに行きます。

ちょうど合唱コンクールについて長広に相談があった眉美は、相談に乗る代わりに湖滝と友達になることをお願いされます。

【ネタバレ】アニメ『美少年探偵団』第9話あらすじ・感想

再び湖滝と遭遇した眉美

長広から合唱コンクールを低音でもなんとか歌えるようレッスンを受けるため、音楽室へと向かっていた眉美。

その途中、制服を着た湖滝と遭遇します。

「醜い姿勢」「うっせえ」「アバズレ」と相変わらず口の悪い湖滝は、「羽子板なんていらねーから捨てろって学に伝えておけ。死ね」と言い残して去っていきます。

長広の発声レッスンを終えた眉美は、あらためて彼から湖滝の友達になってもらえるようお願いされます。

また、湖滝の人となりについて、長広から話をされることとなりました。

田中泉

長広が持つ絵を眉美が双眼鏡で覗き込むイメージ描写がありましたが、サブタイトル『押絵と旅する美少年』の元ネタである江戸川乱歩の『押絵と旅する男』をなぞる形になっています。

湖滝と長広の婚約関係にあった背景

長広と湖滝の婚約関係は、もともと親に決められたもの。

しかし、さらに言えば没落貴族である川池家が延命措置のために、湖滝を咲口家に差し出した形となっているのでした。

最初は「可憐なお嬢さん」だと思っていた長広でしたが、次第に婚約者として熱烈なアプローチをしてくる湖滝とは距離を置くようになっていたと言います。

田中泉

長広といえばロリコン疑惑がネタ化していましたが、湖滝との関係性にロマンティックなものは一切なかったんですね。さらに言えば、長広が婚約関係を破棄してしまえば川池家が生きていけなくなるという残酷なことにもなってしまうという…。

やがて長広が美少年探偵団に所属していることを知った湖滝。

さらに長広との旅行が美少年探偵団の夏季合宿と被ったことから「一緒に行けば解決するはず」と自らも入団を希望しますが、学から直々に断られます。

その後、湖滝は足音もなく学の背後に近づき、彼を階段から突き落とすという事件を起こします。

結果として、美少年探偵団は怪我により合宿を断念せざるを得なくなるのでした。

さすがにやり過ぎたと思ったのか、湖滝はそれ以後美少年探偵団に近づくことはなくなります。

田中泉

さらに学も「自分が足を滑らせただけ」と湖滝を庇う発言をしていたため、美少年探偵団のメンバーも湖滝を責めませんでした。学らしいといえば学らしいですね。

好きな人や善人だけを助けるのは美しくない

湖滝について聞くも、眉美は「たいして印象は変わらない」「単純なヤバさだけがわかった」と思います。

さらに湖滝の子どもっぽい性格から、「婚約者から贈り物を受け取った」という既成事実を作ろうとしていたのではないか、と推測するのでした。

湖滝が羽子板を持ち込んだ動機と方法について推理を披露する美少年探偵団でしたが、満の一言から長広は湖滝との婚約を破棄しようと決意します。

しかし、眉美は「好きな人や善人だけを助けるのは美しくない」「見捨てていいわけはない」と反論し、羽子板の謎を解こうと必死になります。

そんな眉美に創作が「星を探す者は空ばかり見つめるが、俯いたときに見つめる地面もまた空だ」とアドバイスします。

アドバイスを受け、床を見つめた眉美はついに真相にたどり着くのでした。

湖滝は美術室の床に敷かれた絨毯を裂き、床板を羽子板の材料にしていたのです。

削ったときに出た木片も絨毯を被せて隠していたため、誰かが床をじっくりと見ない限り羽子板の存在には気づかなかったのでした。

つまり、羽子板は外から運び込んだのではなく、美術室の中で制作、目につくように飾ったのが真相でした。

田中泉

小学1年生でもなかなか難しいトリックなのでは…?と思いましたが、それを指摘するのは野暮ですね。

解決後、長広のことを「咲口先輩」から「先輩くん」と呼ぶようになった眉美。

そして、学に湖滝の入団を断った理由について尋ねますが、返ってきた答えは「恋する乙女の居場所ではないから」というものでした。

アニメ『美少年探偵団』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

美少年探偵団との間にトラブルを起こしてしまった湖滝。

しかし、眉美はその背景にあった想いは果たして長広に向けられたものだったのかを考えます。

また、眉美が入団できて湖滝が入団できなかった理由を「男装しているから」といった形だけのものではなく、「恋する乙女」としているのも「美学のマナブ」らしいものでした。

自らを「クズ」と認めている眉美でしたが、婚約関係の破棄ではなく誰をも助けようと呼びかける姿は「クズ」ではないと言えるでしょう。

湖滝の話は解決しましたが、冬季合宿について語られなかった第9話。

果たして美少年探偵団の冬季合宿はどんなものになるのでしょうか。

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