指輪学園の今後を左右するほど、重要な生徒会選挙が幕を開けようとしています。
順当に行けば副生徒会長の長縄が生徒会長になるはずだったものの、謎の交通事故によって断念。
突如として眉美が生徒会選挙に担ぎ出されますが、勝てる見込みは厳しいようです。
田中泉
「没個性」である沃野の思惑とはいったい何なのか。
また、美少年探偵団は事故の真相に迫ることができるのか。
第11話は学の兄・躍を含め新キャラが続々登場する重要な回でもありました。
目次
アニメ『美少年探偵団』前回第10話のあらすじと振り返り
現在指輪学園の生徒会長である長広の跡を継ぐ人物を決めるべく、指輪学園では生徒会選挙を控えていました。
このまま誰もが副生徒会長である長縄和菜が繰り上げで生徒会長の座につくだろうと考えていたものの、交通事故で負傷したため立候補を取り下げざるを得ないことに。
長広は長縄と同じく事故に遭う可能性を考えると、他の生徒会メンバーを立候補させられないと悩んでいました。
そのため、「車に轢かれても良い後輩」として眉美に立候補を依頼するのです。
現状、生徒会選挙で優勢とされているのは眉美と同じクラスの沃野禁止郎でした。
同じクラスどころか隣の席だったことに驚きつつも、相手を知ろうと眉美は教科書を忘れた振りをして沃野に接近。
そこで眉美は沃野が「没個性」「特徴がないのが特徴」だと知ると同時に、どこか嫌な印象を受けます。
放課後、飆太とともにD坂に立ち寄った眉美は、現場検証をしていた満と学に出会います。
学が轢き逃げ犯の行動を考えられないことから、眉美は今回の事件が学が心躍るようなきらびやかなものではないと気づきます。
【ネタバレ】アニメ『美少年探偵団』第11話あらすじ・感想
長縄への疑念が高まる満
生徒会選挙が本格的に始まった指輪学園。
生徒会新聞によれば、現在の眉美の支持率は3位であることが明らかになりました。
没個性である沃野が1位である状況で、なんとか眉美は健闘しているものの、決定打が得られていません。
美術室で創作のマッサージを受けていた眉美はつい弱音を吐きますが、創作は「大事なことを見逃している」「なぜ犯人が車を使ったのか、それを解決しなければいけない」と淡々と答えます。
田中泉
目撃者がいないことから、満は交通事故が長縄の狂言ではないのかと疑い始めます。
事故に遭ったときに友人と通話していたとはいえ、それも録音していた車の音を流せば良い、そもそも友人と口裏を合わせていたという考えを聞くと、眉美も遠くはないと思い始めます。
美少年探偵団の創設者、「美談のオドル」こと双頭院踊
眉美は長広の提案により、美少年探偵団の創設者でもある先代の生徒会長、双頭院踊に会いにいくことになりました。
学の兄で現在指輪学園高等部に通う踊は、現在の3年生の間で今なお語り継がれる「伝説の生徒会長」とのこと。
弟を知っている眉美はその兄である踊もさぞかし変わった人だと思っていましたが、実際に会うと普通に良い人で普通に優しい人という印象しかありません。
田中泉
「団長が成長すればこうなるんだろう」と思いながらも、どこか長広ともよそよそしい態度を取る踊に眉美は違和感を抱きます。
美少年探偵団のことを「子供の遊び」と認識している踊には、美しく少年のように推理をする無邪気な可愛らしさはありません。
それでも、長広によれば、かつての踊は歌って踊りながら会話するような煌びやかな人で、毎日がミュージカルのようだったといいます。
どんな事件も彼によっては美談になる、「美談のオドル」と呼ばれていたことは、勉強が忙しくなったり、自分の実力を知ったといった理由から影を潜めていました。
そんな踊を見た眉美は、自分の男装やクズキャラも高校2年になったら終わってしまうのかと言いますが、長広は「クズキャラは一生もの」と断言するのでした。
田中泉
眉美を狙う自動車、運転席にいたのは…
先代の生徒会長・踊の支持を受けたことも影響し、眉美の支持率は2位まで上がりました。
そんな矢先、眉美は満とともに情報を集めるべく、長縄のお見舞いに向かいます。
田中泉
道中、満はあらためてD坂の状況を説明します。
車にとって上りの一方通行であるD坂で、長縄は坂から下に向かって歩いていました。
そうなると、完全に長縄は車を目視できていたはず。
もしも長縄がが学園側と通じていたとしても、それは誰にも明かさず自分たちで墓まで持っていこうと満は眉美に呼びかけます。
実際に会った長縄は、「副会長っぽさ」も「雪女っぽさ」もない、天真爛漫な女子生徒でした。
眉美のことも知っていた長縄は、膨大な量の生徒会の資料を渡そうとしたりと、協力的です。
田中泉
事故について聞こうとした眉美と満でしたが、長縄はやはりすぐには話してくれない様子。
それでも「通学路の安全性の見直し」を口実に促したところ、事故当時の状況については、長広に話した通り覚えていないと話し始めます。
ただ、よっぽど急いでいたり、特別な理由がなければ使わないはずのD坂を歩いていたことを思い出せないという長縄を前に、「学園側と通じているのではないか」「狂言ではないか」という疑いはきれいさっぱりなくなったことは事実でした。
その帰り道、満と歩いていた眉美は、急に走り始めた車にはねられそうになります。
満の「ナンバー確認!」という言葉にハッとした眉美は裸眼で車を見ますが、その運転席にいたのは、紛れもない、没個性な隣の席の沃野でした。
アニメ『美少年探偵団』第11話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
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— 西尾維新アニメプロジェクト (@nisioisin_anime) June 19, 2021
学の兄、踊の協力も得て、なんとか生徒会選挙2位の支持率を得た眉美。
善戦するも、決め手に欠ける状況で果たして沃野に勝つことはまだ難しそうです。
それだけでなく、なんと沃野は長縄を狙ったと思われる轢き逃げ犯という疑惑が明らかになりました。
いよいよただごとではなくなってきた生徒会選挙。
無事に美少年探偵団は事件を解決し、指輪学園を守ることはできるのでしょうか。