苺(小芝風花)の同級生であり、アイドルグループ『爆音エンジェルズ』のメンバーのココ(武田玲奈)が、マリア(小池栄子)の手引きで自身に執拗に付きまとうストーカー・田畑(森永悠希)に毒キノコ入りのパスタを食べさせたことで田畑は入院しましたが、一命を取りとめました。
しかし、そのキノコ、実は7日後に作用が出るという恐ろしいものでした。
マリアファミリーは田畑を病院から連れ出してかくまいます。
一方、苺がマリアに命を狙われていると知った明智(中村倫也)は、苺を事務所に閉じ込めてマリアの手が届かないようにしますが、マリアファミリーは狡猾な手段に打って出るのでした。
以前苺のことを守ると約束した明智。
果たして、明智は苺を守り切れるのでしょうか?
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目次
『美食探偵 明智五郎』前回第7話のあらすじと振り返り
苺(小芝風花)は、明智(中村倫也)の助手ではなく料理人として距離をとりながら、高校の同級生であるココ(武田玲奈)を明智の元に連れて行きます。
ココは地下アイドルをやっており、近頃ストーカーに悩まされているが、警察に言えば親バレしてしまうため、明智に警護を頼みたいというのです。
ストーカーは日々エスカレートしていき、グループとして大事な時期を迎えていて夢を叶えたいというプレッシャーもあってココは以前からあった摂食障害が進行してしまいます。
そんなココをマリア(小池栄子)は見逃さず、ココとの接触を図ります。
メンバーを傷つけられたココは、とうとうマリアの手中に落ちてしまいます。
第7話は、今後のマリア対明智の最終バトルにつながる重要な回となりました。
マリアはついに苺の命を狙い始めたのです…!
【ネタバレ】『美食探偵 明智五郎』第8話あらすじ・感想
毒は検出されず
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マリア(小池栄子)の手引きによって、毒キノコ入りパスタをストーカー・田畑に食べさせ、殺そうとしたココ。
田畑は病院に運ばれますが、一命を取りとめました。
田畑が倒れた時、すぐに事故ではなく事件として行動し、田畑からも個人的にネットで攻撃されていた明智(中村倫也)に、上遠野警部(北村有起哉)は疑いの目を向けますが、検査の結果血液からも吐しゃ物からも毒物は検出されず、明智の潔白は証明されました。
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田畑が死んでいないことを知った苺(小芝風花)は、ココが殺人者でなかったことにホッと胸をなでおろしますが、明智には何か引っかかっていました。
排水溝のキノコ
マリアは今まで演出じみた殺し方をしています。
ココはライブのMCで、「囚われの天使だった本当の私の心は今解き放たれた」と言っていたのも気にかかります。
もしココがマリアによって何かに目覚めさせられていたとしたら?
そういえば、昨日ココは苺に料理を教わっていました。
キッチンのゴミ箱には空瓶が、排水溝にはキノコのスライスが残っていました。
苺はパスタにマッシュルームを入れていないと言います。
それを見て明智の中で点と点がつながりました。
そのキノコは『ドクツルタケ』、別名『デストロイングエンジェル(殺しの天使)』だというのです。
その頃、れいぞう子(仲里依紗)を含めたマリアファミリーは、病院から田畑を連れ出していました。
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メインディッシュはこれから
明智は急いで病室に駆けつけましたが、すでにベッドは空になっていました。
明智を待ち伏せていたマリアに、明智は田畑の居場所を聞こうと詰め寄ります。
苺のために必死になる明智のことをマリアは気に入りません。
「私、決めたの。次に殺すのはあのお弁当屋のお嬢ちゃん。あなたの目の前でね!」
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明智は苺にココを呼び出すように言います。
苺は、ココにストーカーのことを殺そうとしたのか尋ねます。
ココは、悪びれもせず田畑に毒キノコ入りパスタを食べさせたことを告白します。
しかし一方で、アイドルである自分が殺人者にならなかったことにホッともしていました。
「残念ながらメインディッシュはこれからだ」
ドクツルタケは、一度中毒症状が収まってから7日後に再び劇的な症状が現れ、血を吐き悶え苦しみながら死んでしまうというのです。
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君は人を殺したんだ
マリアたちはどこかで田畑をかくまい、7日後の死を待つつもりです。
早く田畑を見つけ出さなければ、死んでしまいます。
死ねば遺体は跡形もなく処分され、死体が出なければ事件にもなりません。
「アイツは死んでもいい人間なの」
ココは、正しいことをしたと思い込んでいます。
明智は「忘れるな。君は人を殺したんだ」と言います。
苺はココに自首をするように説得しますが、それは無駄な努力でした。
「私たちの夢を助けてくれたのは苺ちゃんじゃない。マリアさんだよ」
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一緒に暮らさないか?
傲慢なモンスター田畑は最期の7日間を迎え、天使たちはまた何事もなかったかのように夢を与え始めました。
友達が変貌してしまったことで落ち込む苺に、明智は不慣れな料理でちくわの磯辺揚げを作って食べさせてくれました。
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「以前僕は君のことを守ると約束した」
明智はマリアに苺が狙われていることを明かしました。
しかし、苺はそのことを明智にずっと黙っていたのです。
自分のことで明智に負担をかけたくなかったからです。
「僕の事務所で一緒に暮らさないか?」
苺は突然の申し出にあたふたとしてしまいます。
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しかし、明智の提案とは2号こと桃子(富田望生)を含めて不審者から苺を守るというものでした。
新たな上客
明智は苺を事務所に閉じ込め、代わりに買い物まですると言います。
「大事にされてんじゃん、苺」
桃子はそう言いますが、苺はなんとか交渉してランチタイムだけいちごデリを再開する許可を得ました。
依然、田畑の行方は掴めていません。
そんな時、いちごデリに新たな常連さんがやってきました。
いちごデリのお弁当のファンになったといういかにも裕福そうなマダム(丘みつ子)です。
マダムは、今度小規模のパーティーをやるのでケータリングをお願いしたいと言いました。
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しかしマダムとのやりとりを遠くから見ていた明智は、その依頼は断れと言います。
人がせっかく頑張ろうとしているのにと苺は反発しますが、依頼は断ることにしました。
パーティー会場
明智は爆エンのメンバーから呼び出され、ココがまたいなくなってしまったと聞きます。
「やっぱりマリアって人と関係あるんですか?」
ココはマリアに会いに行っているようです。
明智は桃子のバイクに乗り、爆エンメンバーが持つGPS情報を頼りにココを探しに行きました。
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明智と桃子がいなくなった時、苺はマダムから呼び出され、明智が外に出るなと言うのも聞かず指定された場所に料理を持っていきました。
パーティー会場はマダムの雰囲気からはほど遠い廃墟のようなビルです。
しかも、客は5~6人と聞いていましたが、テーブルセットは2人分しかありません。
少し不審に思いながらも、マダムに言われた通り置いてあるワインを手に取ります。
ワインの名前は『ラヴィアンローズ』。
バラ色の人生という意味です。
苺は名前に惹かれ、桃子にワインの写真を送ります。
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怪物の最後の晩餐
背後に人の気配がしたので苺が振り向くと、マダムとマリアファミリーが立っているではありませんか。
「みんな私の家族よ」
マダムは顔をバリバリと剝き、マスクの下からはマリアが現れました。
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マリアは苺をテーブルにつかせ、若くて、可愛くて、甘ったるいあなたのようなお酒だと言ってラヴィアンローズをグラスに注ぎます。
そして余興だといってパソコンの画面を立ち上げると、そこには別の場所でココが田畑と話している様子が映し出されました。
ココが現れて嬉しそうな田畑ですが、明らかに衰弱しています。
ココはまた料理を作ってきたと言ってナポリタンオムレツを出します。
田畑はそれを食べることなく、真っ黒な血を吐いて息絶えてしまいました。
「その顔が見たくてお料理頑張ったんです」
田畑の血を浴びた顔で、ココはニッコリと微笑みました。
マリアと明智の出会い
明智が駆けつけると、ココは傲慢なモンスターは自分で退治したと満足そうに言いました。
「マリアさんは今頃苺ちゃんとランチしているんじゃないですか?」
ココにおびき出されてしまったことを悟った明智は、桃子に送られてきたワインの画像から苺の居場所を突き止め、ビルに向かいます。
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一方、マリアは明智との出会いを運命だと苺に語っていました。
実はマリアと明智の出会いは、浮気調査をするよりずっと前でした。
マリアが社会人になって間もない頃、味気ない毎日を送っていた彼女は、ある時たまたま覗いた大学の学園祭で明智と出会いました。
彼は、クレープ屋の屋台で実家の精肉部から取り寄せた1枚6,500円もするステーキを焼いていました。
マリアがその匂いに惹かれてステーキを買うと、明智は食事を一度として妥協してはいけないと新しい肉を出して焼いてくれました。
マリアにとってその肉の味と明智とのやりとりは夢のようなひと時でした。
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運命の再開
しかしマリアはその後、つまらない男とつまらない結婚をしました。
つまらない日々、それを幸せだと思い込もうとしていたある日、探偵事務所の下で弁当屋に肉の焼き方をうるさく注文している明智を見かけたのです。
運命の再会だと思ったマリアは浮気調査を依頼することにしたのです。
「あの人は教えてくれた。幸せってなんなのか」
マリアにとって幸せとは、人殺しを演出することです。
「殺人が法律で禁じられているのは、快感が伴うからじゃないかしら」
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明智がビルに到着した時、上の階から悲鳴が聞こえました。
急いで駆け上がると、苺はビルの穴から落ちそうになっています。
「ほら、頑張って!もうすぐ彼の目の前で死ねるわよ!」
マリアは目を輝かせています。
もうダメだと苺が手を離した瞬間、明智は苺の手を掴み、桃子と一緒に苺を引き上げます。
私は明智さんのことが好きです!
明智はこれ以上苺を巻き込むなとマリアに言います。
しかし、この世に明智と2人きりになることを望んでいるマリアは納得がいきません。
「あなたがどうするか私にはわかる。2人の魂は通じ合っているから」
マリアはどんどんビルの穴に近づいていきます。
明智もどんどんマリアに近づいていきます。
苺は、明智の母が言っていた「五郎が波長の合う人と出会ってしまったら、とんでもない世界に行ってしまう気がする」という言葉を思い出しました。
「行かないで!私は明智さんのことが好きなんです。大好きなんです!」
マリアのことなんか関係ない。
ただあなたのことが好きだと苺は思いの丈を明智にぶつけます。
「ありがとう。小林苺」
明智が初めて苺の名前を呼んだあと、落ちていくマリアに続いて明智も穴に吸い込まれていきました。
「運命にようこそ」
マリアは微笑んでいました。
『美食探偵 明智五郎』第8話まとめ
【第8話 ご視聴ありがとうございました】
第8話いかがでしたか⁉️
皆様の感想をお待ちしております☺️
そして来週はいよいよ衝撃の最終話‼️30分拡大スペシャルでお届けします✨😁
明智の運命はいかに…‼️‼️
6月28日 日曜よる10時からです🍎
ぜひお楽しみに✨#美食探偵#中村倫也 pic.twitter.com/Ucg6qLQhao— 美食探偵 明智五郎【公式】🍎 (@bishoku_ntv) June 21, 2020
今回は怒涛の展開で目が離せませんでした。
全てはマリアの手のひらの上。
明智も苺のことを憎からず思っていたようですが、運命には逆らえなかったようです。
きっと、苺を大切に思うからこそ、これ以上の犠牲を出すわけにはいかないと考えてのことかもしれません。
次回9話ですが、30分拡大して最終話になるということです。
恐らく、10話の予定を30分カットして9話にまとめたのではないかと推測されます。
非常に残念ですが、明智、マリア、苺の運命はどうなるのか、最後まで見届けたいと思います!
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▼次回第9話(最終回)も続けて読む▼