『美食探偵 明智五郎』第9話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!明智vsマリアの愛憎劇の結末は?

『美食探偵 明智五郎』第9話(最終回)

出典:『美食探偵 明智五郎』公式ページ

マリア(小池栄子)と一緒にビルの穴に落ちて行った明智(中村倫也)。

しかし、2人はそこから忽然と姿を消してしまいました。

しばらくしてから、明智は突然戻ってきます。

それから半年後…。明智の実家である扇屋系列のホテルで、サミットのお茶菓子選定会が行われ、そこで突然マリアファミリーの毒牙が牙をむき、政府の要人が殺害されてしまいます。

ついに無差別殺人を始めたマリアファミリー。

苺(小芝風花)は再び命を狙われ、明智と共に『最後の晩餐』に招かれます。

これまでに運命の糸に導かれてきたマリアと明智。

果たして、明智は運命に抗うことが出来るのでしょうか?注目の最終回です。

▼動画の無料視聴はこちら▼

『美食探偵 明智五郎』前回第8話のあらすじと振り返り

苺(小芝風花)の同級生であり、アイドルグループ『爆音エンジェルズ』のメンバーのココ(武田玲奈)は、マリア(小池栄子)の手引きで自身に執拗に付きまとうストーカー・田畑(森永悠希)に毒キノコ入りのパスタを食べさせ田畑は入院しましたが、一命を取り留めました。

しかし、そのキノコは実は7日後に作用が出るという恐ろしいものでした。

マリアファミリーは田畑を病院から連れ出し、田畑を匿います。

一方、苺がマリアに命を狙われていると知った明智(中村倫也)は、苺を事務所に閉じ込めてマリアの手が届かないようにしますが、マリアファミリーは狡猾に苺を外に連れ出します。

苺を迎えに来た明智は、マリアと運命と共に奈落の底に落ちて行ってしまうのでした。

明智はマリアと心中してしまったのでしょうか?

【ネタバレ】『美食探偵 明智五郎』第9話(最終回)あらすじ・感想

和菓子の選定会

moyoko

マリア(小池栄子)と共に奈落の底に落ちて行った明智(中村倫也)。2人は一体どこへ行ってしまったのでしょうか!?

明智が帰って来ないことで、気が気ではない苺(小芝風花)と桃子(富田望生)。

警察へ捜索願を出そうかと話していたその時、ボロボロになった明智が事務所に戻ってきました。

しかし、明智は何が起きたのか固く口を閉ざしたまま。

それから半年…。

何事も起こることなく、明智は探偵業を細々と続け、苺も弁当屋を再開していつもの日常が戻ったかに思えました。

moyoko

明智と苺が助かったのは良かったですが、マリアが半年間も何もして来ないのはかえって不気味ですね。

ある日、明智の母・寿々栄(財前直見)が扇屋系列のホテルで夏に行われるサミットに出される和菓子の選定会が行われるということで、長男の明智も出席しろと話を持ってきます。

その後、明智は半年ぶりにマリアから「近々お会いしましょう」というエアメールを受け取ります。

マリア(小池栄子)帰国

ほどなくして、マリアは帰国します。

ニュースでは総理大臣が和菓子選定会に出席することが報じられていました。

マリアは、ファミリーの住む山の中のコテージへ向かい、ファミリーと合流しました。

れいぞう子(仲里依紗)は、マリアのためにトリカブトを育てていました。

そして和菓子選定会当日。

いやいや母に連れて来られた明智ですが、綺麗な和菓子には興味をそそられています。

明智は『日本橋毬屋』という店のお菓子に目をつけました。

moyoko

マリアファミリーはさっそく選定会に紛れ込んできました。『毬屋』=マリアです!ダジャレ!

明智が気になったのは、毬屋の出す菓子に青梅の形を模したものがあったからです。

青梅は5月を象徴する菓子で、8月に行われるサミットにはそぐわないのです。

それから、ツツジも季節外れな上、色が淡いのも気になります。

「色どりですよ」

店員に扮したれいぞう子とりんご(志田未来)はごまかしますが、明智が気がついた時には2人は姿を消していました。

明智家の家紋

すると、明智は部屋の外に白い着物姿のマリアが通るのを見ます。

一方、地下駐車場で明智の戻りを待つ苺は、『日本橋毬屋』という菓子店の車を見かけ、聞いたことない名前だったのでクルックーで検索してみるも、クルックーもその店の存在を答えられませんでした。

車の外に出て様子を伺ってみると、シェフの伊藤(武田真治)に捕まってしまいます。

伊藤は苺の首にトリカブトの毒が入った注射器を突きつけ、これから毒入りの菓子でロシアンルーレットが始まると明かしました。

マリアの姿を見かけた明智は、和菓子の青梅に毒が仕込まれていることに気がつきます。

しかし、この程度のことで騒げば逆に怪しまれます。

それに、青梅の毒では人は死にません。

そこで明智はもう一つツツジの方に目を向けます。

よく見ると、これはツツジではなく桔梗をかたどったものでした。

桔梗は明智家の家紋です。

「食べるな!桔梗の菓子は食べちゃダメだ!」

moyoko

桔梗は明智家の家紋。大河ドラマファンなら見慣れているモチーフです。桔梗もトリカブトも、同じ綺麗な紫色の花を咲かせます。

無差別殺人

毒入りの桔梗の菓子を明智の母・寿々栄はすぐに吐き出しましたが、総理と外務大臣は食べてしまい、病院に搬送されましたが外務大臣は死亡してしまいました。

「とうとう俺たちも無差別殺人に手を出してしまったか」

無差別殺人のテロリストと報じられたことを知って、にわかに盛り上がるれいぞう子とりんご。

2人の間には苺が口にガムテープを貼られて動けないように押さえられています。

寿々栄は幸運にも軽症で済みました。

命の危険にさらされた寿々栄は、明智に二つの願い事を明智に伝えます。

一つは自分より先に死なないこと。

もう一つは、早く結婚して幸せな家庭を築いて欲しい。

結婚相手には、家柄はそぐわないが一号が良い奥さんになると思うと寿々栄は言います。

「意見としては聞いておく」

moyoko

明智はイエスともノーとも言いませんでした。明智は苺に対して、どこまでの思いがあるのでしょうか?

明智(中村倫也)の嘘

一方、明智マニアの捜査一課刑事・高橋(佐藤寛太)は、明智が受け取ったエアメールの差出人や、ホテルの警備で届けのない車の名前に『毬屋』と書かれていたことから、マリアの存在に気がつき始めます。

明智にそれを問おうとするとはぐらかされたので、上遠野警部(北村有起哉)に明智が何か知っているのではないかと報告をします。

警察としては、国家の要人が殺されたことで、威信をかけて容疑者をあげようとしてくると思われます。

そうなれば、明智が真っ先に狙われるのは明白です。

上遠野警部は明智を探し出して問い詰めます。

明智は、自分は犯人ではないと言い、犯人と思われる白い着物で30代~40代の『男』を見たと証言します。

moyoko

明智は上遠野警部にわざわざマリアを逃がすような嘘をつきました。マリアの事件は自分にしか解決できないと思っているからです。

命がけのゲーム

その後、明智は靴を忘れて洋服に草履で歩くマリアを見つけます。

マリアは、明智も食べるかもしれない場に毒を入れたのは、2人の運命を試すためだったと言います。

「私たち二人の命がけのゲーム」

moyoko

そんなものに巻き込まれてしまった総理大臣と外務大臣。マリアのお遊びはどんどんエスカレートしていっています。

「動かないでください!」

振り向くと、高橋が銃を構えています。

明智は、とっさにマリアの手を取って逃げ出します。

「私、間違っていたのね。私があなたを求めていたんじゃない、あなたが私を求めていたのね」

moyoko

マリアは有頂天になっています。明智はきっと自分でマリアをなんとかしたいと思っているのでしょうが、明智自身も冷静になれない分、それはあまりにも危険な気がします。

明智はそのままマリアを逃がします。

そして事務所に戻ると、『最後の晩餐』のカードがドアに挟まっていました。

最後の晩餐の準備

一方、桃子は苺が帰って来ないことを心配して上遠野警部に助けを求めます。

その時、ホテルの防犯カメラに白い着物姿の女が映り込んでいることがわかり、緊急捜査会議が開かれることになりました。

その最中に桃子は明智から連絡を受けます。

コテージでは、苺の『最後の晩餐』の準備が始まりました。

苺はマリアがパリで買ってきたという総レースのドレスに着替えさせられます。

moyoko

れいぞう子とりんごはさすがマリアさんとドレスを絶賛しますが、苺は「ダッサ!」と一蹴します。この期に及んで「ダッサ!」と言える苺は肝っ玉が据わっています。

桃子は、明智をコテージまで送り届けました。

明智にこの場で待つように言われた桃子は、苺をよろしく頼むと明智に託します。

「やはりこういうことになっていたか」

明智はダイニングに苺がいるのを確認しました。

moyoko

この間、れいぞう子が伊藤を愛しているのがわかったり、りんごの祖父が亡くなり本当に居場所がなくなってしまったことがわかります。それぞれの思いを抱えて晩餐会が始まります。

苺(小芝風花)の正論

明智は苺のドレスを見て「悪くない」と言いました。

マリアは、明智の趣味に合った服を用意したのだと言います。

moyoko

苺が「ダッサ!」と思った服は、明智にとってストライクなファッションでした。ここでも少しリードされてしまった苺です。

明智は、マリアがこれまでに演出してきた『美しい悪』に反する今日の行動について心の底から怒っていると伝えます。

マリアは、明智の心を支配できていることを喜びます。

いよいよ最後の晩餐がスタートし、シェフの伊藤が料理を自らサーブします。

「毒なんか入っていませんよ」

そう言う伊藤に、苺は「料理人のはしくれとして、毒なんか入ってないと言わなければいけない料理を出して悲しくならないのか」と正論をぶつけます。

「これが最後の晩餐なんて私は嫌」

料理は相手を思いやらないと美味しくならない。

これが最後の晩餐ならもっと心のこもった美味しいものを出して欲しいと苺は訴えます。

moyoko

明智がやめろというのも聞かず、苺は正論を吐き続けます。さすがの気の強さです!

マリア(小池栄子)の凶行

「おだまり」

マリアはおもむろに苺の首にトリカブトの注射を打ちました。

苺はその場に倒れ込んでしまいます。

苺を抱きしめ動揺する明智。

マリアはそれを見て、これこそ絶望というものだと言って高笑いをします。

moyoko

マリアがあまりにも自然に苺に手をかけたのでビックリしてしまいました!本当に苺は死んでしまったのでしょうか?

「探偵さん、もうあなたも目が覚めたことでしょう。あなたを惑わせたものは今消えたわ」

絶望を知ることで目覚めるものがある。

マリアファミリーはそれぞれ絶望を感じて殺人者として覚醒しました。今、ここには絶望しかありません。

「どう?メインディッシュの味は?」

明智は苺を抱きしめながら語り始めます。

昔から変人だと後ろ指を刺されてきた人生を歩んできた明智。

だけどある日、力強く真正面から受け止めてくれる相手と出会えたと言います。

moyoko

ここでマリアは自分のことだと思って両手を拡げます。マリアは今の今まで自分と明智の絆を信じて疑っていません。少し気の毒になってきました。

生きることは食べること。

「ちくわの磯辺揚げだ」

ささやかで慎ましいけれど、絶品のちくわの磯辺揚げを食べた明智は、こんな自分でも生きていいのだと思うことができたのです。

生きることは食べること。食べることで生きる希望が湧く。

それを教えてくれたのは苺の料理でした。

「そんな人を君は殺した。これを絶望と呼ばずになんと呼ぼう」

マリアは、明智との間に亀裂が入ったことに動揺し、自分たちは絶望の名の元に結ばれているのだと訴えます。

しかし、明智はマリアにもまだわかっていないであろうことがあると言います。

ここにはまだ希望が残されていると言うのです。

「そこまでじゃ!」

桃子の様子がおかしいことを見抜き、後をつけてきた上遠野警部と高橋刑事がコテージに投光器を向けました。

moyoko

上遠野氏に邪魔をされてしまいましたが、まだ希望が残されているというのはどういうことでしょうか?

残された希望

「私は希望という言葉が一番嫌い。あいつらは裏切り者だから」

moyoko

マリアたちは希望に裏切られ絶望に寄り添ってここまできました。もう後には引き返せません。

外には続々と警官が到着し、コテージを包囲します。

マリアは思い立ったようにキッチンから包丁を取り出し、逆手で持ってコテージの外に飛び出します。

そして、上遠野警部めがけて包丁を振り下ろしました。

その瞬間、銃声が聞こえます。

高橋がマリアの足を撃ったのです。

しかし、それに構わずマリアは再び包丁を振り上げます。

また銃声。

銃弾は、マリアの身体ではなく伊藤の身体を貫きました。

伊藤がマリアを庇ったのです。

「シェフ、君だね。注射器をすり替えたのは。」

「バレたか。」

実は、伊藤はトリカブトではなく、一時的に気を失うだけの薬とすり替えていたのでした。

moyoko

それが、明智の言う希望だったのです。恐らくマリアを愛する伊藤は、これ以上マリアに悪事を重ねて欲しくなかったのでしょう。

明智(中村倫也)の答え

高橋の銃弾で伊藤が力尽き、皆が呆然としている隙をつき、マリアは車で逃げ出しました。

明智は桃子と共にマリアを追います。

moyoko

この場面でとっさに動けるとは、さすがマリアですね!

マリアは、最初に明智と対峙した崖の淵に立っていました。

あの日、マリアは死んでも構わないと思って崖から飛び降りました。

でも、マリアは死にませんでした。

「もう一度神様が奇跡を起こしてくれたら、私を愛してくれる?」

明智は何も答えず、ただマリアを見つめます。

マリアは泣いていました。

moyoko

いつも微笑んでいたマリアが初めて見せた涙です。マリアには、明智の答えがわかっているのです。

パトカーで上遠野警部たちと目覚めた苺が駆けつけた時、崖の上には明智の姿だけがありました。

その後の世界

結局、マリアの遺体は上がりませんでした。

事件はマリアの自殺ということで処理されることになりそうです。

明智は、ひっそりと探偵を辞めることを決意していました。

その代わりに、フランス料理の弁当屋を始めると言い出し、苺に指導を受けているところです。

あれから明智はマリアのことは一言も口に出すことはなくなり、苺も二度と口にしないと決めています。

でも、まだ明智の後ろに黒いドレスの女が見えるような気がしていました。

マリアは、伊藤、りんご、れいぞう子、そして明智と共にコテージのダイニングで幸せな食卓を囲んでいる夢を見ながら海の底に沈んでいきました。

しかし、マリアがいなくなったからと言って、この世に恨みがなくなるわけではありません。

とあるライブハウスの楽屋で1人『マリアの部屋』を運営する人がいました。

その人物は、金髪で背中には天使の羽根を生やしていたのです。

『美食探偵 明智五郎』第9話(最終回)まとめ

明智とマリアのねじれた愛憎劇は、ココが二代目マリアに就任するという「そうきたか!」という展開で幕を閉じました。

もしかすると、明智は探偵をやめてフレンチ弁当屋を開けないかもしれませんね。

そして、いまだマリアの影に怯える苺ですが、平穏な日々が戻ってくることを願っています。

東村アキコ先生が描く原作では、この回冒頭の和菓子のテロのシーンが最新刊となっています。

こちらではまだまだ明智とマリアの攻防は続きそうです。

というわけで、最終回はドラマ版オリジナルストーリーですが、原作に劣らず面白い物語になっていました。

それだけに少しだけ短くなったであろうことは残念ですが、十分に楽しませていただきました。

今年初めのクランクインからの足掛け半年間お疲れ様でした!

▼動画の無料視聴はこちら▼