『美食探偵 明智五郎』第1話あらすじ・ネタバレ感想!中村倫也がプライムタイム初主演!謎多き殺人ゲームが開始する

『美食探偵 明智五郎』第1話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『美食探偵 明智五郎』公式ページ

「もし、明日死んでしまうとしたら、あなたは最後に何を食べますか?」

変な髪型で今時ループタイをつけ、日々食のことだけを考えている超変わり者の探偵・明智五郎(中村倫也)は、とある依頼人の主婦(小池栄子)と出会います。

明智は夫の浮気調査を依頼してきた彼女に言います。

「本当のあなたを自由に解き放つべきだ」

すると、彼女は夫を殺害した後に姿を消してしまいます。

その後、彼女は「マグダラのマリア」として明智の前に姿を現します。

明智は近所の弁当屋・小林苺(小芝風花)と共にマリアが起こす事件と関わりながら、彼女を追うことになります。

この殺人ゲームの行く末やいかに!?

▼動画の無料視聴はこちら▼

『美食探偵 明智五郎』の見どころ

『美食探偵 明智五郎』は超美食家の探偵と連続殺人鬼の事件と恋に迫るサスペンスドラマです。

変な髪型と服装で食べることに目がないイケメン探偵・明智五郎(中村倫也)。

そして、明智と出会ったことによって殺人鬼へと変貌を遂げたマグダラのマリア(小池栄子)。

2人は惹かれ合いながらも、探偵と殺人鬼という対立関係に置かれます。

明智は、お気に入りの弁当屋・小林苺(小芝風花)を助手として、食にまつわる殺人事件を食を通じて解決しながらマリアを追います。

大ヒットメーカーの漫画家・東村アキコさんの原作を中村倫也さんがゴールデン・プライムタイム初の主演を務めます。

謎解き、ラブストーリー、絶品グルメとてんこもりのグルメ・エンターテイメントの始まりです!

【ネタバレ】『美食探偵 明智五郎』第1話あらすじ・感想


美食探偵 明智五郎(中村倫也)

苺(小芝風花)は、明智(中村倫也)と出会ってしまったばっかりに、今崖っぷちにしがみついて生命の危機を迎えています。

明智は苺を見て一言。

「自業自得ってやつだな」

「最悪だーー!!」

顔は上の下(?)、変な髪型に変なスーツ、今時ループタイをつけている変わり者探偵・明智五郎は、お気に入りのブーランジェリー(パン屋)に寄った帰り、事務所の下にあるキッチンカーのお弁当屋『いちごデリ』でお弁当を買います。

しかし、明智は現金を持っておらず、いつもツケで買うので店主の小林苺は困っています。

すると、明智は輩風の人(北村有起哉)に「ウチのシマ荒らしてくれたらしいな」と事務所に連れて行かれてしまいます。

明智がブラックカードを忘れて行ってしまったので、苺は急いで事務所に届けに行くと「僕を殺す気か!」という声が聞こえました。

moyoko

天下の中村倫也さんを「上の下」と評したのには笑ってしまいました。でも確かにどこに置くかと言われたら「上の下」しかないと思います。原作ではもっとクドい顔のキャラクターなのですが、ドラマではほっこり癒し系の明智五郎になっています。

パン屋殺人事件

何かトラブルが起きていると感じた苺は慌てて部屋に入り、警察を呼ぼうとすると、その輩風の人は警視庁捜査一課の警部だということです。

明智は、ランチタイムを邪魔されたことで憤慨しているのです。

「ランチをランチの時間に食べられないなんて、死に値する!」

捜査一課がやってきたのは、実は明智が立ち寄ったパン屋の店主が山中で変死体で見つかったからだと言います。

凶器は麺棒で、頭から血を流していましたが、遺体発見現場には血痕が少なかったため、他の場所で殺されたであろうことがわかりました。

以前、店主と職人が言い争っているところを店主の息子夫婦が見ていることから、警察では恐らく職人が店の中で殺害して山に運んだのだろうと見ています。

しかし、明智はその推理を否定します。

なぜなら明智が買った酵母パンはとてももっちりしっとりしているからです。

moyoko

さっそく事件が起こりました。酵母が職人の犯行を否定するようですが、なぜでしょうか?この話を警察がしに来たせいでランチタイムは7分遅れてしまいました。『いちごデリ』のお弁当はとても美味しそうです!

薄幸の依頼人

酵母は湿気に弱いため、血を洗い流して湿気のある厨房ではうまく働くはずがありません。

それに、プライドのある職人が仕事道具を凶器に使うとも思えません。

しかも、息子夫婦が店を潰してコンビニにすると言っていることで店主と職人が揉めていたという話もあります。

ということであれば、おのずと真犯人は見えてくるのです。

上遠野警部(北村有起哉)は、その明智の推理をすぐさま自分の手柄にして、意気揚々と帰っていきました。

ランチが終わる頃、薄幸そうな美人な女性(小池栄子)が入ってきます。

彼女は明智に夫の浮気調査を依頼してきました。

「夫の服から毎日違う香りがするんです」

それは、香水などではなく食べ物の匂いだということです。

理系の堅物だという夫は、夕飯は毎日決まったものしか食べないとのことですが、店ではないどこかで料理を食べているのではないかと女性は言います。

moyoko

確かに店でランチをするぐらいでは服に香りがつくことはほとんどないでしょう。女の勘は当たりますから、この推理は当たっているかもしれません。

浮気調査

さっそく明智が調べてみると、夫は毎日ランチタイムにとあるアパートに住む若い女性の部屋に入り、小一時間滞在しては会社に戻るという生活をしていました。

ランチタイムの調査なので、自分のランチができないとボヤく明智のために、苺はお弁当を届けることにしました。

「悪くない」

明智は決して「美味しい」と言いませんが、苺のお弁当は気に入っているようです。

1週間に渡る調査の後、明智は女性に調査報告をしました。

「1時間でお昼を食べてセックスをしているということですか?」

男女関係があったかまでは調査では突き止められていません。

ただ小一時間部屋にいるだけで浮気と言えるのか、微妙なところです。

「明智さんならできますか?主人はどうだったのかしら」

女性は夫の浮気疑惑が深まったと聞いて、逆に生き生きとしています。

気がつけばランチタイムになっていたので、女性が料理をしてくれることになりました。

moyoko

恐ろしきは女の勘。やはり夫は若い女性の部屋に入って食事をしていました。不貞の証拠はないものの、依頼人の女性は離婚弁護士をつけて慰謝料をたくさんもらって離婚すると言います。夫の浮気がわかってテンションが上がる妻。気になりますね。

本当のあなたを解き放て

あり合わせのもので作ったという女性の料理は、実に“悪くない”ものでした。

明智にとって「悪くない」とは最上の褒め言葉なのです。

それを食事の間2回も言うほどの腕前でした。

女性が料理をしている最中、明智は棚に飾ってあるモナリザのポストカード、綺麗に並べられたスパイスや立派な包丁セットに目をやります。

食事中の明智は、いつも堅い表情の女性が笑みを浮かべた時、何か胸の奥に秘めているものを感じ、それに強く惹かれます。

「あなたは本当のあなたを心のどこかにしまい込んでいる。本当のあなたを自由に解き放つべきだ」

明智はそう助言しました。

明智が去った後、女性は後片付けをしながらそのことについて思い返して、また笑うのでした。

後日、女性の夫がアパートの前で何者かに首を切りつけられ、その後に死亡したというニュースが飛び込んできます。

moyoko

どう考えても夫の首を切ったのは妻でしょう。どうやら明智が彼女のパンドラの箱を開けてしまったようです。その箱は決して開けてはならなかったのです。

最後のデート

明智は慌てて女性に電話をかけます。

女性は運転中でした。

血まみれの服のまま、どこかへ向かっています。

彼女が死ぬつもりだと考えた明智は咄嗟にこう言います。

「僕とデートしませんか?」

「それも素敵。最後にそれぐらいしたって罰は当たらないかもね」

明智は葉山の隠れ家的オーベルジュに女性を誘います。

「最後の晩餐ね」

免許を持っていない明智は、苺に運転手をさせ葉山まで飛ばします。

警察に事情を聴かれたアパートの女は、夫とは不貞はなく、将来料理屋を出すために試食をしてもらっていただけだと話しますが、刑事たちは信じられません。

「飯食っただけで殺されてたまるか!」

一方、明智は血みどろの服から黒いドレスに着替えた女性と『最後の晩餐』が始まりました。

moyoko

上遠野警部は「飯食っただけで殺されてたまるか!」と言いましたが、本当にその通りです。しかし、恐らく夫は「飯食っただけ」で殺されてしまったように思います。明智と話す彼女はすっかり豹変していて、楽しそうにしているのが不気味です。

殺した理由

「私、お肉が食べたいわ。真っ赤なレアのお肉」

女性の夫は肉が嫌いで、いつも魚料理ばかり作らされていました。

そして、それを美味しいとも何とも言わずに黙って食べるだけ。

ただお腹を満たすだけの夕食です。

女性はそれを10年続けてきたと言います。

「セックスと食事ってどちらが大事?」

女性は真っ赤な肉をほおばりながら、明智に聞きます。

セックスはそのうちしなくなるけれど、食事はどちらかが死ぬまでずっと続きます。

彼女の夫は夫婦の営みとして大事な食事を楽しむことを放棄した上、性的に不能でした。

毎日つまらない魚料理を妻に作らせておいて、自分は若い女と毎日違うメニューを食べている。

彼女はそれが許せなかったのです。

だから、結婚した時張り切って買ったものの使うことがなかったドイツ製の包丁で、夫の首を切ったのです。

moyoko

飯食ったぐらいで殺されてはたまりませんが、彼女の言い分も言われてみるとわからないでもない気がします。生きる上で大事な、そして時として性行為とも結び付けられる食事という行為をおざなりにされ他の人と楽しまれたら、それは許せないかもしれません。

明智(中村倫也)の後悔

2人は場所を移し、酒を楽しみます。

「あなたの心の内に気づくべきだった」

明智は彼女の奥の奥に気がつかず、アパートの場所を教えてしまいました。

「探偵失格だ」

しかし、女性は明智に感謝しているといいます。

「あなたが解き放ってくださったのよ。私は私でいいんだって」

彼女の話を聞いているうち、明智の目がかすんできてしまいます。

酒に睡眠薬を入れられてしまったのです。

その間ずっと車で待たされていた苺は、彼女が1人で外に出てきたのを不思議に思い、部屋の中に入ると明智が倒れているのを見つけます。

幸い明智は意識を取り戻し、苺と共に彼女を追います。

彼女は、崖の上に立っていました。

苺は彼女を止めようと慌てて走り出しつまずいたことで崖から落ちそうになってしまいます。

「自業自得ってやつだな」

苺の先走った行動に呆れていた明智は、苺にそう言い放ちます。

moyoko

明智が上手いこと飛び降りを止めるように誘導しようとしたところ、猪突猛進の苺は一番やってはいけない正論を吐いた上に走り出すということをしてしまいました。そのせいかなのかはわかりませんが、結果的に女性は飛び降りてしまいます。

マグダラのマリア

結局、女性は崖から落ちて行きましたが、その死体が上がることはありませんでした。

後日、明智のところにモナリザのポストカードが届きます。

『ハンサムな探偵さんへ』と書かれてあります。

そんな時に新たな事件が起こります。

老舗の高級ホテルで若いカップルが毒殺されたのです。

偶然現場に居合わせた明智は、警部補の高橋(佐藤寛太)から色々と情報を聞き出し、独自に調査を始めます。

そして、明智は3代続く大手百貨店の御曹司という立場を利用して、支配人から宿泊者名簿を見せてもらいます。

そこに『Mary Magdalene』という名前があるのを発見します。

「マグダラのマリア」

それは、モナリザのポストカードに書かれていた名前です。

moyoko

マグダラのマリアとはイエス・キリストの復活に立ち会った聖人であり、娼婦でありイエスの妻であったとも言われている人物の名前です。モナリザのモデルとも言われており、この作品では二面性の象徴として名づけられたのではないかと思います。

もう一度会いたい

その頃、あるバーで古川茜(志田未来)がマグダラのマリア(小池栄子)と落ち合います。

マリアは茜を『りんごちゃん』と呼び、茜が犯した殺人を褒め称えました。

「私、彼のことまで殺すつもりじゃ…」

「大丈夫。あなたは正しいことをしたの」

マリアは日本の警察は無能で捕まることはない。

大事なことは殺さないことより殺し損ねないことなのだと茜に説きます。

マリアはお金を貰うでもなく、茜の殺人の手伝いをしてくれました。

茜にはそれが不思議でたまりません。

マリアは本当は殺したくてたまらないけれど、自分はもう殺してしまったから、殺したい人を見つけてその殺しを美しく演出したのだと語ります。

そんなことだけで…と、茜は信じられません。

「理由はもう一つ。私、会いたい人がいるの。あの人にもう一度会いたいの」

この事件は明智とマリアたちの身の毛もよだつ殺人ゲームのプロローグに過ぎなかったのです。

『美食探偵 明智五郎』第1話まとめ

2020年1月から告知され、待ちに待った『美食探偵 明智五郎』が始まりました。

新型コロナウイルスの影響で撮影が止まり、初回放送が遅れる作品が続出する中、この作品は1月から撮影を進めていたこともあり、予定通り初回を迎えることができたので良かったです。

今後はどうなるかわかりませんが、無事完走されることを願ってやみません。

さて、第1話の感想ですが、漫画の世界観はそのままに、ドラマとしても楽しい作品になっているのではないかと思います。

普段から仲が良いという中村倫也さんと小池栄子さんですが、2人のヒリヒリするような掛け合いが見どころになるのではないでしょうか。

エンドクレジットには第5話までのゲストがすでに載っていて、豪華なキャストになっていたので今から楽しみです!

▼動画の無料視聴はこちら▼

▼次回第2話も続けて読む▼