『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』あらすじ・ネタバレ感想!ハーレイのガールズパワーがさく裂

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』あらすじ・ネタバレ感想!ハーレイのガールズパワーがさく裂!

出典:『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』公式ページ

激ヤバな悪のヒロイン、ハーレイ・クインがスクリーンで大暴れ!

女性たちの活躍も見逃せない、異色のヒーロー映画の誕生!

DC映画の『スーサイド・スクワッド』で登場したマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クイン。

元精神科医で「あのジョーカーの恋人」です。

『スーサイド・スクワッド』で一番評価が高かったのがハーレイ・クインなのも納得のカッコカワイイ&激ヤバな悪のヒロイン。

今作『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』はそんなハーレイ・クインが主役。

DCコミックで人気のヒロイン、ブラックキャナリーとハントレスも登場し、強くて格好良い女性たちの大暴れを堪能できます。

こちらも激ヤバなヴィラン・ブラックマスクを演じるのは、『スター・ウォーズ』シリーズの若かりし頃のオビ・ワン役で有名なユアン・マクレガー。

悪vs悪の戦いの結末は?

ジョーカーと別れたことで吹っ切れすぎたハーレイの、ハチャメチャな活躍に大注目!

それでは『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』をネタバレありでレビューします。

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『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』作品情報

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

作品名 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』
公開日 2020年3月20日
上映時間 109分
監督 キャシー・ヤン
脚本 クリスティーナ・ホドソン
製作 マーゴット・ロビー
デビッド・エアー
出演者 マーゴット・ロビー
ユアン・マクレガー
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
ジャーニー・スモレット=ベル
ロージー・ペレス
エラ・ジェイ・バスコ
音楽 ダニエル・ペンバートン

【ネタバレ】『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』あらすじ


ゴッサムシティの悪の帝王ジョーカーの激ヤバな恋人、ハーレイ・クイン。

ジョーカーの恋人という立場だったからこそ、ゴッサムシティのワルたちからも一目置かれる存在だったハーレイですが、何と愛しのジョーカーと破局。

そのためハーレイは周囲の悪党たちに一気に命を狙われることになります。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

そしてジョーカー不在のゴッサムシティでの勢力拡大を目論むのは、ローマン・シオニスことブッラクマスク。

街を逃げ回っていたハーレイですが、ローマンに捕まってしまいバーティネリ家のダイヤを盗んだスリの少女カサンドラを連れてくることを条件に自分を見逃してくれるよう交渉します。

マフィアであるバーティネリ家は過去に資産を狙った他のマフィアに虐殺されており、隠し資産の在処を記したダイヤが闇世界に存在していました。

ローマンはゴッサムを手に入れるための資金源としてダイヤを探し出したのですが、悪党から受け取った後にカサンドラにうっかり盗まれてしまっていたのです。

カサンドラはスリの現行犯で市警に連行されており、ハーレイはゴッサム市警を急襲。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

警察や賞金稼ぎなどをなぎ倒しながらもカサンドラを確保、自らの住処に連れ帰りますが、暗殺者のハントレス始め、またもや悪党たちに狙われハーレイの隠れ家はめちゃくちゃに。

ハーレイは自分の身の安全を考え、カサンドラをローマンに引き渡すため遊園地へ移動します。

そこに現れたのは停職処分を受けた刑事のレニー・モントーヤ、実はバーティネリ家の生き残りで復讐に燃えていた暗殺者・ハントレス、そしてカサンドラの知り合いでブラックマスクの経営するクラブの歌姫だったブラックキャナリー。

遊園地に集結したローマンことブラックマスクの一味から自分の身やカサンドラを守るため、ハーレイたちは一時的に手を組むことにします。

激しい戦いの末、ほとんどの悪党を倒しきったハーレイたちですがブラックマスクにカサンドラが連れ去られてしまいます。

ハントレスたちの手を借りて何とかブラックマスクを追い詰めたハーレイは、カサンドラの機転のおかげもありブラックマスクを倒すことに成功。

ハーレイもカサンドラも晴れて自由の身となります。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

事件の後、退職したレニーや家族の復讐を果たしたハントレス、ブラックキャナリーは、ヒーローチームとして「バーズ・オブ・プレイ」を結成します。

そしてハーレイはカサンドラと共に、バーティネリ家の遺産を元手に何でも屋を始めるのでした。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』感想

キュートでクレイジーな最凶ヒロイン、ハーレイ・クインの魅力が満載

DCコミック界のヴィラン大集合映画でもあった『スーサイド・スクワッド』で一際輝きを放っていたハーレイ・クイン。

クレイジーなのに憎めない、可愛くて格好良いジョーカーの恋人。

くりす

マーゴット・ロビー演じるハーレイに思わず恋をしてしまった人も多いのではないでしょうか。
『スーサイド・スクワッド』

(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

それくらい魅力的過ぎるキャラクターだったハーレイが主役の映画、それが『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』です。

演じるマーゴット・ロビーのお母様が嘆いたという『スーサイド・スクワッド』の衣装からは、路線を変更。

女性目線で眉を顰める人が出ないであろうセクシーで可愛いけれど何とも奇抜、それでいてエロくないファッション。

ツインテールも短くして新たなハーレイとして生まれ変わりました。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

とにかくハーレイは最初から最後まで可愛い&クレイジー。

どんなに悪辣なことをしても、結局は許せてしまうし最後まで「最低なワル」ではいられないハーレイのあらゆる角度からの魅力が満載。

今までジョーカーの名前を笠に着てやりたい放題だった頃の悪行のアレコレも明らかになったり、ハンバーガーを死守するためなら何でもしたり序盤は呆れながらもまったく憎めないハーレイをたっぷり堪能。

そして警察署の襲撃シーンではやり過ぎゴメンな勢いで警察官も襲撃犯も、ついでに留置場にいた悪党たちも次々倒していく姿など、まさにド派手で痛快&爽快です。

くりす

マーゴットの運動神経の良さもあるでしょうが、警察署のアクションシーンは必見の出来。過激なのにどこか笑えるアクション、最高です!

スリの少女・カサンドラとの関係についても、最初は保身のために探し出し情が移るものの、やはりブラックマスクに引き渡しを決意、しかし結局は守りきるという立場が二転三転するハーレイなのですが、これがまた憎めない。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

マーゴット・ロビーの作り上げたハーレイ・クインは改めて考えてみると本当に画期的な悪のヒロイン。

男性に守られるだけでないヒロインが見たい、強くて格好良い女性の活躍が見たいという声は近年大きくなっています。

ハーレイ以外の女性陣も大活躍する『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は、そんな声に十分に応える内容に仕上がっています!

くりす

ハーレイだけでなく、手を組むことになるメンバーが全員、タダ者じゃない女性たちなのも最高の要素の1つなのです!ハントレスが個人的には一番好きかもというくらい、性格が可愛いので注目。

サイコパスなヴィランを演じるユアン・マクレガーにも注目!

ユアン・マクレガーといえば『スター・ウォーズ』シリーズのオビ・ワン役があまりも有名。

今作のユアン演じるローマン・シオニスは、今までになかったサイコパスでクズなヴィランになっています。

くりす

とにかくまあ最低最悪のクズなローマン。

優しい表情が似合う顔立ちのユアンなだけに、ゲスさが際立つという効果も発揮しています。

もっと活躍をして欲しかったのですが、今作はハーレイと彼女の仲間たちが主役の物語。

ブラックマスクとしての活躍がほぼないのも仕方のないところかもしれませんが、そこはどうにか脚本に頑張って欲しかった!

くりす

もっと色々悪いことするユアンが観たかったんです!悪い顔したユアン、最高に格好良かったのですよ。ああ、もったいない。
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

ハーレイとブラックマスクの対決であるラスト、盛り上がりがちょっと物足りない理由も、ブラックマスクがクライマックスからあまり目立った動きをしていないからです。

遊園地の戦い、そこからの追走シーンが良かっただけに、ラスボス戦のあっさり感が否めません。

ハーレイ対ブラックマスクの肉弾戦、期待した人も多いのでは。

遊園地や警察署のアクションシーンがスピード感や熱量がバンバンに高い部分があって大変満足していたため、ラストで拍子抜けというか。

くりす

ブラックマスクをもっと強大で凶悪な敵として書いていたら、最高なラストになっていた可能性を捨てきれません。

しかし今作、DC映画の中で比べてもアクションシーンがぐっと良くなったのはさすが『ジョン・ウィック』の監督が関わっているだけはありますね。

まさに真のガールズムービーの誕生です

暴力的でありながら何故かウキウキする楽しさが存在する、そんな『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』。

大騒ぎなガールズパーティーのようで、エキセントリックで極彩色、気取っていなくてひたすらキュート。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

とにかく悪い男たちがボコボコに殴られるという痛快な展開が繰り広げられます。

くりす

女性の自立という問題を意識しているのは間違いないですが、男性にも受け入れられやすい作りになっているので男女問わず楽しめると思います。

欲を言えばハーレイと手を組む女性たちのバックボーンをもっと掘り下げて欲しかったのですが、映画の尺を考えれば仕方ないかもしれません。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

嫌なことを忘れたい時、スカッとしたい時におすすめの映画です。

くりす

ハーレイ・クインのポップでヤバさ全開の魅力をこれでもかと愛でましょう。

しかしDCEU好きとしては作品同士のつながりがどうにも希薄で、マーベルのような壮大な世界観を共有しての物語が望めないのが至極残念なところです。

舞台がゴッサムシティなのにジョーカーもバットマンも名前しか出てこないのはさすがに寂しすぎます。

くりす

ハーレイがあれだけ暴れたら、ブルース・ウェインことバットマンの耳に入らないわけがないですから。

ゴッサムのお昼の風景も思っていたより荒れていないのであれ?と首を傾げたくなりました。

くりす

せめてゴードン警部くらいちらりと出してくれてもいいのに。まあジョーカーもブルース・ウェインも、今回は誰が演じるべきかがネックでしょうけど。本当に、DCお前そういうとこだぞと言いたい。

今作『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は、極論を言えば「ハーレイ・クイン」というキャラ推し映画でもあるので、ハーレイの可愛さが大好きな人には最高に楽しめる映画だと思います。

『https://mirtomo.com/work/dceu/』

(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

音楽も良い、美術も花丸。

細かいところには目を瞑って、とにかくハーレイの世界にどっぷり浸かるとたとえ鑑賞前イライラしていてもすべて吹っ飛びます。

何より『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は監督も脚本も女性、製作にはマーゴットの名前もあり、徹底的な女性映画という良い意味での驚きもあります。

くりす

女性が眉をひそめるようないやらしさがないことは、女性制作陣たちの影響が大きいのでしょうね。

さて、今作の主役ハーレイが活躍した『スーサイド・スクワッド』の続編はどうやら監督・脚本に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガンが就任したことで当初の予定とは大きな方向転換が見られるようです。

全面リブートするとのことで、マーゴットのハーレイが出演するかはまだわかっていません。

今作の続編がどうなるかなどDC映画のこれからの動きにも注目です。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』まとめ

以上、ここまで『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』をネタバレありでレビューしました。

要点まとめ
  • かなりの飯テロ映画です。夜に観るのは危険。
  • ユアン・マクレガーがセクシーでどこか可愛い、でも凶悪なヴィランで最高。
  • 鑑賞後は、ハーレイ・クインの虜になっていること間違いなし。

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