藤川(尾上寛之)に言われた関西弁問題で佳右(間宮祥太郎)と辻本(渡辺大知)は衝突。
結局、自分に遠慮していただのどうのと喧嘩を始めます。
しかしそんな喧嘩も、藤川が変死体で発見されニュースになったことで中断。佳右たちは藤川の元へ向かいました。
当然、金本(駿河太郎)もやってきますが「しょうもない」の一言を残して去ります。
これに激怒した佳右は金本に対し、藤川が生前言っていたことを伝えたのです。
すると金本は「乗れ」といって、佳右をデジタルきんぎょのラジオ番組に出演させました。
そこで語られた金本の痛烈な想いが、胸をえぐられます。
相方ってなんだろう。その答えがひとつ出てくるようでした。
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目次
『べしゃり暮らし』第6話あらすじ
念願だった、NMC(ニッポン漫才クラシック)の決勝進出の切符を手にしたデジタルきんぎょ。
藤川(尾上寛之)から関西弁を止めるように指摘された圭右(間宮祥太朗)は、藤川と同じ考えを持つ辻本(渡辺大知)と激しく衝突する!
そんな2人に、突然、藤川の訃報が入る…。
深い悲しみに沈む妻・尚美(黒坂真美)や、圭右、辻本たち。
しかし相方の金本(駿河太郎)だけは、藤川の遺体との対面もそこそこに、レギュラーを務めるラジオの仕事へ向かう。
その態度に憤りを覚えた圭右は、藤川の思いを金本にぶつける。
生前、藤川は金本の実力を認め、相方でいられることを密かに誇りに思っていたのだと。
藤川の本音を知った金本は、「相方て何なんやろうな」と自問しながら、圭右をラジオ局へ連れて行き生放送に臨む。
“いつも通り自分たちの仕事をしたい”と願う金本は、亡き相方・藤川の代わりに圭右を座らせ、何事もなかったように喋り始めるのだが…。
互いに相方を高く評価しながらも、思いを最後まで伝えられなかったデジタルきんぎょの2人。
その様を間近で見た圭右が取った行動とは…?
出典:『べしゃり暮らし』公式ページ
【ネタバレ】『べしゃり暮らし』第6話の感想
佳右(間宮祥太郎)と辻本(渡辺大知)が衝突。遠慮ほどムカつくものはない
学校で辻本(渡辺大知)は佳右(間宮祥太郎)に対し、「関西弁やめろ」と言います。
それは、デジタルきんぎょの藤川(尾上寛之)に言われたことがきっかけで発覚したもの。
そして佳右は、それを先に藤川の口から聞かされ、辻本が自分に遠慮していたことに腹を立てました。
と言っても、どっちにしても佳右は怒るじゃないですか。
自分の言うことは何も聞いてくれないなら、遠慮もしたくなるだろうと思いますが、辻本の場合はいつものことです。
佳右は、ずっと辻本になめられていたと思うわけです。
それを否定しても「ああ、そうか」とはなりません。
結局ふたりはつかみ合いの喧嘩をはじめるのでした。
コンビ間で遠慮はいらない。だからこそ、ぶつかることを避けてはいけないというのもわかります。
しかし、今は喧嘩している場合ではなかったのです。
教室から大急ぎでやってきた子安(矢本悠馬)が知らせに来たのは、藤川(尾上寛之)の急死でした。
「絶対わらわせてやる」って…笑えるかぁ!
藤川の訃報が知らされたとき、妻の尚美(黒坂真実)は自宅で家事をし、息子の球児(篠原湊大)は学校で父親のことを書いた作文を発表。
「大きくなったら父ちゃんのような漫才師になりたいです」
と言った矢先に、その父ちゃんが亡くなったって聞いたらショックでしょう。
相方の金本(駿河太郎)に至ってはホテルで女性といたみたいで、ぐっすりと眠っていたみたいです。
藤川からの「絶対わらわせてやる」というメッセージを見てニヤニヤしていた金本。
その後からはマネージャーの着信やメールがわんさか来ていました。
「なにしとんねん!」と怒鳴られても生返事しかしない金本。
しかし、藤川が死んだと聞かされ、金本は何とも言えない気持ちになったのでしょう。
調子のいい一般人がカメラを向けてきたので、その携帯を折って投げ捨てると、ボコボコにされてしまいます。
病院の霊安室で眠る藤川の顔を見て、尚美は泣くしかありませんし、佳右や構成作家の下柳(浪岡一喜)は眉をしかめるしかできませんでした。
金本(駿河太郎)、佳右(間宮祥太郎)を連れ、ラジオ番組で想いを叫ぶ
「しょうもな」
金本は吐き捨てるように言って病院を後にしました。
この冷たさに佳右は激怒。
「もっと言うことあるだろ!藤川さんはあんたのこと尊敬してたんですよ!」
佳右、熱い。純粋で真っ直ぐな男ですから、そういう奴です。
金本からすれば、そこが自分とは違うところ。
むしろ、そんな熱い部分は藤川にそっくりだと金本は思い、「乗れ」と仕事場に佳右を連れて行こうとします。
藤川の訃報はすでに世間に知られている状態。
番組プロデューサーも無理にすることはないというのですが、それでも金本はやり遂げようとするのです。
佳右は金本に言われ、いつも藤川が座る席に座らされます。
そんな近くで金本を見ていたせいで、デジタルきんぎょが今までどんな想いで漫才をしてきたのかを、身をもって知ることになったのです。
準決勝の日、藤川は金本に「言いたいことがあるから後で言う」と言ったので、金本も「なら俺も後で言う」と言いました。
しかし、言いたいことは言っておかないと、こうして後悔することになるんです。
番組の最初では、「どうやって決勝辞退してやろうか考えてたんだよ」と話す金本。
ですが、その後から語られた辛辣な想いは、もう涙なしには見られませんでした。
このラジオ放送を尚美は霊安室で聞き、辻本や子安も病院内で聞いていました。
藤川、この金本のラジオを聞いて生き返らないかな?
涙とか流さないかな?とかそんなボケを待っていましたが、そんなことをしてはくれませんでした。
当たり前ですよね。悲痛すぎてちょっと辛すぎたんです。
大事な人を亡くした悲しみは、大事な人を亡くした悲しみを知る人にしかわからない
藤川の葬儀は、NMCの決勝戦の日に行われました。
参列した芸人の中には、金本のラジオの号泣が好感度を上げるための演技ではないかという者もいたのです。
今まで仲が悪いで通っていたデジタルきんぎょでしたから無理もありません。
しかし、すべてを知っている辻本は、そんな芸人に激怒。
「そんなふうにしか思えないならお笑いやめろや!」
と噛みついたのには驚きました。
金本の痛みを理解して怒ったのではあるのですが、本当に痛みを理解できるかというとそうではありません。
しかし、このドラマには金本と同じく、大事な人を亡くし、自分の今までの行動に後悔をしている男がいました。
それが、佳右の父・潔(寺島進)です。
妻である美津子(篠原ゆき子)に働きに出てもらい、自分は蕎麦屋を貫いた潔。
しかし、無理をさせすぎて帰らぬ人になった時、ひどく後悔しました。
蕎麦屋を辞めようと思ったこともあったみたいですが、ここで辞めれば美津子の死を無駄にすることになります。
だからこそ潔は、今でもそばを打つのです。
芸人に対して最後の蕎麦を金本にふるまった潔。
その気持ちを聞き、金本も藤川の死を受け入れようとするのでした。
佳右(間宮祥太郎)は関西弁を辞める。そして次のステップへと進む
潔と金本の会話を聞いた佳右。
相方って何だろうなぁという疑問をずっと持っていましたが、その答えを金本に言われます。
相方っていうものは、だんだんとなっていくものだ。
つまり、今は遠慮したとしても、だんだん関係を変えていけばいいだけなんですよね。
これを聞いて、佳右は関西弁を辞めると宣言!
強がりで「藤川さんからの遺言だからな!」と言いますが、結果的に良かったのです。
辻本は、自分たちが漫才師として頭角を現すためにはきちんと勉強をする必要があると思うようになり、佳右に養成所に行くことを提案しました。
佳右もこれに同意をするのですが、なぜか子安も混ざっています。
これは…え?トリオ漫才になるんですか?という謎の終わり方をしました。どうなる?
それにしても、きちんとぶつかって和解できて良かったなぁと思います。
相方は大事にしないとですね!
『べしゃり暮らし』第6話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#べしゃり暮らし
第6話いかがでしたか?芸人の生き様、男の生き様に少しでも感動、共感していただけたら嬉しいです。#森田まさのり #劇団ひとり#間宮祥太朗#渡辺大知 #矢本悠馬 #小芝風花 #堀田真由#駿河太郎 #尾上寛之 #浅香航大#黒坂真美 #波岡一喜#徳永えり #寺島進 pic.twitter.com/oKBuGzsZS6
— 【公式】ドラマ「べしゃり暮らし」アカウント (@beshari_ex) August 31, 2019
やっぱり、ここで藤川どうして死んだ!と思わずにはいられませんね。
もっとデジタルきんぎょのネタを見たいと思いましたし、せっかく決勝へ行ったのですから、優勝まで取ってほしかったと心残りです。
しかし、この出来事があるからこそ、佳右と辻本が芸人として二人三脚でしっかりやっていこうと思うのでしょう。
この先どんな漫才をしていくようになるのかが楽しみです。
そして次からは養成所でのお話になる模様。ということは、佳右は1人暮らしを始めたりと生活が変わっていきそうですが、どうなるんだろうと気になります。
しかも、トリオ漫才としてやっていくとか?
どういうことになっていくのか、次がまた楽しみです。
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