ルイとレゴシ、二人の主役。
個人的な好感度はルイの方が高かったのですが、この第9話で完全に逆転しました。
レゴシが切ない気持ちを抱きながらも、せめて誠実であろうと覚悟を決めた後だっただけに、レゴシの怒りには共感できます。
ルイ、本当にそれでいいのか?
目次
『BEASTARS』前回第8話のあらすじと振り返り
突然の停電で暗闇の中、ハルの元へと駆け付けたレゴシはルイと間違えられてしまいます。
気にせずハルを送り届けたレゴシでしたが、ハルが「かつてレゴシが本能に負けてハルを襲ったこと」を覚えていることを知ります。
レゴシが犯人であることはバレていなかったのですが、レゴシは「ハルを襲った犯人」という重い秘密を抱えたまま、ハルと友人関係を続けることになるのでした。
【ネタバレ】『BEASTARS』第9話あらすじ・感想
ルイの過去
裏市で肉食獣の餌として売られていたルイの過去。
SU_BU
人身売買とかそんなレベルじゃない、まさに『BEASTARS』の世界ならではの闇ですね。
その食料だったルイを助けたのが、養子にするために非合法組織から子供を買いに来ていた財閥の会長であるアカシカのオグマ。
オグマは、ルイに告げます。
「悔しさも悲しさもすべて強さに変えるのだ。それがいま課せられたお前の使命」
SU_BU
ルイの回想シーンは、第6話「ハルの夢」と同様に、絵本のような雰囲気で表現された映像でした。
幻想的で美しかったハルの夢とは真逆で、背筋が寒くなりました。
恋
ハルにルイと間違えられたことで、ハルとルイの関係に気づいたレゴシ。
これまでのルイの行動力とテムを思いやる姿から、レゴシはハルに想いを告げて、この恋に踏ん切りをつけることを決意します。
SU_BU
奥華子さんの『恋』という曲の歌詞に「好きなってくれる人だけを好きになれたらいいのに」という部分あるのですが、レゴシのモノローグ中は頭の中で再生されていました。
シシ組
隕石際の準備中、公園で一人きりになったハルは誘拐されてしまいます。
さらったのは、シシ組と呼ばれる犯罪組織でした。
目的はハルをボスのディナーにするため。
乱暴な若い衆と違い、ボスは紳士的に接してくれていたのですが、ハルがディナーである事実は変わりません。
ハルに、服を脱げ、風呂に入れ、と自ら食事となる準備をさせるシシ組のボスは、圧倒的な強者の風格が漂っていました。
SU_BU
ルイの選択
市長からハルが誘拐されたことを黙認しろ、と迫られたルイはその手を取ってしまいます。
重い生い立ちからこれまでビースターを目指して生きてきたルイがハルより使命を選んだのは理解できますが、納得はできませんね。
SU_BU
ハルは俺がもらう
ハルがさらわれたことを知ったレゴシはルイに助けに行くよう迫りますが、ルイはすでに市長の手を取った後でした。
レゴシは、ハルを見捨てると告げたルイを殴り飛ばします。
ハルのために身を引こうとしていたレゴシが納得できないのは当然です。
「ハルは俺がもらう」
レゴシがルイに告げた格好いいセリフ。
SU_BU
ともあれ、あっさり身を引く展開にならなかったことでジュノも含めた四角関係はまだまだ続きそうですね。
キャラクターの二面性
急に舞台上でビルと争ったり、ルイを殴り飛ばしたり、レゴシもけっこう暴力的ですね。
SU_BU
ルイ、レゴシ、前回第8話のジュノなど、『BEASTARS』は裏の顔を持った、物語に深みを与えてくれる人物が多いですね。
『BEASTARS』第9話まとめ
【まもなく放送開始!】第9話がフジテレビ「+Ultra」にてこのあと25:15〜OAです!✨
その他放送・配信情報はこちら→https://t.co/NCd23GYu0o#bstanime pic.twitter.com/LNVhK2Vqlu— TVアニメ「BEASTARS〈ビースターズ〉」 (@bst_anime) December 4, 2019
- 『BEASTARS』ならではの闇
- 明かされるルイの過去
- ハルを取るか使命を取るか
前回第8話のラストで可愛い悲鳴を上げていたジュノが出てきませんでしたね。
期待していたので、ちょっと残念です。
次期ビースターと目されるルイを狙う肉食獣たちの動きなど、気になる情報もありましたし目が離せませんね。
▼次回第10話も続けて読む▼