『バベル九朔』第4話あらすじ・ネタバレ感想!「レコイチ」を辞めたい市川さんに、満大が与える気づきとは?

『バベル九朔』第4話あらすじ・ネタバレ感想

出典:『バベル九朔』公式ページ

親友の後藤(髙地優吾)がバベルに食べられてしまったショックから、立ち直れないでいる満大(菊池風磨)。

しかし、バベル九朔ビルヂングのテナントさんたちから「後藤健」という人物の記憶が消えてしまった現実がそこにありました。

満大は脚本も管理人の仕事も何もかも辞めて、バベル九朔ビルヂングから出て行くことを決めます。

すると、ビルの1階でレコード店「レコイチ」を営む市川さん(アキラ100%)がロリータファッションに身を包んだ姪の莉子(吉田美月喜)とともに現れます。

突然「レコイチ」を辞めると言い出した市川さんは、赤字続きなどもっともらしい言い訳をしますが、そんなことは今に始まったことじゃないと莉子に言われ、喧嘩を始めます。

満大は出て行くどころか莉子のために市川さんを引き留めることになってしまいました。

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『バベル九朔』前回第3話のあらすじと振り返り

ある日、満大(菊池風磨)の同居人・後藤(髙地優吾)がバイト先から興奮気味に帰ってきました。

後藤はバイト中にかつて満大と後藤の自主映画でヒロインを務めた涼子(鳴海唯)を見かけたというのです。

初恋の相手でもある涼子との久しぶりの再会に後藤は浮足立つのでした。

一方で満大はコンクールに落選したことで落ち込み、脚本家の夢は諦めると言い出します。

一緒に夢を追いかけていた後藤はそんな満大の言葉を受け入れられず部屋を飛び出していってしまい、その後連絡が取れなくなってしまいました。

後藤がバベルに入り込んでしまったのかもしれないと思った満大は倉庫の鍵を開けます。

するとバベルには後藤と涼子、そしてなんと満大自身の姿があったのです。

満大は何とかして後藤を連れ戻そうとしますが、意固地になった後藤は「俺はここにいる」と禁句を口にしてしまい、バベルに食べられてしまったのでした。

【ネタバレ】『バベル九朔』第4話あらすじ・感想


レコイチやめるわ

後藤(髙地優吾)がバベルに取り込まれてしまったことで、失意のどん底にいる満大(菊池風磨)は、脚本家になることも、管理人の仕事も辞めて「バベル九朔ビルヂング」を出ていくことに決めます。

荷造りを始める満大に四条さん(池田鉄洋)は「考え直して」と説得を続けますが、満大の決心は変わりません。

すると、そこへ1階でレコード店「レコイチ」を営む市川さん(アキラ100%)が満大の部屋にやってきました。

市川さんの後ろにはロリータファッションに身を包んだ女の子がいます。

彼女は市川さんの姪の莉子(吉田美月喜)です。

「俺、レコイチ辞めるわ」

市川さんは客も来ないし、赤字続きだからと言いますが、莉子は今に始まったことじゃないと怒っています。

moyoko

一難去ってまた一難。満大がビルを出るのは先になりそうです。

辞める理由

莉子の言う通り、レコイチに客が来ないのは今に始まったことではありません。

「なんでまた急に?」

市川さんは、今度はモチベーションの低下を理由に挙げます。

「モチベーションなんてもともとないでしょ!なんで今なのよ!」

莉子がまた怒り出し、市川さんと喧嘩になってしまいます。

そこへ、若い女の子たちが店にやってきました。

「ハードエイト」という今大人気バンドの初期のレコードを探していると言います。

市川さんはそのバンド名を聞いた途端にさらに怒り出します。

「ねぇよそんなもん!音楽なんか無駄なんだよ!」

そう言って女の子や満大たちを追い出してしまいました。

moyoko

ハードエイトというバンドと市川さんは何か関係があるのでしょうか?

姿を消した市川さん

莉子は今まで何度も潰れかけても、借金までしてやってきた店にもかかわらず、市川さんが急に辞めると言い出したことに全く納得がいっていません。

moyoko

彼は親戚の中でも変わり者扱いされていますが、音楽が生き甲斐で好きなことをやって生きている姿に莉子は勇気を貰っていました。

莉子は、しばらく叔父の様子を見ていて欲しいと満大に頼みます。

「大丈夫!満大君にお任せください!」

返事は満大の代わりに四条さんがしました。

その後、満大はまた地下に大ネズミの「ミッキー」が出たというので地下へ向かいます。

殺鼠剤をまいていると、莉子から市川さんの姿が見えないと聞かされます。

満大は地下倉庫の鍵を開け、バベルに向かいました。

moyoko

もう満大にとってバベルを行き来するのは日常になってきました…。

バベルの少女

バベルに入るとさっそく少女(川上凛子)の姿がありました。

「この前は残念だった」

そう言う少女に満大は腹が立ってきます。

moyoko

バベルにいる少女ならいろいろ防げたかもしれないからです。しかし、後藤を説得しきれなかったのは満大の方です。

2人は言い合いになってしまいました。

「何で俺たちが巻き込まれなくちゃいけないんだよ!」

「私だってこんなとこいたくないよ!」

moyoko

少女がなぜバベルにいるのか、まだ謎のままです。ずっとバベルにいるのは可哀想です。

少女は満大ならバベルを終わらせてくれるかもしれないと期待していたのですが、満大の態度にガッカリしてしまいました。

「満大のバカ!」

moyoko

満大は後藤を失ったことで少女に八つ当たりをしてしまいましたね。

市川さんの夢

バベルのレコイチでは、市川さんがギターをかき鳴らしていました。

居酒屋で居合わせたバンドがギタリストを探していてピンチヒッターを受けると、そのライブに来ていたレコード会社のプロデューサーに認められデビューが決まったというのです。

バベルのニセ莉子はすごいすごいと市川さんを褒め倒します。

満大は市川さんの過去を調べるため、1度現実に戻ることにしました。

しかしそこでカラス女(青野楓)に捕まってしまいます。

カラス女は満大のことを親友を裏切った最低の人間だと言います。

「このままアンタを野放しにはできない。消えてもらう」

カラス女が満大に向けて出した攻撃は、少女がかばってくれました。

「満大早く飛び降りて!」

満大は少女を置いていけません。

しかし、少女はまた同じことを繰り返してはいけないと言います。

「バベルを行き来できるのは満大しかいないの!」

moyoko

カラス女の目的は一体何なのでしょうか?バベルの刺客?まだイマイチわかりません。

目を覚ましてください!

満大は現実で莉子から市川さんがレコード屋を始める前にバンドをやっていたことを聞きます。

そして、四条さんの調査で市川さんはプロのミュージシャンだったことが判明します。

しかし、デビュー後すぐに引退していました。

moyoko

市川さんにとってそのことが「訳アリ」の部分のようですね。

満大がバベルに戻ると、少女は無事でした。

安堵する満大に、少女は「私はずっとここで生きてるから」と返しました。

満大は急いでレコイチに向かい、市川さんにここが現実ではないことを説得し始めます。

「市川さん、目を覚ましてください。ここは現実ではありません!」

引退の理由

「市川さん、長時間ギター弾けないですよね」

市川さんは、ギターを早弾きして見せます。

しかし、それはバベルの世界だからできることです。

市川さんは、いつも右手にバンダナを巻いています。

それは、過去に負った傷を隠すためでした。

この傷が市川さんの人生を大きく変えたのです。

現実への扉は開いたものの、まだ市川さんは動きません。

「昔の仲間を見返したいからですか?」

実は、世界的に評価を受け日本でも大人気のバンド「ハードエイト」は、25年前、市川さんが所属していたバンドでした。

しかし、チンピラとの喧嘩が原因で右手を壊され、引退を余儀なくされてしまったのです。

その後残ったメンバーは「ハードエイト」として再デビューし、瞬く間にスターダムにのし上がってしまいました。

moyoko

これは市川さんにとっては認めがたい現実です。

市川さんの思い

市川さんはバンドが活躍すればするほど苦しんでいました。

本当は自分がそこにいるはずだったのに…そんな思いが消えません。

そんなある日、バンドがアメリカで権威のある賞を受賞したと知って、我慢がならなくなってしまったのです。

満大は、市川さんの苦しみはわかるが、それを乗り越えなければいけないと説きます。

「わかったようなことを言うな!」

市川さんは自分が受けた苦しみがどんなものか、誰にもわからないと思っていました。

「わかります。俺も大切なものを失ったばかりだから」

moyoko

市川さんの無念は、後藤を失った今の満大には痛いほどわかります。

なかったことにしないで下さい

満大は後藤の存在をそばにいるのが当たり前だと思い、ずっと寄りかかって頼ってばかりいたことに気がつきました。

満大は後藤の存在に救われていたのです。

それが、これから先もずっと続くと思っていました。

「けど、もういない。俺のせいで」

満大は、脚本を辞めようと思っていたけれど、続けていかないといけないと考え直しました。

「一緒にやってきたことがなかったことになっちゃうから」

そのことを、市川さんの苦しみや悲しみが教えてくれたのです。

「だから、夢を追いかけていたことをなかったことにしないで下さい」

moyoko

この一言は市川さんの胸に刺さった言葉だと思います。

現実へ

「なんだよ、もう少しでダセェ奴になるところだった」

ニセ莉子はここにいればナンバーワンになれると市川さんに言います。

しかし、市川さんは現実での自分が俺だと言って現実に帰っていきました。

現実に戻った市川さんは、元気と勢いを取り戻していました。

しかし、レコード屋はもう辞めると言います。

「なんで!?」

「スタジオすんだよ!」

市川さんは、レコード屋を若いバンドマンが練習できるスタジオに改装すると決めたのでした。

「無くしたものを後悔するより、少しでも前に進めればいい。過去の悲しみを未来の喜びに変えられるように」

moyoko

満大は原稿用紙に文字を打ち込み、新たな決意を決めるのでした!

『バベル九朔』第4話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いつも元気で酔えばギターをかき鳴らして歌う市川さん。

そんな市川さんの過去には、大きな夢がありました。

しかし最後に満大が書いたように、無くなったものをいつまでも後悔していても仕方がありません。

辛くても、少しだけでも前に進まなければならないのです。

でも、市川さんがまた元気になって良かったですね!

次回は2階の「ラブ&ピース」双見さんのお話です。

いつも穏やかな双見さん(前原滉)が壊れて荒ぶり始めます。

満大は彼を救うことができるのでしょうか?

次回も要チェックです!

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