2019年の活躍そのままに、2020年1月期ドラマでも『100文字アイデアをドラマにした!』(テレビ東京)でトップバッターの主演を務め、さらに『SEDAI WARS』(MBS/TBS)、『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日系)にレギュラー出演、そして『駐在刑事 Season2』(テレビ東京)第5話のゲスト出演も決まるなど各方面から引っ張りだこな状態が続いている浅川梨奈さん。
今回は、2020年さらなるブレイクが予感される女優・浅川梨奈の素顔に迫るべくインタビューをさせていただきました。
現在放送中のドラマの撮影秘話などもたっぷりと語っていただいています。
目次
【浅川梨奈 単独インタビュー】
2019年の出演作品、女優としての飛躍を振り返る
−−2019年、映画・ドラマ出演9本で第1位と発表されました。率直に2019年はどんな1年でしたか?
浅川梨奈(以下、浅川)「個人的に2019年1月から環境が変わって、今までとはまったく違う環境に身を置いた1年で、本当に挑戦であり、すべてが新しくて新鮮な1年でした。いろいろな出会いや別れも経験しながら20歳になる年でもあったので、すごく良いタイミングで自分のやりたい<お芝居>に邁進することができた良い1年だったなぁと思います。」
−−特に主演を務めた『リケ恋』ではツンデレ理系美女、『血まみれスケバンチェーンソーRED』はセーラー服でふんどしという姿が大きな話題になりました。
浅川「ねぇ、いったい何をやってるんだっていうね…(笑)」
−−いえいえ、素敵でした!さらに原作も人気の『かぐや様は告らせたい』ではコメディ色の強い藤原千花役も演じてらっしゃいます。それぞれ個性が強く、しかもバラバラなキャラクターだったと思うのですが、演じ分けるうえで苦労した点はございますか?
浅川「今挙げていただいた3作品は特に“原作モノ”なのですが、『リケ恋』と『血まみれスケバンチェーンソーRED』はアニメ化はされていなかった(※1)ので漫画から目だけでキャラクターをイメージして、『かぐや様は告らせたい』は原作→アニメ→実写化という流れの作品なので、目だけではなく耳でも演じた藤原千花の個性を感じられたのでちょっと違うんです。」
※1=『リケ恋』はアニメ化されましたが、浅川さんが演じた当時はアニメ化される前でした。
−−なるほど。同じ原作モノでもアニメ化された or されてないで役の作り方が変わるんですね。
浅川「はい。だから『リケ恋』は漫画からイメージを膨らませて喋り方やクセを考えて演じましたし、『血まみれスケバンチェーンソー』は前作で内田理央さんが演じてらっしゃるので、言い回しや動き方を寄せつつも全く同じにならないようにオリジナリティも意識しました。」
−−それは原作モノの作品ならではの準備や意識ですね。やりがいはどういった点に感じてらっしゃいますか?
浅川「原作はファンがいらっしゃる分、実写化に対してのプレッシャーは大きいんですけど、私自身が漫画やアニメなどのサブカルが好きなので、作品の世界観に入れることやキャラクターになって生きられる楽しさを教えてくれたのもお芝居というお仕事なんです。実写化に対してマイナスなイメージを持たれる方も多いと思っていて、私も気持ちはとても分かるんですけど、演じたことでファンの方に喜んでもらうこともあって実写の良さにも気づくことができました。」
−−演じる上で、基本的には原作に忠実に表現することを意識されてるのでしょうか?
浅川「監督と話し合ってどこまで忠実にするか現実味を出すかは相談させて頂くんですが、私が個人的に大事にしていることは“このキャラクターならこういう動きをしそうだな”とか、アニメ化されている作品なら“喋り方と声はできるだけ寄せたい”っていう気持ちで演じています。作品を見る上での第一印象がとても大切だと思っているので、動きや声は意識していますね。」
−−『かぐや様』の藤原千花は「似てる」と大好評でしたもんね!
浅川「ありがとうございます。監督からも“どんどん寄せて”と言われていて、もともと私も藤原書記が大好きだったので『藤原千花がやりそうなこと』を1ヶ月かけて私生活の中で見つけながら行動をしたりとか、一方でプレッシャーがすごくて痩せたり…っていうのはありました(笑)」
浅川梨奈が演技の楽しさを知ったターニングポイントになった作品とは?
−−浅川さんはもともとアイドルがお好きで、ご自身もアイドルとしてデビューされてらっしゃいます。当時から女優になるビジョンやご興味はお持ちだったのでしょうか?
浅川「いや、まったくなくて(笑)」
−−そうなんですか(笑)
浅川「何なら高校卒業までのつもりでアイドルをやっていたので、あまりビジョンもなく“その時が楽しいが一番”という感じで過ごしていて、初めて出演させて頂いた連ドラ『幽かな彼女』(2013年)の時も“わぁ〜、前田敦子さんいる!”っていうくらいの気持ちでした。映画『人狼ゲーム マッドランド』(2017年/主演)で同世代の人たちのお芝居に対する本気を肌で感じて、“お芝居でぶつかるって楽しいな”って刺激を受けて。そこで女優さんとしてお芝居をやってみたいという意思が固まったんです。」
−−『人狼ゲーム マッドランド』が女優になるターニングポイントの作品ということですね。
浅川「まさか主演をやらせていただけるとも思ってなかったですし、1週間の泊まり込みで撮影だったんですけど、自分の中にプレッシャーもありながら“やりたい!頑張らなきゃ!”と思えるくらい緊張感もすごい現場で、極限状態の中で向き合って作っていくお芝居って楽しいと思えたのをすごく覚えています。」
−−浅川さんは2020年成人式を迎えられて、オフィシャルブログでも素敵な振袖姿が上がっていました。改めてご成人おめでとうございます!
浅川「ありがとうございます!」
−−成人を迎えられた浅川さんの今後の目標や、チャレンジしてみたい役柄などをお聞かせいただけますか?
浅川「13歳からこの世界にいてあっという間に7年も経ったので、プライベートだと“家庭的な女性”に憧れを持つようになりました。自分ができる料理のレパートリーももっと増やして、家庭的で魅力的な女性になりたいです。」
−−素敵女子へまっしぐらですね!
浅川「ふふっ(笑)仕事面で言うと本当に色んな役をやらせていただいて、どの役も自分とも違うし楽しかったんですけど、ただ今までの役は“血を浴びる役”が多かったんです(笑)やたらと血のりを浴びていたので、逆にキラキラ青春モノってやったことなくて。若いうちしか演じられない役柄だと思いますし『ザ・学園ラブストーリーのヒロイン』を一度はやってみたいと思う一方で、本当の芝居力が試されるような、先輩方が多くいらっしゃる環境でのお芝居にも挑戦したいです。」
−−女優さんとしての向上心が止まらないですね!
浅川「はい!でもキラキラはしたいです(笑)」
−−あははは(笑)浅川さんは、女優として戸田恵梨香さんを尊敬していらっしゃるんですよね?
浅川「そうなんです。いつか戸田恵梨香さんとご一緒できたら私はたぶん泣いてしまうのではないかと。小さい時からずーっと好きで、好きが憧れに変わって、尊敬に変わったという方です。いつかご一緒できた時に“自分に憧れている子がこんなにお芝居できる子なんだ”って思ってもらいたい。いつか映画やドラマでご一緒できることがあった際にはそう思ってもらえるようにもっと役の幅を広げていきたいです。」
2020年出演ドラマ『100文字アイデアをドラマにした!』について
−−ここからは2020年1月期に放送されているご出演中のドラマについてお聞かせいただきたいのですが、2019年の勢いそのままに3作品に出演されています。放送順でまず『100文字アイデアをドラマにした!』の主演を務められたわけですが、お話をいただいた時の印象はいかがでしたか?
浅川「『100文字アイデアをドラマにした!』に関しては、6役をやるって聞いてパニックに陥いりました(笑)ただ、題材が視聴者からアイデアを集ってストーリーを広げていくという斬新さもありましたし、何より応募いただいた方の多くが作家志望の方々でストーリーが凝っていて複雑だったので、逆に6役もあるから色んな演じ分けができるんじゃないかと思ってとてもワクワクしました。」
−−そうですよね。実際に演じられてみていかがでしたか?
浅川「1日に3役も4役もやることがなかったので切り替えが難しいのかなと思いきや、意外と衣装やメイクが変わると自然と気持ちも切り替わっていくような感覚で演じることができました。もちろん、とても難しかったんですけど『100文字アイデアをドラマにした!』のような斬新な企画のトップバッターで主演をやらせてもらったというのはとても大きな経験です。またこういう企画があればぜひ参加させて頂きたいです。」
−−今回の企画のように一般の方が書くシナリオと、プロの方が書かれる脚本に根本的な違いは感じましたか?
浅川「作家希望の方々の脚本なので少し文学的な要素が強く感じました。読解に頭を使うようなシナリオになっていましたが、やっぱり内容としては素晴らしくてオシャレな世界観だなぁって思いました。」
※ドラマ『100文字アイデアをドラマにした!』はU-NEXTで第1話から見逃し配信中です。
2020年出演ドラマ『SEDAI WARS』の撮影裏話など
−−続いて、ご出演中の『SEDAI WARS』についてお聞かせください。(本取材をした1月30日現在)第4話まで放送されていますが、展開が非常に早くて「予想外すぎる」など驚きの声が多く上がっていますが、そういった反響は浅川さんの目にも入っていらっしゃいますか?
浅川「はい、見てます!色々と応援コメントもありながら、ロスジェネ世代がかわいい!みたいな(笑)」
−−ロスジェネ世代が人気ありますよね(笑)
浅川「ゆう姉(演/真飛聖)と出合正幸さんのペア、私も大好きなんです。“まさか、ここでこうなるの?”っていうコメントをたくさん見ながら私もニヤニヤしていますし、この前は母と見ながら“あんた結末知ってるんでしょ?教えてよ”って言われて(笑)身近でそう言ってくれる人がいると楽しいです。」
−−考察も盛り上がってますよね!
浅川「最初はフラットに何も考えずに純粋に楽しみながら見られるドラマだなって撮りながら思ってたんですけど、ラストに近づくにつれてAパターンじゃないかと思っていたら全然違ったっていうのが何個も生まれるので、考え甲斐がめちゃくちゃあるなと思います。」
−−非常に分かります。展開が予想外すぎます(笑)
浅川「第4話、第5話は特に物語が動くので、第4話終わりにTwitterで“えー!そうなるの?”というコメントを見たときは嬉しかったです。坂本監督とは『スーパー戦隊最強バトル!!』(2019年)以来2回目で、今回は監督に“とりあえず浅川ちゃんはかわいくいてくれ”って言われてて。」
−−なるほど。お安い御用ですよね!?
浅川「いやいやいや(笑)だから“こんなことしたら監督喜んでくれるかな?”みたいな気持ちも心のどこかにありながら役作りをしていました。ちょっとあざとい、ぶりっ子っぽい人が好きな男性には刺さる役作りというか(笑)」
−−『SEDAI WARS』のようなオリジナルドラマはオチが誰にも調べられないのも魅力だと思います。
浅川「うんうん、このドラマはもう撮影し終えているので皆さんの考察をニヤニヤしながら見ています(笑)どのキャラクターにも裏があるような設定になっていますし、どの世代の方も共感できる要素があるので幅広く皆さんに楽しんでいただける作品だと思います。」
−−ネタバレは伏せてお伺いしたいのですが、第4話のラストで浅川さん演じる萌がSEDAI WARSの開催に関わっている描写があり、今後の展開のキーパーソンとして萌の動向にはかなり注目が集まっています。萌の今後について「ここを見てほしい」というポイントがあれば教えてください。
浅川「うーん、どこまで言えば良いのかなぁ。ネタバレになっちゃう(笑)それこそ、一筋縄じゃいかないよってところです!巷ではライラ姫ってなんだ?であったり、あの着ぐるみはなんだ?とか、そもそも何でSEDAI WARSが開催されたの?とか、何で総理は死んじゃったの?とか、まだたくさん謎が残されていますが全てしっかり回収されますし、ところどころで実は伏線がしっかり張られているので逆に1話から見直していただいても楽しめると思います!」
−−やはり萌はキーパーソンなのは間違いないですね!?
浅川「注目してほしいからそうしておきましょうか!(笑)」
−−ありがとうございます(笑)主演の山田裕貴さんをはじめ、真飛聖さん、横山めぐみさん、西岡徳馬さんなどキャストの豪華さも魅力ですが、中でも現場でよくお話された方や雰囲気はいかがでしたか?
浅川「山田裕貴さんのアドリブとか、行動とか、座長としての立ち振る舞いを見ていてとても勉強になりました。“私も瞬時にこれくらいアドリブができるようになりたい”って思いましたね。撮影現場は世代問わずみんなで円になってお話したり、円になってご飯を食べたりしてて、若い私たちも輪に入りやすい雰囲気を作ってくださっていました。特に真飛聖さん演じる「ゆう姉」がとても可愛がってくれて、たくさんお話してくださいました。」
−−現在放送中の『駐在刑事 Season2』第5話でもゲスト出演で真飛さんと共演されますよね?
浅川「そうですそうです!だから『駐在刑事』の時にはもう嬉しくて「ゆう姉〜〜」って言いながら抱きつきました(笑)」
テレビ東京「駐在刑事season2」
第5話に出演させて頂きます✨5話、台本を読んで泣きました。
皆様ぜひお楽しみに!SEDAIでも共演中の大好きなゆう姉とこんなにもすぐご一緒できて嬉しかった😍
(公式さんから画像キリトリ拝借🙇♀️笑) pic.twitter.com/lop4W88wZy
— 浅川梨奈(あさかわなな) (@ASAKAWA_NANA__7) January 29, 2020
−−『駐在刑事 Season2』第5話はまだ先なので楽しみにしています!
浅川「はい!距離の縮まった私たちにも注目してください(笑)どうかな〜?そう見える描写あるかな〜(笑)」
※ドラマ『SEDAI WARS』はU-NEXTで第1話から見逃し配信中です。
2020年出演ドラマ『女子高生の無駄づかい』仲良しメンバーとのエピソード
−−さらにさらに出演中の金曜ナイトドラマ『女子高生の無駄づかい』についてもお聞かせいただきたいのですが、こうしてお伺いすると本当に出演作がたくさんで活躍がすごいですね!
浅川「いえいえ、今日(1月30日)も『女子無駄』の撮影やってきましたよ!」
−−そうですよね!Twitterで拝見しました。撮影後のお疲れの中、本当にありがとうございます。
#女子高生の無駄づかい#女子無駄 撮影中。
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天気がいいので暖かくて気持ちがいいです。
今日は1日染谷さんと一緒なのですが…染谷さんなんだか距離が近い気が…いや、気のせいかもしれません…一 奏 pic.twitter.com/jcFWfOuzuy
— 浅川梨奈(あさかわなな) (@ASAKAWA_NANA__7) January 30, 2020
浅川「いえいえ、そんな全然。ありがとうございます。」
−−『女子無駄』で浅川さん演じるマジメっていうキャラを拝見したときに、まず思ったのは「ショートカット姿が新鮮だな」と感じて、すごくお似合いだと思いました。ご自身ではいかがですか?
浅川「ありがとうございます。結構皆さんからもご好評いただいていて嬉しいなって思います。ずっと髪が長かったので最初は違和感があったんですけど、今はもう慣れて自然になってきました。寄りで撮られたときに“うーん、美少年!いや、美少女!”って言うと、自分で言うなってツッコミが入るような温かい現場です。」
−−さすがスクールコメディの現場ですね!
浅川「もう、本当に。岡田結実ちゃんなんかは初日から「浅川さん鼻がきれい!横顔がきれい!」ってずっと言ってくれて。あと、ゆいって子が2人いるんです。岡田結実ちゃんとリリィ役で決まった欅坂46の小林由依ちゃん。最初は2人ともゆいちゃんって呼んでたんですけど、最近はゆいぽんと「おい、岡田」って呼んでます(笑)岡田って呼んでください!って言われて(笑)」
−−あはははっ(笑)皆さん年代も近いですもんね。何か仲良しエピソードを教えてもらえますか?
浅川「それこそ『女子無駄メンバーのグループLINE』があって、第1話が放送された日に全員でひたすら“◯◯のシーンきた!”みたいに盛り上がってました(笑)放送される5分前には岡田結実ちゃんから「はじまるよー」って入ってて、私もちょうど開いてて「私も待機してた!」って反応したんですけど、しばらく他メンバーからの反応がなくて「おい、待て待て。私と岡田の個人LINEみたいになってるぞ」って言ったらロリ役の畑芽育ちゃんがスタンプを送ってきたんですけど、「子供は寝る時間だぞ?」ってドラマ設定のまま返したりして(笑)」
−−おもしろい(笑)
浅川「それと同時に私もみんなもTwitterでも同じことをやってるからみんな大変っていう(笑)」
くるぞ、、わたしが好きなところが来るぞ、、、#女子無駄
— 浅川梨奈(あさかわなな) (@ASAKAWA_NANA__7) January 24, 2020
おいでなすった
ありえないっつーの
おもしれー女もうパワーワードが過ぎる#女子無駄
— 浅川梨奈(あさかわなな) (@ASAKAWA_NANA__7) January 24, 2020
きたぁ。このエピソードきたぁ。#女子高生の無駄づかい#女子無駄
— 浅川梨奈(あさかわなな) (@ASAKAWA_NANA__7) January 24, 2020
(確かに実況されていました。笑)
−−浅川さんが演じられているマジメという役はあまり表情を表に出さないキャラクターですけど、表現する難しさは感じましたか?
浅川「マジメって、あの中ではマトモに見えて実は一番ヤバい奴なんです。よく考えてください、マジメって言っておきながら一番制服を着崩しているんですよ。その時点でもうヤバい匂いがしますよね?特に第2話では、原作ファンならお馴染みのクリスマスイブに雨に濡れて、最高のイブを過ごしました。本当に体を張って楽しく演じているのでご期待いただきたいです!」
−−今、原作のお話がありましたが、原作でもマジメは整った顔立ちで男性からも人気のあるキャラクターです。浅川さんがマジメ役のお話をいただいたときの率直な感想はいかがでしたか?
浅川「まず、マジメなんだ!って思いました(笑)個人的に『女子無駄』でやるなら私はヲタかリリィかヤマイだと思ったんです。」
−−あははは(笑)それはなぜですか?
浅川「私の中身が近いからです。私自身もアニメとか好きなのでヲタはめちゃくちゃ分かるところが多くて。リリィにしても私も可愛い子が好きですし、そういう意味では現場では私が一番リリィだったりするんですよ(笑)ヤマイは今まで演じたぶっ飛んだ役柄にも近かったのでその3択かなぁと思ったら、まさかのマジメということで驚きましたね。ただ、アニメで見ると結構かわいらしくて、乙女で、根がちゃんと女の子なんだなって感じがありましたし、本読みのときに“声がめちゃくちゃ似てる”って言われてすごく嬉しかったです。」
−−すごい!ちなみに、演じるうえで声以外に意識されているポイントはございますか?
浅川「アニメ原作のマジメという要素を大事にしつつ、ツッコミの時にちょっと素を出してみるというのをこの間やってみたら“面白い”と言っていただいたので、今回は100%のマジメというよりちょっとだけ“素の私”という要素も入れていて、この演じ方もまた新しくて楽しいです。」
−−アニメ原作ファンの方々の反響はいかがですか?
浅川「まず、ビジュアル解禁のときに「いい!」とか「似てる!」って言っていただけて、今まであまりそう言われたことなかったんです。そこでちょっとプレッシャーがすごくて(笑)前評判が良い状態でさらに良くするのは逆に難しいので“どうしよう”って思ってたんですけど、第1話の段階で“声も似てる!”とか“写真より動いている方がいい”って言っていただいて、ちょっとルンルンになりました(笑)」
※ドラマ『女子高生の無駄づかい』はU-NEXTで第1話から見逃し配信中です。
浅川梨奈からファンへのメッセージ
−−最後になりますが、ずばり浅川さんのファンの方に向けて今後の抱負など、メッセージをお願いします!
浅川「2020年もたくさん映像作品に出させていただいていて、皆さんにお知らせができることが多くすごく嬉しいです。皆さんも“嬉しい”って言ってくれるのがとても励みになっています。そういったお声をいただく度に「がんばろう!」って思えるので、これからももっともっと出演情報や皆さんをワクワクさせられるようなお仕事をたくさんしていきたいと思っています。ぜひこれからも楽しみにしていてください!応援よろしくお願いいたします!」
−−本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!
浅川「こちらこそ、ありがとうございました!」
浅川梨奈プロフィールとインタビュー後記
名前 | 浅川梨奈 |
生年月日 | 1999年4月3日 |
出身地 | 埼玉県 |
身長 | 160cm |
血液型 | B型 |
主なドラマ出演作 | 『幽かな彼女』『咲-Saki-』『ファイブ』『リケ恋〜理系が恋に落ちたので証明してみた。〜』『ゼブラ』『SEDAI WARS』『女子高生の無駄づかい』 |
主な映画出演作 | 『14の夜』『人狼ゲーム マッドランド』『honey』『血まみれスケバンチェーンソーRED』『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』『嬉しくなっちゃって』 |
公式ブログ | nana_asakawa |
@ASAKAWA_NANA__7 | |
@asakawa_nana |
終始明るく笑顔で、インタビューに答えてくれた浅川梨奈さん。
良い意味で売れっ子には感じさせない自然体で飾らない性格が彼女の魅力なのだと感じました。
特に印象的だったのは、インタビューを始める直前に浅川さんとマネージャーさんが仲良さげに世間話をしている姿。
その姿は普通のあどけない20歳の女の子に見えますが、いざカメラを向けたり「インタビュー始めます」と合図すると、その瞬間に表情・オーラが一瞬で変わるのです。
「あぁ、この切り替えの早さこそが女優・浅川梨奈の凄さなのだ」と驚き、圧倒されました。
ミルトモは2020年の浅川梨奈のさらなる活躍に注目していくと同時に、今後も引き続き応援していきたいと思います。
インタビュー・構成 / 佐藤 渉
撮影 / 梁瀬 玉実