2019年夏ドラマの月9枠『監察医 朝顔』第1話が始まりました。
『のだめカンタービレ』以来、13年ぶりに月9主演となった上野樹里さんに注目です!
解剖医の娘・万木朝顔(上野樹里)と、捜査官の父・万木平(時任三郎)の父娘コンビが謎を解き、生きた証を感動的に描いている本作。
第1話は、身元も分からない女性の死亡事件を協力して解決していきます。
彼女の死に隠された秘密とは一体なんなのでしょうか。
それでは、さっそく第1話をレビューしていきたいと思います。
目次
『監察医 朝顔』第1話あらすじ
万木朝顔(上野樹里)は、神奈川県にある興雲大学の法医学教室に勤める新米法医学者。
新米とはいえ、周囲から一目置かれるほどに優れた技量と豊富な知識を併せ持つ朝顔は、実直な人柄で、自分よりもつい相手のことが気になってしまうような愛情深く心優しい女性だ。
そんな朝顔は、捜査畑ひと筋の刑事でもある父・ 平(時任三郎)とふたりで、寄り添うように暮らしている。
他愛もない会話と穏やかな笑顔。2011年3月11日から変わらない娘と父の日常。
そこに母の里子(石田ひかり)の姿はない。
あの日、里子は、父親の嶋田浩之(柄本明)に会うために、生まれ育った東北のとある海沿いの町に帰省していた。
朝顔が興雲大学の法医学教室に出勤すると、検査技師の 高橋涼介(中尾明慶)、法歯学者の 藤堂絵美(平岩紙)、絵美の夫でベテラン法医学者の 藤堂雅史(板尾創路)がすでに来ていた。
野毛山署の強行犯係に異動してくる刑事がハリウッド・スターに似ているらしい、と噂話で盛り上がる高橋と絵美。
絵美は、朝顔の恋人で、野毛山署強行犯係の新米刑事・桑原真也(風間俊介)に確かめてほしい、とまで言い出す。
同じころ、野毛山署強行犯係でも、係長の 山倉伸彦(戸次重幸)、刑事の 森本琢磨(森本慎太郎)、新米刑事の 愛川江梨花(坂ノ上茜)らがどんな刑事が来るのか興味津々で待っていた。
すると、そこにやってきたのは平だった。
そんな折、野毛山署管内の倉庫で女性が死んでいるとの無線が入る。
すかさず現場に向かう平。山倉は、桑原にも同行を命じた。
検視官の 伊東純(三宅弘城)は、到着した平たちに、頭部に外傷があるものの詳しいことは解剖をしてみないとわからないと伝え、興雲大学の法医学教室へ連絡する。
連絡を受けた朝顔と絵美は、藤堂が別の解剖に入ったこともあって一度は断ろうとした。
そこに、ちょうど旅行から戻ってきた主任教授の夏目茶子(山口智子)は、朝顔に解剖をするよう指示する。
ほどなく、平と桑原が、遺体とともに法医学教室へとやってきた。
そこで初めて、平が野毛山署に異動したことを知って驚く朝顔。
そしてそれ以上に驚いていたのは、平が恋人の父親だと知った桑原だった。
「教えてください。お願いします」。
朝顔は、遺体の胸に手を当てて小さくつぶやくと、茶子の指導の下、遺体の解剖を行った。
そこで分かったのは、女性が溺死した可能性がある、ということだった。
倉庫で溺死という不可解な話に困惑する一同。
平は、桑原とともに現場に戻り、周囲の捜査を進めるが……。
出典:『監察医 朝顔』公式ページ
【ネタバレ】『監察医 朝顔』第1話の感想
朝顔(上野樹里)と平(時任三郎)
朝から父親のネクタイを決めている朝顔(上野樹里)。
父親・平(時任三郎)とのやり取りが本当にほっこりしてて面白いです。
ニットを一緒に洗ってしまったことや、お風呂の掃除などについてなど他愛もない会話をしています。
二人暮らしなので、常に協力して生活をしているよう。
朝はできる限り父と娘の話をする時間を作るようにしていますが、平は何か朝顔に隠していることがありそう。
興雲大学の医学部・法医学教室で働く朝顔は、気にせず元気に出勤しました。
朝顔が出勤すると、検査技師の高橋涼介(中尾明慶)と法歯学者の藤堂絵美(平岩紙)、絵美の夫でベテラン法医学者の藤堂雅史(板尾創路)が、新しい刑事が来ることを話題にしており、さらにその人がジョージ・クルーニーに似ているということで盛り上がっていました。
平は、この日から強行犯係に異動になりました。朝顔への隠し事はこれですかね。
警察署に着くと、どこに強行犯係があるのかが分からないので、偶然署内で会った男性に聞きましたが、その男性は忙しいからのかあまり相手にしてもらえませんでした。
その頃、異動先の野毛山署強行犯係でも、係長の山倉伸彦(戸次重幸)と刑事の森本琢磨(森本慎太郎)、新米刑事の愛川江梨花(坂ノ上茜)らがどんな刑事が来るのか興味津々で待っていると、そこにやってきたのはお父さんの平。
一同はそんな平を見て、新しく来た人の年齢が高いことを知り、使い物にならないかもしれないとがっかりされています。
平さんは気にせずに自己紹介をして、自分の席に座ろうとした瞬間です。
そこに、倉庫で女性が死んでいるとの無線が入りました。
朝顔(上野樹里)による解剖で分かったこと
倉庫のような場所の入り口に、女性がうつぶせで倒れていました。
すでに意識もなくなり、死亡していました。
その女性の名前も住所も不明で、詳しいことは解剖しないと分からないため、朝顔のいる病院に連絡が来ました。
見習いの朝顔や、歯が専門の絵美だけでは解剖はできず、主任教授の夏目(山口智子)が来ないと受け入れができないために断ろうとした時、やっと夏目が出勤してきました。
解剖を受け入れることになり、朝顔が解剖を担当することになりましたが、そこで朝顔はお父さんが野毛山署に異動したことを知り驚きます!
ただ、夏目は平のことを知っていたそうです。
どうして2人は知り合いなのでしょうか。
まず朝顔は、遺体に触れて「教えてください」と語りかけて解剖を始め、心臓を摘出して調べると、過去に心臓に疾患があることが認められました。
【解剖でわかったこと】
- 肺を確認した結果、死因は「溺死」である可能性が高い
- もみ合った形跡はなし
- 手には傷あり
- 頭の傷は直接の死因とは関係なし
なんと、死因は「溺死」かもしれないということでした。
しかし、女性の遺体は倉庫にあったのです。なぜ溺死なのでしょうか?
翌日、プランクトン検査をした結果、塩分濃度が海水よりも低いことが新たに分かりました。
そして、女性の身元も判明し、身元確認のため旦那が娘を連れて来ますが、娘は母親の顔を見たくないと言います。
翌日になり、娘のさきちゃん(粟野咲莉)が朝顔のことを訪ねにきました。
お母さんに会いに来たのかと尋ねますが、少し違うような気がします。
朝顔がリンゴを剥いても何も口にしようとしませんが、食べないと力もでません。
さきちゃんは、どうやら母親に酷いことを言ってしまったので、お母さんが亡くなってしまったんじゃないかと思っているようです。
最後に会ったお母さんに、ひどいことを言ってしまったと後悔しているのでした。
お母さんの死の真実
手の傷から検出されたのはポリプロピレンという熱可塑性プラスチックであったことが判明し、平が解析された後の画像を見たところ実際に持っていたのは百貨店の袋であろうことがわかりました。
桑原(風間俊介)も遺留品の捜査をしていたところで、百貨店の袋を見つけます。
調べた結果、お母さんは百貨店に行ったあと、引ったくりにカバンを取られるときに川に倒れてしまっていました。
そのときに、大量に川の水を飲み込んでしまい、意識朦朧とする中で必死に移動しましたが、肺炎を起こし、あの倉庫で力尽きてしまっていたのです。
朝顔は何度も肺の細胞を見ながら、「溺死」ではなく、水を飲みこんでしばらく時間が経ってから肺に水が入り死亡したのではないかという事実にたどり着きました。
真実は、お母さんが死亡したのは、倉庫に戻った時点で呼吸困難が起きてしまい、そこで息絶えてしまったのでした。
お母さんは、家に帰ろうとしていたのです。
子供や旦那さんがいる場所に戻ろうとしたのですが、自宅とは違う場所に意識朦朧としながらたどり着きいてしまいました。
その後、不慮な事故と片づけてしまうのではなく、しっかり犯人も見つけることができました。
朝顔は、お母さんからのプレゼントをさきちゃんに渡しました。
その中には、さきちゃんへのお弁当箱のプレゼントが入っていました。
ひったくりの犯人から必死にプレゼントを守り、家に帰ろうとしたお母さんに「最後に会いたい」とさきちゃんは言い出し、やっと会うことができました。
朝顔(上野樹里)の母親
そんな中で、浮かない顔をしている朝顔を平は気にしています。
お母さんの死に何か関係しているのでしょうか。
平は奥さん(=朝顔のお母さん)が亡くなってから、朝顔にとても気を遣っています。
その真相も今後、物語のキーとなり、判明していくのだと思います。
朝顔と平は、8年ぶりに母の故郷に向かっています。
少しずつ、ある場所に近づいてくるごとに朝顔の顔が曇り始めました。
何かを思い出しながら、今にも泣きそうな表情になっています。
実は、朝顔のお母さんは東北の地震の被害に遭っており、津波に巻き込まれて行方不明になったまま、今でも見つかっていませんでした。
朝顔は必死で避難所に母親の姿を探しに行きますが、そこにも母の姿はありません。
平は、捜査官としてずっと探しているのです。
『監察医 朝顔』第1話まとめ
#監察医朝顔 第1話
ご視聴頂きありがとうございました✨
いかがでしたでしょうか?
大切な人と今日を過ごすことの幸せを伝えられるドラマになればいいなと思います😌次週第2話も15分拡大です🎉✨
夏に凍死したご遺体の謎に迫ります…‼️#月9 #上野樹里 #時任三郎 #風間俊介 #山口智子 pic.twitter.com/d7EV6gSAqy— 【公式】「監察医朝顔」7/15 第2話放送! (@asagao_2019) 2019年7月8日
東日本大震災を題材といて取り上げられているドラマですが、未だに地震で行方不明になっている人は多数います。
その中に、もしお母さんや自分の身内がいたら…地震が起きた場所には怖くて足を踏み入れられないという気持ちもわかります。
本作は、難解な事件を解決していくサスペンスの要素と、東北の地震に被災してしまった朝顔のお母さんを通して、「生きる証」をメッセージとして届けたいというコンセプトになっている感動作のようです。
次週は、そんな暗い雰囲気の中、朝顔と桑原の関係に進展が見られる模様ですので、朝顔にも笑顔と幸せがやってきますように願いながら楽しみに待ちたいと思います!
▼次回第2話も続けて読む▼