JKの欲望が次々に解放され、エロすぎる衝撃の展開を迎えているアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第9話。
奇想天外で予測不能のショッキングなストーリー展開から目が離せない!
「友達とは“えすいばつ”できないでしょ?」
菅原新菜の衝撃のひと言で、須藤百々子と典元泉の運命がグラグラ揺れ始めます。
本郷ひと葉の捨て身の「抱いてください!」という禁断の申し入れを受けたミロ先生。
ひと葉が捨てたモノは他にもあった…心揺れる結末に、切なくなります。
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目次
『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第9話あらすじ
文化祭後でカップルが増えた校内を横目に下校する百々子は、文化祭での三枝とのやり取りを見てしまったと新菜に打ち明ける。
一方、和紗は何もかもが違って見える景色に浮かれていた。
帰宅途中に泉の家に寄った和紗は、今までとは違い泉と付き合っているということを改めて実感する。
「今までと変わらないって。その今までは、いつのこと?」
【ネタバレ】『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第9話の感想
恋をするとすべての感覚が無敵になる!
朝ごはんも食べずに急いで家を飛び出した小野寺和紗。
玄関扉を開けると隣の家から典元泉も出てきます。
目が合うと「ぴったり7時半。」と彼が笑いかけてきます。
<彼氏ができました。>
和紗の照れてるっぽい声色のナレーションが入ります。
付き合うことで関係性が変わり、緊張して変な感じにならないかを懸念していましたが、今のところ至極順調で居心地の良さは変わらずに過ごせています。
深夜2時すぎまで灯りのついていた和紗の部屋を見ていたという泉に、声かけてくれたら良かったのにと言うと、彼は集中してると悪いから声をかけなかったと微笑みます。なんて紳士的なんでしょう。
和紗はこんなに浮かれちゃっていいのかなと感じていましたが、泉に失恋した菅原新菜に「よかったね。和紗は変わらないでいて。ちゃんと恋を楽しんで。」と優しく声をかけられ自信がつきます。
<恋を楽しむ。>
街路樹の葉っぱってこんなに透き通ってたっけ?
フレンチブルドックってこんなに可愛かった?
そばつゆの匂いってこんなにいい匂いだったっけ?
恋をし出すと五感で感じるすべての感覚が素敵に無敵になります。
「いい匂い。朝飯食ったばっかなのに腹減ってきた!」
「私もお腹すいてきた。朝ごはん食べそびれちゃったから。」
「えっそうなの?どうする?ダッシュで食べてく?」
屈託のない笑顔で泉が言います。
この状況でそんな最高の笑顔見せちゃう?と、きゅ~んとトキメキまくっている和紗が嬉しそうに「うんっ食べてく!」と返事をします。第9話、最高の出だしです!
ミロ先生が富多先生を好きなことを知る
「曾根崎さんと小野寺さんは勝ってますからね。」
廊下をひと葉と歩きながらミロ先生(山岸知明)が言います。
勝っている(=恋をしている)時は、ある種の真理を見つけた気になり、優しく寛容になっていく、その反面で周囲に対する視野が狭まり想像力が著しく低下していくとミロは分析します。
負けていた方が創作活動には良さそうとひと葉が呟きます。
「文学は負けていたときに書かれた方がハングリーだし、圧倒的に力がある。」
「だったら私、今めちゃくちゃいいの書けそうです。」
ひと葉はミロの方を見て富多先生が好きなのか?と彼に問います。
はぁ!?と明らかにキョドついたミロを見て、返答を聞かずとも核心を得ました。
何不自由なく育てられたお嬢さんだからこその飾らない知性があり、富多笑美という“富が多く、笑顔が美しい”そんな名前で生まれながらにイイ意味で勝っている…そんな彼女と僕みたいな負け癖の染みついた人間との「恋愛はない」と頬を赤くしたミロが答えます。
「勝ってる?デブですよ?」
ひと葉が辛辣な一語を発します。
「太ってない!むしろ、あれくらいふくよかな方が魅力的…。」
完全に惚れてますね?とひと葉に言われ、言葉に詰まります。
ひと葉は彼の“やれやれって顔”やマウンティングしているときの“苦笑い”、たまに見せる“常識人ぶった先生っぽい目”が好きなはずでした…。
ミロを脅したひと葉が公園のゴミ箱に捨てたモノとは?
文芸部を休みになるように仕組んだひと葉は、ミロ先生を待ちぶせました。
<お強い子のミロ~あの激しい一夜を忘れない~>という告発本を書こうとしていると脅します。
「法に問われなければ大したことはない。高校生からの侮蔑の眼差しは僕にとってノーダメージ。」
「富多先生、否、笑美先生の侮蔑は?」
ミロの顔が一瞬で歪みます。
「一度抱いてくれたら山岸先生のことキッパリ諦めます。」
膝を震わせながらそう言うひと葉の誘いをミロは受けます。
待ち合わせた公園にミロが来て車に乗ろうという時、ひと葉が公園のゴミ箱に何か捨てます。
<ミロさんにとって簡単に行動が予測できる面白味のない負け女…振られるならせめて、最後に面白がらせたいんだ!>
ゴミ箱にはひと葉のパンツが捨ててありました。
友達とはセックスできないでしょ?
「菅原氏、ちょっといいかな?」
百々子が新菜に話があると言います。
河川敷に座り、三枝とのやりとりを聞いていたことを話します。
第8話ラストの“泉を諦めない宣言”あの衝撃的な会話ですね。
新菜は和紗から泉を奪うつもりなのか?と聞くと「まだ未定。」と答えます。
あくまでも冷静な彼女は「奪う」という形に見えるかもしれないと正直に話します。
「認められない。」と言った百々子に、新菜は「分かってる。ありがとう、私うれしかった。百々子ちゃんと和紗、初めて友達ができて。」と距離を置き、突き放すような言い方をします。
「友達を失ってまで泉くんが欲しい?」
去りゆく背中に問うた百々子は、私たちを選んでくれたらオマケだってつけちゃうよと必死にアピールします。
「でも、友達とはセックス…“えすいばつ”できないでしょ?」
横目で百々子を見ながら新菜が繰り出したトドメの言葉に百々子はハッとします。
「友達とはえすいばつできない…。」
百々子が新菜の言葉を繰り返すと胸が苦しくなります。
あれ?百々子が何かに気づいた気配がしました。
その後、百々子は和紗に「新菜が泉を好きだというのは和紗の誤解!」で「新菜が泉を好きだと思っているならそれは新菜の誤解!」と鬼気迫る感じで言います。
「自分で自分を誤解してるんだ!そんなことあっちゃいけないんだ!」
まるで自分に言っているかのようなこの言葉を語気強めに言い、何かを振り払うように首を振ります。
新菜を好きという気持ちに気づき、「誤解だ」と思い込むことで必死に払拭しようと戦っています。百々子が心配になってきました。
ソファーで固まる泉と和紗の葛藤
「うち寄ってく?」
下校中の泉が言った何気ない誘いで、途端に2人の空気が緊張し始めます。
ここ最近の“えっちぃこと”に囚われまくった言動が、和紗の頭の中でも泉の脳裏にも蘇ってきます。
あんなにエロで騒いでおいて、今さらそれを意識してないなんて白々しいよねと、和紗は考えれば考えるほど居心地が悪くなりぎくしゃくしてしまいます。
泉は別に和紗とすぐにどうこうしたいわけじゃないのですが、新菜の「女だって考えるよ。」発言が脳裏にかすめ“何もしなければ和紗がショックを受けるかも”という思いに揺れます。
悩んだ末、泉は恋人のようにソファーに隣同士で座ります。
<座った!>と最良の選択に2人の気持ちがリンクしますが、そこからが続かず、何だか不思議で苦しい間があいてしまいます。
指が少し触れ合っただけで過剰反応してしまいますが、2人は勇気を出して手を繋ぐことにします。
今度はお互いの手に全神経の集中時間が始まってしまいました。
お互いが<手汗嫌じゃないかな?>とドキドキしまくります。
和紗のエロが放出寸前で限界値に達したとき、泉ママが帰宅してくれてホッとします。
和紗とどうすべき?泉がこう考えてしまったことで、新菜が付け入る隙ができてしまいました…。
心ザワつくラストを生み出すのは『星の王子さま』のキツネ?
児童書扱いされているサン=テグジュペリ作『星の王子さま』ですが、かなり難解なストーリーで有名です。
第9話では、物語後半の鍵となります。
小さな星に暮らす王子さまは、庭に咲く1輪のバラが話し相手でした。
バラと喧嘩してしまい、王子さまは地上に降りてきます。
王子さまは庭に咲いていたバラを“どこにも存在しない特別な花”だと思っていました。
でも、地上にはたくさんのバラが咲いていました。
庭に咲いていたバラは“ありふれた花”だったことを知り、王子さまはショックを受けます。
そんな王子さまの前にキツネが現れます。キツネは王子さまに教えます。
庭に咲いていたバラはやはりどこにでもない“特別な花”なのだと。
王子さまがバラに捧げた時間、そしてバラと繋いできた絆、2人が重ねてきた時間が庭のバラを特別な花にしたのだと。
第9話のタイトルは、「キツネノカミソリ」。
星の王子さまのキツネと、キツネノカミソリという有毒植物であるヒガンバナ科の花を指す意味もありそうです。
美しい花・新菜に隠された、決して口にしてはいけない毒の威力を感じる結末は必見です!
新菜は、諦めきれない想いを始動する
「文芸部の君にオススメしたい本がある。」
三枝久が新菜に電話をかけてきました。
紹介されたのは『星の王子さま』で、三枝は新菜を登場キャラの中で「キツネ」だと告げます。
「ずっと孤独だったキツネは、王子さまとずっと一緒にいたいと願った。だからこそ、バラと毛喧嘩別れして苦しむ王子さまに助言をしたんだ。なのにその助言のせいで王子さまは、自分でも無自覚だった“バラへの本当の気持ち”に気づいてしまった…。」
「その後のキツネは?」
「さぁ?別れたきり、置いていかれたきり、詳しく描かれていない。そんなものだよ。選ばれなかった側の物語なんてね。」
新菜が泉と2人で階段の踊り場で会話しています。話題は泉に告った女子・浅田恵美のこと。
泉と和紗が付き合ったと聞いても、和紗に対して過激な行動を取ることない彼女を見た新菜は「彼女は本気だったんだね。」と泉に言います。
その流れで自然に「和紗とどお?」と聞いた彼女に、泉は「正直戸惑ってる…。」と本音を吐露します。
「電車に乗りにいかない?」
相談に乗るという名目で新菜は泉を誘い出します。
ノンストップな車内で仰天大胆行動!
泉と一緒に電車に乗った新菜は『星の王子さま』を取り出すと、泉に三枝に聞いたままストーリーを話します。
案の定、物語を自分と和紗にリンクさせた泉を見て新菜は言います。
「“恋すると自分たちが世界の中心になる”って言うけど、その正しい事例を生で見ることができて光栄。」
「でも、そうだったら俺にとってのキツネは菅原さんだな。」
泉にこう言われてしまった新菜はどう思ったでしょうか。
この後の起こした彼女の行動を「責められないな…。」って思ってしまいました。
コンサートホールから乗ってきた大量の乗客に押され、泉と新菜は思いがけず満員電車に揺られることに。
泉にすぐ隣にいる新菜からRINEメッセージが送られてきます。
「ねぇ、後ろのサラリーマンにお尻触られてる、声あげないで恥ずかしいから。」
「でも」と泉が送り返すと、すぐにメッセージが打たれます。
「こうして、ガードしててくれる?」
泉の左手を掴んだ新菜が自分のお尻に彼の手を誘って置きました。
赤面する泉と、頬をピンクに染めて俯く新菜を乗せて。電車は走っていきました。
『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#荒乙 第9話のご視聴、ありがとうございました!
新菜が!ひと葉が!大胆な行動に!
薔薇とキツネ。あなたはどちらを選びますか?次回・第10話「穴」は、9月6日26:25〜放送!
本日26:55〜配信もスタート!
▼ #dアニメストアhttps://t.co/jZh9eIWnNA
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— 荒ぶる季節の乙女どもよ。【公式】TVアニメ放送中! (@araotoproject) August 30, 2019
もう止まらない…ということを示唆するかのような、電車内での新菜の過激な行動に色んな方向から胸が押しつぶされている気持ちになりました。
これを和紗が知ったりしたら…と考えただけで切なく、報われない「キツネ」と揶揄された新菜の想いを考えても切ない。
「選ばれなかった者」として描かれたひと葉、新菜、百々子の心情が痛いほど伝わってきました。
- 和紗と典の仲良し幼馴染カップルがピンチ!付き合い方に戸惑う隙に新菜が斬り込む!
- ひと葉の失恋…ミロ先生を脅してまで抱いてと懇願し強行する!
- 百々子、新菜への「好き」に気がつく!
- マジか!新菜が泉にお尻を触らせるという奇策に出る!
いろんな恋の矢印が動きまくり!毎話波乱の展開のラスト!
また来週まで心掴まれたままですね。
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