赤裸々な性の悩みと真面目なラブコメのギャップが「もぉ~たまらん!」なアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』
小野寺和紗がついに自分の秘めた想いに気づく瞬間を目撃!言い表せない…
謎のタイトル「えすいばつ」が意味するモノとは?
なかなか口にできない“あの一語”に真っ向から向き合う!
文芸部総出で一生懸命に悩み抜きます。
最後まで観たら「あぁ!このことか!」って思わず唸るラストは必見です。
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目次
『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第2話あらすじ
泉の⾃慰を⽬撃してしまった和紗は、ますます混乱してしまう。
書店で性についての本を読み漁っていると、新菜から連絡があり、とある頼みごとをされる。
男性の気持ちについて考える和紗だったが、翌⽇の部活ではセックスの代わりとなる⾔葉を考えることに。
「サックス……シックス……ソックス……」
【ネタバレ】『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第2話の感想
「性」に憑りつかれてしまった小野寺和紗
小野寺和紗はずっと悶々としていました。
泉は「セックス」に興味があって、泉とエッチしたいと言ってる子までいた…という「待ったなし!」の事実が頭の中でぐるぐると巡ります。
自分には考えもしなかった目くるめく世界。
書店で「子どもの性と向き合う」という本を手に取り、立ち読みを忘れ、ガチで熟読しちゃうほど和紗の頭から離れないのです。
本屋を出ると、遠くで菅原新菜が変な男に声をかけられていて、その新菜からLINEが届きます。
「ついてきて」
「合図を出したら 私を助けると思って この言葉を言って」
というメッセージが送られてきます。
新菜に言ってほしいとお願いされた言葉に「えぇー!」と発狂する和紗、それはまったくとんでもないひと言だったのです。
ヲタっぽい明らかに怪しげな男・斉木と新菜はファーストフード店に入り、そこへやって来た和紗を手招きして呼び寄せます。
そして新菜は和紗に聞こえないような小声で、斉木にボソッと「私の代わりにあの子どぉ?うちらの中じゃ超エグいって有名で。」と内緒トークします。
それを聞いた斉木の鼻穴が一気に大きく広がりました。
新菜がウィンクの合図…和紗は立ち上がり「股がっ…股がかゆいー!」と大声で言いました。
それを見た斉木は、和紗に負けない大声を出し、股間を抑えながら一目散に逃げていきました。
まさかの発言に爆笑、そして新菜の劇団仕込みだと思われる別人格に見える演技力がスゴイと思いました。
ますます彼女に興味が湧いてきます。
菅原新菜のよく知らない男の人を撃退する対処法のシナリオ帳
別人みたいだった…と話す和紗に、新菜は地元の劇団に所属していたことを明かします。
「自慢に聞こえたらごめんだけど、私かわいいでしょ?美人系。さっきみたいな、よく知らない人に“性の対象にされること”が子どもの頃から多くて。」
話し方から、一度や二度のことじゃないな~ってのが伝わってきます…なんだか切ないですよね。
劇団で演出している人に「対処法」を教わったと言ってカバンの中から、1冊のメモ帳を出してきます。
さっきのやりとりも、書いてもらったシナリオ通りに演じたとのこと。
大人が書いたであろう文字と文章…大人にこんな教えを乞うなんて、新菜は独特な環境で生きてきたということが理解できます。
「でももうすぐなの。その人に言われたの。私の魅力は、儚げで繊細で危うげで…まだ少女っぽいルックスからくるもの。だからこそ、男たちは勝手な妄想を抱いて近づいてくる。男って、相手の性格すらも相手の外見から判断する生き物だから。少女の私は、もうすぐ死ぬから。」
和紗が「それって…」とツッコンで聞こうとします。
察知したかのように、にっこり笑って煙に巻くと、新菜は帰ってしまいます。
第1話で「もうすぐ死ぬ」と話していた意味がちょっと理解できた気が…。
しかし、まだまだミステリアスな新菜ですが、和紗にはいつも大事そうなことを語るんですよね。
和紗と泉、あれを目撃した以来の会話!
帰宅すると、和紗はお父さんにふと質問してみたくなります。
聞こうとしたとき、玄関から泉が入ってきていました。
お父さんが一緒に食べようと誘っていたみたいです。
和紗の言わんとしていることが予想できた泉は青ざめます…話があると言って、和紗を連れ出します。
「今、おじさんに聞こうとしてたのってあれのこと?」
和紗は焦りながら「男の人って、女の人をどういうところで選ぶのか」を聞きたかったのです。
いたたまれない泉は、ガシッと和紗の頭を両手で挟むと一心不乱にシェイクしますw
「ごめん。衝撃を与えれば、忘れてくれるかと思って。…忘れてくれないか?」
鼻まで赤く赤面しながら、苦しそう…なんだか彼がかわいそうになってきました。
忘れるっ…努力はすごくする!と断言しますが、無意識に距離を取ってしまいます。
距離を取られていることに気づき「俺も一応、男だから、ああいうのは…。」と言いにくそうな泉。
「仕方ないんだよね、本に書いてあった。」
「そんな本読んだのか?…ゴメン。それじゃあ。」
泉は、夕食も食べずに帰ってしまいました。
自分ばっかり衝撃を受けた気でいたけど、泉は自分よりも恥ずかしかった…悪いことをしちゃったと和紗は初めて気づきます。
お風呂場で自分の裸を見つめながら、和紗の心の声が聞こえてきます。
<もし見られちゃったのが私だったら…どっちを隠せばいいの?今の私は、顔を隠したい。>
行為について「セックス」と言うのはやめましょう!
新菜の衝撃の「セックス」発言以来の文芸部部室にて。
ギクシャクしていた曾根崎と新菜は、握手をして無事に仲直りしました。
「行為について“セックス”と言うのはやめましょう!」
と曾根崎が提案…カタカナは直接的で、情緒がなくて生々しすぎるから良くないと言います。
彼女は…交尾、性交、まぐわいなどの文学的表現ならまだ良いと言うのですが、逆にエロさを感じちゃいますよね(笑)
言葉にはちょっとうるさい本郷ひと葉は、タイトルに「セックス」とついている作品が結構あるという事実を提言するも、曾根崎は即却下します。
少々理不尽な却下にザワつく和紗と須藤百々子。リアクションが似てます。
物語を読むとき、性行為を示す話題は避けられない…そこで、文芸部員の中で通じるような「セックスの代用となる言葉」を考えようということに。
彼女たちが考え出した「下ネタおやじギャグの発表会」みたいな言葉の候補たちを見て大爆笑!
そんな中、言い出しっぺの曾根崎が出した案は「性的愚者の怨嗟と罰」という長~いやつ。
それなら略したらどうかってことで頭文字をとってみると…「SEX」に。“罰=X”にしたのが痛恨でした(笑)
無意識のうちに人の脳内を侵略してくる「恐るべしSEXの罠」という、ひと葉のツッコミがウケます。
本郷ひと葉、編集者に見限られそうで崖っぷち
本郷ひと葉は、屋上で座って編集者と通話中。
作家になりたい…でも「性描写」を上手く書けないことで行き詰っていました。
ひと葉は処女で未経験、想像では描けるものの、イマイチ編集の人からは「リアリティーに欠ける」という低評価です。
しかも求められているのは、ただのエロじゃ駄目で、ハードル高めの「泣きがないとただのポルノだから、切なエロ系」というムズい小説なのです。
「もう少し頑張ってみてよ。女子高生作家がエロに切り込むって、絶対ウケるからさ。」
ひと葉の反応が薄いのが気になった編集者は、他にも売れそうな可愛い女子高生作家がいるからそっちにしてもいいんだよ、と追いこんできます。
電話を切ると「ちっ」と舌打ちし、吐き捨てるように一言「死ね」と。
「次ちゃんと書けないと、ヤバいかも…」
ひと葉は、だいぶ切羽詰まっていました。
屋上は立ち入り禁止で、下校の時刻だと声をかけに来た国語教師・山岸知明でしたが、機嫌の悪いひと葉の「なんですか?」という冷たい言葉にひるんでしまいます。
「ごゆっくり。」
と言って屋上の扉をそっと閉めるのでした。
曾根崎り香と天城駿、まさかの激萌えシーン!
体育の時間、曾根崎は周囲の女子の私語のハレンチさに嫌気がさし、「この性的愚者どもめぇ~!」と心の中で大絶叫しながら、跳び箱を飛ぼうとします。
すると、見事に踏み切りを失敗して股間に跳び箱が直撃し、大事な部分を抑えながら悶絶する曾根崎。
周囲の女子たちはそれを見て大爆笑の渦、ドッと体躯館内が湧きました。
派手目ギャルの十条園絵は、すかさず「曾根崎さんさぁ。処女膜、破けたんじゃん?」とからかいます。
その言葉に、茹で上がったように耳まで真っ赤になり、その場から女子トイレに向かって猛ダッシュで駆け抜けていきました。
十条は言い過ぎたことを少し後悔しているようでした。
しばらくして、女子トイレからうなだれて出てくる曾根崎は、よく考えたら処女膜の安否を確認しようがありません。
振り回されている自分、考えたらちょっと泣けてきます。
落ち着こうと顔を洗っていると、そこへ「お~い」と無邪気に駆け寄ってきたのは天城駿でした。
曾根崎の顔を覗き込み「やった!当たり!」と大喜び。
「曾根崎さん、やっぱかわいいわ。ちょっと、えり香に似てるんじゃね?」
と、風邪薬のCMに出てるモデルに似てると言ってベタ褒めします。
恥ずかしくなった曾根崎は水道の水を天城にかけました。
「ははっ。これ第三者から見ると…きっと結構、青春っぽいぜ!」
この場面、かなり萌えポイントだったと思います!
和紗、自分の恋心に気づく…
泉が浅田恵美に告られそうな場面に遭遇した和紗と百々子、そして新菜。
「泉のお母さんは今忙しいから、代わりに私が見ておかないと!」
と和紗は謎の理由で見に行こうとします。
和紗の代わりに見てきてあげると言いながら、新菜が先に行って高位置にスタンバイ。
さらに、スマホのテレビ通話で和紗たちに告白の様子を見せてくれます。
「ごめん。」
そういう風に浅田のことを見たことがなかった…と話します。
告白を断った泉を見てホッとする和紗がいました。
でも、好きな人はいるの?と問われた泉は、いないと答えます。
浅田は急に表情が明るくなり、
「だったら、一度私のこと考えてみてくれないかな?ずっと…好きだったんだもん。私ずっと…待ってるよ。」
そう粘る浅田の押しの強さに根負けした泉は「うん、わかった。」と返答するのでした。
「あの子のこと好きなの?断らなかった…ちゃんと断ってなかった!」
和紗は、泉に問います。
断ったつもりでいる泉でしたが、和紗に詰められ…好きな子が別にいないのに断るのは気が引けたと本音を吐露します。
和紗は「好きな子がいなかったら、泉は誰とでもつきあうの?」と憤ります。
「泉は、あ…あれがしたいからってこと?」
「あれって何だよ?」
「うっ…。セ…えすいばつぅ!!」
言い捨てて去ってく和紗。
「えすいばつ」の意味をじんわり把握した泉から「うわっ」と声が漏れました。
「セックス」は「えすいばつ」と決定!
さらに不意打ちで校長が部室に登場し、今月いっぱいで文芸部は廃部と言い渡されてしまいます。
理由は、卑猥な文章の音読や、活動内容がハレンチとクレームがあったこと、一番は顧問がいないという問題のようです。
廃部にしたくない部員の急務は「顧問探し」です!
和紗は泣いていました…。
胸の中が嵐で、許容量がパンク状態です。
新菜はもうわかっているみたいで、和紗に語りかけ、問いかけます。
「男って女よりも感覚に頼らないから、一度自分の中で物事を咀嚼する必要があるんだよ。」
泉は、好きじゃない人と「えすいばつ」するようなやつじゃない…
「誰かとしなきゃ地球が滅びるとしたら、和紗は誰としたい?」
「泉…どうしてもなら泉。」
和紗はもう涙があふれて止まりません。
「どうしよう。私、泉が好きだよ。好きだよぉ…」
『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第2話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
「#荒乙」2話、ご視聴ありがとうございました。
和紗の恋含め、それぞれの行末を見守っていただければと。(絵本) pic.twitter.com/M2EHbh1tYR— 荒ぶる季節の乙女どもよ。【公式】TVアニメ放送中! (@araotoproject) 2019年7月12日
最後にポロッポロ泣きながら「好き」という気持ちに出会う和紗が、すごく切なかったです。
こうなってくると、泉の気持ちが気になってきますよね!
一緒に青春時代に戻った感じで、一喜一憂できる感じにドハマりです。
- 菅原新菜に迫る怪しい男、和紗と新菜が「対処法シナリオ」で見事に撃退。
- 本郷ひと葉は編集者に見放される寸前で崖っぷち。
- 曾根崎り香はハプニングで天城駿と青春っぽいイイ感じになり、意識しはじめる。
- 典元泉が浅田恵美に告られる!和紗、泉が好きなことに気づいてしまい号泣。
夏よりアツいストーリー展開になりそうでワクワクします!
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