1946年から行われている伝統ある映画賞「毎日映画コンクール」が2月13日にミューザ川崎シンフォニーホールで開催されました。
栄誉ある映画大賞には『蜜蜂と遠雷』が選ばれ、男優主演賞に『カツベン!』の成田凌、女優主演賞には『新聞記者』シム・ウンギョンが選出されました。
こちらの記事では表彰式に先駆けて行われたオープニングセレモニーの様子を写真付きでご紹介したいと思います。
気になる賞をすぐに読みたい方や、気になる監督・キャストのコメントにジャンプしたい場合は下の目次から飛べます。
目次
- 1.第74回 毎日映画コンクール オープニングセレモニー
- 1.1『海獣の子供』渡辺歩監督、『ある日本の絵描き少年』川尻将由監督
- 1.2『えんとこの歌/寝たきり歌人・遠藤滋』伊勢真一監督&遠藤滋さん
- 1.3『凪待ち』白石和彌監督
- 1.4『ジョーカー』ワーナー・ブラザース土合朋宏
- 1.5『ある船頭の話』クリストファー・ドイル、『カツベン!』磯田典宏、『半世界』藤本賢一
- 1.6『天気の子』RADWIMPS
- 1.7『町田くんの世界』関水渚、『蜜蜂と遠雷』鈴鹿央士
- 1.8『半世界』阪本順治監督
- 1.9『新聞記者』藤井道人監督
- 1.10『蜜蜂と遠雷』石川慶監督
- 1.11『半世界』池脇千鶴
- 1.12『凪待ち』吉澤健
- 1.13風吹ジュン
- 1.14『新聞記者』シム・ウンギョン
- 1.15『カツベン!』成田凌
第74回 毎日映画コンクール オープニングセレモニー
毎日映画コンクールの表彰式を前に、受賞者のみなさんが一般のお客さんを前にミューザ川崎の「光のブリッジ」を歩いてコメントするというオープニングセレモニーが行われました。
ミューザ川崎の2階はあっという間にお客さんで埋め尽くされていました。
『海獣の子供』渡辺歩監督、『ある日本の絵描き少年』川尻将由監督
渡辺歩監督「まだちょっとにわかに本当に現実なのかと信じられない気持ちですが、大変嬉しく今日を迎えました。授賞式を楽しみたいと思います。」
川尻将由監督「学生時代からの憧れの賞なので、すごく嬉しい反面、ものすごく緊張しています。スピーチもくちゃくちゃになっちゃうかもしれませんがご勘弁ください。ありがとうございます。」
『えんとこの歌/寝たきり歌人・遠藤滋』伊勢真一監督&遠藤滋さん
伊勢真一監督「24年前に『奈緒ちゃん』という初めて作った自主制作映画で毎日映画コンクールで賞をいただいて、それ以来の受賞になり、今回は遠藤滋という学生時代の友人を追ったドキュメンタリーです。2人で作ったという気持ちが強いのでとても嬉しいです。ありがとうございました。」
『凪待ち』白石和彌監督
白石和彌監督「TSUTAYAプレミアム映画ファン賞ということで、本当にファンの皆さまに応援していただいて、この場所に来れたことを嬉しく思います。『凪待ち』は香取慎吾さんの存在なしではできない映画だったと思います。また今年も映画を作ってたくさんの人にお届けできるようにがんばります。ありがとうございました。」
『ジョーカー』ワーナー・ブラザース土合朋宏
土合朋宏「今回はこのような素晴らしい賞をいただきまして、本当にありがとうございます。監督のトッド・フィリップス、主演のホアキン・フェニックス、ならびにすべてのスタッフを代表いたしまして感謝を申し上げます。引き続き、皆さんに感動を与えるような作品を1本でも多くお届けしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。」
『ある船頭の話』クリストファー・ドイル、『カツベン!』磯田典宏、『半世界』藤本賢一
クリストファー・ドイル「今日はこのような素晴らしい賞にご招待いただきありがとうございます。プロデューサーをはじめ、毎日映画コンクールの関係者の皆さまに感謝を申し上げます。オダギリジョーさんを誇りに思います。」
磯田典宏「歴史ある賞に評価されて非常に嬉しいです。大正時代に活動弁士どれだけ活躍したのかを表現するのが難しかったのですが、一丸となってがんばりました。ありがとうございます。」
藤本賢一「『半世界』は三重県伊勢にロケでお世話になったのですが、そこの人たちから牡蠣をいっぱいもらった思い出があって、今年もたくさんの牡蠣をいただけたタイミングで録音賞をいただけて、僕にとっても大切な作品なので嬉しく思います。ありがとうございます。」
『天気の子』RADWIMPS
野田洋次郎「この度はとても名誉ある賞をいただきまして、とても嬉しく思っています。新海誠監督と約2年間に渡って音楽を作った作品です。多くの人に届いて嬉しく思っています。ありがとうございました。」
『町田くんの世界』関水渚、『蜜蜂と遠雷』鈴鹿央士
関水渚「新人賞をいただけてとても幸せです。本当にありがとうございます。」
鈴鹿央士「たくさんの方にお集まりいただきとても嬉しいです。まだ表彰式会場は見れてないのですが、華やかな場所で楽しめたらいいなぁと思っています。ありがとうございます。」
『半世界』阪本順治監督
阪本順治監督「たぶん呼んでいただいたのは20年ぶりだと思います。久しぶりで緊張していますが、授賞式も楽しんで帰りたいと思います。ありがとうございました。」
『新聞記者』藤井道人監督
藤井道人監督「日本映画優秀賞という光栄な賞をいただけて大変嬉しく思っております。監督ひとりの力ではなくて、プロデューサーやキャスト、スタッフたくさんの力を集めて挑戦した大切な作品が評価されてとても幸せです。これからも精進いたします。ありがとうございました。」
『蜜蜂と遠雷』石川慶監督
石川慶監督「監督賞および、日本映画大賞という非常に名誉ある賞をいただけて本当に嬉しく思っております。実は僕、明日からクランクインで『蜜蜂と遠雷』を撮ったクルーと一緒にもう一本映画をやっていこうと思っていますけれども、キャスト・スタッフ皆さんに本当に感謝しております。ありがとうございました。」
『半世界』池脇千鶴
池脇千鶴「この度は助演女優賞をまたしてもくださいまして、本当にありがとうございます。賞がすべてではないのですが、こうやってご褒美をいただけることでますますがんばろうと励みになります。本当にありがとうございました。」
『凪待ち』吉澤健
吉澤健「このような光栄な賞をいただけるとは夢にも思いませんでした。どうもありがとうございました。」
風吹ジュン
風吹ジュン「田中絹代賞という素晴らしい賞をいただきました。素敵で才能のある女優さんたちがたくさんいらっしゃる中で、私を選んでいただいたことは光栄に思っております。ありがとうございました。」
『新聞記者』シム・ウンギョン
シム・ウンギョン「本当に緊張しております。女優主演賞という素敵な賞をいただけて、とても嬉しいです。本日はよろしくお願いいたします。」
『カツベン!』成田凌
成田凌「『カツベン!』という作品でこの場に立てていることが、とても嬉しく思います。僕だけの力では到底ここに来れるほどの人間ではないんですけれども、今日こうして美術の磯田さんと一緒に立てていることが何よりも嬉しいです。今日はよろしくお願いいたします。」
取材・構成 / 佐藤 渉
ここまでオープニングセレモニーの模様を簡単ではありますが、皆さんの受賞コメントと共にお伝えいたしました。
次からは表彰式の模様を受賞者さんのコメントや、心からの笑顔なども漏れなく紹介したながら詳しくレポートいたします。
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